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シモン・ボッカネグラ*P.ドミンゴ★マッシモ劇場~♪ [パレルモ.it]

訃報:我々団塊世代のスター歌手 西郷輝彦氏の死去報道 蘇る数多の想い出
【心よりご冥福をお祈りいたします】

1960/70年代当時 未だ武蔵小金井住民だった頃 妹と一緒に良くコンサートへ
出掛けた。 或る日 新設の小金井公会堂のコンサート後 駅前のレコード店で
サイン会とかで サインを頂いた記憶がある。

母が期待した住友銀行就職を振って 日本ビクター入社も[レコード屋さんに
なりたい]風な単純な希望 何しろミーハーだった[るんるん] 日本ビクターの頃は
スタジオに配属された同期を訪ね スパイダーズ等のリハーサルを見学したり 
特約店招待の会場受付で 森進一や青江三奈等のコンサートを垣間見たり。。。 
何しろ多種多様な経験をさせて頂いた(笑)

まさか今頃 巴里でオペラに浸かっている等 想い及ばぬ古の記憶。
今年は年頭から 略同年代の訃報が続き 真面目に身の周り整理が必然。

~~~[波]~~~[船]~~~[波]~~~[船]~~~[波]~~~

さてパレルモへの旅は予定外だった。 巴里⇔パレルモのフライトがネック[飛行機]
2016年はローマ経由で5時間[涙] 当時は聴きたさ一心で フライト問題は黙認
『パレルモ @ マッシモ劇場大好きだけど今回はパス ??』を決込んで友人へ
[風光明媚な街 パレルモ~]と[mail to]送信しながら『ハッ』と目[目]覚めた。
余韻残る 12日の ≪二人のフォスカリ≫

『やっぱり聴かなきゃ[走る人]』と急遽旅支度に着手@15日『フライト&[チケット]
検索[サーチ(調べる)] 待って居ましたと云う様に巴里からの直行便 Transavia発見[目] 
往復時間を確認の上 劇場の[チケット]検索[サーチ(調べる)] 然しマッシモ劇場 目ぼしい席は
既に ほゞ完売 勝手知ったる?? 音響抜群 & オケを見渡せる3階舞台脇
ボックス一列目ゲット[手(チョキ)][手(チョキ)]

フライト予約も順調にOK ホテルは前回泊った劇場近くのお気に入り
6年の間に改装された様で 超高級に変身[ホテル] 価格は当時の二倍余り然し
物価の安い地域で高級感味わうのも良いだろうと[いい気分(温泉)]今回は一泊だったが
ゆったり のんびり贅沢気分を味合わせて頂いた\(^o^)/

早朝のフライト⇒翌日深夜の帰宅で 国内往復並みの旅程で心は既に彼方へ
素晴らしい旅ではあったが 久々のオルリー空港の凄まじさは 想定外[涙]
今週から学校の休暇が始まりヴァカンス好きの仏人大移動開始日[カバン][飛行機][バス]
マスク解禁 & 感染リスク減少と云う事で規制緩和早々不慣れな家族連れで
通関検査は長蛇の列『ふぅっ』

翌日 パレルモ空港は巴里と違い 未だ観光客も少ないだろうと復路の通関
鷹括って居たが想定外 市内から空港行のバス予約は混み合いチェックイン
も行列 通関検査もオルリーと変わらない混雑 全てクリアーして安堵

果てさて留めはオルリー空港のタクシー乗場『エッ?? ウソ? 是って??』
半端ない長蛇の列『どの位待ってる?? 待ち時間どの位かしら??』と愚痴
会話で『行先は? 』ご近所様 息統合の若い仏女性と相乗り[車(セダン)] 午前様の
帰宅となった 旅は道連れ[雨] 

あれこれ往復のアヴァンチュールに遭遇しながらも 2016年当時を回想
3日前の想い付きで実現 パレルモへの旅[カバン][飛行機][バス] 風光明媚なシシリア
景色は多少変ったが再訪したいと想っていたマッシモ劇場の素晴らしさは
一連の煩雑な旅程ドラマを吹飛ばした \(^o^)/ 

~~~[波]~~ SIMON BOCCANEGRAS ~~[波]~~~

2022年2月19日 パレルモ@マッシモ劇場≪シモン・ボッカネグラ≫
指揮:Francesco Ivan Ciampa
演出:舞台装置&衣装/オリジナル:Sylvano Bussotti
:restaged by Paolo Vettori / パオロ ヴェットリに因る再演出
照明:Vincenzo Raponi
Conductor Assistant Gaetano Lo Coco
Teatro Massimo Orchestra and Chorusマッシモ劇場楽団&コーラス
A production of the Teatro Regio di Torino トリノ王立劇場演出
Simon Boccanegra:Placido Domingo
Maria Boccanegra (Amelia) :Anastasia Bartoli
Jacopo Fiesco:Marko Mimica
Gabriele Adorno Arturo:Chacon Cruz
Paolo Albiani:Marco Caria
Pietro:Luciano Roberti
Capitano dei balestrieri:Domenico Ghegghi
Ancella di Amelia:Mariella Maisano
Teatro Massimo Orchestra and Chorus

素晴らしいを更新 特にパレルモ@マッシモ劇場のオケと音響は最高[指でOK][手(チョキ)]
Francesco Ivan Ciampa フランチェスコ・イヴァン・チアンパ指揮に因る
繊細な情緒奏でる演奏者のイタリアンティストは抜群[バー] 流石ヴェルディ
生誕の国 ウィーンのモーツアルト同様 生活から育まれる音質は侮れない[るんるん]

※オケを上から見下ろして驚き 素晴らしい音響は板張り 木目の床

演出は伝統尊重のトリノの演出 圧巻の衣装&技術は≪エルナニ≫動画で
インタヴュに応じられた衣装監督 Francesco Zitoフランチェスコ・ジト氏の
様なマエストロ:歴史の生き字引的な方が存在するからだろうと勝手に納得

※トリノの演出は2013年に現地で鑑賞したが 衣装や舞台装置等 各劇場に
併せ微調整が有るだろう 歌手のサイズ等。 あの時はドミンゴ氏の二倍の
体形:AmbrogioMaestriアンブロジョ・マエストリだった。

Placido Domingo プラシド・ドミンゴ氏の≪シモン・ボッカネグラ≫
ベルリン:デビュー以来 既に感激回数20回を超す ≪オテロ≫に次ぐ定番 
テナー音域の美麗な響き伴うバリ/テナー ファンとしては何時迄も変わらぬ
甘美を帯びた情緒あるニュアンスの美声を拝聴させて頂き感謝感動[耳][るんるん][耳]

アメリア:Anastasia Bartoli アナスタジア バルトリ 若い伸びのある
歌唱で美声を聴かせて頂いたが 時折甲高い音質が気になり演技も未熟
期待の聴かせ処 シモンとの親子の名乗りは何時もの感激がなかった[涙]

フィエスコ:Marko Mimica マルコ・ミミカ 崇高で深い響きの音質は
逸品 演技伴う正真正銘:バス 存在感のあるフィエスコを演じた。
既に何回か聴き及んで居るが 16年の ≪カルメン≫ エスカミヨは少し
期待外れの感も否めなかった @ マッシモ劇場

ガブリエル・アドルノ: Arturo Chacon Cruz アルトロ チャコン クルツ
12日の≪二人のフォスカリ≫ でも感じたが 潤いの無い粗い声質が残念。
頑張って居られるが 声質を変えるのは難しい。若いと言っても2005年
オペラリア受賞者:その割に何時も同じ感想に至る

パオロ アルビニアニ:Marco Caria マルコ カリア 声質の良いバリトン
M.ミミカ&M.カリア@バス&バリトンの存在が シモンを支え素晴らしい
舞台を構築 演技も歌唱も完璧[手(チョキ)][指でOK][手(チョキ)]

ドミンゴ氏の≪シモン≫ あと何回 拝聴出来るか? 然し現在の状況から
鑑みると声量&演技共に 此の先 まだまだ素晴らしい好演を期待出来る

~~~[波]~~~[波]~~~[波]~~~

日本からの情報で コンサート:ドアーズさんのご尽力で公演予定だった
マッシモ劇場の来日公演が延期決定で日本のドミンゴファンは落胆[がく~(落胆した顔)]
との[mail to]着信。 公演後 偶々劇場ディレクターにお話し伺う機会に遭遇
『何故延期ですか?』の返答『日本政府の感染対策で23年に延期要請』

ドミンゴ氏及び関係者も落胆[がく~(落胆した顔)]『日本政府の対策を何とかして欲しい』
と苦言を呈された。この舞台 日本で上演出来たら最高に素晴らしいだろう
と文化芸術に無理解:無関心の日本政府に些か腹立たしさを覚え芸術の
衰退を危惧する。

何でも特例を制定する日本政府。ビジネスとして来日する芸術家にも
入国緩和特例を設けるべきでは無いだろうか? 経団連の要請で外国人
労働者や留学生の入国緩和を特例で出す様なので 高度の文化芸術家の
入国規制も緩和すべきだろう?? 

引っ越し公演は ソリスト以外に演奏家:コーラス:舞台装置関係者等 
大所帯では有るが オリンピックも強行した訳で スポーツに限らず国民
の将来 文化芸術の教養分野にも力を入れるべきでは無いだろうか?

林外務大臣が訪英の折に ピアノ演奏をご披露と言う事でメディアが
驚き報道したが 海外ではピアノを嗜む政府関係者は珍しくない。
仏マクロン大統領はコンクール3位入賞:サッカーの試合出場等の経歴
プーチン露大統領もピアノ演奏の動画 柔道黒帯等 文武備えた奥深い
思慮の方々 文武に理解のある政府関係者の存在で国に文化芸術が潤う
ロシアのクラシック:バレー:オペラ界の様に世界へ羽ばたくスター誕生[王冠]

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エルナニ*中継動画★マッシモ劇場~♪  [パレルモ.it]

相変わらずの動画鑑賞 大好きな ジゼッペ・ヴェルディ ≪エルナニ≫
2012年2月 NYメトで声人に巡り会った公演以来 遭遇せず 辛うじて
2019年11月 @ TCE:リヨン歌劇場引越し公演 コンサート形式で拝聴

シシリア島 パレルモ @ マッシモ劇場に於ける無観客公演 ≪エルナニ≫
ERNANI TEATRO MASSIMO PALERMO
[→] https://www.youtube.com/watch?v=SfPIwqsH5xA&t=416s

2016年初訪した荘厳な歌劇場を想い浮かべながら鑑賞に浸った[曇り][曇り]
演奏:歌手陣全て素晴らしかった。 舞台は平土間:装置無し 物語を紡ぐ
伝統的デザインの豪華衣装を纏い演じる歌手陣:衣装に魅せられた[目] 

ライヴ中継の幕間:休憩時間 控室:楽屋に変身した優雅なロビー 
コロナ対策??白装束のユニフォーム姿のスタッフが着付けに勤しむ等 
舞台裏をご紹介頂いたのは興味深い。 後半の休憩時間にはスタッフの
インタヴュー:[カラオケ][カラオケ]

マッシモ劇場で長年衣装デザイン&創作を担当されて居るFrancesco Zito氏
素材調達の裏話や 繊細なテクニック刺繍等の説明 主役キャストの衣装を
ご披露頂けたのは感慨深かった。

オートクチュール出身者としては 中々訪問出来ないデザイン室の紹介に
[目]が釘付け まるで衣装美術館を訪れた様な 貴重な職人技に出合え感動を
覚えた。 手に取って観る様な映像も素晴らしかった。

気の遠くなる様な繊細な技術を駆使して 伝統芸術的作品を再現されてる
事に驚きと尊敬の念を抱いた。 無観客のチャンスを生かした この演出
流石アイディア豊富なイタリアン [指でOK][手(チョキ)] Bellissimo Bravissim [手(チョキ)][指でOK]

※残念ながら2016年12月の≪カルメン≫ は バーゲン品の在庫を掻き集めた
様な衣装に幻滅だったが 本物を見せて頂けて感激\(^o^)/ 

2021年2月27日 パレルモ @ マッシモ劇場 ≪エルナニ≫ 中継動画配信
指揮:Omer Meir Wellber
演出:Ludovico Rajata / 照明:Giuseppe Di Lorio
衣装:Francesco Zito & Assist/Andres Tiduccia
デジタル:Fabiola Nicoletti / コーラスマスター:Ciro Visco・
エルナニ :Giorgio Berrugi / エルヴィラ:Eleonora Buratto
シルヴァ:Michele Pertusi / ドン・カルロ:Simone Piazzola

・・・( ^ω^)・・・( ^ω^)・・・( ^ω^)・・・

さていい気持ちで観劇 終了後 丁度 [ 憲法記念日 ] に因んで憲法改正の
話題動画が目白押し[目][目][目] [ 国民投票改正案採決に反対します]
と 見過ごせない色々なタイトルの中からクリックした動画 [↓]

https://www.youtube.com/watch?v=9pLHlxjZDiQ&t=13s

立憲民主党の小西洋之議員の動画。 総務省問題の国会質疑で名前を
記憶して居たので綿密な中身は想定内。 将来益々のご活躍期待したい [↓]
https://www.youtube.com/watch?v=SNVDoz9OKCE
https://www.youtube.com/watch?v=GqQw68TrBNQ&t=6s

街頭演説 @ 田中優子氏[↓]
https://www.youtube.com/watch?v=30KUKicnekA

6人の孫紛いの将来を思うと安易な改悪改憲案をスルー出来ず見入った[目]

戦後生まれの我々古稀世代。 子供の頃 戦時中 父が無線技師で出征した後
姉を抱えて一人空襲の経験をしたり苦労した母親から色々と話を聞かされた
[ 負けてる戦争を勝ってると言われ信じて居た ] [政府なんて信用出来ない ]
と口癖だった。 そんな訳でついつい引き込まれる動画タイトル

自民党のご高齢者や安倍さんの様に子供の無い政治禍の方々は将来どう
なろうと知った事ない風な 無責任が感じられる。 其の上 憲法の中身も理解
してない方々も多いとか 無責任極まりない嘘吐き集団。  孫達:若者達の
将来を不幸に導いて欲しくないと祈りつゝ 無関心で居られない憲法問題[メモ]

国際社会に生きて居るといつ何が起きても不思議はない。 イラク戦争の
空爆ライヴをラジオで聞いた時に驚愕した。 現在の菅政権も戦時中の様に
既に言論規制が敷かれ 新聞 TV 他 全部の番組で政権批判をチェックして
居ると言う報道も目にする。 報道の自由が脅かされて居る事は明白[メモ]

報道の自由は世界で64位とか 恐ろしい世の中を創りつゝある菅政権。 
安倍さんの悪巧みを実行した共犯者 @ 黒川=河井=秋元:全て菅さんのお友達
[ 類は友を呼ぶ ] 日本は何時からこんな腐敗政治になってしまったのか[涙]

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カルメン*デ・ビアジォ★マッシモ劇場~♪♪ [パレルモ.it]

昔のシチリア大国:中世の古都パレルモ~[波][波] 真っ青に澄み渡る大空に
そびえ立つ威厳ある壮大な*マッシモ劇場~ 幻想的 & 優雅な場内に華麗に
響く優美な調べ色彩豊かな広音域で繊細さ極める唯一無二の美声テナー:
ロベルト・デ・ビアジォ 奏でるピュア―な音質に魅了され~ 至福に浸り
@ 二日宵 ~フゥゥッ!♪!

巴里:オペラ・ガルニエ:ウィーン・シュタツオパー & パレルモ・マッシモ
劇場と、欧州三大劇場と云われる由緒ある歌劇場:高額の修復工事に躊躇した
関係者の後押しをしたのが、映画俳優でシチリア出身:アル・パチーノだった
そうな~[手(チョキ)][手(チョキ)]

歴史的館で数多の感激を一度にあじわった貴重な経験~[晴れ] 三本指 [手(チョキ)] の由緒ある
劇場は、荘厳な外装から想像及ばぬ ロマンティックな甘い香り漂わせる場内~
歴史の重みを感じる~ 贅沢な佇まいのサロンで豪華な音響に浸る気分は最高 [指輪]
三晩連夜 @ 拝聴 ≪ カルメン ≫ 苦笑 〓 [喫煙] [曇り]

主要キャスト:ダブルの為、聴き比べも目的だった~▼●▲ 想定外の中日
@ 2日、ドン・ジョゼ:Roberto Aronicaのキャンセルで急遽決まった代役
Arturo Chacon-Cruz:初耳テナー拝聴の為、聴くだけ席で~と赴いた先は
天井桟敷に近い舞台取っ付きオケピット & 広い舞台を眼下に収める最高席
@ 4階ボックス @ 25e \(~o*)/ 窓口の助言聞かず正解~ホッ!!

流石イタリア:音響は格別~ オケピットの広さ:舞台は巴里:ガルニエ &
ウィーンの倍?? 比較にならないゆったりしたスペース:音に対する贅沢さが
感じ取れる~◎●◎ ゴッドファーザー & ヴィスコンティの映画等で名を
馳せて来た奥深いシチリア & マッシモ劇場の歴史にどっぷり浸りつゝ [映画][カメラ]

出掛ける意欲を削がれたU-tube演出情報~ 計画は進行せず最後迄考え中[考えてる顔]
だったが近年:テナー音質の魅力なさにうんざり~ 絶対振れなかった [ 声人 ]
聴いて良かった~ホッ\(^o^)/ ☆彡 久々の舞台 @ ドン・ジョゼ:ロベルト・
デ・ビアジョ @ 想定内を遥に逸脱v魅惑の歌唱に感動 [黒ハート] 美しく強鞭且つ
甘いソフトな品格を醸す繊細な声質、二大テナー若かりし頃に聴いた美声が
脳裏を過り個人的:勝手な査定~ドミンゴ + カレラス = デ・ビアジォ[演劇][ビール][演劇]

此の旅は勿論、我が [ 声人 ] が目的だったが、日替り歌手陣で連日公演と
聞けば折角の現地帯在:ホテル引籠りはナンセンス~ ▼◇ 毎晩、通ったが
同じテナーで是程の大きな違いが如実に現れる声質に想定外と云うか~些か
驚きだった/Σ(・□・;)

欧州内とは言え フライト乗り継ぎ遥々赴いた パレルモ @ シチリア島 [飛行機][飛行機]
昔からフライト:乗継は苦手:聞いただけでギブアップ~[NG] [NG] 何しろ面倒な
事は謹んで自粛~ その割には良く飛び回って居ると云われるが [ 直行便 ]
だけOKと云う臆病者~( 苦笑 ) 然し [ どうしても]と云う欲望が人間を進化
させるのだろうか~?? と悟りつゝ冒険に挑む [ 古希予備軍 ] [車(RV)][飛行機][船]

~~~~~[曇り]~~~~~[喫煙]~~~ CARMEN ~~~[喫煙] ~~~~~[曇り]~~~~~

2016年12月1,2,3日 パレルモ*マッシモ劇場 ≪ カルメン ≫
★指揮:Alejo Perez / 舞台装置:Alfons Flores
演出:Calixto Bieito / 衣装:Merce Paloma
照明:Alberto Rodriguez Vega / Ripresa da Joan Anton Rechi Luci
Maestro del Coro: コーラスマスターPiero Monti
Maestro Coro di voci bianche:子供コーラスマスターSalvatore Punturo
Orchestra, Coro e Coro di voci bianche del Teatro Massimo
テアトロ・マッシモ*オーケストラ & コーラス:
Don Jose:Roberto De Biasio / Arturo Chacon-Cruz ( 2日)
Carme:Justina Gringyte / Varduhi Abrahamyan( 2日 )
Escamillo:Zoltan Nagy / Marko Mimica ( 2日)
Micaela:Shelley Jackson / Maria Katzarava ( 2日)
Frasquita:Marina Bucciarelli / Mercede:Annunziata Vestri
Le Dancaire:Nicolo Ceriani / Le Remendado Cristiano Olivieri
Morales:Vittorio Albamonte / Zuniga:Mariano Buccino
Lillas Pastia: Piero Arcidiacono

☆ドラマティックな情感籠る若い指揮者:Alejo Perez:情景が浮かぶ
感性豊なニュアンスを伴い非常に良かった~(^^♪ オケ被り付:舞台脇
ボックス @ 奏者の奏でる楽器を其々確認しながら音に酔いつゝ~(^^♪
改めて豊富なヴァリエーションの音色で構成された ≪カルメン≫ の曲に
魅了された~(^^♪

☆取分け [ フラメンコを踊る如く ] 奏でる:カスタネット&タンブリン
単独演奏の技巧は圧巻だった~[手(チョキ)][演劇][手(チョキ)] 胸元にレースの嵌め込みを施した
黒のドレス姿、あのパワーが何処から生まれるか??と驚嘆Ψ 静かな
雰囲気の女性~ 中高年の熟練の技と察せられる~δΛδ

☆U-tube の演出抜粋を観て予備知識~?? 下品な映像に演出の興味は
薄れ舞台端:1日は旅の疲れも考慮 @ 聴くだけ席~ 舞台三分の一しか
見えない格安席を敢えて選んで大正解~◎^●^◎ オケと歌唱に集中 !!!!

☆若手歌手陣:歌唱力:声量:音質等、申し分ない粒ぞろい~ 爆声で
がなる独りよがりも無く指揮者の指導に沿った?? 情緒あるハーモニーを
奏で音楽的には素晴らしかった~♪★♪

☆ドン・ジョゼ:ロベルト・デ・ビアジォ と日替りの R.アロ二カ降板で
10日前急遽代役:アルトロ・チャコン・クリュツェ ( と発音か? ) :最近、
ドミンゴとの共演も多く好評を聞いたので期待したが、声質が粗く~
歌唱力も ロベルトとは [ パリ⇔パレルモ ] 程の差が有った~ΨΘΨ

☆カルメン:二人 & ミカエラ:二人~ 体当り演技を伴う歌唱力~
非常に素晴らしかった~[手(チョキ)][演劇][手(チョキ)]

☆エスカミヨ:二人の内、マルコ・ミミカ:は既にDOBで5月に聴き
期待したが、高レベルでは有るが特別では無かった~◆ 今回は巴里で
深い響きのバス:ロベルト・タリアヴィニの美声が未だ耳に残る[耳][耳]
二人目のバスも無難な歌唱~(^^♪
...。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

☆演出は現代に置換えたジプシー軍団~!! 冗談過ぎる程にくだらない
ひっちゃかめっちゃか~フゥゥッ!! 白いスーツに赤の ネクタイ& 帽子
姿の紳士登場『 エェッ~?? ケンタッキーおじさん ?? 何故此処に~?? 』
手品をご披露頂き:バイバイと場を後にする~ホッ!!

☆~とする間も無く上半身裸:短パン姿の兵隊が独り足元は軍靴[くつ]
猟銃を抱えマラソンに挑む~?? 整列する兵士の周りを舞台何周も些か
うっとうしい、観客もご本人も疲労感に襲われ~?? ばたん・キュー▼
~フゥゥッ!! 終了~ホッ!!

☆昔、仏街角に有った:四方ガラス張り公衆電話で通話中のカルメンご登場
『 知らないワ~ 若しかしたら明日~? でも今日はダメ[NG]~ それは確か~!』
まぁ現代設定でも情景と台詞にかい離は無いが~(苦笑)

☆二場:本来酒場シーン:煙草密輸隊はポンコツ車に乗ってご登場~@
ケンタッキーおじさん [ 密輸隊長だった事が判明 ] と子供 [ 誰の~?? ]
二人でモミの木にノエルの飾付~〓 公演が丁度12月だからか~???
来春 @ 3月:巴里公演はどう変わるのか~?? ( 同演出~トホホ )
ケンタッキーおじさん風 & 子供は、ピエロの様な中継ぎか~◆[スペード]

☆二幕:現代の象徴:移民大移動風な雰囲気を否めず~ 5台のポンコツに
乗車のジプシー:幹部クラス~** 車を押してくるジプシー軍団:良く
ここまで酷いバーゲン売れ残り在庫を集めて来たと思える衣装満載~$$
場末の居酒屋で客挑発 [ お姉ちゃん ] 風:スパンコールの派手な色彩の
ポディコン~ もう此処まで来ると下品とかでは無くコミック~(爆笑) !!

☆一番 [ 素晴らしかった ] 三幕 @ 闘牛士:行進場面~ [ブタ] 闘牛士は
居らず:応援の見物人の大はしゃぎがあたかも闘牛士が行進して居る様な
錯覚を起す振付~ 一番面白く最高~ 駄作が是で救われた風な~?◎?

☆非常に馬鹿馬鹿しい面白さで乗り切った現代風 ≪ カルメン ≫ ◎●◎
カルメン=ジプシーの要素を含んだ物語を現代に置換え~ 現代社会背景を
想像すると、厳しい移民の現実も連想させる~[涙]
...。。。。。。。。。。。。。

☆[ 孟母三遷 ]では無いが~ 3晩:席を変え色々探索~ 初回は舞台脇の
ボックスで聴くだけ~ 2日目 @ 舞台取っ付き天井桟敷~ 此処は意外と
穴場~?? 舞台全体を隈なく把握出来るだけでなく:オケピットも眼下~!!
ボックス:オフィス嬢に『 良くない 』とアドヴァイスされたが、個人的
目的からは正解だった~◎★

☆3日目は初回の対面:舞台から心持離れたボックス:舞台 & オケピット
双方の視界良好~♪♪ 良く観え [目] その上:舞台の高さの為、声が直接届く
完璧な席~ 最終日は最高だった~\(^o^)/

☆この日 [ ロベルト:チーム ] 公演最終日~ 崇高さ極める ロベルトの
洗練された優美な音質に場内は静まり返り~[耳][目][耳] 個人的には背筋に
電光が走った~[雷][雷][雷] 由緒ある歴史の館で輝かしい美声を拝聴~ 早々と
クリスマス・プレゼントを頂いた様な幸せに感謝~ [プレゼント][プレゼント]
素敵なパレルモ~ 是非:再訪したい マッシモ劇場~[黒ハート]
...............................................................

40年振りのシシリア島 @ パレルモ~ 前回の訪問地は:カタニアで、
ほゞ逆方向だった~[波] タオルミナから海岸線を3日掛けてドライブ後
マカロニ・ウエスタンの舞台となった:ヴィラロンガ @ 当時、まるで
[ ゴーストタウン ]を横断~ アグリジェントを友人兄弟と訪問~[家][波]
懐かしい思い出が蘇る~ エトナ火山が未だ赤々と火を噴いて居た~▲

パレルモは初めてであるが街は新旧に別れ~ 歴史建造物の残るマッシモ
劇場界隈は、極細:路地 & 昔の侭の街並み~ 興味深いが一歩先は用心??
偶然:見つけた可愛い絵の描かれた [ マイクロバス ] 始発停留所??
『 このバスって~?? 』先を訊かない内に『 只で乗れるんだよ~!! 』と
運転手さん達に誘導され『 何処廻るか知らないけれど、此処に戻るん
でしょ 』と半信半疑ながら乗車~(石橋叩きつゝ~??)

地図で道を確認して居ると、隣席の親切な現地人が色々教えて呉れた。
大型観光バスの通れない極細:坂道をくねくね辿る~ 窓が開いて居れば
両側の壁が触れそうな細道 [ コーザ・ノストラ ] マフィアの子飼いが
ひっそり暮らして居たのかなぁ~と、想い馳せ乍ら:独りでは絶対に
歩かない町並みを巡り~ 同時に歴史建造物の位置も確認~ 途中停車の
マッシモ劇場前で親切な人達に別れを告げ下車~ grazie arrivederci~!!

町のあちこちに死んだ様に横たわる犬:是程、無防備にお休み頂ける程
のんびりした街なのだろう~[犬][犬]  豊富な種類のお洒落な犬に驚嘆~!!
旧地は歩行者天国が多い為、様々な犬の散歩に目を奪われた~[犬][犬]
...................................................................

シチリア島と文字通り:海に囲まれた [島 ] 小高い丘に毛の生えた程の
高さの岩山にも囲まれ 海と山が一望に見渡せる美しい風景~◎^●^◎
海軍埠頭を始め~ 入江には所狭しと:並ぶヨット & 小舟~[船]
自家用車 [車(RV)] 並に、自家用船 [船] 所有者が多いのだろう~[車(RV)][船]

多くの感激 & 観劇に浸った3日間~ 2016年 [ 締め括りの旅 ] として
最高だった~\(^o^)/ アリタリア航空の新しい:シックでお洒落な
[ ユニフォーム ] デザイン:素材:色:カット共に素敵だった~☆彡★
AFとは比較にならない対応に気分は爽快:次回も巴里⇔ミラノは
アリタリア便を選びたい~[手(チョキ)]

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