ラ ボエーム* マルティネス & グリゴロ ★バイエルン ~♪♪ [ミュンヘン.de]

魅惑の美声を堪能した晩~ 喜怒哀楽の青春ドラマが繰り広げられる楽しいオペラ~
繊細な感情移入でドラマティックな舞台を盛上げた~ 演技派歌手の共演は想像を
遥かに超える感動を与えた~*!!* 今年3度目 ヴィットリオ・グリゴロ : ロドルフォ
& 初めて聴いたアナ・マリア・マルチネスのミミ~ 一列目:被り付きで二人の表情に
陶酔~ 早々と豪華なクリスマス・プレゼントを頂いた様な ≪ラ ボエーム≫ を
満喫~*♪*♪*

1800年代末の巴里:カルチェラタン界隈の写真を参考に、極シンプルなオット・
シェンクの演出は殺風景な屋根裏部屋の雰囲気が上手く表現され~ 街角&カフェ~
人の動きも良く研究され~ ノスタルジックな哀愁帯びる舞台装置&衣装~演出:指揮
・演奏&歌手陣共に今年最高の ≪ラ ボエーム≫ を観劇&感激した~≫*^0^*≪

70年代初め 巴里の屋根裏部屋から~ お針子修行の幕を開けた我が身に取って~
非常に懐かしく親しみを感ずる演目&演出~!!@!!  胸の奥底に眠って居た過ぎ去りし
日々の想い出~日記を紐解き~ アルバムをめくる様なレトロな雰囲気が蘇る~*@*  
そんな思いに浸りながら しみじみ聴いた感性豊かな広音域の歌唱力を伴う~ドラマ
ティックな美声に惚れ惚れ~!! 声質が合う二人~ 中々巡り逢う事の無い共演
キャストに大満足~充実感を味わった~!!★!!   

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2012年12月14日  ミュンヘン・≪ラ ボエーム≫
★指揮: Paolo Carignani / 演出:Otto Schenk
Mimi:Ana Maria Martinez / Musetta:Laura Tatulescu
Rodolfo:Vittorio Grigolo / Marcello:Levente Molnár
Schaunard:Simone Del Savio / Colline:Goran Jurić
Parpignol:Joshua Stewart / Benoît:Alfred Kuhn
AlcindoroT:areq Nazmi / Ein Zöllner:Tim Kuypers

☆存在感の薄いミミ~そのものを感じさせる~ 派手さの無いマルティネス~ 然し
見事な歌唱力を伴う自然体の演技~ 舞台で自然な息使い役になり切れる役者~
中々居ない貴重な存在~♪!!♪ 青春物の普通の話に関らず~ いつもミミの最期の
言葉は泣かされる~ 歌手にも因るが~??!!!

☆ヴィットリオのロドルフォも益々板に付いた~!! 驚く迫力の美声にオペラハウスの
音響がこれ程違うのか~ と一瞬思わせる超音波~?!♪?!♪?! 見事な声量は高揚し
続け最期迄デリケートなニュアンスを保ちつゝ舞台を納めた~!! 最終公演と云う
安堵感と歌い込みが功を奏したのか、声の張り艶はスカラ座で聴いた二公演の比では
無かった~!! 満足感に満ちた表情を呈して居たが本当に素晴らしかった~*@*@
全体的に歌唱&演技共に高レベルの歌手陣が揃い~ 何倍もの満足感を味わえた
感動の舞台~!★☆★! 一点豪華主義は面白みに欠けるが~ 高レベル歌手が
揃うと~何処までも舞い上がる~!!!

☆そしてバイエルン:オケは、一音一音独立して奏でる音が全体のハーモニーを
構築する感性が圧巻~ 一列目と云う事で時にはオケ奏者も楽しみ~ 素晴らしい
演奏に浸りつゝ~** 指揮者の舞台挨拶の時、オケ団員もヴィットリオの影響を
受け爆笑しながら~ オケピットで万歳スタイルを披露~*@* 楽団員も一緒に
気軽に乗れるエンタメとして自然に~!!

☆勿論~ 我らがヴィットリオは何時もの様に~ 両手を挙げ万歳スタイルで飛び出し
挨拶~ 何時もの様に膝間付きネクタイを解き~ 心臓を取出す仕草で~ 心からの
喜びを表した~*@*@* ブラボーと惜しみない大拍手~ 天井桟敷からは~ 若い
グルーピーの黄色い声援が場内に響き渡り観客の笑いを誘った~!!! 日々違う客層が
訪れる~?!  バイエルン・オペラ座~ 根底には其々好きな様にエンタメを楽しむ事が
第一の目的だろう~@@ かしこまって あゝ~こう~ 講釈付けて聴くオペラ鑑賞は
消えつゝある様な~!@!@!

☆直ぐ背後の独逸人:マダムが~ 席に着いた時から此方に何やら云いたそうに~
理解不可能の独逸語~ 笑顔で誤魔化した。 拍手も一段落~ 帰り際 『 ねぇ~
覚えてない~?? ミラノで隣に座っていたでしょ?? 』 『 あゝっ~!! そう云えば~』
世界は狭い~ 特に欧州で日本人の仮面を付けて居ると先方には直ぐ解るが~
我々は欧州人の顔など覚えて居ない~!! スカラ座:一列目で双眼鏡を離さず観劇
ミュンヘンのVG追っ掛けマダム~ 次回は何処でお目に掛る事やら~(微笑)~??!!!

。。。♯。。。。。♪。。。。。★。。。。。♭。。。。。♯。。。。。

思い起こせば、今年一月のリサイタルで初めて出逢い ≪ひと声惚れ≫ で是程の
熱病に侵されるとは思いも因らず~ 紆余曲折?!~ドタキャンと云う不遇にもめげず
然し思いも因らぬ ≪セルヴァンテスのプログラム≫ が飛入りしたり~ 久々感動の
個人好みに出会え~ 情感溢れるイタリアン・テナーを味えた充実の一年は~あっと
云う間に終ってしまった~!!! 

来年に向けて一段と実るだろうと期待の矢先~ 数々のキャンセル情報に~ ガックリ
意気消沈~トホホ~状態~!!! 然しながら少々マンネリ化が進む好みの歌手陣:演目
リストに新風を吹き込み~ 活性化を図れる美声に巡り合え感激もひとしお~!!! 
2013年に期待を膨らませ~ 出張観劇は何処へ~?*!!!*? そしてヴィットリオの
美声も一段と磨きが掛かる事を期待しつゝ~!!!

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補足~
ミュンヘン出掛け前~ 世界の天気予報は零下18℃ 『ウソッ~!! 』 では無かった~!!
機内では乗務員が 『 昨日は零下18℃だったわ~』と証明。 着陸時:零下10℃
辺り一面雪化粧~ エェッ~こんな厳寒の中で歌って居るの~?? どうぞ風邪など
召しませぬ様に~ と祈りつゝ~!☆!

白銀の中~ クリスマス・マーケットが立ち並び、活気溢れるミュンヘンの街~**
冷え切った部屋で暖を取る為~ ロドルフォの書き損じの紙をストーブで燃やしつゝ
手をすり合わせ体を温め~ そんなイメージぴったりの背景~ 観客も一緒に冷気を
感じた~!!  灼熱のオランジュ 『 何故真夏に 【 ラ ボエーム 】 ~?? 』 あの時も
そう思った~が、厳寒のミュンヘンで聴く≪ラ ボエーム≫ は印象深かった~***

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