ジョヴァナ・ダルコ*ドミンゴ★マドリ王立歌劇場~♪ [マドリッド.es]

作曲:ジゼッペ・ヴァルディとは云えメディアな曲では無く公演もほゞ皆無~の
作品ではあるが、2013年8月 ザルツブルグ音楽祭 @ コンサート形式で初めて
聴いて衝撃を受けて以来、機会ある毎に聴きたい衝動に駆られる好きなメロディ[るんるん]

ほゞ危篤状態の肺塞栓からたった四週間足らずで復帰され~素晴らしい美声を
ご披露頂いた2013年:プラシド・ドミンゴ氏の驚異的な生命力に驚嘆、あの日の
感動的公演は今尚、鮮明に蘇る~[耳][目][るんるん] 稀代のソプラノ:アンナ・ネトレプコ
当時若干33歳:テナー:フランチェスコ・メリ 加えて魅惑の低音バス
ロベルト・タリアヴィニ[バー][バー] 唯一無二とも想える素晴らしいキャストに恵まれた
夢の饗宴~[曇り][演劇]

あれから6年の時を経て再聴 @ コンサート形式 ≪ ジャンヌ・ダルク ≫ 残念ながら
あの感動には及ばず ジャンヌ・ダルク:カルメン・ジアンナタシオ & カルロ七世:
ミカエル・ファビアノ 共に素晴らしい美声を奏でられたがコンサート形式の域を
越えず~と云うか普通の歌唱で情感籠るドラマは生まれなかった~[涙]
配役を観て想定内では有ったが聴きたい曲でスルー出来なかった(^^♪

巨匠ドミンゴ氏一人:役になり切った歌唱で演じられても三役揃い踏みには届かず
13年のザルツブルクが如何に素晴らしかったか改めてあの日の記憶が蘇る~[本]
13年と今年19年の間に是また素晴らしい公演に遭遇した事も今回の感激が薄れた
要因かも知れない~?? 

2015年12月のスカラ座公演はドミンゴ氏:不在に拘らず、この時も感動的公演に
遭遇 [耳][目] 指揮:リカルド・シャイ:アンナ・ネトレプコ:フランチェスコ・メリ
と云う逸品三者揃い踏みに加え スカラフィル & スカラコーラス団 と云う豪華版[指輪]
半端ない公演に夢現の宵を満喫~[バー][黒ハート][バー]

>>>>>> GIOVANNA D’ARCO <<<<<

2019年7月20日 マドリッド王立歌劇場≪ジョヴァンナ・ダルコ≫
指揮:James Conlon
コーラスマスター:Andres Maspero
Carlos VII:Michael Fabiano
Giacomo:Placido Domingo
Giovanna:Carmen Giannattasio
Delil:Moises Marin
Taldot:Fernando Rado

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イル・トロヴァトレ ★ マドリッド王立歌劇場~♪ [マドリッド.es]

今シーズン最後の観劇となった大好きな演目 ≪イル トロヴァトレ≫ [目][耳]
素晴らしい公演に背筋ゾクゾク鳥肌[ひよこ] 個人好みの現代オペラ界:上級若手
歌手陣三者揃い踏み[指でOK][手(チョキ)][指でOK] 絶対に外せないと馳せ参じたが狂い無し[三日月][晴れ] 
 
ジゼッペ ヴェルディの醍醐味を満喫 至福の時を刻んだ [指でOK]

開幕と同時に気が抜けない程にどんどん惹き込まれ気が付けば舞台挨拶だった[演劇]
半端ない指揮者:イタリアンの巨匠:Maurizio Benini マウリッツィォ ベニィニ
圧巻の指揮 〓 に加え上降舞台装置で二元設定 & シンプルを極めた無駄のない
演出:Francisco Negrin フランシスコ ネグラン & 演技派歌手陣が自在に力量
発揮~[手(チョキ)] 目の離せない素晴らしい公演に感謝観劇~[耳][目][手(チョキ)]

前日の ≪ ジョヴァンナ・ダルコ ≫ 予約を検討中『エェッ そうなんだ 』風に
翌日の演目≪ イル トロヴァトレ≫ の配役に目[目]が点・ 願っても無い豪華
セットメニュー【異議無】と胸躍らせ猛暑予備軍のマドリッドも何の其[晴れ]

大正解の成果を伴い今シーズンの最終観劇は華やかに幕を降ろした\(^o^)/
素晴らしかった 余韻に浸る間もなく過ぎた3週間~? 然し高齢者と云えど
脳裏にしっかり刻まれたあの光景:音色は鮮明に蘇る [メモ][耳]

マンリコ:Francesco Meli フランチェスコ・メリ 若い頃のドミンゴを彷彿と
させる音質:ヴェルディはこの声質で聴きたい個人嗜好[るんるん] 自然体の演技で
マンリコを叙情的に演じた~★♪★

アズチェナ:Ekaterina Semenchuk エカテリナ・セメンチュク 巴里:ロンドン
マドリッド 各地異なる演出で聴かせて頂いたが常に原作のイメージを漂わせ
ジプシー アズチェナを体当りで演ずる。

アズチェナの悲話を聴いたマンリコ『私は誰の子?』の問い『お前は私の子だよ~』
と既にロンドンで共演した F.メリとは阿吽の呼吸。 母の復讐の為に伯爵の子を
火中に投込んだと思ったが実は我子だった~ このシーンが素晴らしかった[耳][目] 

上下二元の舞台装置で背後の上階では、アズチェナの語りに合わせ老母が現れ
アズチェナの目の前には子供の姿がちらつき亡霊が観えるかの如く涙する姿に
熱いものが込上げる~[涙]
 
そしてフェランド:Roberto Tagliavini ロベルト・タリアヴィニ 魅惑のバス
容姿端麗:精悍な衣装で立回り奏でる声質は深い響きの美麗な音質~ 冒頭で
伯爵家の伝説を語るアリアでは子供達を前に言い聞かせる様に情感籠る~[本]

其々役を完璧に理解し演ずる歌手陣:周囲の壁が動き:床が上降するだけの
舞台 @ イタリアン風味で粋なヴェルディのドラマを紡いだ~[本]

レオノーラ:Lianna Haroutounian リアンナ ハルトニアン 繊細で優美な声質
可憐なレオノーラを演じた◎[桜]◎ 16年 NYメト≪ シモン ボッカネグラ ≫
素晴らしい アメリアを聴かせて頂いた ドミンゴ氏との共演が脳裏を過る~[メモ]

この後、16年7月の ロンドン公演 ≪イル トロヴァトレ ≫ レオノーラで既に
F.メリ & E.セメンチュク とも共演していた。

~~~~~@~~~IL TROVATORE ~~~@~~~~~

2019年7月21日  マドリッド王立歌劇場 ≪イル トロヴァトレ≫
指揮:Maurizio Benini
演出:Francisco Negrin / 舞台&衣装:Louis Desire
照明:Bruno Poet / コーラスマスター:Andres Maspero
Count di Luna:Dimitri Platanias
Leonora:Lianna Haroutounian
Azucena:Ekaterina Semenchuk
Manrico:Francesco Meli
Ferrando:Roberto Tagliavini

舞台挨拶で全員揃って頭を下げた姿を観ながら『今シーズンも恵まれた数多の
公演に遭遇出来た幸せに感謝』と感無量の面持ちで眺めつゝ幕が下りる最後迄
頭を下げ笑顔で手を振る歌手陣が愛おしかった [黒ハート]

7月に入り酷暑に見舞われた欧州:幸いオランジュ出張も危機一髪で40℃台を
回避、マドリッド到着時も『いつもより過ごし易い』との感想に『先週迄は
45℃台だったの~』と聞かされ此処でも災難[晴れ]逃れ安堵~ホッ!

そして涼しくなった巴里を後に8月初め帰国、冷房:扇風機に頼らず何となく
台風風を感じつゝ木の生茂った実家 [家]に落着き7月を回想 [曇り][メモ][飛行機][バス][車(RV)][カバン]

40℃と云う猛暑日の巴里では引籠りに徹しミシンを踏んでいた~〓[Tシャツ(ボーダー)] プレタの
アトリエ差乍らに子供服6枚 & 夫人服2枚~ 孫紛いの喜ぶ顔を浮かべると色々
アイディアが浮かび:引籠ると製作が愉しくノンストップ

便利になったネット注文:誘惑メールについ乗ってしまう可愛いリバティ素材
然しデリヴァリーで注文品欠品と云うクレーム処理に想定外の交渉(苦笑)
必死になれば苦手な英語も何とか通じさせてしまう叔母さんパワー\(^o^)/

多忙を来した7月末には、3歳児の姪 @ 巴里デビュー母:祖母の美術館巡りに
留守担当:ベビーシッターに勤しみ [あせあせ(飛び散る汗)] 一週間 @ 子守と云う夢の様な幸せに
浸った \◎^●^◎/

高所恐怖症とやらも孫に誘われ克服 @ 40数年振りにエッフェル塔の最上階迄
再挑戦[モータースポーツ] 若い頃には高所恐怖症など感じなかった故、エッフェル塔どころか
ユングフラウヨッホの雪山[雪] 展望台まで登山列車で登頂[演劇] 今尚:神秘的な
光景が眼に浮かぶ[目] 1972年12月[飛行機][新幹線][バス]

夏の風物詩:巴里 @ チュイルリー公園を占領した移動遊園地:横から見ると
まるでダイヤの付いたリングの様に美しい お洒落な大観覧車には昼夜二度も乗車
『かんらんしゃ♪〓 かんらんしゃ♪〓』唱える様に繰返す3歳児に便乗:
最高級の時を過ごした[ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)]

日没9時半と云う夏時間の巴里では、夜10時迄エッフェル塔の[ぴかぴか(新しい)]は観られ
ない[涙] 一度目は夜9時に昼間の景色を愉しみ、2度目はエッフェル塔の[ぴかぴか(新しい)]
点灯に合わせ搭乗:ゆっくり回る大観覧車内から美しい巴里の夜景を一望~
見事に煌くエッフェル塔の[ぴかぴか(新しい)]に興じた☆彡 闇に輝く宝石箱の中を覗く[王冠]
様な巴里の街 ★ 55mの高所からの夜景は最高だった\(^o^)/

酷暑の今夏:歩道に舞う並木の枯葉[もみじ] 余りの暑さに焼けて枯葉になった
葉は激しい夕立に叩きつけられ歩道に舞い散った[もみじ] まるで初冬の様な光景
不思議な季節感を味わった〓 真夏に冬景色も一緒に愉しめる巴里だった[もみじ]

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Domingo氏へ不可解な告発⁇ [その他]

1980年代から、プラシド・ドミンゴ氏に因る性的被害を受けて告発に踏み切った?
と云うニュースがオペラ界に勃発、然し1983年からドミンゴ氏を舞台のみならず
公演後も真近で接して来て個人的には、氏がそんな人間で無い事を確信 \(^o^)/

不可解なのは何故、当時直ぐに告発せず其々の記憶も薄れ[曇り]状況判断も
不正確になりかねない30年余り経った現代、急に告発に踏み切ったのか? 
近年USAで大流行 ”Me Too” に触発され勇気が出たと言う事か???

いずれにしても氏が猥褻の様な不躾をする必要は無かったのでは無いか? ◎●◎
当時、半端ない容姿端麗:俳優並み演技派:磨かれた鍛錬の美声:存在感抜群
特に80年代は現在とは比較にならない程のイケメン大スター!★ 引手数多 [手(チョキ)]
ファンの中には自らアプローチする様に見える事も少なくなかった時代 [目][黒ハート] 

或る晩:ガルニエ・ガラ公演の後、出待ちしていると『 ようこそプラシド[黒ハート] 』と
美しいドレス姿の若い娘を連れたご婦人が親しげに挨拶『お知合いかしら~?』
『違うわよ、娘を紹介する為よ』と、単にオペラファン:ドミンゴファンと云う
域を超えたニュアンスの方々も多いと伺った[耳]

お近づき目的の若い美女に囲まれたイケメンに取って セクハラは不要? ?
いつでも女性側から喜んで ? 風だったのでは無かったか? (個人的憶測)
其の為、氏曰く『 強要していない全て合意の上』 と潔白を主張。

家族の絆の強いスペイン気質:取分けドミンゴ氏はその意識が強い @ 1986年
メキシコ地震では公演をキャンセルして瓦礫の中で親族の捜索に奔走etc etc

その後、地震災害孤児達の為、メキシコにドミンゴ村(名称は忘却の彼方:失礼)
学校や病院等:様々な施設を設立して貢献。 『いつでもご訪問下さい
ご案内します』と日本のファン親睦会で語られて居た事を思い出す[家][学校][病院]

90年代末:ウィーンで若い女性と不倫と騒がれ、この時の意図的報道も記憶する
当時のウィーンオペラ座支配人が、氏のウィーン公演を増やす為、常駐させる
策で女性を紹介:仕掛けられたと云う実しやかな話も伺った[メモ][映画] 

然し、マルタ夫人無しには生きられない氏はウィーン公演中止を決意 ≪オテロ≫
公演後クラブの親睦会で報告。 氏の隣に座っていた当時の支配人は顔を真っ赤に
して中座:走り去った[走る人][走る人]

翌朝、ウィーン⇒巴里の始発便搭乗の際、搭乗口で偶然、氏にお目に掛った。。
最終搭乗:二人きりで機内迄歩いた折、前夜の決意を確認、4~5分だったが
氏はしんみり本音を語って居られた。。[カバン][飛行機][飛行機][メモ]

氏を利用しようとする策略やテナーからバリトンへの変声期に、モルティエ曰く
『ドミンゴが今、何を歌えるのですか』と上から目線のバッシング的発言や報道
テナー時代は根拠なく『年齢をサバ読んで居る』との噂が公然と流れ信じていた
人も多い~等々、多大な問題を抱えつゝ色々な状況を克服しながら現代に至る。

≪休むと錆びる≫と各国劇場からの要請に応じ綱渡状態でもファンサーヴィスに
余念がない。 限りなく挑戦に挑む~ 日本で有れば人間国宝に値する人格。。

どんな魅聞を報道されてもどんな決定が下されようと個人的には、氏の人間性を
尊重し敬意を表する[黒ハート]

立派なご両親:聡明なマルタ夫人等がサポート:常識:礼儀:役者としての
心得を身に着け:オペラ界で稀に見る謙虚な大スター★★★

東日本大震災の折も多くのアーティスト:キャンセルの中、予定を変えず決行
メキシコ地震の経験から日本の被災者に寄添い〈ふるさと〉を絶唱~[るんるん]

常にファンに優しく感謝を込めて接しファンサーヴィスを怠らない:数百回に
及ぶ素晴らしいライヴ公演を堪能させて頂きファン冥利に尽きる本物に遭遇
出来た幸せな36年間:感謝感激。。。[目][耳]

美声を聴ける限り舞台観賞は永久に続く[るんるん][飛行機]?[バス][車(RV)]

>>>>>>>追記 10月3日

メト公演辞退 & キャンセルに続き、LAオペラ芸術監督を辞任&公演キャンセル[涙] 
今迄、計り知れない程、ドミンゴ人気の恩恵を授かって来たUSA二大オペラ劇場に
とっては痛手だろう。。

※メト [マクベス]はゲネプロを終え、78歳でもしっかり歌えることを証明後、
『27歳から今日迄 51シーズン務めさせて頂いた】とメトに感謝の意を述べて
辞意表明。 

クラシック過ぎてオペラ人口減少傾向に有った80年代、フランコ・ゼフィレリの
映画 ≪椿姫≫ ≪オテロ≫  フランチェスコ・ロシ ≪カルメン≫ 容姿端麗:演技抜群
美声スター★ ドミンゴ:ブランドが新しいファンを惹き寄せ:続く90年代
三大テナーコンサート[るんるん] がオペラ業界に新風を吹込み活性化させた[ひらめき][晴れ]

どんな業界も知名度のある大スターが存在する事に因って業界が繁栄する。
あの企画からオペラ:クラシックに火が付き、特にカリスマ抜群のドミンゴ氏が
人気をけん引きしたと言っても過言では無いだろう。

※服飾界でシャネル(Chat:猫が寝る:日仏造語)とほゞ眠りについて居た
【シャネル】ブランドを活性化させたカール・ラゲーフェルドの様に [カバン][ブティック]

オペラ業界活性化の貢献者:救世主をこんな風に安易に葬って良いのだろうか? 
仏音楽関係者 & オペラ・ファンはUSAの傾向に一線を引き批判の声が多数。

※昨年の派手で過激な異常と思えるオスカー賞@ Me Too 運動の際に一線を引いた
カトリーヌ・ドヌーブの談話然り、仏社会はシモーヌ ドボーボワールの時代から
その本質は変わらない。 
個人的に暮し易いのは思想と合致しているからだろうか[曇り]

USAから離れ欧州公演が増える事を期待しつゝ~☆彡☆

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