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マクベス*ドミンゴ★ベルリンSOB~♪ [ベルリン.de]

丁度、一週間前:夢現の至福の時に酔いしれていた [曇り]
衰え知らず驚嘆の美声 [目] 迫力の声量 [雷] 艶のある美麗な音質 [るんるん]
何時もながらの言葉しか浮かばないが日々忙しなく世界を飛び巡り [飛行機]
日替り演目を最高感度でご披露される類まれな超人[曇り]Σ(・□・)
プラシド ドミンゴ氏に敬服 [黒ハート]

どんな状況に於いても [観客ファスト] 常にサーヴィス精神全開で対応
世界的大スター★とは思えない謙虚さの自然体 [目] 圧巻の記憶力
オケが奏でれば [歌詞:歌唱:演技] 瞬時のリハーサルで全て把握 ?!
近年更に神懸りの天才巨匠と崇めているが どんな舞台も感動に溢れる

昨年の≪マクベス≫からマクベス夫人:バンコ:マクドフとメイン共演者
全て交代により更にドラマティックな公演となった [晴れ] 

マクベス夫人=エカテリナ セメンチュク@アンナ・ネトレプコとの顕著な
違いは、ソプラノ & メゾの違いで,どちらが良いと云う評価では無く
双方共に素晴らしい公演をご披露頂いた [るんるん]

※然しながら鮮明に蘇る圧巻の貫禄:マクベス夫人:アンナ・ネトレプコ
逸品の美声:妖艶な演技は唯一無二[黒ハート] 有閑マダム風:夫人を演じた
ネトレプコの方が、この演出としては適していた感もある 〓

セメンチュクはドラマティックな演技派ではあるが、繊細さ:デリケートな
品格欠如も否めず、アンナ・ネトレプコ & マリナ・レベッカ等が持合せる
レディとしての風格に劣る面が感じられる。。。

ヴァレンシアでの:マクベス夫人は演出に相応、演技:音質共に陰鬱な
マクベス夫人をドラマティックに演じ声質も最高だった。。。 

ロネ・パップ演ずる:バンコ、存在感抜群でドミンゴ氏との共演も多く
演技:容姿 & 声量共に申し分のないダンディなカリスマ発揮:ベルリン
通いの始まった96年から多彩な役を聴かせて頂いて居るが、常に
大満足\(^O^)/ 来仏公演も多く:ドイツ:イタリアン等、幅広い
レパートリーを熟し傍で聴かせて頂ける貴重な存在~[ビール][耳][目]

    ~~[王冠]~~MACBETH~~[王冠]~~

2019年5月23日  シュタァツオパアベルリン≪マクベス≫
指揮:Daniel Barenboim
演出:Harry Kupfer
舞台装置:Hans Schavernoch / 衣装:Yan Tax
照明:Olaf Freese / ヴィデオ:Thomas Reimer
マクベス:Placido Domingo
マクベス夫人:Ekaterina Semenchuk
バンコ:Rene Pape / マルコム:Andres Moreno Garcia
マクドフ:Sergio Escobar /

マエストロ:ダニエル・バレンボイム & ハリィ・クプファーの最良コンビ
ベルリン:シュタツオパーに於ける大黒柱:ご両人の存在が安泰の秘訣
だろう[家]

マクドフ:セルジオ・エスコバー 初耳テナー 容姿は昨年のサルトリと兄弟分
声も悪くなかった。 特筆は無いが現地では既に人気者? 拍手に沸いた[手(チョキ)]

昨年に比べ場内の盛上りは今一¶ΨΦ 再演と云う事でリピート客減か?
いずれにしても前回は、ネトレプコ:ファンの熱気で殺気立っていた(苦笑)
アリア毎に間髪入れずの大拍手:流石 独逸 & オーストリア圏のアイドル
スター★ チケット争奪戦も半端なかった [チケット][目][チケット]

・・・・・・・・・・・・・・・・

帰仏早々慌ただしい出張観劇に胸躍らせ [カバン][飛行機]  無事着のベルリン・
テーゲル空港 [飛行機] 何故か観光客が溢れていた ? 何かの催しで混んで
いるのだろうと勝手な憶測でタクシー乗場の人垣を脇目にローカルバス停へ
『エッ嘘 何是 ?』 もうぅ 『頑張らなきゃ』 風の混雑 ふぅぅ[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)] 

大型バス二台:既に満杯 ドア閉鎖間際@最後に何気に滑り込んだ ホッ
『此処で待ったら何時になるか?!?』 [チケット]チケットは売切れで車掌さんが
『いいから 』風なジェスチャー 親切な。。。とは思ったが道路は渋滞で
一向に進まず ?? ほゞ停止状態の渋滞で微動を始めたのが20分後。

空港を離れやっとスムーズに動き始めた途中 原因解明 !!! 相当
過激な事故が有った様な対面の状況を目撃 [車(RV)][バス] お気の毒に空港へ
向かう方々は、大きな荷物を牽いて足早に過ぎて行った[走る人][カバン][走る人]

此方も安心は一時:途中でバスが行き先変更 ⇒ 空港へUターンの指令
とかで下ろされた [涙] 次の車と云っても当てにならず直ぐ傍のタクシーに
乗換:一路目的地のホテルへ 無事着 ホッ。。。 こんな事も有るのだ
と、改めて想定外の事故に遭遇の状況を認識させられた。

帰欧早々の時差の心配も雲の彼方へ吹っ飛んだ [曇り][雷][曇り]

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フィデリオ ★ SOBベルリン~♪ [ベルリン.de]

いぶし銀:3TBB [ テナー:バリトン:バス ] 三者勢揃い @ 其々のパート:音質
歌唱 & 演技力:滅多に揃う事の少ない渋い役者の饗宴 経験豊富で存在感抜群:
魅惑の男性歌手陣が好演 惚れ惚れするドラマを紡ぐ [本][メモ][本] 素晴らしい公
演を堪能させて頂いた \(^o^)/ 一足早い[クリスマス]サンタの贈物[プレゼント] 完璧な配役に遭遇
感動の一夜 [三日月] 

『エェッ[目]Σ(・□・)』想い寄らぬ静寂からドラマ展開を感じさせる盛上り
夫の無事を祈るレオノーレの不安と気丈が潜む心中 & 生気を失い嘆き奏でる叙情的:
情感籠るフロレスタンの心境:カール‐ヘインツ シュテフェンスの繊細な指揮に
陶酔 [曇り]

黒い幕を下ろした侭の前奏~ 真白い石膏のベートベン胸像が顔を覗かせる瞬時
しみじみと夫婦の境遇 & 絆を想い浮べつゝ聴き入った [るんるん]

2年前:既に初演を観劇した演目:豪華キャストに心浮き立った [黒ハート] 想定内を遥に
凌ぐ素晴らしい感動の夕べに感無量 [目][耳] 二公演観劇の予定を一度に端折る破目に
なった誤算に [涙][涙] 

本来、新装SOBのこけら落としとして計画された公演 [ フィデリオ ] 丁度、ミラノ
スカラ座:オープニング・ナイトに合せての公演日と云うのも偶然と云うか?
態々と云うか ?? 何か因縁を感じさせる [曇り] 

・・・・・ FIDELIO ・・・・・

2018年12月07日 ベルリンSOB ≪ フィデリオ ≫
指揮:Karl-Heinz Steffens
演出:Harry Kupfer / 舞台装置:Hans Schavernoch
衣装:Yan Tax / 照明:Olaf Freese
STAATSOPERNCHOR
STAATSKAPELLE BERLIN
Don Pizarro:Falk Struckmann
Florestan:Klaus Florian Vogt
Leonore:Simone Schneider
Rocco:Rene Pape / Don Fernando:Arttu Kataja
Marzelline:Mandy Fredrich / Jaquino:Florian Hoffmann

☆初演:指揮:ダニエル・バレンボイムから⇒カール・ヘインツ・シュテフェン
フロレスタン:アンドレアス・シャゲーから⇒クラウス・フロリアン・フォクト
ロッコ:マッチ・サルミネンから⇒ロネ・パップ メインキャストの入替で多少
雰囲気は変ったが、流石のSOB:ドイツ物は常に満足を更新 ★[三日月][三日月]

☆女性陣も素晴らしく、レオノーレ:シモネ・シュネィダー:オーストリア出身
美麗な声質:演技伴う歌唱力:近年聴いた、アニャ・カンペ:カミラ・ニルンド
の中では、個人的に一番好きな音質に感激!!

☆マルツェリネ:マンディ・フレデリッフィ も繊細な美声で恥じらう可憐な
マルツェリネを自然体で演じた §Ψ

☆カリスマ抜群の3TBBに対峙する若手女性陣:メゾ&ソプラノ 天晴の存在感で
ドラマを紡いだ [\(^o^)/]

・・・・・・・・・・・

想えば[曇り] 今まで聴いた ≪ フィデリオ ≫ 公演:何故か ファルク & ロネ:
両者の共演が多かった [るんるん] 仏人演出でSOBベルリン & 巴里シャトレ劇場
との共同演出:SOBの巴里出張公演:1997年から スターティングメンバーで
共演[ビール]   以来彼是20年を経て新演出で再共演 \\◎*●^◎//

欧州以外でもNY:メト 偶然なのか? ユゲン・フリムの新演出でも共演 [バー][バー]
この時の演出:関係者は呆れ『ベートヴェンに失礼な演出』と嘆いて、リハーサル
途中で歌手陣:ボイコットで帰宅強行した日もあった とか(苦笑)

1997年4月27日 ベルリン:シュタッツオパー≪フィデリオ≫
★指揮:Sebastian Weigle / 演出:Stephane Brauschweig
ドン・ピザロ:Falk Struckmann / ロッコ:Rone Pape

1997年12月12日 ベルリン:シュタッツオパー≪フィデリオ≫
★指揮:Sebastian weigle / 演出:Stephane Braunschweig
ドン・ピザロ:Falk Struckmann / ロッコ:Rene Pape

1999年6月30日 ベルリン*シュタツオパー ≪ フィデリオ ≫
★指揮:Sebastian Weigle / 演出:Stephane Braunschweig
Don Pizarro:Falk Struckmann / Rocco:Rone Pape
Florestan:Johan Botha

2000年10月21日  NY :メトロポリタン ≪フィデリオ≫
★指揮:James Levine/ 演出:Jurgen Flimm
レオノーラ:Karita Mattila / フロレスタン:Ben Happner
ドン・ピザロ:Falk Struckmann / ロッコ:Rene Pape

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ジョコンダ ★ DOBドッチェオパー~♪ [ベルリン.de]

あぁ もぅ フゥゥ!! と溜息が止らない今年の酷暑 @ 帰国して一週間:久々
耐え難い暑さに見舞われ 流れる汗[あせあせ(飛び散る汗)]  一日3~4回 冷水シャワーを浴びる日々
自然サウナの効果発揮 既にお肌の新陳代謝は上々\(^o^)/

思えば此処数年:夏季帰国で冷水シャワーを浴びる事は無かった ? その昔、
母が生きて居る頃は、この程度の猛暑は頻繁だった様な ?? 冷水を浴びながら
『そう云えば 是って久しぶり』風に想い出した [曇り]

二日ほど前まで、朝:澄んだ声で『ホゥ ホケキョ』と奏でた季節外れの鶯も
『もぅ暑くて敵わない 』と思ったかどうか ?? さえずりが聴こえなく寂しい[涙]
代りに蝉は真夏の本領発揮:ミンミン:ジィジィ:カナカナ と時間差攻撃で
勢揃い~ ちょっと暑苦しい 〓[あせあせ(飛び散る汗)]

そんなこんな愚痴りながら 霞が掛る前に書留めた久々の ≪ ジョコンダ≫ 観劇を
想い出した [本]  近年、上演機会に巡り逢せる機会も少なく @ バスティユの公演
から既に5年余り、序とは失礼であるがSOB ≪マクベス≫ で再訪のベルリンで遭遇
折角なので急遽赴いた。 宿も旧西側:DOB側だった為、決断は早かった!! 

歌手陣は、ジョコンダ:ユィ・へ & ダニエラ・バルセロナ:の名のみ存じ上げて居た
演出の構図:美しい色彩感覚:特に二幕は、開幕と同時に舞台装置に拍手が起こった
実は、ウィーンで観劇した:ドミンゴ氏に振られた[涙] 30年前の ≪ ジョコンダ ≫と
同じ演出家の作品。 然し、あの時:二度観たにも拘らず振られた傷心の為か、覚えて
居るのは衣装だけ トホホ。

中世の絵画を観て居る様な非常に美しいクラシックな演出だった事は、霞の中に
幻想的に浮かぶ、事前情報入手の気も回らず:単に『アァ 懐かしいジョコンダ
折角だから観劇しよう 』程度の安易な決断 (苦笑) 

一幕の衣装を観ながら『エェッ ?? 是って若しかしたら 』風に蘇る記憶を辿り
ながら聴き入ったが、歌手に魅力なく失礼だが惹き込まれる魅惑の声不在。
頑張って歌っているのは認めるが、リラックスムードで旅の疲れを癒した (^^♪ 

舞台がクラシック過ぎる為、4幕で30分の休憩3回。 残念ながら慣れない
早朝便 & 23時半終了は疲労を覚える齢『 メインは明日の ≪ マクベス ≫ 』
と勝手に五択並べて まぁデザート端折った感じで[バースデー][ショートケーキ][喫茶店] クライマックスを
迎えず帰路を辿った _(._.)_

どんなに上演時間が長くても惹き込まれる公演は『明日の朝、ゆっくりしよう』
風な選択をするが、歌唱に魅力ないと時を持て余す『さらば 』 外へ出ると、
端折った方も少なく無い様な 帰宅を急ぐ観客を多々お見受けした [走る人][走る人]

*********LA GIOCONDA********

2018年7月1日  ドチェオパーベルリン ≪ ラ ジョコンダ ≫
指揮:Pinchas Steinberg
演出 & 衣装:Filippo Sanjust
舞台装置Originaldekorationen aus der Entstehungszeit des Werkes
コーラスマスター:Jeremy Bines
振付:Gudrun Leben
La Gioconda:Hui He / La Cieca:Judit Kutasi
Enzo Grimaldo:Alfred Kim / Barnaba:George Gagnidze
Laura:Daniela Barcellona / Alvise Badoero:Nicolas Teste
Zuane / Ein Sanger / 2. Gondoliere:Philipp Jekal
Ein Steuermann / Kirchendiener:Byung Gil Kim
Isepo / 1. Gondoliere:James Kryshak
Chore:Chor der Deutschen Oper Berlin
Opernballett der Deutschen Oper Berlin:DOBバレーダンサー
Orchester der Deutschen Oper Berlin:DOB オーケストラ

☆ジョコンダで一番好きな [ 時の踊り] ダンスの曲:17~8世紀宮殿で
催されて居る夜会 超古式では有ったが、バレーダンサーに因る美しい
バレーをご披露頂いた 〓[目]

☆ラウラ:ダニエラ・バルセロナは、期待したほどでは無かった ?? 素人
には解らないが、この曲自体:非常に難しい発声を強いられるパートが在る
とか ??  以前:テナー歌手に伺った事が有るが、テナーパートに難度が
有る為、オファーも軽く受けられないとか~ 上演が少ないのはその為か ??

☆ジョコンダ:ユイ・へ は、以前 @ ヴェローナで素晴らしい声量拝聴で
想定内の音量発揮:歌唱に問題無く美声を奏でた [るんるん] 只、ニュアンス
伴わずドラマが生まれない:同様にエンゾ・グリマルド:アルフレド・キム
(テナー)も声質 & 歌唱共に悪く無いが 魅力も無い [涙]

☆≪マクベス≫の半額とは云え、二倍払っても一回の価値を選ぶのは当然
と思える歌手陣:しっかり声量の在る美声を奏でたが何しろ『歌ってます』
風な歌唱で残念ながら個人好みでは無かった (^^♪

※隣席の独女性が『明日、友人がSOB ≪マクベス≫ に行くの でも高額過ぎ
私は、行かないわ!!』との話題から心の中で [ 是を二回聴く因り現地住いで
有れば、マクベス一度の方が数倍の価値がある ]と思ったが、まぁ人其々〓

****************************

因縁の≪ジョコンダ≫ 同じ演出 @ ウィーンで、ドミンゴ氏に振られた
のも同じW杯の頃 @ 1986年5‐6月:メキシコ大会の年。 この前年
85年9月のメキシコ地震で震災に遭われた、ご親戚の方々の捜索に赴いた
ドミンゴ氏は、大半の公演をキャンセルした その翌年。 

瓦礫の中での捜索で体調も崩し、86年1月 ≪シモン ボッカネグラ≫
@ ROH ロンドン:キャンセルに続き、6月@ウィーン≪ジョコンダ≫も
振られた。 この時、随行の仏人『ドミンゴ、初日歌ったけど調子が悪く
W杯でメキシコに帰っちゃったョ 』と云われ『嘘ォ !!』冗談と思った
が、昨今のW杯[サッカー]追っ駆けを観ると冗談では無かったのか ??(笑)

W杯に限らず [車(RV)] F1の大ファンでもある、ドミンゴ氏 [車(RV)] 日本でも鈴鹿迄
足を運ぶマニア [モータースポーツ] ≪IL POSTINO≫巴里公演中、休演日にヴァレンシア
F1へ[車(RV)] 我々と変らぬ:追っかけ心理 [モータースポーツ] [モータースポーツ] ファンシップを理解され??
ファン:サーヴィスを欠かさない律義さに頭が下る~[演劇]

**********
シーズン後半 6、7月 多忙を極め @ という間に過去り ホット一息!!
付く間もなく今年は超ホット:異例の猛暑との便りに家族向け夏物調達の
為、忙しなく相棒[ミシン]と向い合った 〓[Tシャツ(ボーダー)] 簡単服8枚:子供服8枚
他にパウンドケーキ[バースデー] :フィナンシェ:焼き菓子等 多種多様の日替り
作業に明け暮れ現役時代より繁雑を極めた [晴れ][三日月][バースデー] 

頭の中は既に、次シーズンの公演日程のやり繰りが渦巻いて居る、時間と
[ドル袋]財布が勝負:足りるかなぁ~?? でも先が無い [ いつやる 今でしょ ]
林先生の云う通り!?!  年寄現象か? 無駄に過ごす時間は無い と云いながら
無駄が多い フゥゥッ!!

今シーズンも拙いブログに多くの皆様からのアクセス頂き、本当に感謝感謝
です[黒ハート] 有難うございました。 近年はボキャブラ不足で表現力も衰えと云うか
まぁ以前から大した事無いですが (苦笑) 呆け防止の為、努力しつゝ頑張って
居ります。 今後共、どうぞ宜しく、お願い致します。  

昨年の今頃、バイロイトの木陰でのんびりでしたが、今年は鬱蒼とした桜の木の
下で、想定を遥に超す猛暑に喘ぎつゝも自然サウナの如き温風の中[いい気分(温泉)] 皺伸ばしに
励みつゝ [あせあせ(飛び散る汗)] (微笑) 皆様、酷暑では有りますが、愉しい休暇を、お過ごし下さい
ませ [ビール][ビール]
Bon Vacance ~ [るんるん]

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マクベス:ネトレプコ Vs ドミンゴ ★ SOBベルリン~♪ [ベルリン.de]

オペラ界の長老:プラシド・ドミンゴ氏 & 美声誇る:アンナ・ネトレプコ:豪華な
マクベス夫妻[黒ハート] 巡り逢う事の希少なチャンス:黄金カップルを拝聴:素晴らしい
饗宴に魅了され感謝感激 [るんるん][目][耳] 豊富な好演に恵まれた今シーズン:イタリアン
演目の鳳を飾った ≪マクベス≫ 贅沢三昧の公演に感無量 \(^o^)/ 

タイトルロール @ プラシド・ドミンゴ ¶その妻:アンナ・ネトレプコ¶バンクォ:
クワンシュグル・ユン¶マクドフ:ファビオ・サルトリetc 情感移入の歌唱力伴う
演技力 & 美麗な音質を備えた実力派:揃い踏:最高の歌手陣に恵まれた [バー][演劇][バー]

爆音好きのダニエル・バレンボイム指揮 & ベルリン:独逸人観客 [るんるん] 然しながら
新装SOBは、シラー劇場と違い万全の音響装置を備え、オケピットの深い谷間から
噴出す如き壮麗な響き:奏者は精力的な演奏に励み、ソリスト& コーラス軍団も
迫力の歌唱披露 ★☆★ 

前奏が終り舞台を覆って居た黒布幕が中央から割け ひらりと左右に落ち文字通り
[ 幕が切って落とされた ] ドラマ開幕 [本] 焼け野原になった戦場に横たわる兵士達
遠く:バックスクリーンに映し出されるCG画像 モクモクと黒煙が上り時折火を
噴くのは空爆か ?? 殊勲賞は奇才の演出家:ハリー・クファー

※意表を衝く [ 幕が切って落とされる] 演出 ≪ フィデリオ ≫ で既に施策済では
在るが 本来はSOB新装後のシーズン開演予定だった ≪フィデリオ≫ 工事遅延
に因り2016年:シラー劇場での初演となった [涙]

洗練された構想 & 具現化:シンプル・モダン、お得意の上下作動に因る舞台装置
上下二場面を合理的に変換:背後には広大なスクリーンが控え CG画像に因る
映像センスは抜群:透ける格子戸のみで軽量化された舞台装置は:傾斜撮り画像が
物語を紡ぐ時代背景を写し出す[映画][カメラ] 

物語の展開と完璧にドッキングする豊富な画像:プロ集団の技満載 & ハイテクを
駆使した装置 & 振付 芸術作品の展覧会を拝見しているかの様だった[目][耳][目]

赤と白:木目の場内は美しく:モダン・クラシックで洒落た内装 上品な雰囲気を
醸し、座席も非常に観易い間取りで音響も抜群:素晴らしい劇場に変身 [耳] 
長らくシラー劇場で辛抱した甲斐ありの画期的な姿に変貌 ΘΨΘ 初観劇を優雅に
愉しませて頂いた[目]

>>>>> MAVBETH <<<<<

2018年6月24日& 7月2日 ベルリンシュタアツオパー ≪ マクベス ≫
指揮:Daniel Barenboim / 舞台装置:Hans Schavernoch
演出:Harry Kupfer / 衣装:Yan Tax / 照明:Olaf Freese
ヴィデオ:Thomas Reimer/ 脚本:Detlef Giese
演出助手:Derek Gimpel / 振付助手:Helga Schiele
コーラスマスター:Martin Wright
Macbeth:Placido Domingo / Banquo:Kwangchul Youn
Lady Macbeth:Anna Netrebko / Kammerfrau:Evelin Novak
Macduff:Fabio Sartori / Malcolm:Florian Hoffmann
Murderer, appearance:Jan Martinik / Diener:Tomas Vogel
Erscheinungen:Raphael Kuster, Niels Domdey

☆この旅、第一目的は歌姫:アンナ・ネトレプコ [あの美声をもう一度[るんるん]]
願うは、ドミンゴ氏との共演で [黒ハート] 音質が調和し美しいハーモニーを醸す
デユエットは最高だった ΘΨΘ シラー劇場で聴いた [トロヴァトレ]以来
待ち続けた供宴:今春巴里 ≪ 椿姫 ≫ で振られて~[涙] 何が何でも聴きたい
と祈り続けた (微笑)

想い通じた??様に、二度の [ 拝聴 ] 機会に恵まれ、まるで喉の奥に鈴が忍ぶ
かの様に繊細なニュアンス帯びるシフォンの透明感:奏でるアンナの艶のある
滑らかな喉越しの響き想像絶する天下逸品の余韻に酔いしれた ★[三日月][晴れ][曇り]

☆衰え知らずの大御所:プラシド・ドミンゴ氏、テナーを凌ぐ伸びのある
高音 & 広音域による自在の声質:威厳の低音:安定した歌唱、鍛え抜かれた
教鞭且つ美麗な音質に驚嘆Σ(・□・)[るんるん] 

☆ドミンゴ氏にとって申し分ない共演者:ネトレプコのみならず、初代
オペラリア受賞者=バス:クワングシュル・ユン & パバロッティ並豊かな
声量テナー:ファビオ・サルトリ 実力派:トップ歌手揃いの
配役~!!! また々最高を更新の宵にどっぷり浸る [るんるん][黒ハート][目][耳]

☆バンクォ-:クワングシュル・ユン:SOB不動の存在感を漂わせる鍛錬の
バス、深みのある渋い響き威厳を放ちバンクォの暗く悲愴な運命を感じさせる。 
息子に将来を託し別れを告げる場面は涙腺が緩む [涙]

※1997年@SOB マイスタージンガーで時を報せる夜警を演じた時、初めて
聴いたベルリンでの活躍。 滑稽な役柄でご登場、オペラリアのユンと知って
驚いたが それからベルリン:ウィーン:巴里:バイロイト等で目覚しい活躍
& 拝聴する機会に恵まれて居る。 2010年 @ バイロイト・リングの休憩時間
偶然遭遇した奥様と束の間の会話を愉しんだ記憶も [曇り]

☆マクドフ:ファビオ・サルトリ 2009年SOB ≪シモン・ボッカネグラ≫で
拝聴した頃は、愛嬌のある姿:親しみやすさからオペラ友達と[ ちび狸 ] とか
呼んで居た(失礼) 何しろ抜群の声量は、パバロッティを彷彿させる。 現在は
体型までもが:パバロッティ並に変身 (笑) 驚きの歌唱をご披露頂いた[キスマーク]

https://www.youtube.com/watch?v=hMqSwnsD5Gk

・・・・・・・・・・・・・・

やっと[チケット]ゲットした24日:喜び勇んでSOBへ⇒ 余りの素晴らしさ余韻が[耳]
付き [ たった一度で聴き納めは無理 ] と判断 [考えてる顔] 考え抜いた挙句?? [チケット] 検索
『エェェッ ウソォ』では無かった お待ちして居りました風に願ってもない
希の席が目の前に出現 \(^o^)/

取敢えず:ホテル[家]:空路[飛行機]も同時検索。 空路は前回の早割の倍以上の中で
最安価 @ 早朝で旅立を決意(早朝は大の苦手) ホテルは徒歩圏の東から西へ
遠距離では有るが [バス] バス路線も既に経験済み (地下鉄 & タクシー嫌い)

まぁ雑多個人的条件のクリアー確認後、チケット入手~ホッ(安堵) 旅行社並の
繁雑も『聴きたさ:観たさ』一心で [ 成せば成る ] 最終公演日 @ 7月2日
再聴成功 [るんるん] 感動の一夜を再体験 [カバン] 今シーズンの鳳は、近年の経験の中で
最高に素晴らしかった [黒ハート]

残念ながら宝くじは当った事無いがオペラ公演は [ドミンゴさんが呼んで居る ?? ]
と思える程に時折:幸運に遭遇 35年のファンシップに神様からの贈り物 [プレゼント] (笑)
今公演、一般向発売前から年間予約 & 特別会員??予約云々で最終日まで完売と云う
憂目に有った [涙] 然し時折検索 @ Webサイトで出戻り席が [ 私を呼んで居る ]
風に現われた !! 迷わず即:ゲット[チケット] 有難う[ 神様 ] 感謝観劇~[るんるん][目][耳]

二回共、ロイヤル席並:二階の正面 @一列目と云う視界 & 音響抜群席 [いす][いす] 
近年、若い方がどんどん大きく育ち、ドイツは特に横に広い方も多く、なるべく
被り付の前方視界良好を選ぶが、今回は選ぶ余裕なくあてがいぶちでは有ったが、
逆に良い経験させて頂いた \(^o^)/ 新たな発見~[目][耳][バー]

・・・*・・・*・・・*・・・

追記:
そう云えば 興奮状態から暫し時を経て 先日の巴里 [トロヴァトレ ] 再演で
エカテリナ・セメンチュクが、ヴァレンシアで演じた:マクベス夫人が蘇った。
声質と演技の深さ おどろおどろしい:マクベス夫人 [目][耳] 野心 & 邪悪な
罪深いドラマを感じさせる重量感の在る歌唱は、今回のネトレプコとは異なった。 

演出もあるだろう、現代的:モダン感覚の有閑マダム風 @ マクベス夫人そして
年の差婚(風に見えるドミンゴ氏風貌:失礼)の旦那マクベス、預言を正当化すべく
マクベスをけし掛けて 風で、罪深いドロドロさを感じさせなかった。 正気を
失って白い寝着で夢遊病者の様に茫然と彷徨う姿は [ 夢遊病の娘 ] 風、可憐だった

シャルリ・ヴェレッタ & エカテリナ・セメンチュク:メゾの低音質に伴う凄みを
効かせた壮絶な [マクベス夫人] ? 旦那が王になる狂喜に満ちた野望:暗殺後の
手の血痕を洗う恍惚のアリア:頭に[王冠]冠付けた演出だと不気味さを感じさせるが、
時代詐称のモダンアート的:クプファーの演出、軽快なテンポ伴う振付で人間
臭いドラマに欠けた感もあるのだろう か?? 

ネトレプコの良く伸びる美麗なコロラトーレ声質の歌唱を聴かせて頂き大満足
だったが、綺麗に纏まり過ぎた感も否めない ??? 来シーズンは、メゾ:
セメンチュクで再演の為、再観劇に挑戦してみたい [目][耳] 何しろ [ マクベス ] は
他の演目より聴かせ処が多く、ドミンゴ氏の声を堪能出来るのが嬉しい \(^o^)/

そう云えば(口癖)、マクベス:ドミンゴ氏も、15年 ベルリン & ヴァレンシア
では、胸を掻きむしる様な喘ぐ仕草で、息苦しい苦悩を表現してシラー劇場では
息遣いも演技か本当か一瞬:ドキッとさせられる迫真の演技だったが、今回は
自然体。 マクベス & 夫人双方共、クプファー演出に因る表現だったのだろ
との解釈に至る [曇り][雨][曇り]

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プラシド・ドミンゴ*ガラ・コンサート★ シュタツオパー~♪ [ベルリン.de]

類稀な素晴らしい公演に遭遇~ 衰え感じさせぬ輝かしいパワフルな美声~[バー][バー]
欧米各地の舞台デビュー50周年を祝う [ ガラ*コンサート ] 記念公演の続く
プラシド・ドミンゴ氏~[手(チョキ)][演劇][手(チョキ)]

二週間前:5月19日 @ ウィーンで盛大な [ ガラ・コン ]を終えベルリンへ
[ ヴェルディ & ワグナー *バリトン / テナー] と粋な選曲で構成された演目と
言う事でチケット高額 & 競争率の激しい @ ウィーンをスルーしてベルリン
選択で大正解~安堵 \(^o^)/ ウィーンは10年前の [ 40周年記念公演 ]を
心に焼付けた貴重な想い出を胸にいつまでも~[目][耳][黒ハート]

氏の歌唱中心の [ ベルリン・ガラコン ] @ ひとりの歌手でテナー & バリトン
パートに加えヴェルディ Vs ワグナーを、ご披露頂くと云う希少価値~?! に
遭遇~[バー][バー] まぁ我々ファンは { ドミンゴの声で聴く~ } 風に氏の声を堪能
出来れば最高~ 感謝感激~[キスマーク][涙][キスマーク]

正式なバリトン音域では無い:テナーにちょっと無理がある風な~ ご意見も
[耳]にするが~ 繊細で力強い年季の入った美声で聴く:大巨匠:ヴェルディ&
ワグナー:格別な感動と云う他に言葉が無い~[手(チョキ)][手(チョキ)] 同窓会の様なファン層で
埋まった場内~ (苦笑)

ドミンゴ氏も大満足のご様子だったが、何しろ最期:ワグナー:テナーパート
[ パルシファル ] でエネルギー消耗:お疲れ様、何時もの様に右端から左端迄
溌剌と舞台挨拶されず~ シャンパングラス片手に 端で何回もファンの声援に
答えて居られた [バー][演劇][バー]

***** GALAKONZERT *****

2017年5月31日 ベルリン*シラー劇場 ≪ ガラコンサート ≫
指揮:Daniel Barenboim / コーラスマスター:Martin Wright
Baritone | Tenor:Placido Domingo / Soprano:Elsa Dreisig
bass:Rene Pape / mezzo-soprano:Marina Prudenskaya

演目:GIUSEPPE VERDI :ジゼッペ・ヴェルディ
Preludio to ≫La traviata≪ トラヴィアータ:前奏曲
Duet Violetta/Germont ≫La traviata≪, 2nd Act :
Elsa Dreisig | Placido Domingo
二重唱:ヴィオレッタ & ジェルモン《椿姫二幕》
Aria of Germont ≫La traviata≪, 2nd Act :(Placido Domingo)
ジェルモンのアリア≪椿姫二幕≫P.ドミンゴ
Preludio to ≫I vespri siciliani≪ シチリアの夕べの鐘:前奏曲

Duet Macbeth/Lady ≫Macbeth≪, 1st Act :
(Marina Prudenskaya | Placido Domingo)
二重唱:マクベス& 夫人≪一幕≫
Preludio to 3rd Act ≫La traviata≪ 間奏曲:椿姫三幕

Duet Boccanegra/Fiesco ≫Simon Boccanegra≪, 3rd Act:
(Placido Domingo | Rene Pape)
二重唱:ボッカネグラ & フィエスコ≪シモン・ボッカネグラ≫三幕
- INTERMISSON ? 休憩

RICHARD WAGNER二部ワグナー
Prelude to ≫Die Meistersinger von Nurnberg≪
ニュルンベルグのマイスタージンガー:前奏曲
≫Lied an den Abendstern≪

Scene of Wolfram ≫Tannhauser≪, 3rd Act :(Placido Domingo)
フォルフォルム《タンホイザー》三幕
Prelude and ≫Liebestod≪ to ≫Tristan und Isolde≪
前奏曲≪トリスタン・イゾルデ≫
Scene of Parsifal ≫Parsifal≪, 3rd Act:(Placido Domingo)
《パルシファル》三幕

上演時間:休憩込 約2時間45分 / intermisson

氏の親友:ダニエル・バレンボイム指揮だったが~ 感動とか感激は希薄
何と無く昇華不良の感も否めなかった~Λ[手(チョキ)]Λ 歌唱の合間:強烈な鼻息
混り:繊細とは程遠い力任せの情感籠らぬ演奏が些か興醒めの要因か ??¶▼

オケピットの穴倉から出た爆音は凄まじい~とは云い過ぎかも知れないが
近年、バレンボイムやラトルの様な勢いで爆音奏でる指揮者は個人的に苦手
になりつつある~▼▽▼ 特に今回は二週間ほど前 @ TCEで情緒ある感性
高い美麗なコンサート拝聴後だった為:その差は鮮明~[三日月][曇り]

ロネ・パップのフィエスコが、フルラネット並に情感溢れ、渋く深みを増し
素晴らしかった~[手(チョキ)][手(チョキ)] 本来:ドミンゴの ≪ マクベス ≫ 公演予定が急遽
取止で ≪ガラコン≫ に差替~?? 公演日程を ≪ドン・カルロ≫に変更 @
きっと素晴らしいフィリッポIIを演じて居る事だろう~[耳]
残念ながら演出が好みで無い為、スルーして一泊一日で帰仏 (苦笑)

[ドミンゴ & 仲間達 ] 風派手なガラコンも良いが、個人的には美声堪能目的
SHOWより中身優先で、氏の歌唱を多く聴きたいのが本音~![黒ハート]!
紅白歌合戦の様にその他、大勢が派手な衣装で順番に歌唱ご披露頂くのも
愉しいだろうが~ 高額のSHOWには興味薄~[曇り] 量より質 (微笑)~◎¿◎

スティフェリオ * コンサート形式 ★ ベルリン~♪ [ベルリン.de]

凍て付く[雪]中~ [涙][涙][涙] 『 ねぇ~ちょっと聞いて呉れる~?? 』風な
メールを妹に送り留飲を下げた [ 選手 ( 歌手 ) 交代 [涙] ]~フゥゥッ!!

久々に聴く ≪ スティフェリオ ≫ 1993~97年:プラシド・ドミンゴで
NYメト、マドリッド、ロンドン、ウィーン等、各地で6回ほど拝聴~♪♪
意外と劇場公演の少ない演目だが、ジゼッペ・ヴェルディの大好きな曲~[黒ハート]

今回のベルリン出張観劇 @ 第一目的 愛しの≪スティフェリオ ≫ 拝聴 [耳]
赴いた先は零下~[雪] 空港に降立つと肌を刺す寒気~[雪] 足元に凍て付く残雪
何か不安な胸騒ぎ [雷][雪][雷] ホテル着後即PC開けて顔に/////『 エェッ嘘~ 』
タイトルロールの名前が消えて居た~[涙] 『朝出掛けにも確認したのに~』と
言う訳で本命中の本命 [ 愛しの声人:ロベルト・デ・ビアジョ ] にあっさり
振られ意気消沈~トホホ[涙]

大好きな聴きたい曲~ 気丈に会場へ赴き正解だった~!! 豪奢なコンサート
ホールで音響抜群の素晴らしい公演を満喫 \(^o^)/ 特にスティフェリオの
妻リナ:マリア・カツァラヴァの歌唱は圧巻だった~[手(チョキ)][演劇][手(チョキ)] 昨年12月始め
パレルモで聴いた美声の [ ミカエラ ] で、想定内では有ったが~ ヴェルディ
演目では遥に上回った~ブラボー[手(チョキ)][ビール][手(チョキ)]
[ 追記:経歴を観ると2008年のオペラリア入賞者 : 以来,各国での経験豊富 ]

スティフェリオ:ピーター・オティ は印象の壊れる声質の代役で無かった事が
救われた~◎ 出掛け前、念入りの予習で既に、曲とロベルトの声で頭の中に
創造が生まれて居た為、諦めの胸中で赴いたが~ 繊細さは大幅に欠ける大味
ではあるが、独露系の重さは無く音質に有った美声で事無きを得た~ホッ(^^♪

大柄で恰幅の良い英国人テナー:ゆったりとした歌唱は役柄に合い、牧師の
衣装も説得力を伴い、スマート過ぎるロベルトより似合ったかも~と個人的
想像を巡らせ、辛うじて精神的ピンチを凌いだ~v*v*v

リナの父:スタンカー大佐 @ バリトン:アルフレッド・ダザも渋い声質で
威厳のある父を演じた。 スティフェリオの恋敵でリナの愛人:ラファエル
スティフェリオに乗じて?? 降板か(苦笑) テナー二人が揃い踏みで降板とは
寒波の影響は如何に多大だったか~??と、勝手な憶測~[雪][雷][雪]

ξΛξ--- STIFFELIO ---ξΛξ

2017年2月1日 ベルリンコンサートホール≪スティフェリオ≫
指揮:Felix Krieger / コーラスマスター:Steffen Schubert
振付:Thilo Reinhardtszenische
Chor der Berliner Operngruppe ベルリンオペラグループ合唱団
Orchester der Berliner Operngruppeベルリン・オペラ・グループ管弦楽団
Stiffelio:Peter Auty (Tenor)
Lina:Maria Katzarava (Sopran)
Stankar:Alfredo Daza (Bariton)
Jorg:Francesco Ellero d'Artegna (Bass)
Dorotea:Natalia Skrycka (Mezzosopran)
Raffaele:Ya-Chung Huang (Tenor)
Frederico:Linard Vrielink (Tenor)

☆キャンセルで気落ちするのはファンより:観客より、一番不本意なのは歌手
ご自身で有る事は周知~Θ×Θ 舞台公演の数日前には現地入り& リハーサル
準備万端~!! そんな状況で当日:想定外のキャンセルせざるを得ない不慮の
事態に遭遇~ ファン以上の落胆だろう~[涙]

何時も『 エェッ~? 嘘:キャンセル~?? 』何て簡単に云って居るが被害者は
歌手ご自身:時に長期のリハーサルを重ね、本番公演直前のゲネプロで体調崩し
全ての公演を降板した不遇~[涙] 返す返す残念な記憶として巴里の [ リング ]
あの晩の出来事が鮮明に脳裏に焼付いている。 残念ながらその後、ファルクの
ヴォータン役 @ 美声を聴く機会を逸し~ この役はもう聴けない~トホホ[涙]

そんな経験から聴ける時は聴いて置きたい『 例え[晴れ]の中[雪]の中~[雨]にも負けず
[雷][曇り][雷]にも負けず~』と赴いた極寒のベルリン~[雪] 1996年 [ リング ] から
50回余り通って居るベルリン [雪] [ペンギン] の寒さも経験済~とは言え [ 寄る年波 ]
正直、今年の厳寒は謹んで辞退したかった。。。。。。

幸い今回は二兎追って準備万端 @ 救われた~ホッ。 本命≪スティフェリオ≫
だったが、若しも?? と『コンサートだけでは~??』安心できず探り中てた翌日の
≪ ローエングリン ≫ [指輪] 改めて感謝~!!! Dankeschon~[手(チョキ)] 有難う~[手(チョキ)]

~~~~~[雪]~~~~~[雪]~~~~~[雪]~~~~~

巴里生活に戻り落着いて自宅でCDを聴き直しつゝ [ さすがに違い過ぎる ]
音色豊かなニュアンスを醸す繊細な [ 声人の美声 ] を聴く機会を逸し改めて
残念無念の胸中[涙]

●◇▼~●◇▼~●◇▼~●◇▼~●◇▼

懐かしい ≪ スティフェリオ ≫ もう記憶にも蘇らないが~ 資料も発見
出来るか不確か~?? だったが幸い保管してあった~安堵◎

1993年11月6 & 10日 NY:メト≪スティフェリオ≫
★指揮:James Levine / 舞台装置& 衣装:Michael Scott
演出:Giancarlo del Monaco / 照明:Gil Wechler
コーラスマスター:Raymond Hughes
Stiffelio:Placido Domingo / Jorg:Paul Plishka
Lina:Sharon Sweet / Stanker:Vladimir Chernov

1995年5月26日 ≪ スティフェリオ ≫ サルスエラ劇場
★指揮:Arturo Tamayo / 演出:Pier Luigi Pizzi
Stiffelio:Placido Domingo
Lina:Veronica Vilarroel / Stanker:Carlos Alvarez

※当時、現マドリッド王立劇場建設中:オペラは古いサウスエラ劇場で
上演されていた。 この時が初めてのマドリッド訪問。 友人達と
ドミンゴの生家を訪れたり~ ミーハー:グルピー現役の頃だった(笑)

1995年7月8 & 14日 ロンドン* ROH ≪スティフェリオ≫
★指揮:Edward Downes / 装置:Micael Yeargan / 衣装:Peter J.Hall
演出:Elijah Moshinsky / リニュアル:David Edwards
照明:Paul Pyant / コーラスマスター:Terry Edwards
Stiffelio:Placido Domingo / Jorg:Gwyne Howell
Lina:Catherine Malfitano / Stanker:Gregory Yurishich

1997年1月21日 ウィーン ≪ スティフェリオ ≫
★指揮:Fabio Luisi / 装置:Micael Yeargan / 衣装:Peter J.Hall
演出:Elijah Moshinsky / リニュアル:David Edwards
照明:Paul Pyant / コーラスマスター:Johannes Meister
Stiffelio:Placido Domingo / Jorg:Peter Koves
Lina:Iano Tamar / Stanker:Vladimir Chernov

2010年1月23日 NY:メト ≪スティフェリオ≫
★指揮:Placido Domingo / 舞台装置& 衣装:Michael Scott
演出:Giancarlo del Monaco / 照明:Gil Wechler:David Kneuss
コーラスマスター:Raymond Hughes
Stiffelio:Jose Cura / Stanker:Andrzej Dobber
Lina:Julianna Di Giacomo / Jorg:Phippe Ens

ローエングリン * K.F.フォグト ★ ベルリンDOB~♪ [ベルリン.de]

天を舞うシフォンの様に柔らかい澄んだ崇高なボーイソプラノの様な 壮麗な
響きの繊細な美声と共に幻想的に姿を現す[ ローエングリン ] お伽噺の騎士
遥彼方から白鳥に曳かれ現れ~ 優しい労りの言葉を掛け別れを告げる~[黒ハート]

中世の絵画から抜出た様な神々しさを漂わせ~ 大きな白鳥の羽を背負った
端正な若い騎士に視線は釘漬け~ ことばが浮かばない程に輝かしい光景
静まり返る場内~ エルザ救済の為、赴いた趣旨を凛々しく力強く告げる
美声の主 [ ローエングリン ] 素晴らしい歌唱に観客は息を呑んだ~☆彡★

正真正銘:美麗なワグナーテナー:軽やかにのびのびと高音が湧き上がる
クラウス・フロリアン・フォグト:容姿共々~ 原作通りのイメージに心躍る
ワグナーワールドへ惹き込まれた~[演劇][ビール][演劇] 純粋にワグナー原作を尊重した
演出 & キャストに大満足の宵に浸った \\●^◎^●//

年季の入った指揮者:ドナルド・リュニンクル氏:指揮棒を魔法の杖の様に
操り~ シュルデ川のほとり~ 静かにさざ波を立てながらゆっくり進む神聖な
白鳥の気配を想い浮かばせる様な前奏~[ひよこ] 老練の逞しい独人奏者の揃うDOB
オケピット内は愉しそうに体全体で弾む様に奏でる演奏家諸氏の演奏風景~
豪華な公演に感謝感激~☆彡♪♯♭[ひよこ]

~~~~~~~ LOHENGRIN ~~~~~~

2017年2月2日 ベルリンDOB ≪ ローエングリン ≫
指揮:Donald Runnicles / 舞台装置&衣装:Steffen Aarfing
演出:Kasper Holten / 照明:Jesper Kongshaug
コーラスマスター:Raymond Hughes
Lohengrin:Klaus Florian Vogt /
Elsa von Brabant:Manuela Uhl / Ortrud:Elena Pankratova
Friedrich von Telramund:John Lundgren
Heinrich der Vogler:Sung Ha
Der Heerrufer des Konigs:Dong-Hwan Lee
1. Brabantischer Edler:Robert Watson
2. Brabantischer Edler:James Kryshak
3. Brabantischer Edler:John Carpenter
4. Brabantischer Edler:Stephen Barchi
Chore:Chor der Deutschen Oper Berlin
Orchester:Orchester der Deutschen Oper Berlin

☆2015年4月、16年5月に続き3度目 @ ベルリンDOB [ ローエングリン ]
然し今回の感激は一入~[手(チョキ)] 自己主張を強く出さず、爆音に晒される事も無く
演奏と歌唱:音楽的ハーモニー重視で奏でる指揮者に因る功績だろう~☆彡

☆出張観劇を決めた時、オケ被り付を抑えた~ホッ!! オケピットを眺めながら
舞台を愉しめる席、然し前回は指揮者の暴走に因る爆音で些か不満が残った▼
聞き覚えのある指揮者名を確認の上、迷わず予約したが~ 記憶は健在だった。

☆聖人 [ ローエングリン ] は歳を取らないのだろうか ?!! そしていつまでも年を
感じさせない精悍な容姿と美声の好青年:K.F.フォクト~ 現代に生きる聖人(笑)

☆シンプルを極める舞台装置 & 衣装の色彩然り~ [ ローエングリン ]が実在
するかの様な錯覚を起させ~ 夢現に陥る~[曇り][曇り] 1985年 @ ウィーンSOV
プラシド・ドミンゴの初演を彷彿させる~ 双方共に美麗な声質 & 容姿端麗[指輪]

☆エルザも昨年同様のキャスト:Manuela Uhl 可憐な美声を奏で、純真さを
伴う小柄な少女:テルラムント & オルトルートの策略に捉われ吾身の破滅を
招く不憫さに [涙]

☆演出家や歌手のスター街道:出世手段では無い、総合芸術としての純粋な
オペラを愉しみたい観客に取って、耳[耳]に~ 心[黒ハート]に~ 深く残る素晴らしい
公演は、何度でもリピートしたい~\(^o^)/

☆厳寒の欧州:日替りメニュー頻繁の状況の中、無事だった フォグト:然し
隣席:独人情報では『二週間前、彼も病気だった。未だ本調子では無いとか』
伺って耳を疑った『 エッ~ あれで本調子では無い~?? 』驚嘆~[雷][雷]

☆想い出すのは、2014年 @ スカラ座:開幕公演 [ フィデリオ ] の時、一公演
キャンセルの後だったが『 未だ本調子では無いけど今夜、歌うと云ってたわ』
と伺った関係者談:然しその声は本調子と聴こえたが~ 何はともあれ 恐れ多い
フォグト様 ( 笑 )[手(チョキ)] [ビール][手(チョキ)]

パルシファル☆ドッチェオパー @ DOB~♪ [ベルリン.de]

歌手陣に救済された ≪ パルシファル ≫ ワグナーテナー:トップクラス
クラウス・フロリアン・フォクト & 初耳クンドリー:ダニエラ・シンドラム
二人の見事な歌唱で、素晴らしい公演をご披露頂き満足の宵を過ごした~[黒ハート]

城主:アンフォルタス:トマス・ヨハネ・メイヤー も瀕死の王を見事に
演じ、聖槍を胸に当て苦しみに耐えきれず ??自害~??の結末:アーメン〓
グルネマンツ:シュテファン・ミリング:十字軍風な衣装から~どういう
成行きか~?? 三幕目は既に私服の様な現代風:トレンチコート姿に衣替 [Tシャツ(ボーダー)]
然し双方共、演技を伴う歌唱で無事ドラマを演じ終えた~安堵!!!

残念ながら演出は何でも在り~??~の寄せ鍋風~?? 繊細な味に欠ける独逸
料理の様な~?? 演出は頂けなかった~[涙] 胸に大きな赤十字のパッチワーク
>> 十字軍 ??と思わせる衣装~?? 如何わしいコスプレ風魔女の戯れる
クリングゾールの城 : 城主はインディアン風コスチューム:ジャケットに
ネクタイ 〓 姿のパルシファル:ブルゾン & トレンチコートの市民~??
『 エェッ~?? 何是~?? 』様々な衣装と不可解な振付~ΨΛΨ

是程、支離滅裂なヴァリエーションに富んだ演出に、お目に掛るのは稀~?!!
些か奇妙奇天烈で素人には理解し難く~ 唖然とさせられた~▼×▽
舞台装置はライン川下りの船から見える景色~ 両岸にそびえる岩山に建つ
古城 〓 ご丁寧に [モータースポーツ] 立てて~ \(^o^)/

グルネマンツの語る物語を、岩山で解り易く具現化して説明補足~??
無声映画か~ 紙芝居風にビジュアルで演じ~?? と不要な振付も多く
国から合唱団の失業対策を通達されているのか~?? と勝手な想像に及ぶ
途切れない多勢合唱団のご登場~等々~(苦笑)

最近は理解し難い新演出が多いのは周知だが~ それにしてもこれ程>>>
不可解な中世と現世ごちゃまぜの衣装を纏う時代背景に、得体のしれない
パントマイムの様な奇妙な振付 & 演技指導~?? 結果、理解不可能作品に
[ 是で良いのだ ] と独逸人は納得して居られるのだろう~か?? はたまた
何も詮索せず出された物を[ クリエーション ] と勝手な解釈の評論家評に
追従~?? 仕立て屋の口車に乗せられた [ 裸の王様 ] 風に~?[Tシャツ(ボーダー)][Tシャツ(ボーダー)]

PC発達の世界:思考力の衰え:検索情報でマインドコントロール化
されつゝある現代社会~ 物語を語る、グルネマンツの頭上で具体像を
演ずる計らい~?? 観客はイメージを湧かせられないのだろうか~?
いずれにしてもDOBでまともな演出は、故ゴッツ・フリードリッヒ:
くらいだろう~ 失礼:ローエングリンもまともでした~と、言う訳で
期待せず赴いて正解だった~[曇り][雨][曇り]

********* PARSIFAL *********

2016年10月30日 DOB ≪ パルシファル ≫
★指揮:Donald Runnicles :衣装:Kathi Maurer
演出:Philipp Stolzl共同:Mara Kurotschka / 照明:Ulrich Niepel
舞台装置:Conrad Moritz Reinhardt&Philipp Stolzl
演奏:DOBオーケストラ / コーラスマスター:Raymond Hughes
Amfortas:Thomas Johannes Mayer / Titurel:Andrew Harris
Kundry:Daniela Sindram / Gurnemanz:Stephen Milling
Parsifal:Klaus Florian Vogt / Klingsor:Derek Welton

☆巴里でご披露頂いた ≪ 薔薇の騎士 ≫ オクタヴィアン:巧みな
演技 & 美声が忘れられぬ:ダニエラ・シンドラム @ クンドリィの
配役に『 ワグナーで聴いて見たい 』と飛び付き赴いたが、期待通り
W.マイヤー以来~ 好みの素晴らしいクンドリィに遭遇~ 感動 ☆彡

※1991年 @ バイロイト [ パルシファル ] で聴いた:クンドリ―
ワルトラウト・マイヤーを彷彿とさせる美貌:演技力:美しい声質の
歌唱に魅了された~[黒ハート]

☆≪ パルシファル ≫ フォグトは、単独アリアで既に拝聴した事は
有ったが、演技を伴う舞台公演で聴くのは初めて@ 素晴らしかった [指輪]
ローエングリン & パルシファルは、現代ワグナー歌手で声&容姿共に
[ 彼が最高だろう ] と個人嗜好の勝手な想像~\◎^●^◎/
特に純粋無垢 [ パルシファル ] は、役とダブル感が有る好青年~☆彡

☆ワグナーの美曲から湧くイメージが、こんな酷い演出になる:演出家の
構想意図が理解し難く残念至極~▼×▲×▼ バイロイトのリングの様に
例え [ 意図 ] を、ご説明頂いても賛同は不可能だろう~ 先シーズンで
廃棄のウィーン ≪ パルシファル ≫ も五十歩百歩だったが~???

※最近のベルリンSOB 新演出 ≪ パルシファル ≫ をU-tubeで観賞
した友人が『 此方も相当酷かった~ 』と伺ったが~ 美麗な曲に対する
ヴィジュアルの構想が低レベル化~?? 美的感覚の欠乏が嘆かれる~[涙]

※昔、オートクチュール & プレタポルテ:コレクション用、新デザイン
作成に従事して居た頃、クリエイティヴな新作発表に奔走する半狂乱気味
オーナーデザイナーの姿を傍で見て来た人間として、創造を世に発表する
プレッシャーは理解出来る。。

時には、SHOW用だけで絶対顧客は付かない~ 誰も着ないだろう風な
ものも多々あった。。 然し、メゾンにすればそれはメディア:評論家向け
宣伝で紙面を賑せ、クリエーターの名前を浸透させ、売れなくても20%
程度は宣伝の為の挑戦。。。

☆然し劇場でクリエーターのやりたい放題、観客の存在無視 は如何な
ものか? 観客の批判を浴びても自己満足型:演出家が増加傾向:逆に
挑発的に思える作品も増加~#$% 残念ながら、バスティーユの様な
大劇場は売上げに響き、チケット販売下降、懐事情は疾駆八苦~Ψ?Ψ
では無いかと思い及ぶ~*¿*¿*

エレクトラ ★ シュタッツオパー @ SOB~♪ [ベルリン.de]

出張観劇2日目は残念ながら淡い感激に終った~トホホ▼◇▲ まぁ旅の序に
選んだ演目であった事も否めないが~ΛΨV 目的は勿論 [ エレクトラの母 ]
ワルトラウト・マイヤー ~(^^♪ 華のあるエレガントな歌唱 & 物腰は健在
久々優美な演技を伴う美声を拝聴させて頂き安堵~ΨΘΨ◆[黒ハート]◆ΨΘΨ

方や余りに野獣的過ぎる:娘:エレクトラ:エヴリン・ヘルリツュス:母との
顕著な対比は想定内だったが、よりマイヤーの優雅さが際立った~ΨΘΨ
金切り声の様な繊細さに欠ける声質の歌唱は、個人的に堪え難い~▽■▽

既に2015年 @ ウィーン ≪ 神々の黄昏 ≫ ブリュンヒルデ で経験済みでは
有ったが、共演者:マイヤーに惹かれ序の観劇だった~失礼!! 然し復讐鬼と
化した ≪ エレクトラ ≫ 凄惨さを伴う強烈な演技と叫びで2時間近く引付け
たのは天晴れ~[モータースポーツ]

前日のベートヴェン ≪ フィデリオ ≫ とは打って変る激しさ増長~ 迫力で
迫る広大な演奏を繰広げた 指揮:ダニエル・バレンボイム◎♪◎ 音質的に
≪ フィデリオ ≫ の方が、バレンボイムにしっくり往く感が有る~★♪▼▲
楽器の単独演奏に時折~ ハッとさせられる [ シュトラウスの美しさ ] 欠如が
残念~ΨΛΨ

それにしても、2夜連続:満身の指揮に驚嘆させられる指揮者の体力~[指輪]
リング [ 初日 & 2日目 ] 連夜演奏に慣れていらっしゃるのだろうが~☆彡

~~[三日月]~~~ ELEKTRA~~~[三日月]~~

2016年10月29日 SOB*シラー劇場 ≪ エレクトラ ≫
★指揮:Daniel Barenboim / 衣装:Caroline de Vivaise
演出:Patrice Chereau / 舞台装置:Richard Peduzzi
コーラス:Martin Wright/ 照明:Dominique Bruguiere
Klytamnestra:Waltraud Meier / Orest:Michael Volle
Elektra:Evelyn Herlitzius / Aegisth:Stephan Rugamer
Chrysothemis:Adrianne Pieczonka / Die Vertraute:Cheryl Studer

☆実は、このパトリス・シェローの演出:今春 @ NY.メトで
ニーナ・シュテム & ワルトラウト・マイヤーの共演だった~☆彡
一泊延泊するか悩んだが、昨年、ウィーンでニーナの美声は聴いて
居た為、端折った~ が、返す返す残念~[手(チョキ)]V[手(チョキ)]

☆殺風景な倉庫の様ながらんとした、シェローの演出は舞台装飾無く登場
人物の動き:演技のみ頼りの演出~!! エヴリンがアヴィニョンの初演で
演じた様だが、ランニング姿で、のた打ち回る姿 & 絶叫は頂けない。
[ シュトラウス ] 本質的な美しさが失われ、個人的には残念だった~Λ
総立のブラボーで終演したが~Λ

☆想い入れの強い ≪エレクトラ≫ 遥昔、グィネス・ジョーンズ や
ヒルデガルデ・ベーレンスの壮絶な印象が脳裏に焼付、以来封印Θ
然し近年、オレスト:シュトルックマンや、母:マイヤー等、好きな
共演者を聴きたくて観劇に赴いて居るが~~~ΨΘΨ

☆懐かしい名前:シェルリ・スチュダー:クリテムネストラ=エレクトラ
母の忠実な侍女を演じ、下女たちを甲斐甲斐しく取仕切って居た。。勿論
往年の美声は霞が掛って居たが~ 昔の面影の残る顔立ち~ 然し丸々~と
云える程の体型に、変身を遂げていらした~\(~o~)/

~~~~~~~~~~~~~~~~~

余談:
[ フィデリオ ] 終演後、雑談した関係者と:スチュダーの話題が出た折に
ヨハン・ボッタの話に及んだ。 日本で云う:スキルス胃癌~ だった様な~

2015年10月31日 @ NY.メト:タンホイザー『メト・ヴュー 観たでしょ~??
公演終了後、ウィーンに帰宅。 急性胃腸炎の様な症状で緊急入院して其の侭、
一年未満:病院で人生の幕を閉じてしまった~ 信じ難い急な悲しい出来事
だったワ~』と伺った。。
あのゆったり奏でる独特の美声~ 今はもう聴けない~[涙] [曇り][三日月]

*************************************

エレクトラ観劇記録 @ 2013年11月:巴里、既に巴里公演の折に記載済…..

フィデリオ*新演出 ★ ベルリン @ SOB~(^^♪ [ベルリン.de]

総合芸術の極みに遭遇~☆彡 久々納得の素晴らしい公演に巡り遭えた~(^^♪
指揮:演出:演奏:歌唱~ 高水準の経験豊かなプロ職人が、織成し紡いだ芸術公演
優雅な希少作品に恵まれ~ ほとばしる熱い情熱が観客を魅了~!Ψ!

有名スター:トップスター不在:強いて言えば指揮者と演出家が老練の巨匠~!!
ダニエル・バレンボイム & ハリー・クプッファーがタッグを組めば当り前の
結果~と云うべきなのだろうか~?!!

かてて加えて:マッティ・サルミネン & ファルク・シュトルックマン:存在感
抜群の超ベテラン歌手~ ベルリンSOB @ ツーカー: 阿吽の呼吸で傑作:創造
して来た~ これ等の顔ぶれで、ブレる筈は無い~!![指輪]!!

さり気無く~何気なく~ 紡ぐドラマ:必要最小限の装置 & シンプルな小物と
計算された人の動き:振付で構成され~ 寄りそう演奏は気持ち良い程の調和を
醸す 匠な技の結集が自然体で演じられるドラマ @ 大成功を収めた~[ビール][ビール]

紗幕の掛った闇の舞台を背景に、単独コンサートの様に厳かな音色を奏でる
ダニエル・バレンボイム の心意気が感じ取れる丁寧な指揮:途中紗幕の向う~
舞台に白く浮かび上がる胸像は誰 ?? ベートヴェンを尊重した前奏をご披露頂く
と云う粋な計らいの演出~♪^^♪

前奏が終り紗幕が上がると舞台は、ウィーン・ミュジックフェライン?? かと
見紛う程のコンサート会場~?? 観客は出演者総勢、一緒にコンサートを聴いて
居たかの様な自然体~[曇り][曇り] そして終了と共に立上る~ が突然、コンサート
ホールを描いた幕が落とされ~ 重い監獄の石壁が立ちはだかった~◇■◆□
観客は、三々五々に去り往く~ΨΛΨ

意表を突かれた舞台装置の変換は一瞬:並べられた簡易椅子が取除かれ~
残されたのは、黒い大きなグランドピアノ一台 @ 上に置かれた石膏の胸像
是が演奏中に紗幕を通し浮かび上がった正体:ベートヴェン ~だった[耳]
登場人物は其々が随所で楽譜を手にしていた~ [ ベートヴェン ] への敬意が
演出テーマか~¿? 丸めて手に収めて居た楽譜は勿論 ≪ フィデリオ ≫ か¿♪?

全てが取払われ~ 広々とした舞台、歌手陣の演技力 & 歌唱力で繰広げられる
実力派揃いの素晴らしい舞台考案 & 構成は圧巻~☆[手(パー)]★ 終了と共に強烈な
拍手 & ブラボーの嵐~☆[手(パー)]☆ 立去る気配の無い総立ちの観客~[手(チョキ)][手(パー)][手(チョキ)]
至福の時を共有した歓喜の客は、互いに称賛の [目] 目配せを交し~ まるで
喜びを分かち合う様に~[目] [手(チョキ)][目]

    ^v^v^v^v FIDELIO v^v^v^v^

2016年10月28日 ベルリンSOB ≪フィデリオ≫
指揮:Daniel Barenboim / 舞台監督:Derek Gimpel
演出:Harry Kupfer /舞台装置:Hans Schavernoch
脚本:Detlef Giese / 衣装:Yan Tax / 照明:Olaf Freese
コーラスマスター:Martin Wright
Don Pizarro:Falk Struckmann
Florestan:Andreas Schager / Marzelline:Evelin Novak
Leonore:Camilla Nylund / Jaquino:Florian Hoffmann
Rocco:Matti Salminen / Don Fernando:Roman Trekel

☆レオノーラ:カミラ・ニルンド~と発音するのか?? フィンランド女性
初耳だったが素晴らしかった~!!! 心情表現豊かな表情と共に奏でる繊細な
声質:被り付の距離 @ レオノーラが存在する如く~ 惹き込まれた~[曇り]
紺のトレンチ:洗いの掛った茶のシャツ & 褪せたグレーブルーのT-シャツ
金髪にマッチしたセンス良い配色の衣装だった~◎

☆フロレスタン:アンドレアス・シャゲー 演技:歌唱~共に苦悩に満ちた
フロレスタンを演じた。が、個人的に、最期は些か力み過ぎに感じられた。
水も食も与えられず~ 暗い牢獄で過ごし生きる望みも失われつつある~
そんな状況を踏まえると~ この点は、ミラノのフォグト:に軍配~!!
然しまぁ~パワー全開:天まで届く美声は圧巻~[手(チョキ)][手(パー)]ブラボー

☆ロッコ:マッティ・サルミネン~ 物分りの良い父親~!! レオノーラに
恋する娘:マルツェリネに理解し何とか纏めようと~ 策を練る~◎●◎
登場するだけで既に年季の入った、頼り甲斐のある“お父さん”

☆ドン・ピザッロ:ファルク・シュトルック~ 悪役は任せろ~風貌で
演技力抜群:コミカルに演ずる最高の悪役~!! 音域広いドラマティックな
歌唱:声質は独特:唯一無二~☆彡 いつまでも頑張ってほしい~!!

☆超シンプルな舞台を背景に、感情豊かな歌唱力の演技派がドラマを
紡いだ歌手陣~ 無事、幕を下ろした~?? ~が、終盤は開幕と同じ会場
ウィーン・ミュージックフェライン @ コンサート・ホール~??
出演者全員も観客席に戻り 共に観賞したコンサート [ フィデリオ ]

物語を具現化した舞台を関係者も一緒に観劇~ と云う設定だった様な~¿?
劇中劇的:要素を含んだ~ ミニマリスト劇場の終演~[指輪]

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20年前の今頃、初めて訪れたベルリン~ 歩道一面に円を描く様に散る落葉[もみじ]
彼方此方の壁に絡まる蔦の紅葉 [もみじ] ハッと [目] を惹く赤い色彩が美しい~
足元には黄金の楓の吹き溜り~ 街は変化を遂げているが~ 変らない自然の
風景~ 多くの想い出と共に蘇る~[もみじ]

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