影の無い女*ダニエレ リュスティオニ★リヨンオペラ~♪ [リヨン.fr]

圧巻の演奏に興奮冷めやらぬ宵に酔いしれた素晴らしい≪影の無い女≫
1999年初めてウィーンで観劇&感激した マエストロ Giseppe Sinopoli
ジゼッペ シノポリの忘れ難き公演 24年振りにあの夜の感動が蘇った
詞で表現し難い程の衝撃 今更ながらバイタリティ溢れ情熱的且 柔和で
繊細な叙情的 マエストロDaniel Rustioni ダニエレ リュスティオニの
紡ぐドラマ ≪影の無い女≫を満喫[るんるん]

閉幕同時にマエストロ & オケを讃える壮大な拍手 カーテンコールは
延々と止まず〓 〓 [時計]深夜 @ 12時にも拘らず立ち去る客は皆無[手(チョキ)]
中々お目に掛かれない情景だった( ゚Д゚) 公演日程 略完売の大盛況で
地元ファンは勿論 仏国内:各地からのオペファンも多勢だった[カバン][車(セダン)] 

この夜は類まれなハプニングにも遭遇[目] 開幕直前 マイク[カラオケ]片手の
関係者登場『エッ また何のお報せ?』想い入れの歌手不在だった為
心配する必要は無かったが それでもやはり気になった[曇り]?[曇り]
『影の無い女は1919 年 ウィーンオペラ座で初めて上演されて以来
104 年後 ついにリヨンオペラ座で上演に至り云々~』と語り本題は
『皇后:Sara Jakubiakが今朝 声に支障を来し~』と降板の通達

『どういう訳か其の20分後 皇帝:Vincent Wolfsteinerの調子も
悪く歌えないと言う事で降板~云々』まぁ主役二人の降板と聞けば
舞台は大丈夫なのかと不安が過る『幸い双方共に独逸人の代唱歌手を
手配済』(安堵)『ですが皇后 @ マダム:ミリアム クラークは
ミュンヘンからご足労頂く移動中で未到着~? 申し訳ありませんが
開演が10分程遅れる見通しです ご了承賜り度く[カラオケ]』の通達に(安堵)
 
主役二人揃って当日降板とのアナウンスに会場からは笑いが漏れた
お詫びの直後に開演[るんるん] 緊急事態発生にも拘らず 流石のマエストロ
何事も無かった様に静粛に厳かにドラマを紡いだ[ひよこ] 天晴[指でOK]

※歌手の降板を長々10分以上掛けての説明は 今思えば時間稼ぎ??
だったのだろうか⁇ 開幕が10分程度遅れると[お断り]の割に此の
関係者が退場して直ぐに開幕した訳で 作戦練った苦肉の策 ⁇??

舞台に立つ皇帝&皇后は衣装姿にマスク着用で演技 本来 口パク状態
態々マスク必要か? コロナ禍以来 市民権取ったマスクがご活躍 (苦笑)
舞台脇で演技に合わせ歌うダブルキャストの存在 代唱は既に通達されて
居た訳で 何故 マスクが必要だったのか??と 逆に不自然で 違和感を
拭えず 心密かに[付けない方が好いのに]

こんな経験初めてだったが劇場関係者は 一日中奔走されたに違いない
お疲れさま。 お陰様で素晴らしい公演を拝聴させて頂けて感謝観劇
流石 オペラ業界@プロの素晴らしい歌手陣 到着早々に舞台で代役を
務められる歌唱力に驚き( ゚Д゚) 天晴[演劇][演劇]

期待のオケは壮絶な超絶技巧ご披露頂く ダニエレ リュスティオニの
情熱的な指揮 個人的には 略コンサート形式の様に眼下のオケを直視
演奏中心に観劇[目][耳] この新演出も興味なく舞台観ずの状態で 演奏と
歌唱[耳]に集中 

素晴らしいオケ演奏 舞台無しのコンサート形式の様に演奏に陶酔[黒ハート]
無声映画の様に舞台で演技する役者と歌う役者が別と云うのも個人的
には違和感が生じ演奏のみの方がイメージを描き易かった[アート]?[るんるん]

[王冠][指輪]…FEMME SANS OMBRE…[指輪][王冠]

2023年10月25日 リヨンオペラ≪影の無い女≫
指揮:Daniele Rustioni
演出:Mariusz Trelinski
舞台装置:Fabien Lede / 衣装:Marek Adamski
照明:Marc Heinz / 振付:Jacek Przybylowicz
ヴィデオ:Bartek Macias / 脚本:Marcin Cecko
コーラスマスター:Benedict Kearns
声楽コーチ:Kirsten Schotteldreier
ORCHESTRE, CHOEURS ET MAITRISE DE L’OPERA DE LYON
L'EMPEREUR:Vincent Wolfsteiner / Burkhard Fritz
L'IMPERATRICE:Sara Jakubiak/ Miriam Clark
BARAK, LE TEINTURIER:Josef Wagner
LA TEINTURIERE:Ambur Braid
LA NOURRICE:Lindsay Ammann
LE MESSAGER DES ESPRITS:Julian Orlishausen
LE GARDIEN DU SEUIL DU TEMPLE:Giulia Scopelliti *
KEIKOBAD (DANSEUR BUTO):Frederic Rebiere
L'EMPEREUR

オケ被り付き上階から真下を見下ろしオケを真正面に覗き込み演奏に
聴き惚れていると 途中で横を向き 一々舞台を眺めるより 演奏と声に
焦点宛てて聴く方が 目の前に物語の情景が開ける 特に一度目観劇
ウィーンの舞台 @ 演出家 ロベール カルセンのシンプルで幻想的な
情景が音質と共に蘇る[るんるん] 

物語を酷く詐称して居る訳では無いが 映画監督として力が入ったか
映画のセット並みの不要なグッズが散りばめられ 特に酷かったのが
バラク家リビングと言うべきか? もう是でもかと云う程 散らかり
放題 カラフルで下品な染物屋宅 女房とバラクの3人の弟が物を投げ
合ったり目に入るだけでも オケの美麗な演奏が妨げられる様な状況
個人的には耐え難くオケを正面に視聴覚[目][耳]でドラマを愉しんだ[黒ハート]

代唱歌手の名前確認で劇場サイトにアクセスで判明 昨年の年間
予約時に確認せずの作品公演趣旨を改めて読み直し遅れ馳せながら
知った[↓]  
[2022年 国際オペラ賞で年間最優秀指揮者に選ばれたリヨン歌劇場
熱血音楽監督 ダニエレ リュスティオニは何時もの勇敢さでこの
挑戦に挑みます]と紹介されて居た[メモ]

この壮大な作品との取組の重要性を 9月開幕40周年記念コンサート
の際『オペラは[影の無い女]で開幕しますが 非情に複雑な要素を
含み準備が大変です』と観客向けメッセージをご自分で語って居られた
オケを一望する正面席から注視すると本当に偉業と云える準備だった
のだろうと 想像絶する[曇り] そして口元は常に歌詞を唱えていた[キスマーク]

・・・・・・[黒ハート]・・・・・・[黒ハート]・・・・・
追記
9月以来の再訪 23/24シーズンオペラ開幕 初公演≪影の無い女≫
TGV車中では定席に遭遇と云う嬉しい偶然[電車]列車の旅開始 朝食
取らず携帯ポットに熱いカフェを持参 車中で[喫茶店]カフェと自家製
パウンドケーキを嗜む細やかな贅沢[黒ハート] 車窓から美しい田園風景を
眺めつゝ公演の成功を祈り胸躍らせ幸せに浸りながら一路リヨンへ

≪影の無い女≫ は1999年12月 / 2000年5月 G.シノポリの後
2000年12月に再演 指揮シモヌ ユング。 その後 2012年3月
スカラ座Marc Albrecht マーク アルブレシェ 2019年10月に
ウィーン新演出:指揮クリスティアン・チレマン と今回5人目の
指揮者になる ダニエレ リュスティオニ 

個人的にはG.シノポリ以来 待ち続けた感動[黒ハート] C.チレマンでも
得られなかった音質  D.リュスティオニは想定内を遥かに超え
演出無視でも演奏の描くドラマに惹かれのめり込んで行った[るんるん]
20数年前を追い求めるのでは無く 音色の構築が現代感覚を伴う
言い表せないが 個人的嗜好だろう。

ウィーンフィルとリヨン管弦楽団とは勿論比較する由も無い若手
中心に構成された40年足らずの歴史のオーケストラ。 然し奏でる
音質:胸打つ演奏はその時々:人様々だろう。 幸い今迄は演技派で
好みの声質の歌手目当てに公演を選んで来た。 のめり込めむ声人
不在の今日 運良く満足得られる指揮者を見付けられたのは幸運[黒ハート]

大波:小波:細波[波] 打寄せ引いて行く如く 繊細な弦の響き強烈で
激しい吹奏団 パーカッション 其々の楽器が 眼下に迫るひと時も
目の離せないオケ演奏 まるで演ずる如く リュスティオニの動きは
半端無かった(笑)

個人的には略無名(失礼)の若手歌手陣 そんな中 染物屋バラク
深みある響きのバリトン:Josef Wagner ヨセフ ワグナー &
染物屋女房メゾ:Ambur Braid アムバー ブラィド 掛合の如く
ニュアンスのある歌唱で ドラマティックに演じた。

代役の皇后&皇帝は リハ無くほゞ即興出演 幾ら独逸圏の方々
とは言え ぶっつけ本番 素晴らしい歌唱に驚き( ゚Д゚) 幸運
だったと言えるだろう[バー][バー]

随所に流れるテーマメロディ 時に活気を帯び 時に消え入りそうに
オケピットは通常よりひしめき合って吹奏楽のクリスタルな輝き[演劇]
鷹の鳴き声が物悲しく[ひよこ] 皇后と皇帝 & バラクと女房 の二重唱が
四重唱になるクライマックス 生まれ出たい子供の大合唱を伴い
華やかな終焉を迎える 大好きな場面[黒ハート][るんるん]

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伊東純也選手応援@ランスへの旅 # 6 SDR Vs PSG [サッカー]

素晴らしい選手の試合を直ぐ傍で観戦出来る夢現の幸運に感謝[黒ハート] 
コーナーキック担当者として 半端ない数のCKに観戦者は祈る気持ちで
見守る中 精巧なキックに目を奪われる[サッカー] スタッド-ランス @ ホームの
試合観戦 必ず先発出場 伊東選手の巧妙な技を拝見出来るリーダー的存在
彼が出なければ試合は始まらない? と想える程 重要な選手 遠距離出張に
足も軽く[くつ][くつ](笑)

『エッ? キャンセル??』出向いた先で涙[涙]に呉れるオペラ歌手と違い
伊東純也選手は確実な上 ほゞ90分出場[走る人] 縦横無尽の果敢な姿に惹き
込まれる\(^o^)/ 仏L1(リーグアン) で先発担う伊東選手の圧倒的 存在感
今やランスだけに留まらず 仏L1を取材する仏メディア注目の的[メモ] 

その傾向は 仏L1の観戦者にも及んでいる様な? コメント欄を見ると対戦
相手チームの観戦者でも『是程愉しく興味深い試合を見た事が無い』
選手個人名は出さずともチームワーク 構築された対戦方法 多方面に於ける
戦術に魅了されるファンが増えた様な?意見を多々目にする[目][目]

伊東選手を中心とした スタッド‐ランスチームの戦術は素晴らしいが 残念
ながらゴール勝負のゲーム G枠を捉えなければ幻に終る[がく~(落胆した顔)] 11月11日
S.ランス優勢の素晴らしい試合にメディアも称賛[指でOK] 快進撃の展開だった事は
否めない。 然し幻のゴールでは勝負では負け[涙] 伊東選手のゴールは一瞬
歓喜に沸いたが消滅[涙][涙] 

訪れる度に新たな発見させて頂く初心者サポーター 愉しくてライヴ観戦
止められず(苦笑) 12月1日の試合開始 21時と云う事で迷うが@ ホームで
個人的には 今年最後の試合 きっと 中村敬斗選手もそろそろ怪我から復帰
出来るのでは??と予測。 両翼日本代表と云う豪華な X‘mas プレゼントが
頂けるのでは無いかと期待 [電車][黒ハート][電車]

圧巻の試合に興奮状態は毎度で有るが この旅は特に対戦相手が現在L1首位
強豪 パリ・サン-ジェルマン@キリアム・エムバペ Vsスタッド-ランス @
伊東純也選手の対戦がメディアの興味対象でもある様な?
ランス行の超特急TGV乗車の為[電車] 北駅ホームを足早に歩を進める中
『エッ!!』仏大手スポーツ紙[L’EQUIPE:レキップ]に目が釘付 ( ゚Д゚)

https://paridayori.exblog.jp

現在 仏L1に於ける二大スター★☆彡[伊東純也&キリアム・エムバペ]
表紙一面を飾った写真[映画] 勿論スルー出来ず(笑) 瞬時に購入
メディアが興味深く追うゲーム感覚@ランス若手30歳 ウィル スティル監督
& 創造性豊な技巧駆使の相棒30歳 伊東純也選手は 仏L1目玉になりつゝある
戦術 感性が多勢の興味をそそる新感覚[サッカー][走る人][パソコン] 元古豪とは云え 現在は未だ
ネームヴァリューの低いランスにも関わらず向けられる注目度は半端ない
30歳レキップ [L’EQUIPE]

小(古)豪クラブと 仏L1首位君臨のPSGとの一騎打ちを一面に掲げた大々的
写真報道に驚きつゝ( ゚Д゚) 現地へ赴いた[電車] [サッカーはゴールだけの競技]
と興味薄だった吾身の腰が軽くなった要因 繊細で意表突く高いテクニック。
惹き付けられる 控え目で自然体の 伊東選手の人柄も併せ 徐々に仏サッカー
界に浸透し始めている様な [サッカー][走る人][耳][目]

11日の ランス Vs パリ・サンジェルマンの試合後に 前スペイン代表監督
( 残念ながら日本に負けた )現PSGの ルイス エンリケ監督は ランスとの
対戦内容を見比べて? エムバペと伊東選手の違いに覚醒したか ??
エムバペに『 3ゴールは称賛するが 他の面でもっと伸びる要素が有る 』
と終了早々に苦言を呈したとの報道。 スタッド・ランスのチームワーク
と個々の意欲を感じたに違いないと 勝手な憶測[メモ]

ライブ観戦した感想としては ルイス・エンリケ監督が言いたい事は察しが付く
個人的見解では有るが あの試合 若しランスがPSGの様な闘いをしたら何の
魅力も無い 普通のゴール争奪戦に終った だろう。 然しあの試合の熱狂は
ランスチームが創り出したと言っても過言では無い  特に伊東選手の
活躍は称賛された[演劇][演劇]

※インタヴュ表題[ルイス・エンリケ監督にとって難しい試合だった]
【スペイン人の監督は スタッド・ランスとプレーするのは決して簡単では
なかった事を認めている『前半だけが難しかったとは言えません 。彼らは
リーグ・アンで最高チームの一つなので 試合を通してずっと難しかった。
彼らは常に非常に高いプレスを掛けて来た】とルイス・エンリケ監督は
試合の評価を打明けた[メモ]

試合後のウィル スティル監督との挨拶の表情にも スタッド・ランスに
対する敬意が感じられた。 仏L1トップに君臨する パリサンジェルマンに
強い脅威とインパクトを与えたランスの戦術と選手個々のテクニックの
高さチームワークに感服か。

※そして伊東選手に対するサッカーのメディア予想も…
【リーグ アン:スタッド・ランスの日本人 伊東は最高の攻撃武器 数多の
困難を乗り越えて出場を果たした 日本人クリエイティブ・ウィンガー
ヨーロッパで 彼の加速と混乱を招く恐るべきドリブルは PSGに対する
ランスの主要な攻撃武器となるだろう】

スタッド・ランス:ウィル スティル監督は[C’est la Qualite a Reims
ランスは質:品質が長所です] と富豪群団に対する皮肉の様にも取れる
メッセージを発して居た[メモ]  個人的には全面的に賛成[指でOK][指でOK]
素晴らしい試合に改めて感謝[黒ハート] Merci beacoup et Bravo [バー][バー]


・・・[新幹線]・・・[バス]・・・[雨]・・・( ^ω^)・・・[家]・・・

さて翌12日 列車はオンタイムで巴里着[電車] (安堵) も束の間 バス乗車の際
行先確認『行先表示がちょっと違うけど?』『そう終点はシャトレ』と
云う事でデモに因る終着駅変更を強いられた[バス] この日は全国的デモ
注意情報を日本大使館からメール着信して居た[携帯電話]
 
雨脚激しくなる頃 下車を促され徒歩でトホホ[涙] タクシー乗場は既に
長蛇の列。 コートの上に独逸音楽祭で頂いたビニール袋を被り歩き
出した。 運良く見付けたタクシー『近くて悪いけどサンジェルマン』
『残念ながら川向うは通行止めで[車(セダン)]進入禁止』と丁寧にお断り頂き
諦め[涙] [雨]で無ければ 瞬足20分足らずの所 荷物を引きつゝ
とぼとぼ我家へ[カバン][雨]

サンジェルマン通りに到着して驚嘆 ( ゚Д゚) 全ての路地を機動隊が
≪通せんぼ≫ 通りを塞いでいた『エェッ? 家帰れない?』帰宅の為
身分証明書提示で許可得て無事 サンジェルマン通りを横断 然しあと
一歩と云う所にテープで ≪通せんぼ≫ 機動隊員も苦笑『良いよ』
ふぅぅ自宅へ到着時に 幸い雨も上り 午后はデモ日和になって居た。

午后4時の報道で [ デモ隊はサンジェルマン界隈に差し掛かって~]
野次馬は急いで確認の為 階下へ[走る人] ドアを開けて見慣れぬ光景[目] 通り
に添って練歩く何時ものデモと違い 多くの参加者が三々五々に立ち話
凄い人だかりがサンジェルマンを埋め尽くして居た[ユダヤ人差別反対]
デモ 現首相:前社会党大統領:前共和党大統領:巴里市長等々 仏政府
用人参加の為 流石 今回は略奪過激軍団は参加せず 静かに終了。 

イスラエルVsハマスの戦いで イスラム教の多い仏社会 ユダヤに対する
過激な嫌がらせ等 色々な問題が発生して居る昨今。 此のデモとは別に
戦争反対でイスラム系 アラブ系が其々にデモを繰り広げている。
日々国際社会情勢に 耳傾けつゝの日常生活 いつ平和が訪れるの
だろう[ひよこ][ひよこ]

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トーランドット* 巴里 ★ バスティユ~♪ [パリ.fr]

そう云えば 最後の観劇が何時だったか? 忘却の彼方へ消え失せ?
まるで想い出せない程に記憶が蘇らない(苦笑) 強いて言えばあれが
最後だったか? と思えるのは2010年 @ MET:NYの 豪華絢爛
フランコ ゼフィレリ演出で トーランドット:Maria Gureguina
マリア グレギナ & カラフ:Salvatore Licitora サルヴァトレ
リチトラ [るんるん]

この後の トーランドットもカラフも想い付かないと言う事はこの
公演を最後に≪トーランドット≫ 観劇して無かった気がする[王冠] 
リチトラは是が最期で 2011年@シシリア島で休暇中 スクーター
事故で他界 残念な最期で美声に浸る事は出来なくなってしまった[涙] 
43歳の若さだった(合掌)

メトの同演出では ルチアノ パヴァロッティでも聴いた事が有る。
パヴァロッティのキャリア下降に差し掛かる頃で それでも素晴らしい
カリスマ カラフに感激した想い出が蘇る[るんるん] と云う訳でこのお二人
以外 近年では思い浮ばないと言う事は 今日迄ご無沙汰だったと言う
事だろう[曇り][曇り]

今回 歌舞伎/能と云った日本の伝統芸術からのインスピレーションを
受けた演出家 @ Robert Wilson ロベル ウィルソン作品。 モダンな
色彩感覚 影絵を浮かび上がらせる様な繊細な美しい照明 静動の強調
された演技/振付 静かな動きは 日本の伝統芸能を強く感じさせる。
略動きの無い直立不動 ドラマティックな歌唱には程遠く コンサート
形式の様な演出である

近年不可解でグロテスクな演出を見せられ 気分害する個人的には
遥かに美しく音楽に集中を深め 美麗な視界を愉しむ効果的な公演に
久々真面なオペラに巡り会えた様な(微笑)

・・・( ^ω^)・・・TURANDOT・・・( ^ω^)・・・

2023年11月13日 バスティユ ≪トーランドット≫
指揮:Marco Armiliato
演出:Robert Wilson et Nicola Panzer
脚本:Jose Enrique Macian / 衣装:Jacques Reynaud
舞台装置:Robert Wilson et Stephanie Engeln
照明:Robert Wilson et John Torres / ヴィデオ:Tomek Jeziorski
Orchestre & Choeurs:Opera National de Paris
コーラスマスター:Ching-Lien Wu
Turandot:Irene Theorin / Altoum:Carlo Bosi
Timur:Mika Kares / Liu:Ermonela Jaho
Calaf:Brian Jagde / Ping:Florent Mbia / Pong:Nicholas Jones
Pang:Maciej Kwasnkowsli / Un Mandarino:Guilhem Woems

イタリアンの巨匠:Marco Armiliato マルコ アルミリアト指揮 
此方も久々の巴里公演 ≪セヴィリャの理髪師≫ 以来の来仏か? 
伊作品の指揮は半端ない年季入り 特にコンサート形式風なこの
演出には 演奏リードが舞台を盛上げた[るんるん]

※2012年の訪米 NY:メトで毎日日替り演目で ご活躍 2月1日
≪アンナ・ボレナ≫ 翌日2日≪エルナニ≫ 指揮者って本当にタフ
毎晩 日替りメニューを振っていらっしゃる指揮者が多く昔から
体力を疑問視して居たが???

タイトルロール @ トーランドット:イレネ テオリンは 独逸圏の
作品が多く特にワグナーを多く聴かせて頂いて居る。 バイロイト、
ウィーン等 ≪リング≫ブリュンヒルデ、巴里では ≪エレクトラ≫
と独逸圏作品には馴染んて居たが イタリア作品では如何な物かと
未知数では有ったが フィンランド出身のソプラノ 音質に膨らみ
円み 暖かみが不測かな? と個人的には感じた。 まぁコンサート
形式風な舞台で余り気にせず 美声拝聴[耳]

カラフ:Brian Jagde ブライアン ヤッド 美声ご披露頂き難なく
歌い上げた 流石2012年 @ オペラリア受賞者

ティムール:Mika Kares ミカ カレス @フィンランド出身バス
独伊作品を熟し 昔のマッティ サルミネンの様な存在になるかも
威厳の有る美声で演技する程の演出では無い為 演技力は伺い
知れず 然しこの度の演出には違和感無し。 歌唱で演技する
程の ドラマティック技量は無く普通に美声をご披露頂いた[るんるん]

リュ:Ermonela Jaho エルモネラ ヤホ 演技無くとも非常に情感籠る
歌唱で リュを表現 圧巻の歌唱だった。バスティユ出演は多く
2015年 ≪椿姫≫ デビューから既に8年、2016年にはウィルソン
演出≪蝶々さん≫ 2018年には 初公演 マイヤベール ≪ユグノ-≫
ドラマティックな演技と共に叙情的歌唱が素晴らしいソプラノ[黒ハート]

アルトム皇帝:Carlo Bosi カルロ ボッシ お気の毒に中刷りで一幕は
空中ブランコ(笑) 二幕は天井から降下しつゝ歌唱と云う状況にも
拘らずしっかり歌い上げ天晴[演劇] カルロ ボッシもバスティユ出演は
多く 2011年頃から定期的に出演して居る。 イタリアンの演技伴う
歌唱が素晴らしく イタリア各地でも脇役でご活躍[指でOK][指でOK]

ピン、ポン、パン は学ラン着用で モダンダンス風振付の動き
静寂の舞台に唯一 飛び跳ね動きを表現 目覚まし的役割果たした??
[Nessun dorma : 誰も寝てはいない](笑)[三日月][三日月]☆彡

・・・・・・・・・・・・
※当初のキャストでは トーランドット:Sondra Radvanovsky ソンドラ
ラドヴァノフスキィとTamara Wilson タマラ ウィルソンのWキャスト
の予定だったが ソンドラの降板で選手交代 3人の歌手が担う事で タマラ
以外の日程は日替りキャストになった。ソンドラがキャンセルは珍しい事

演出を観ながら勝手な想像であるが 以前からウィルソンの演出は
ドラマティック歌手陣には歌い難いとの苦言を歌手ご本人から伺った
事が有った。 ドミンゴのキャンセル等も想い出し『若しや?』
非常にドラマティックな演技派 ソンドラには向いて居なかったのか??

その上 一幕目では相当の高所から突き出した空中の板の上での歌唱
観客の目から『エェッ? 良くあの状況で歌えるなぁ』と感心したが
個人的にも高所恐怖症の観点から 歌手の心中に思い及んだ[本]


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