二人のフォスカリ ★ スカラ座~♪★♪ [ミラノ.it]
波に揺れるゴンドラの舳先が並ぶ海の向こうに霞むムラノ島か~ 見慣れた
穏やかなヴェネツィアの風景とは裏腹に、無実を訴えるヤコボ・フォスカリを
無慈悲に流刑地へ護送~¶¶ 護送船内で命を落とした愛息に心痛:悲しむ父・
フォスカリ総監に追討ち掛けるヤコボ・ロレダノ & 10人会議~▼Ψδ▽
総監の座を剥奪され壮絶な最期を遂げる 【フランチェスコ・フォスカリ】
胸打つ劇的なドミンゴの迫真の演技:父フォスカリの姿に~ 何故か昔日の
≪ オテロ ≫ がダブり感涙~
15世紀のヴェネツィアを舞台に繰広げられる悲劇の実話 & 物語:一声惚れの
若く精悍なテナー ≪ オテロ ≫ から30年余り時を隔てた:年老いたバリトン
≪フランチェスコ・フォスカリ≫ を演ずる [ドミンゴ ] 心情深く読取れる総監の
座を剥奪した非道への怒り露わに~ 無実の罪:最愛の息子を天国へ先発たせた
自身の後悔と遣る瀬無い苦脳~ 寝台の柱の脇に立つ:父フォスカリ~ 対面の
柱の陰に [ オテロ ] の影が霞み~ 悲愴な運命を辿った二人の壮絶な最期に思い
馳せた~
最前列:遮るもの無く表情に釘漬け、過去数多の想いが脳裏を過り感慨深い
作品に遭遇した印象深い場面の情景を回想~ 込上げるノスタルジーに
胸熱く~ 二度と聴けないだろう~ 貴重な一公演ずつが脳裏に刻まれて行く@
≪ 二人のフォスカリ ≫ 二幕:ヤコボ & ルクレッティア:情感籠る美麗な
メロディ 『エェッ~暗い牢獄でこの浪漫を奏でる~♪』唯一救われる牢獄の
二重唱:大好きなこの美曲と場面に何時も目頭を抑える~ 老いた父の
訪問を労り:切実な思いを告げる息子夫婦~ 三重唱が切なく心に響く~
護送船:乗船前:妻 & 家族への別れ~ 哀愁帯びつゝも力強く、自身の潔白を
唱え誇り高く生きる様:ルクレッティアに託す【ヤコボのアリア】が美しく
涙を誘う~
フォスカリ父子 & 嫁:三者で織りなす悲壮なドラマ~Ю ドミンゴの強烈
且つずば抜けた存在感:音域広いドラマティック歌唱 & 演技~ 愛弟子*
フランチェスコ・メリと益々意気投合:フォスカリ親子を因りリアルに演じ
最大限に作品の魅力をご披露頂き~ 芸術的公演に感動~♪★♪★♪~☆彡
演出家は既にザルツブルグ ≪ イル トロヴァトーレ ≫ で、ドミンゴ氏と
経験済み、美術館:絵画等からのインスピレーション:演出意図は相互
理解 & 意思の疎通が感じ取れ~ 総体的に夢現の色彩感覚が豪華さを醸し
スカラ座に相応しい公演だった@@@
フランチェスコ・アィエツ作:絵画:【フォスカリ】が舞台の原画となり
伝統的な時代背景を尊重し再現され~ 中世の絵画が動き出す様に舞台が
展開されルネサンスの柔らかな色調が装置 & 衣装に反映された~☆彡
オーソドックスで壮麗な演出:オートクチュールの様な繊細な職人技を
駆使した衣装:込んだディテールの装置、初日の中継放送ではクラシック
過る面を案じたが映像に映り出されない~ 黒子に因るコミカルで軽快な
振付 & モダンなバレーの動きが随所でバランス良く挿入され、ドラマを
盛上げ視覚的にも、悲観的な暗いシーンに終始せず、心浮き立つ満足感を
味わえた~ΘΨΘ
年明け早々巴里バスティーユの公演に心奪われ~ 初めての出張観劇となった
スカラ座 ≪二人のフォスカリ≫ バスティーユ ≪ イル トロヴァトレ≫ に
続き素晴らしいヴェルディ作品を立続けに~ 充実した歌手陣に因る贅沢な
公演を観劇出来、感謝 & 感動~\(^o^)/
余談:
そう云えば~ 既にうっかり忘れた昨年暮のヴァレンシア ≪ マクベス ≫ を
皮切りにスカラ座 ≪ ジャンヌ・ダルク ≫ ストラスブール ≪ トラヴィアータ ≫
全てヴェルディ作品~ふぅっ!! 個人好みの美声揃いで聴かせて頂けた何て
宝くじに当った様な幸運~有難き幸せ~◎◎
~~~~~ I DUE FOSCALI ~~~~~
2016年3月9日 ミラノ*スカラ座 ≪ 二人のフォスカリ ≫
指揮:Michele Mariotti / 脚本:Olivier Lexa / 振付:Alla Sigalova
演出 & 舞台装置:Alvis Hermanis / 衣装:Krist?ne Jurj?ne
照明:Gleb Filshtinsky / Video:Ineta Sipunova
Teatro alla Scala Chorus and Orchestra
スカラ座:コーラス & オーケストラ
Students of the Academy's Ballet School
アカデミーバレースクール生徒
New Teatro alla Scala Production:スカラ座 / 新演出
Francesco Foscari:Placido Domingo / Servant:Till Von Orlowsky
Jacopo Foscari:Francesco Meli / Foot soldier:Azer Rza-Zade
Lucrezia Contarini:Anna Pirozzi / Pisana:Chiara Isotton
Jacopo Loredano:Andrea Concetti / Barbarigo:Edoardo Milletti
☆フランチェスコ・メリ:素晴らしい歌唱力~ 演技も頑張って
居るが [ 演技 ] していると言う感じで、自然体のニュアンスの
表現が難しく:ドラマティックにあと一歩届かない~( 苦笑 )
演技力が未熟な点が、存在感を希薄にしているのだろう~ЮΘ
★二幕 @ 牢獄で死者の亡霊に怯えるヤコボ~ 獅子の台座に
寝転でご登場『おいおい~ 寝転んでて良いのかい?』風
気を失いルクレッティアに抱起される時、膝枕風で悲壮感を
伴わない~( 苦笑 ) 妻への最期の別れも哀愁が感じられず~
ちょっと元気過ぎで表情が歌詞と合わない面も~ ご愛敬!!
☆初日、天井桟敷からブーイングのシャワーを浴びたソプラノ
アンナ・ピロッテイ:この役はハードな歌唱を強いられる曲:
この日は、ブラボーの嵐を浴びた~ブラボー!!!
☆初日のライブ放映を観劇した時は、≪ シモン・ボッカネグラ ≫ の
舞台構成や総監の衣装が相似の為 ≪ シモンB ≫ を思い出すシーンも
否めなかった~◎▽Ю◇● 然しライブは、まるで想定外だった~[m(_ _)m]
追記:
『この演出家:相手が巨匠:プラシド・ドミンゴになると、これ程違う
創作を出来るのか~? 前代未聞の最悪な≪ファウストの劫罰≫ の後に?』
『 あの演出は、ドミンゴも妥協しなかったであろう~』 と嘆き節を語る
仏評論家。 個人的には当初から興味なく公演スキップ:観劇してない為、
評判だけでは何とも判断出来ないが~▽×◇×
※若手指揮者:ミケーレ・マリオッティ曰く『 ドミンゴは我々若手と
生徒の様に気楽に接して、アドヴァイス呉れるので、非常に良い経験が
得られる』と @ インタヴューで~ \\◎^●^◎//
>>>~~~<<<~~~>>>~~~<<<
※ヴェルディ作品:ポピュラーな曲は、ほゞ全て何回も観劇したが、
残念ながら機会無く聴き損なったライブ ≪ ジャンヌ・ダルク ≫
≪ 二人のフォスカリ ≫ を聴く機会を得られた事は、バリトンに転向
した、ドミンゴ氏のお蔭だろう~( 笑 )
≪ 二人のフォスカリ ≫ は1989年に、フィリップスのCD入手
フォスカリ父:Piero Cappuccilli /
フォスカリ息子:Jose Carreras /
妻:ルクレッティア:Katia Ricciarelli /
ロレダノ:Samuel Ramey
※好きな歌手陣で構成されて居た為、購入:当時は良く聴いた。
今、聴き直すと本当に素晴らしい配役に恵まれたCD~☆彡
特にカティアの [ ルクレッティア ] は、美しい声質の高音を
奏でる~*(^^♪*
仕事と懐事情から、当時は巴里*オペラ座さえも足を踏み入れる
機会は少なく、まして他国への追っかけ観劇等、ドミンゴ出演目に
限られ序に前後で可能な日程挿入が予算的にやっとだった ( 苦笑 )
オペラ三昧に暮らせる老後~ 幸せな観劇に感謝感激~
穏やかなヴェネツィアの風景とは裏腹に、無実を訴えるヤコボ・フォスカリを
無慈悲に流刑地へ護送~¶¶ 護送船内で命を落とした愛息に心痛:悲しむ父・
フォスカリ総監に追討ち掛けるヤコボ・ロレダノ & 10人会議~▼Ψδ▽
総監の座を剥奪され壮絶な最期を遂げる 【フランチェスコ・フォスカリ】
胸打つ劇的なドミンゴの迫真の演技:父フォスカリの姿に~ 何故か昔日の
≪ オテロ ≫ がダブり感涙~
15世紀のヴェネツィアを舞台に繰広げられる悲劇の実話 & 物語:一声惚れの
若く精悍なテナー ≪ オテロ ≫ から30年余り時を隔てた:年老いたバリトン
≪フランチェスコ・フォスカリ≫ を演ずる [ドミンゴ ] 心情深く読取れる総監の
座を剥奪した非道への怒り露わに~ 無実の罪:最愛の息子を天国へ先発たせた
自身の後悔と遣る瀬無い苦脳~ 寝台の柱の脇に立つ:父フォスカリ~ 対面の
柱の陰に [ オテロ ] の影が霞み~ 悲愴な運命を辿った二人の壮絶な最期に思い
馳せた~
最前列:遮るもの無く表情に釘漬け、過去数多の想いが脳裏を過り感慨深い
作品に遭遇した印象深い場面の情景を回想~ 込上げるノスタルジーに
胸熱く~ 二度と聴けないだろう~ 貴重な一公演ずつが脳裏に刻まれて行く@
≪ 二人のフォスカリ ≫ 二幕:ヤコボ & ルクレッティア:情感籠る美麗な
メロディ 『エェッ~暗い牢獄でこの浪漫を奏でる~♪』唯一救われる牢獄の
二重唱:大好きなこの美曲と場面に何時も目頭を抑える~ 老いた父の
訪問を労り:切実な思いを告げる息子夫婦~ 三重唱が切なく心に響く~
護送船:乗船前:妻 & 家族への別れ~ 哀愁帯びつゝも力強く、自身の潔白を
唱え誇り高く生きる様:ルクレッティアに託す【ヤコボのアリア】が美しく
涙を誘う~
フォスカリ父子 & 嫁:三者で織りなす悲壮なドラマ~Ю ドミンゴの強烈
且つずば抜けた存在感:音域広いドラマティック歌唱 & 演技~ 愛弟子*
フランチェスコ・メリと益々意気投合:フォスカリ親子を因りリアルに演じ
最大限に作品の魅力をご披露頂き~ 芸術的公演に感動~♪★♪★♪~☆彡
演出家は既にザルツブルグ ≪ イル トロヴァトーレ ≫ で、ドミンゴ氏と
経験済み、美術館:絵画等からのインスピレーション:演出意図は相互
理解 & 意思の疎通が感じ取れ~ 総体的に夢現の色彩感覚が豪華さを醸し
スカラ座に相応しい公演だった@@@
フランチェスコ・アィエツ作:絵画:【フォスカリ】が舞台の原画となり
伝統的な時代背景を尊重し再現され~ 中世の絵画が動き出す様に舞台が
展開されルネサンスの柔らかな色調が装置 & 衣装に反映された~☆彡
オーソドックスで壮麗な演出:オートクチュールの様な繊細な職人技を
駆使した衣装:込んだディテールの装置、初日の中継放送ではクラシック
過る面を案じたが映像に映り出されない~ 黒子に因るコミカルで軽快な
振付 & モダンなバレーの動きが随所でバランス良く挿入され、ドラマを
盛上げ視覚的にも、悲観的な暗いシーンに終始せず、心浮き立つ満足感を
味わえた~ΘΨΘ
年明け早々巴里バスティーユの公演に心奪われ~ 初めての出張観劇となった
スカラ座 ≪二人のフォスカリ≫ バスティーユ ≪ イル トロヴァトレ≫ に
続き素晴らしいヴェルディ作品を立続けに~ 充実した歌手陣に因る贅沢な
公演を観劇出来、感謝 & 感動~\(^o^)/
余談:
そう云えば~ 既にうっかり忘れた昨年暮のヴァレンシア ≪ マクベス ≫ を
皮切りにスカラ座 ≪ ジャンヌ・ダルク ≫ ストラスブール ≪ トラヴィアータ ≫
全てヴェルディ作品~ふぅっ!! 個人好みの美声揃いで聴かせて頂けた何て
宝くじに当った様な幸運~有難き幸せ~◎◎
~~~~~ I DUE FOSCALI ~~~~~
2016年3月9日 ミラノ*スカラ座 ≪ 二人のフォスカリ ≫
指揮:Michele Mariotti / 脚本:Olivier Lexa / 振付:Alla Sigalova
演出 & 舞台装置:Alvis Hermanis / 衣装:Krist?ne Jurj?ne
照明:Gleb Filshtinsky / Video:Ineta Sipunova
Teatro alla Scala Chorus and Orchestra
スカラ座:コーラス & オーケストラ
Students of the Academy's Ballet School
アカデミーバレースクール生徒
New Teatro alla Scala Production:スカラ座 / 新演出
Francesco Foscari:Placido Domingo / Servant:Till Von Orlowsky
Jacopo Foscari:Francesco Meli / Foot soldier:Azer Rza-Zade
Lucrezia Contarini:Anna Pirozzi / Pisana:Chiara Isotton
Jacopo Loredano:Andrea Concetti / Barbarigo:Edoardo Milletti
☆フランチェスコ・メリ:素晴らしい歌唱力~ 演技も頑張って
居るが [ 演技 ] していると言う感じで、自然体のニュアンスの
表現が難しく:ドラマティックにあと一歩届かない~( 苦笑 )
演技力が未熟な点が、存在感を希薄にしているのだろう~ЮΘ
★二幕 @ 牢獄で死者の亡霊に怯えるヤコボ~ 獅子の台座に
寝転でご登場『おいおい~ 寝転んでて良いのかい?』風
気を失いルクレッティアに抱起される時、膝枕風で悲壮感を
伴わない~( 苦笑 ) 妻への最期の別れも哀愁が感じられず~
ちょっと元気過ぎで表情が歌詞と合わない面も~ ご愛敬!!
☆初日、天井桟敷からブーイングのシャワーを浴びたソプラノ
アンナ・ピロッテイ:この役はハードな歌唱を強いられる曲:
この日は、ブラボーの嵐を浴びた~ブラボー!!!
☆初日のライブ放映を観劇した時は、≪ シモン・ボッカネグラ ≫ の
舞台構成や総監の衣装が相似の為 ≪ シモンB ≫ を思い出すシーンも
否めなかった~◎▽Ю◇● 然しライブは、まるで想定外だった~[m(_ _)m]
追記:
『この演出家:相手が巨匠:プラシド・ドミンゴになると、これ程違う
創作を出来るのか~? 前代未聞の最悪な≪ファウストの劫罰≫ の後に?』
『 あの演出は、ドミンゴも妥協しなかったであろう~』 と嘆き節を語る
仏評論家。 個人的には当初から興味なく公演スキップ:観劇してない為、
評判だけでは何とも判断出来ないが~▽×◇×
※若手指揮者:ミケーレ・マリオッティ曰く『 ドミンゴは我々若手と
生徒の様に気楽に接して、アドヴァイス呉れるので、非常に良い経験が
得られる』と @ インタヴューで~ \\◎^●^◎//
>>>~~~<<<~~~>>>~~~<<<
※ヴェルディ作品:ポピュラーな曲は、ほゞ全て何回も観劇したが、
残念ながら機会無く聴き損なったライブ ≪ ジャンヌ・ダルク ≫
≪ 二人のフォスカリ ≫ を聴く機会を得られた事は、バリトンに転向
した、ドミンゴ氏のお蔭だろう~( 笑 )
≪ 二人のフォスカリ ≫ は1989年に、フィリップスのCD入手
フォスカリ父:Piero Cappuccilli /
フォスカリ息子:Jose Carreras /
妻:ルクレッティア:Katia Ricciarelli /
ロレダノ:Samuel Ramey
※好きな歌手陣で構成されて居た為、購入:当時は良く聴いた。
今、聴き直すと本当に素晴らしい配役に恵まれたCD~☆彡
特にカティアの [ ルクレッティア ] は、美しい声質の高音を
奏でる~*(^^♪*
仕事と懐事情から、当時は巴里*オペラ座さえも足を踏み入れる
機会は少なく、まして他国への追っかけ観劇等、ドミンゴ出演目に
限られ序に前後で可能な日程挿入が予算的にやっとだった ( 苦笑 )
オペラ三昧に暮らせる老後~ 幸せな観劇に感謝感激~
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