トリスタン & イゾルデ ★ バスティーユ~♪ [パリ.fr]

夏休みブルーレイに浸った [ トリスタンとイゾルデ ] 今シーズンの巴里
バスティユ:オープニング演目の為の、下準備のつもりは無かったが偶然の
ご縁 @ 同時期に遭遇~[目]  

表情豊かに多彩な音色を操り~ 繊細さを極め且つ情熱的に力強くメリハリを
聴かせた超絶技巧:ダイナミックなドラマを創造~♪[るんるん]♪ もぅぅ素晴らしい★
久々~ マエストロ:フィリップ・ジョルダン指揮の技に酔いしれた~[バー][曇り][バー]

抜群の歌唱力保持の歌手陣~ 鍛錬のバス:ロネ・パップを筆頭に現在活躍中の
若手~ 噴水の如く強弱自在に噴出す声量~ 天空に聳える摩天楼を霞める如き
圧巻の高音 @ アンドレアス・シャゲー 益々磨きが掛かるヘルデンテナー[耳][目]

個人的には高音が心持耳障で残念ながらのソプラノ:マルティナ・セラフィン
ではあるが、エレガントな立居振舞の王妃を感じさせる存在感は抜群~好きな
音質のソプラノ~[黒ハート] シュトラウス:薔薇の騎士 @ マレシャルの素晴らしさが
脳裏に焼付いている~ 巴里のエルザも良かった~ が、曲に因って残念な時も
否めない~[涙] 

脇を固めるクルヴェナル:マティアス・ゴェヌ(と発音かGoene)?? ブランゲーネ
エカテリナ・グバノヴァ~ メロ:ニール・クゥパー 其々声量:歌唱力は申し分
なかった~安堵。 

圧巻のドラマ攻勢に『あっ』という間の5時間 (含む休憩時間)、帰仏一週間後で
心配した時差は吹飛ばされ~ 睡魔に襲われる暇は無かった @ バスティーユ開幕♪
『あの素晴らしい公演をもう一度~[るんるん]』 リピートしたいが気になる終演時間 @
初回は幸い日曜のマティネを選択して午前様を回避できた~[晴れ][三日月]

~~~~[波]~~~[船]~~ TRISTAN & ISOLDE ~~[船]~~~[波]~~~~

2018年9月16日 マティネ 巴里:バスティーユ ≪ トリスタン & イゾルデ ≫
指揮 :Philippe Jordan / 衣装 :Martin Pakledinaz
演出 :Peter Sellars /ヴィデオ : Bill Viola
照明 :James F. Ingalls / コーラスマスター :Jose Luis Basso
Tristan :Andreas Schager / Kurwenal :Matthias Goerne
Konig Marke :Rene Pape / Melot :Neal Cooper
Isolde :Martina Serafin / Brangane :Ekaterina Gubanova
Ein Hirt / Ein Junger Seemann :Nicky Spence
Ein Steuermann :Tomasz Kumiega

★バスティーユでは初演 (2005年) の演出で何回も再演されているが、1999年
8月28日 @ バイロイト公演最終日:あまりの素晴らしさの後、個人的に封印した
[ トリスタン & イゾルデ ] 

※封印は翌、2000年8月4日 @ ザルツブルク音楽祭 ローリン・マゼル指揮の
トリスタン & イゾルデ 以降。 素晴らしい公演後は、思い出を汚さぬよう Ψ

★2005年:当時のオペラ座支配人:ジェラール・モルティエ時代の演出は落胆を
覚える事が多く & 途中帰宅もしばしばだった事から、腰は重くなりこの演出には
お目に掛かっていなかった[涙]

★昨年やっと:バイロイトで封印解除後、今回の P.ジョルダン指揮は勿論 スルー
出来ず赴いた~[走る人] 黒で統一され、箱の様な長方形の物体を置いただけという
シンプルを極めた舞台で、情感こもる登場人物の歌唱伴う演技、純粋に情熱的な
声:演奏を愉しむ [ トリスタン & イゾルデ ]を拝聴出来た \(^o^)/

★然し慌ただしく投影される背後のCG映像が、個人的には些か迷惑だった~
大型画面に映し出される[波]~ 船酔いしそうな気分に襲われたり~ 単純細胞には
理解しきれない映像~ 時に目を閉じ音楽:歌唱に陶酔 & オケの素晴らしさに集中
登場人物の心情が鮮明に瞼に描かれ [ 災い転じて福 ] 至福の時を刻んだ~[黒ハート]

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

[トリスタン & イゾルデ ] 物語の背景から鑑みると演出に多くの造作は不要
に思える。 メロの進言に振回されるトリスタンとマルケ王、然し航海の船上
全てを狂わせる愛の妙薬 [黒ハート] 惚れ薬の存在を、メロは予想だにしなかった [雷][雷]

ワグナーの作品は、ほゞ現実に存在しない架空の要素が多々含まれる物語を
展開させる。 演出家にとってはどんな風にも解釈出来、想像次第で自由な
発想の時代詐称や物語デフォルメと言う展開可能な利点も在るだろう~[本] 

CG映像のみで場面:状況を想像させる:ペーター・セラーの演出は歌唱力
&演技力で物語を紡ぐ歌手陣の手腕にゆだねられる。 昨夏のバイロイトでは、
マフィアのボス風な如何わしいマルケ王も、此方では年老いた寂しい王の
心情を切々と語り『イゾルデを妻として迎える様』助言した、トリスタンが
まさか我が身を裏切るなど思い寄らぬ悲しみに沈む姿がお気の毒だった [涙] 

昨夏:トリスタンに因縁付ける風(失礼)な激しい口調 ?? 恨むが如くメロに
殺害を促し、強引にイゾルデの手を引張って退場 [ マルケ王 ] ロネ・パップ
同一人物を演じているとは思えぬ雰囲気を醸し天晴~[モータースポーツ] 今回は、心理描写の
台詞を理解すべく字幕スーパーから目が離せないほどに、情感こもる演技伴う
歌唱で真意が十分理解できた。 ブルーレイも少なからず予習の助けになって
居たのだろうか??? 

トリスタンとイゾルデ 回想
1985年 巴里:ガルニエ座で鑑賞したのが初めて~
[船]船の船首が舞台装置となっていた一幕目は薄っすらと印象に残るが、
二幕目以降は記憶からほゞ消えている~と言うか、初耳演目にうっとり
船酔い気分~??でもないが~ 睡魔に抵抗出来なかった感もある(苦笑) 

トリスタン:ロネ・コロ & イゾルデ:グィネス・ジョンズ~と今思えば
豪華キャストの様な~ 然し当時は歌手の名前も知らず通っていた、オペラ
鑑賞:デビューの頃だった。。。

1985年2月5日  ガルニエ座 ≪ トリスタン & イゾルデ ≫
指揮:Marek Janowski / 照明:Bruno Boyer
演出:Michael Hampe / 舞台装置&衣装:Mauro Pagano
Orchestre:Opera National de Paris
Tristan:Rene Kollo :Melot: Jean Dupouy
Konig Marke (Roi Marke):Kurt Moll ,
Isolde:Gwyneth Jones ,
Kurwenal:Siegmund Nimsgern ,
Brangane:Nadine Denize

・・・・・・・・・・・

1998年2月18 & 27日 バスティユ ≪ トリスタン & イゾルデ ≫
指揮:James Conlon / 舞台装置&衣装:Lennart Mork
演出:Stein Winge / 照明:Hans-Ake Squojist
Orchestre & Choeurs::Opera National de Paris
Tristan:Wolfgang Schmidt / Kurwenal:Monte Pederson
Konig Marke (Le roi Marke):Rene Pape
Isolde:Gabriele Schnaut / Brangane:Jane Henschel

★この演出は酷かった~[涙] 海辺に廃棄のタイヤが積み上げられたり~
ロマンとは程遠かったが、唯一鮮明な記憶は、マルケ王:ロネ・パップ
容姿端麗:若かりし20年前、タキシードに白の長いマフラーを首に掛け
一幕最後にダンディな [ マルケ王 ] ご登場 ★ 失礼ながら トリスタン
ウォルフガング・シュミッツ よりカリスマ抜群~[手(チョキ)] 

☆そう云えば、今回のご登場も神々しかった (微笑) 王妃を迎えるべく
客席中央に金モールの付いた威厳のある正装で、メロを従えスポット
ライトを浴び輝かしいご登場 @@@ 心持ヘビー級になられた感はあるが、
20年間:変わらぬ容姿に脱帽~!〓[演劇]

※この頃:同時期にベルリンSOBで [ フィデリオ ] の公演も掛持ちだった
ロネ:ロッコ、シュトルクマン:ドン・ピザロの追っ掛けでベルリンに向かう
機内で遭遇~[目](苦笑)

★ファルク・シュトルックマンで蘇った記憶、そう云えば封印したのは2000年
では無く正確には忘れたが~ 2002年 @ クルヴェナル & マルケ王:デビュー
と云う事で一週間程、バルセロナに姉と滞在したのを想い出した[ホテル]

>>>> バルセロナ ≪トリスタン & イゾルデ ≫
2002年6月30日
指揮:Bertaurand de Billy / 照明:Jean Kalman
演出:Alfred Kirchner / 衣装:Ann Poppel
De Nederlandse Opera @ Amsterdam :プロダクション
Tristan:John Treleaven / Rei Marcke:Erik Halfvason
Isolde:Deborah Polaski / Brangane:Lioba Braun
Kurwenal:Falk Struckmann / Melot:Wolfgag Rauch

ワグナーを一日置きの公演:ハードスケジュールの関係か?? 慌ただしい日替
キャスト。 然し、マルケ王:クルヴェナル:メロ~歌唱の少ない役は日替無

2002年7月2,4,6日 
Tristan:Ronald Hamilton(2) / John Treleaven (4)/ Louis Gentile(6)
Isolde:Sue Patchell ( 2, 6 ) / Jane Eaglen(4)
Kurwenal:Alan Held / Rei Marche : Falk Struckmann
Brangane:Lioba Braun(4) / Heidi Brunner(2, 6 )

折角の長期滞在中~ カダケスへ足を延ばし[ ダリの館 ] 訪問。 非常に美しい
入江の町~[波] 路地にはブーゲンビリエの蔦が絡まりピンクの花が咲き乱れ
愛らしかった[桜] ほのぼのとしたあの風景は変わっていないだろうか?

うっかり [ 記憶にありません] と嘘付く所だったが、辛うじて記憶が蘇り
訂正出来て安堵 ~ホッ!

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