影の無い女*クリスチァン・ティレマン★シュタァツオパア ~♪ [ウィーン]

指揮者:奏者:演出:歌手陣と豪華キャストが揃い荘厳で素晴らしい公演だった[晴れ]
が、特筆の感動は希薄~[るんるん] お目当てChristian Thilemann=クリスティアン・
ティレマン指揮はメリハリ良くウィ-ンフィルの巧みな演奏で壮大なドラマを
紡いだ[本]

故パトリス・シェローの助手経験を持つ演出家:Vincent Huguet=ヴァンサン・ウゲ
CGを有効に使いシンプルモダンで物語を詐称せず羽目を外す事も無く原作に沿う
落ち着いた感覚でロマンティックに描いた[アート]

要の歌手陣も声量たっぷり:演技派 @ 皇帝:Andreas Schager=アンドレアス・
シャゲー / 皇后:Camilla Nylund=カミラ・ニィルンド / バラク:Tomasz
Konieczny=トマツ・コニィツニィ(と発音か?)/ その妻:Nina Stemme=
ニナ・シュテメ と蒼々たるメンバー @ 現代ワグナー界を代表する迫力の美声
パワー揃踏み~[耳][目][キスマーク]

然しながら個人好みとしては些か感性不足の大味で繊細なニュアンス欠乏の
感も否めなかった。 リヒャトル・シュトラウスの中で特に想い入れの深い
≪影の無い女≫ 1999年12月ジゼッペ・シノポリ指揮 / ロベール・カルセン
演出。 忘れ難き味のある歌手陣に因る感動の舞台:初耳だった為の好印象
では無く、あの晩の繊細な響きは今尚鮮明に蘇る[目][耳]

エレガントで柔和な演出がデリケートな音質を惹き出したのだろうか??
小さな噴水から湧き出る生命の泉一滴ずつ零れる水の滴り~ ハープ奏でる
水の音が場面と共に鮮明に蘇る~[曇り]〓  

最終章:お互を求め愛する胸中を曝け出す:皇帝と皇后 & バラクと妻の
W二重唱の美しいメロディと共に盛り上る大好きな場面であるが、情緒に
欠ける力強い迫力の歌唱が些か想定外の終焉に気落[涙] ▼●▼

美麗で官能的魅惑溢れる神秘性要素を秘める美しい ≪ 影の無い女 ≫ 
表現力伴う深み有る歌唱力 & 色気が欲しかった[黒ハート] 力強い迫力だけでは
生まれない? 職人技が紡ぐドラマ性の欠如 [本] ♪♯♭★ 

※シュタツオパー修復50周年記念ガラで聴いた:フランツ ウェザ-モスト指揮
ボッタ:シュトルックマン:ポラスキィの四重唱も非常に良かったが[るんるん] 

   [曇り]~~~[曇り]~~DIE FRAU OHNE SCHATTEN~~[曇り]~~~[曇り]

2019年10月18日 ウィーン・シュタァツオパア ≪影の無い女≫
指揮:Christian Thielemann / 衣装:Clemence Pernoud
演出:Vincent Huguet / 舞台装置:Aurelie Maestre
照明&Video:Bertrand Couderc / 脚本:Louis Geisler
Der Kaiser皇帝:Andreas Schager / Barak染物師:Tomasz Konieczny
Die Kaiserin皇后:Camilla Nylund / Die Amme乳母:Mihoko Fujimura
Sein Weibバラク妻:Nina Stemme / Geisterbote 使者:Sebastian Holecek

Nina Stemme=二ナ・シュテメ & Camilla Nylund=カミラ・ニィルンド 双方共
類似点が伺えた。 強敏で迫力のある歌唱力は感情移入の少ないワグナー:
ブリュンヒルデや、シュトラウスでもエレクトラ等は余り気にならないが、
今迄聴いたシュテメのゼンタ、ニィルンドのレオノーラ等、何か物足りなさを
感じて居たが今回 ≪影の無い女≫ でシュトラウスのロマンに色気欠乏?が  
要因かと感じた。。[演劇]

拙宅の在庫は1992年:ゲオルグ・ショルティ、女性陣:ジュリア・ヴァラディ
ヒルデガルド・ベレンス 甘味帯びるニュアンス:ソフトな高音:シュトラウスの
女性パートを聴き直していると、この旅(度) 個人的にやや不満足が残った原因が
僅かながら解明~[りんご]〓 素晴らしい歌唱 & 美声ではあるが個人好みとしては
繊細な感情移入が感じ取れなかった。。。。[涙]

そんな中救われたのは乳母:藤村美穂子 さり気無い演技で陰ながら支えつゝ
お目付け役として取仕切るしたたかな乳母役を見事に演じ声もしっとり演目に
準じた美声で存在感発揮[るんるん]

※ウィーン & バイロイト でワグナー:リング:トリスタン等、デビュー当時
から数多聴かせて頂いて居るが息長いご活躍に天晴~[モータースポーツ] 

今シーズンのプログラムを観て『絶対、聴き逃せない』演目:指揮者:配役と
勇んで赴いた[カバン][車(RV)] 大満足には至らなかったが久々高級ブランド品に巡り
合えた様な素晴らしい公演だった[るんるん]

個人好みと現代オペラ界の傾向に多少のずれが生じて来ている事は否めない
巡り合う事の稀な深い感動の作品:素晴しい公演に出会えた貴重な経験は
是からも大事に胸に[耳]に何時までも留めて置きたい [耳][目][るんるん]♪♯★♭♪♯★[演劇]
♪☆♪★♪☆♪★♪♯♭★☆★♪♯★♭♪♯★

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