エマニュエルvs チャタレィ夫人★シルビア・クリステル~@!!@ [その他]

シルヴィア・クリステルの訃報を聞き 懐かしい昔日が昨日の様に思い出された*
1982年 ≪ チャタレィ夫人の恋 ≫ を観て彼女の愛らしい美貌 そして愛する恋人に
惹かれ身分を捨てゆく最期の場面 正直に自分の意志を選んだ女性の生き方として
感慨深く鑑賞した作品。 顔立ちが可愛らしく 品格を備え 嫌な印象の無い美しさ
女優として好きだった** 

情報皆無で この作品を観て興味を持ち≪エマニュエル夫人≫を観た*@*@*
粋なセンスを醸し出す彼女のファッションが好きで 映画館へ足を運んだ 観たのは
この二作品だけだったが * 元々それ程の映画好きでは無く オートクチュールの
メゾン修行を勝手に終了した1979年、帰国か滞在延長か思案中に運良くと云うか
縁有って日本企業のパリ現地法人を任された。 その頃、来仏の会社関係者に
誘われ 80年代初期 映画館通いが始った*** 

当時の目的は衣装:ファッションに興味を持ち ≪草原の輝き≫ ナタリー・ウッドの
衣装が好きで何回もリピート ナタリー・ウッド&ウォレン・ビィティのカップルも
好きになり ★☆ 映画熱は収まらず、話題に誘われ映画館通いがエスカレート ?!! 
特に≪草原~≫からウォレン・ビィティに興味も湧き 【パリ・スコープ:週間
エンタメ情報満載誌】と仲良くなり 古い作品を求めて上映館回り シネマの
追っ掛け ??!!

そんな頃に出会ったのが ≪チャタレィ夫人≫ ⇒ ≪エマニュエル夫人≫後の作品とか
衣装や風景が美しく 日本では発禁だか??修正だか??された原作とか 当時は
物語も何も知らず美しいファッションを求め映画館へ ** クリステルは
ファッションだけで無く 何も身に纏わなくても美しかった *@*@*
≪エマニュエル≫を観た後  続編は興味無く此処でストップ *X*

80年代は興味深い作品も多く発表され:フランソワ トリュフォー監督 / カトリーヌ
ドヌ-ブ& ジェラール・デパルデュ ≪デル二エ・メトロ≫の封切をサンジェルマンの
映画館で是も数回リピート 現在、エンポリオ・アルマ-ニのブティックになって
居る元ドラッグ・ストアーに並列した映画館で近所の為、昼夜問わず暇を見付けて
入場 ** そう云えば この映画館地下に有ったので終って出て来る時 
何となくメトロから降りて来る余韻を感じつゝ外へ出たのを想い出した ▼◆●

ダイアン・キートン&ビィティ≪レッズ≫ は中々筋が解らず相当回数リピートした
ダイアン・キートンの衣装センスも好きだった * 労働者の歌う曲もメロディーが
浮かんで来る 3時間余りの長編にもめげず 途中休憩も入ったと思うが シベリアを
横断するビィティ演ずる記者:ジョン・リード 人混みで迎る妻:おぼろげに蘇る △□ 
ロシア革命と云う背景 英語は論外:仏字幕では解らない言葉のオンパレード
映像が綺麗な事も手伝って通えた~~●◎●

≪ボニー&クライド≫は壊れそうな映画館で観た フェイ・ダナウェイの衣装も好き
だったが残酷なシーンが苦手&鼠の出そうな古びた上映館、リピートは慎んだ X*X  
後にヴィデオやDVDでは観るが △□ 30年前のフランスの古い映画館は時々舞台に
カーテンが付いて居て 始る前にカーテンが開くと脇に四角いボックスが置いて
有った。何だろうと考える間も無く音が発せられる そうスピーカーだったのだ !! 
小学生の頃、夏休みを過した田舎で観た映画館の様な 懐かしさを感じつゝふと
可笑しくなった +@+@+

≪ソフィの選択≫≪終電車≫ 等、此の頃は意外と戦後を引きずった ナチやユダヤ
絡みレジスタンス等の映画も多かった【 ナチ:ゲシュタポ:レジスタンス 】等
此の時代の映画で知った言葉も数多有る。 事前情報も無く色々観たが 余り暗い
政治や宗教的問題を取上げた映画は好きでは無かった が 日常生活の中で一般的な
問題で有る事を 忘れてはならない欧州で 最低限の情報として知るべき知識でも
有った *+*

古い物ではリリアナ・カヴァー二≪愛の嵐≫ シャルロット・ランプリン&ダーク・
ボガード * ヒットラ-の生地オーストリアの極右国民政党は今でもナチ崇拝色が
強く C.チーレマン熱にもそんな根底を感ずる ♪!!!!♪ 特に昨今の欧州のオペラ
& クラシック界 この問題が影響している事を強く感ずる !!! 演出等も物語を
デフォルメした中に 嫌みを感ずる事も多く遠慮がちになる ▽X◆X

この作品の女流監督:リリアナ・カヴァニは80年代、オペラの演出も多く手掛け
パリ・ガルニエ座で観た作品も少なくない ** 流石、ゼフィレリと同じ巨匠
ヴィスコンティの弟子 経験は如実に表れて良い作品を観る機会に恵まれた * 

他にも色々通った80年代初期 美しかったナスターシャ・キンスキー≪テス≫に
惹かれ ≪キャット・ピープル≫ ≪パリ~テキサス≫ 他  ジェシカ・ラング &
ジャック・ニコルソン≪郵便配達は二度ベルを鳴らす≫… ミッキー・ローク
≪イヤー・オブ・ザ・ドラゴン≫ ≪エンゼル・ハート≫等  こうして見ると
意外と覚えて居る と云うか観た数が少ないからだろうか ??!!

70年代に日本映画 ≪ 御用金 ≫ を仏語の吹替えで観た時は幻滅だった (苦笑)
仏ファンの多い黒沢明監督 ≪ 乱≫ ≪ 影武者 ≫ 美的感覚が好き 今村昌平監督
≪ 楢山節考≫ 後に同監督作品が仏で話題になり上映された映画≪復讐するは
我に有り≫も観る機会が有ったが 事前情報無しに出掛け途中気分が悪くなる
内容で 神経的に耐え難く好きになれない作品だった。 

最近亡くなられた若松孝二監督が製作担当されたと云う大島渚監督
≪ 愛のコリ-ダ≫ 子供の頃 母に聞いた事の有る名前 [ 阿部定:あべさだ ] とは?? 
詳しい事前知識も無く出掛けた *@*@* 

エンタメ好きとしてはやはり ≪ ET ≫ ≪ トッツィ ≫ ≪ レインマン ≫が最高★☆★
ETが自転車で空飛ぶ場面 自分も飛んでる様な不思議な感覚で楽しんだ大好きな
作品~★☆ ダスティン・ホフマンの二作は≪卒業≫より好きだった ★*★ 
卒業はサイモン & ガーファンクルの 曲が好きで良く聴いた ♪♪♪

同80年代はオペラ映画も続々 ルッジェロ・ライモンディ≪ ドン・ジョヴァンニ ≫
プラシド・ドミンゴ&テレサ・ストラタス ≪ トラヴィアータ ≫ 此の時、生の声が
聴きたくて念願叶ったロンドン≪オテロ≫で運命的な出逢いとなった ♪♪ オペラ
映画も余り好きでは無くその後≪ オテロ ≫ 仏公開日:ガルニエ座で観たのみ ♪*♪

≪カルメン≫も一度だけ VIDEO & DVD で観る事も無い が ≪ トラヴィアータ ≫
だけは毎週月曜割引で十数回リピートした 何故か ?? 曲も然る事ながら
ストラタス:ヴィオレッタ & アルフレッド:ドミンゴが好きで ゼフィレリの
ロマンティックな演出にも惹かれた *♪*♪ 

ヴィオレッタの館から招待客が別れの挨拶を交し去って行く暗がりで 招待客の
老夫人が小さな置物をこっそり自分の巾着に偲ばせる ちょっと気が付かない
ラテン系の悪癖 ?!  社交界を経験しなければ思い付かないであろう ?! 
ゼフィレリならではの繊細な演出を観た気がした **

シルヴィア・クリステルの訃報で蘇った 懐かしい映画鑑賞記憶 ** 
意外と観て居たのでちょっと驚き !!! 題名や俳優の名前を記憶するのが
苦手で思い出せないが、他にも色々浮かぶ画面が有る ** 

70年代 ≪スティング≫ ≪ギャツビ―≫ ≪炎のランナー≫ 仏語が未だ未熟の頃
吹替えで良く理解出来なかった ●X◆X 初めは絶景に見とれた≪ インドシナ≫
物語が進むに連れ残酷な場面も多く 若しカトリーヌ・ドヌ-ブが出演して
居なかったら途中で帰宅しただろう 長編で内容の厳しい作品だった。
政治色が強い物は遠慮がちなエンタメ好き *!!*!!* 

古い記憶は少しずつでも蘇って呉る様だが、最近の事は直ぐ忘れ中々思い
出せない事が増えて来たのは要注意 突入の兆しか (苦笑) X@X@X@X


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