影の無い女*ダニエレ リュスティオニ★リヨンオペラ~♪ [リヨン.fr]

圧巻の演奏に興奮冷めやらぬ宵に酔いしれた素晴らしい≪影の無い女≫
1999年初めてウィーンで観劇&感激した マエストロ Giseppe Sinopoli
ジゼッペ シノポリの忘れ難き公演 24年振りにあの夜の感動が蘇った
詞で表現し難い程の衝撃 今更ながらバイタリティ溢れ情熱的且 柔和で
繊細な叙情的 マエストロDaniel Rustioni ダニエレ リュスティオニの
紡ぐドラマ ≪影の無い女≫を満喫[るんるん]

閉幕同時にマエストロ & オケを讃える壮大な拍手 カーテンコールは
延々と止まず〓 〓 [時計]深夜 @ 12時にも拘らず立ち去る客は皆無[手(チョキ)]
中々お目に掛かれない情景だった( ゚Д゚) 公演日程 略完売の大盛況で
地元ファンは勿論 仏国内:各地からのオペファンも多勢だった[カバン][車(セダン)] 

この夜は類まれなハプニングにも遭遇[目] 開幕直前 マイク[カラオケ]片手の
関係者登場『エッ また何のお報せ?』想い入れの歌手不在だった為
心配する必要は無かったが それでもやはり気になった[曇り]?[曇り]
『影の無い女は1919 年 ウィーンオペラ座で初めて上演されて以来
104 年後 ついにリヨンオペラ座で上演に至り云々~』と語り本題は
『皇后:Sara Jakubiakが今朝 声に支障を来し~』と降板の通達

『どういう訳か其の20分後 皇帝:Vincent Wolfsteinerの調子も
悪く歌えないと言う事で降板~云々』まぁ主役二人の降板と聞けば
舞台は大丈夫なのかと不安が過る『幸い双方共に独逸人の代唱歌手を
手配済』(安堵)『ですが皇后 @ マダム:ミリアム クラークは
ミュンヘンからご足労頂く移動中で未到着~? 申し訳ありませんが
開演が10分程遅れる見通しです ご了承賜り度く[カラオケ]』の通達に(安堵)
 
主役二人揃って当日降板とのアナウンスに会場からは笑いが漏れた
お詫びの直後に開演[るんるん] 緊急事態発生にも拘らず 流石のマエストロ
何事も無かった様に静粛に厳かにドラマを紡いだ[ひよこ] 天晴[指でOK]

※歌手の降板を長々10分以上掛けての説明は 今思えば時間稼ぎ??
だったのだろうか⁇ 開幕が10分程度遅れると[お断り]の割に此の
関係者が退場して直ぐに開幕した訳で 作戦練った苦肉の策 ⁇??

舞台に立つ皇帝&皇后は衣装姿にマスク着用で演技 本来 口パク状態
態々マスク必要か? コロナ禍以来 市民権取ったマスクがご活躍 (苦笑)
舞台脇で演技に合わせ歌うダブルキャストの存在 代唱は既に通達されて
居た訳で 何故 マスクが必要だったのか??と 逆に不自然で 違和感を
拭えず 心密かに[付けない方が好いのに]

こんな経験初めてだったが劇場関係者は 一日中奔走されたに違いない
お疲れさま。 お陰様で素晴らしい公演を拝聴させて頂けて感謝観劇
流石 オペラ業界@プロの素晴らしい歌手陣 到着早々に舞台で代役を
務められる歌唱力に驚き( ゚Д゚) 天晴[演劇][演劇]

期待のオケは壮絶な超絶技巧ご披露頂く ダニエレ リュスティオニの
情熱的な指揮 個人的には 略コンサート形式の様に眼下のオケを直視
演奏中心に観劇[目][耳] この新演出も興味なく舞台観ずの状態で 演奏と
歌唱[耳]に集中 

素晴らしいオケ演奏 舞台無しのコンサート形式の様に演奏に陶酔[黒ハート]
無声映画の様に舞台で演技する役者と歌う役者が別と云うのも個人的
には違和感が生じ演奏のみの方がイメージを描き易かった[アート]?[るんるん]

[王冠][指輪]…FEMME SANS OMBRE…[指輪][王冠]

2023年10月25日 リヨンオペラ≪影の無い女≫
指揮:Daniele Rustioni
演出:Mariusz Trelinski
舞台装置:Fabien Lede / 衣装:Marek Adamski
照明:Marc Heinz / 振付:Jacek Przybylowicz
ヴィデオ:Bartek Macias / 脚本:Marcin Cecko
コーラスマスター:Benedict Kearns
声楽コーチ:Kirsten Schotteldreier
ORCHESTRE, CHOEURS ET MAITRISE DE L’OPERA DE LYON
L'EMPEREUR:Vincent Wolfsteiner / Burkhard Fritz
L'IMPERATRICE:Sara Jakubiak/ Miriam Clark
BARAK, LE TEINTURIER:Josef Wagner
LA TEINTURIERE:Ambur Braid
LA NOURRICE:Lindsay Ammann
LE MESSAGER DES ESPRITS:Julian Orlishausen
LE GARDIEN DU SEUIL DU TEMPLE:Giulia Scopelliti *
KEIKOBAD (DANSEUR BUTO):Frederic Rebiere
L'EMPEREUR

オケ被り付き上階から真下を見下ろしオケを真正面に覗き込み演奏に
聴き惚れていると 途中で横を向き 一々舞台を眺めるより 演奏と声に
焦点宛てて聴く方が 目の前に物語の情景が開ける 特に一度目観劇
ウィーンの舞台 @ 演出家 ロベール カルセンのシンプルで幻想的な
情景が音質と共に蘇る[るんるん] 

物語を酷く詐称して居る訳では無いが 映画監督として力が入ったか
映画のセット並みの不要なグッズが散りばめられ 特に酷かったのが
バラク家リビングと言うべきか? もう是でもかと云う程 散らかり
放題 カラフルで下品な染物屋宅 女房とバラクの3人の弟が物を投げ
合ったり目に入るだけでも オケの美麗な演奏が妨げられる様な状況
個人的には耐え難くオケを正面に視聴覚[目][耳]でドラマを愉しんだ[黒ハート]

代唱歌手の名前確認で劇場サイトにアクセスで判明 昨年の年間
予約時に確認せずの作品公演趣旨を改めて読み直し遅れ馳せながら
知った[↓]  
[2022年 国際オペラ賞で年間最優秀指揮者に選ばれたリヨン歌劇場
熱血音楽監督 ダニエレ リュスティオニは何時もの勇敢さでこの
挑戦に挑みます]と紹介されて居た[メモ]

この壮大な作品との取組の重要性を 9月開幕40周年記念コンサート
の際『オペラは[影の無い女]で開幕しますが 非情に複雑な要素を
含み準備が大変です』と観客向けメッセージをご自分で語って居られた
オケを一望する正面席から注視すると本当に偉業と云える準備だった
のだろうと 想像絶する[曇り] そして口元は常に歌詞を唱えていた[キスマーク]

・・・・・・[黒ハート]・・・・・・[黒ハート]・・・・・
追記
9月以来の再訪 23/24シーズンオペラ開幕 初公演≪影の無い女≫
TGV車中では定席に遭遇と云う嬉しい偶然[電車]列車の旅開始 朝食
取らず携帯ポットに熱いカフェを持参 車中で[喫茶店]カフェと自家製
パウンドケーキを嗜む細やかな贅沢[黒ハート] 車窓から美しい田園風景を
眺めつゝ公演の成功を祈り胸躍らせ幸せに浸りながら一路リヨンへ

≪影の無い女≫ は1999年12月 / 2000年5月 G.シノポリの後
2000年12月に再演 指揮シモヌ ユング。 その後 2012年3月
スカラ座Marc Albrecht マーク アルブレシェ 2019年10月に
ウィーン新演出:指揮クリスティアン・チレマン と今回5人目の
指揮者になる ダニエレ リュスティオニ 

個人的にはG.シノポリ以来 待ち続けた感動[黒ハート] C.チレマンでも
得られなかった音質  D.リュスティオニは想定内を遥かに超え
演出無視でも演奏の描くドラマに惹かれのめり込んで行った[るんるん]
20数年前を追い求めるのでは無く 音色の構築が現代感覚を伴う
言い表せないが 個人的嗜好だろう。

ウィーンフィルとリヨン管弦楽団とは勿論比較する由も無い若手
中心に構成された40年足らずの歴史のオーケストラ。 然し奏でる
音質:胸打つ演奏はその時々:人様々だろう。 幸い今迄は演技派で
好みの声質の歌手目当てに公演を選んで来た。 のめり込めむ声人
不在の今日 運良く満足得られる指揮者を見付けられたのは幸運[黒ハート]

大波:小波:細波[波] 打寄せ引いて行く如く 繊細な弦の響き強烈で
激しい吹奏団 パーカッション 其々の楽器が 眼下に迫るひと時も
目の離せないオケ演奏 まるで演ずる如く リュスティオニの動きは
半端無かった(笑)

個人的には略無名(失礼)の若手歌手陣 そんな中 染物屋バラク
深みある響きのバリトン:Josef Wagner ヨセフ ワグナー &
染物屋女房メゾ:Ambur Braid アムバー ブラィド 掛合の如く
ニュアンスのある歌唱で ドラマティックに演じた。

代役の皇后&皇帝は リハ無くほゞ即興出演 幾ら独逸圏の方々
とは言え ぶっつけ本番 素晴らしい歌唱に驚き( ゚Д゚) 幸運
だったと言えるだろう[バー][バー]

随所に流れるテーマメロディ 時に活気を帯び 時に消え入りそうに
オケピットは通常よりひしめき合って吹奏楽のクリスタルな輝き[演劇]
鷹の鳴き声が物悲しく[ひよこ] 皇后と皇帝 & バラクと女房 の二重唱が
四重唱になるクライマックス 生まれ出たい子供の大合唱を伴い
華やかな終焉を迎える 大好きな場面[黒ハート][るんるん]

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