ヴィットリオ・グリゴロ★初ライブ~♪♪ [パリ:TCE.fr]

≪アリヴェデルチ ローマ~♪ ボンジョルノ パリッジ~♪♪≫ 今年の初ライブは
ヴィットリオ・グリゴロの素晴らしいリサイタルで幕開け~♪☆♪ グリゴロを
ライブで聴くのは初めてである。ドミンゴと共演 ≪ リゴレット≫ マンドヴァ公を
演じたDVD を聴いて以来、ずっと聴きたいと思って居たが、残念ながらロンドン
ミラノ、ベルリン~等、聴く機会を逃して居た。

LAオペラのU-チューブ ≪ ロメオ & ジュリエット ≫ を聴いた時も是非~と願って
居たがやっと念願叶った~♪♪ 予想通り素晴らしかった~!!☆!!  繊細でドラマ
ティックな感情籠った心情を感じさせる音域の広さ~好きな声質~ やっとポスト
ドミンゴ??が 現れ~ オペラの追っ掛けが楽しみな若手~~♪♪

ドニゼッティ≪アルバ公爵≫ アリア~《清く美しき天使》父と恋人との愛の板挟み
に喘ぐ心の痛みを感じる洗練された描写~ 続くヴェルディ≪イル・コルサロ≫
首領コラードの ≪ 全てほほ笑んでいた様だ ≫ 時には消入りそうな優しさから
力強い巧妙な歌唱力を駆使~そしてプッチーニ≪ラ・ボエーム≫へ~♪♪

ロドルフォ ≪何と冷たい小さな手≫を熱唱~ そしてミミのアリアへ~ 若手
ソプラノ歌手:カルメン・ジアンナタシオも素晴らしい美声を発揮~
ミミ&ロドルフォ 息の合った愛のデュエットは観客を魅了した~♪♪♪  
ドニゼッティ≪愛の妙薬≫ からはネモリーノ《密かな涙》~♪★♪★ 
ドラマティックなアリアで構成された前半~ 情感豊かな美声は、歌い込んだ
経験の豊かさを感じさせた~~♪♪

後半は友人のフラメンコ・ギタリスト:ダニエル・ボナヴィリが加り、圧巻の
爪弾きを披露~ グリゴロ自身もタップを身に付けているのだろう~か?? 
手拍子~足拍子~と自然に体が動き出していた~ フラメンコ・ダンスで鍛えて
居るのか~!! 引締まった筋肉質の体型はダンサー出身~ サムエル・ラメを彷彿
させた~ 軽やかな身のこなし演技力を伴う力強い歌唱力~ 久々に楽しみな
イタリアン・テナーとの出会い~今年はライブに拍車が掛りそう~~♪♪♪

巴里で初めてのリサイタル 『緊張した』 と挨拶していたが~ 総立ちの観客、
鳴り止まぬ万雷の拍手に中々アンコールは止められなかった。場内を後にする
観客からは感激の言葉しか聞こえて来なかった。誰もが酔いしれた素晴らしい
コンサート【ヴィットリオ・グリゴロ】の名をパリジャンに印象付けた
一夜だった~!! 来シーズン辺り @ バステーユへ上陸して欲しいと切に
願う~~♪★♪ 

   ♪~☆~♪~☆~♪~☆~♪~☆~♪~☆~♪~☆~♪~☆~♪
イタリア豪華船の事故で犠牲となった方々への≪哀悼の意≫ を 述べて開幕。
礼儀の良さ~謙虚さに好感を持った。  サイン会が催されると云うので素顔
拝見を楽しみに~ サインを始めていた背後、階段を降りる白髪の紳士~ 
《お父さんだよ~》と嬉しそうに叫んで順番を待つ列の観客に紹介~☆★☆

 
オシャレなコートに身を包んだ礼儀正しそうなパパ~ 流石メンズ・モードの
発祥地~イタリア出身を感じさせる シックなイタリアン・ダンディ~~!!! 
余談だが~リカルド・ムティのスモッキングは抜群~!素材、仕立ての良さは
クラシコ・イタリアの高級オーダーメイド~?!! を感じさせる ナルシスト:
ムティならではのオシャレ!!!
  ****************************************************
2012年1月16日 パリ:テアトル・シャンゼリゼ≪ヴィットリオ・グリゴロ≫
★指揮:ケリ-リン・ウィルソン / オーケストラ・ラムルー 
テナー:ヴィットリオ・グリゴロ / ソプラノ:カルメン・ジアンナタシオ
 ギター:ダニエル・ボナヴィリ

☆カナダ人・女性指揮者:ケリ-リン・ウィルソンは非常に優雅で繊細な音を
奏で、ラムルーオケの奏者も半分以上が女性の様に見受けられた珍しい構成
だったが~ 流石フランス~長らく女性演奏家を拒んだウィーンフィルとは
メンタルの違いか~??!!

創立1881年:シャルル・ラムルーに因って構成され @ 2011年は誕生130年を
祝った歴史を誇るフランスの老舗オーケストラ~ドビュッシ-の≪ラ メール≫  
ラベルの≪ヴァルセ≫ 等、仏作曲家の作品を主として演奏して来た由緒ある
オーケストラで、100を超す録音~ 1000を超すコンサート~ では指揮者:
レオナール・バーンシュタイン、小澤征爾が名を連ね~ リサイタルの歌手陣は
ジェシー・ノーマン、ルッジェロ・ライモンディ、バルバラ・ヘンデリックス
等の名が上がる 

        ***********************
プログラム 前半から~
ガエタノ・ドニゼッティ:アルバ公爵~
ジゼッぺ・ヴァルディ:イル・コロサロ / ラ・トラヴィアータ
ジアコモ・プッチーニ:ラ・ボエーム / マノン・レスコー / トスカ
ガエタノ・ドニゼッティ:愛の妙薬

哀愁を帯びた甘美な響きが今も耳に残る ≪アリヴェデルチ・ローマ≫ ~~♪♪♪ 
♪~☆~♪~☆~♪~☆~♪~☆~♪~☆~♪~☆~♪~☆~♪~☆
★プログラムに紹介された Vittorio Grigolo のプロフィル~
トスカーナ地方のアレッツオに生れ、ローマで育ったヴィットリオ・グリゴロが
音楽に興味を抱いたのは たった4歳だった。 数年後、Sixtine Chapelle の
コーラス隊で ソロ としてデビュー、13歳の時≪トスカ≫のショウート・パート
(羊飼いの少年?!) を 歌い 歌の勉強を始めた。 23歳の時、ミラノ:スカラ座に
於ける、最年少テナーとして採用された。

★ 数年の間に、格式高いオペラ劇場で リカルド・シャイ‐、ローリン・マゼル、
ズビン・メッタ、リカルド・ムティ、ダニエル・オーレン、アントニオ・パパノ
の指揮のもと、モーツアルト、ヴェルディ、ドニゼッティ、プッチーニ、グノー、
マスネ、オッフェンバハ、バーンシュタイン、そしてロッシーニの 畏敬作品を
含むレパートリーを披露。
同年代の主要テナーの優秀な一人として、並はずれた声質、卓越した才能豊かな
演技力~ 偉大な価値は世界メディアの絶大な称賛を浴びて居る。

☆コンサート冒頭の『哀悼の意』幼少の頃から教会のコーラス入団:ソロとして
頭角を現し、パオロ二世の前での歌唱等、敬虔なカトリック信者として自然な
心の痛みを表明した謙虚な姿だろう~ 改めて感動を覚える~~♪★♪★♪★♪


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keyaki

はじめまして。
ヴィットリオ・グリゴーロの公演記録等のブログを開設している者です。

>心情を感じさせる音域の広さ~好きな声質~ やっとポスト:ドミンゴが現れ~ オペラの追っ掛けが楽しみな若手
ドミンゴも一番期待しているテノールなんだそうです。私は、ネットでの追っかけしかできませんので、aimeloperaさんのライブ追っかけレポートに期待しています。グリゴーロは、この後、ロンドンとベルリンで椿姫ですが、ご覧になりますか?

グリゴーロは、中学からローマのフランス人学校...コレージュっていうんですか....に行っていますのでフランス語のインタビューもけっこうあるので、いろいろ教えて頂けると嬉しいです。コンサートの記事、TBしましたのでよろしくお願いします。

by keyaki (2012-01-19 00:08) 

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