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カルメン * F・メリ ★ カルロ・フェリチェ~♪♪ [ジェノヴァ.it]

キューバ革命 ≪ カルメン ≫ リオのカーニバルかと思わせる派手な賑わいの演出* 
益々のご活躍:フランチェスコ・メリ:ドン・ジョゼ の見事な歌唱 & 美声、
流石イタリアン・テナーの存在感をご披露頂、観客の熱狂的:絶大な喝采を浴びた
ジェノヴァ ≪ カルメン ≫ 初日~☆彡 

セヴィリアのたばこ工場から、ハバナ:キューバ革命に舞台を移した ≪カルメン≫
紗幕に投影される美男の革命児:チェ・ゲバラ & フィデル・カストロ:
懐かしげに歴史を回想するかの様な周囲の伊老紳士 & ご婦人方の小声の会話は
いつしか~ 強烈なメロディーに掻き消されて行った(^^♪ 

振替版 ≪ カルメン ≫ テンポの良い曲に威勢の良い歌唱~ 振付に併せた
≪ キューバ革命 ≫ 物語~☆彡 楽しかった~@@@ 筋を通した詐称版~δζη 
各場面毎:絵の様な静止状態から突然動き出す粋な計らい~!※! 
構図と音楽との構成が非常に良くマッチした素晴らしいコンビネーション☆彡★

1960年:懐かしのアメリカンGI~ イエロー & オレンジのトロピカル カラー:
海岸道に突如現れる派手なクラシックカー~ 白の高級キャディラック?? ~◎
厳かに降立つエレガントな~ 金持ちのご令嬢 @ 驚くミカエラ~\\◎*^0^*◎// 
皮張りスーツケース片手に~ ドン・ジョゼを探し求め~ЮξД

コミカルな小道具満載のお笑い喜劇~☆彡 ~風では有るが歴史に基づく
筋はしっかり描けている~ タバコ密輸団ならぬ革命団への誘惑に従う
ドン・ジョゼ~▽◇▲  此の街 @ ジェノヴァを背景に観劇すると、航海王
南アメリカ:ハバナ上陸のクリストフ・コロンブ生誕地と云う伝説然り
~ この演出を生出すきっかけ& 何故かこじ付けも自然に感ぜられ、
受け入れらるのだろう~◎
 
。。。@。。。。。。@。。。CARMEN。。。@。。。。。。@。。。

2015年5月8、10 & 12日   ジェノヴァ*カルロ・フェリチェ≪カルメン≫
指揮:Philippe Auguin
演出&舞台装置 / 照明:Davide Livermore / 演出助手:Davide Battistelli
衣装:Gianluca Falaschi / 衣装アシスタント:Gian Maria Sposito
Don Jose : Francesco Meli
Carmen:Sonia Ganassi / Anna Malavasi (12日)
Micaela:Serena Gamberoni / Maria Katzarava (12日)
Escamillo:Mattia Olivieri / Valdis Jansons (12日)
Frasquita:Daria Kovalenko / Le Remendado:Manuel Pierattelli
Mercedes:Marina Ogii / Zuniga:John Paul Huckle
Le Dancaire:Roberto Maietta / MoralesRicardo Crampton

☆オケピットが深く音響は素晴らしい~♪(^^♪  舞台 @ G.バルビエの絵の様な
静止場面を観ながら聴かせる前奏~ フィリップ・オーギャン指揮が良かった~(^^♪

☆カルメンが霞むドン・ジョゼの活躍~ メリの独り舞台:辛うじてミカエラが
食込み 情緒ある美声を奏でた~☆彡 ミスキャスト ? カルメン:ソニア・ガナッシ
音色は重くドラマティックを演じている様だが~ 何しろ容姿 & 下品な演技~ 失礼
では有るが連込み宿のおばちゃん風~若いドン・ジョゼ:メリとは親子に見える程
【カルメン】不在だった。。

☆終盤:闘牛士の行進、市民の歓迎を受ける革命家の凱旋へ置換えは違和感なく、
惜しみない拍手とブラボーで観客の歓迎を受けた~ @@

   ………………………………

@ 2回目:10日
声量抜群のメリさん~ 以前はリーダーシップのカリスマに欠けたが聴く度、
将来性を感じさせる歌手に成長~ 本場イタリアでの成功は確実に自信を付けて
居るのだろう~** 隣席の老人クラブ?? の方々も大いに評価 @ 情報交換で
意見を聴かせて頂いた。。。 

皆様:数年前の初演を既に見て居られ~ 演出の評判も悪く無かった。。。
全体的構成は、エンタメSHOW的~ 愉しさに興じた一夜 & マティネ~◎●◎

……………………………………

本来、ジェノヴァへの出張観劇 @ 目的は此の演出:初演で既にドン・ジョゼを
演じた:フランチェスコ・メリでは無く、もう少し繊細なニュアンス:個人好み
声人@ロベルト・デ・ビアジォを聴く予定で計画した旅だったが見事に振られた*

NY ≪ エルナニ ≫ 成功で~ 調子:乗り乗り@ 波乗り気分でジェノヴァ着 ??の
メリさん、旅の疲れも無く頼もしい30代~!! 然し此方のお目当ては~??
残念ながら旅支度準備万端 @ 二週間前突如:出演者リストから名前消滅
『ウソォォォ~』では無かった~トホホ▲◇▲◇

理由は存じ上げないが~ そんな事情でF.メリを3回も聴く破目に* 当初から一応、
キャンセルと云う状況も想定、若しもの場合:体調不良とかも考慮~ 代役がメリ
なら納得~ と、Wキャスト公演を選んで滑止めを画策~ 果たして的中 @ Wが
滑ってしまった~(苦笑)△▼ 

公演予定を観た時に、同時期:日替り [ ドン・ジョゼ ] を聴けるチャンスと
期待を持って飛付いた~* 今、旬のイタリアンテナーをWキャストで聴ける
何て~ 願っても無い好機『エッ~』と云う驚きと疑問も抱いたが、愉しみ &
好奇心で赴いた。 ~が、結果は残念至極◎▼◎

   ……………………………………

本命キャンセルで出鼻を挫かれ、意気消沈:心意気を削がれ傷心で降り立った
ジェノヴァ~ PC世界の天気予報:晴天の筈が重苦しい暗雲に覆われ気温17度~?
『エッ? 24℃の筈なのに~?』風、不満携帯でホテル着。。 周辺にはアフリカ
から上陸のボートピープルが溢れ、路上に風呂敷:広げて露天商を営む行列~◇
気が滅入るこの度(旅)の~?? 早期終結 & 離陸も思案した初日*

勝手に描いて来た【ヴェニス】的:美しさは見事に吹っ飛び~* 古い町並は、
ヴェニスの様な細く先の見えない行止り風:路地が散在~ すれ違いも侭ならぬ
路を避け、人出の多い中心街の広い観光道を散策~ 小高い丘に囲まれた港町~
急斜の坂道が多い~▽◆

そんなこんなで出掛け前、既に半減した夢は壊滅状態~フゥッ!! 何とか無事
辿り付いたオペラ座【カルロ・フェリチェ】~ホッ☆彡  演目初日は富裕者層
観客 & 関係者が多いのか ? サロンはオシャレな装いのマダム~ 正装の紳士淑女
華やかな雰囲気を醸していた~* 

ゆったりした座席 & 通路、重厚な木材を豊富に使った贅沢なアールデコ調の内装
流石センス良いデザインの、イタリア建築を感じさせる落ち着いた感性~δЮζ 
優雅に娯楽=オペラを愉しむジェノヴァ市民の社交場を垣間見た様な~◎※◎

オペラ座で気分は多少盛上がり~ 美声に励まされ~ 翌日は晴天にも恵まれ~
市内 & 港を散歩~◎ 目が点:釘付け状態に惹込まれる程の豪華自家用ヨットが
所狭しと並ぶ~☆彡 素晴らしい港街 @ ジェノヴァ発見
気分はコロンブス~[船][船][船]

≪カルロ・フェリチェ≫劇場:マティネ @ 15時30分開演。隣席のご婦人に
劇場のデザインが好みと伝えると『そうなの此処は家のサロンで聴く様な気分で
聴けるから好き~!! マティネの時間帯もジェノヴァ近郊住いで、夜遅い帰宅の
心配も要らないわ~』

寛ぎ気分で意見交換~ イタリアオペラの先輩諸氏のご意見伺い、愉しい昼下りを
一緒に過し、宿にもどりふと外を見ると~航海(笑)から戻った船が入港~[リゾート][リゾート][リゾート] 
水面には提灯の様な灯りが、ゆらり~ ゆらり~ 影を落とし幸せな一日が
終わろうとしている~[三日月][三日月]

    ~~~[波]~~~~~~~[波]~~~~~~~[波]~~~

3度目 の正直~?? (12日)
やっと≪カルメン≫ を観劇~ホッ!! 是が ≪カルメン≫ と云う人材??に巡り
会え、素晴らしいカップル:カルメン & ドン・ジョゼ を聴かせて頂けた(^^♪
アナ・マラヴァシィ ( Anna Malavasi ) スマートで小柄では有るが、ルティア・
アルベルティを彷彿させる容姿~◎ 声:演技共に完璧なカルメンだった~☆彡

W先発のカルメン:マダム風衣装と違い~ ボヘミアン風衣装で雰囲気抜群~* 
このカルメン & ミカエラが先発キャストのセレナ・ガンベロニ( Serena Gamberoni )
だったら最高~◎◎  然し、本来Wキャストのカルメンと繊細なニュアンスを醸す声人:
ドン・ジョゼの組み合わせだった。 若し、このカップルで聴ければ申し分の無い極上
≪カルメン≫だったであろう* キャンセルは、返す返す残念~δЮζ それにしても:
メリさんに感謝感激~ お疲れ様:有難う ★ Grazie Mille Francesco~☆彡

ミカエラ ( Maria Katzarava ) も悪くなかったが~ 初回の方が遥に美しい音質 &
演技も洗練されていた~*** エスカミヨは双方共に、声量 & 演技に差は無く
無難に熟して居た。。。

追記:アナ・マラヴァシィ~?? うろ覚えの記憶を辿ると、ミュンヘン ≪ナブッコ≫の
フェネナ~** スリムで小柄な容姿しっかりした歌唱。。。 ソプラノ:アナ・
マリア・マルティネズ[カルメン]@ サンタフェ、繊細なニュアンス & 広音域の歌唱
で思い出した@ソプラノの歌う[カルメン]、今回の様に、重苦しい音質のメゾより
数段良かった~☆彡☆

……………………………………..

12日は予約の際に既に【お断り】を通達されて居た[子供観劇の日]とか~
子供の中に埋もれて聴く破目に~トホホ。 オケ前方は小学生~ 後方は中学生
以上? 流石、皆、内容も音楽もご周知風~ 上演中は意外と静かに聴いて居た。
其処までは良かったが舞台挨拶になるとすごい~▲

まるでサッカー場の様相、勝利選手を迎える様な騒ぎ~ 耳をつんざく叫び~
拍手~ 挨拶に出て来る歌手陣も大笑い~@@@ ロマンスグレーのイタリアン
紳士=指揮者:フィリップ・オーギャンも大サーヴィス~!!

この賑やかな子供達(付添の先生に伺うと9歳との事)の中に、未来の音楽家:
予備軍が潜在して居るのだろう~ 貴重な経験をさせて頂いた~ アッパッレ:
ジェノヴァ~ ヴィヴァ:イタリア~ (^^♪(^^♪

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始めて訪れた:ジェノヴァ~ ほゞ一日置きのWキャスト~と言う事で
5泊滞在したが~ オペラのマティネ:15時30開演、夜道を思えば
終了夕刻8時:夏時間で未だ[晴れ]は高く、願っても無い事では有るが~
街の見学が何も出来なかった~トホホ!!

ニコロ・パガニーニのバイオリンも市庁舎に展示されていると云われても
見学に出掛ける暇は無し~(苦笑) 幸い @ ホテルがジェノヴァ港再開発
地域だった為、辛うじて建築家:レンツォ・ピアノ @ デザイン:テントを
吊った構造物体には、出入りの度 & 港散歩で、毎日お目に掛る事が出来た
~ホッ\\◎^●^◎//
 
聴きたい演目 & 歌手が居れば再度訪れたい街~◎ その際は、しっかり
計画を立て*CINQUE TERRE (チンクエ テーレ) 海沿いの5名所を是非
訪れたい~** 夢は叶うか~?? 聴きたい声人登場を祈りつゝ~☆彡(^^♪

余禄:そう云えば(口癖)、レンツォ・ピアノと共に、フランチェスコ・メリも
ジェノヴァ出身:アーティストとは存じ上げず失礼。。。今、ザルツブルグ
≪ ジャンヌ ダルク ≫ のプログラムで確認。。。1980年生まれ35歳、宣伝皆無~
実力で伸びる大物テナーの実力保持。。 頑張って欲しい本物テナー!★!

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