マノン 後 全劇場コロナ休演 ★ バスティーユ~♪ [パリ.fr]

イタリアに続きとうとう欧州の歌劇場は軒並みコロナ休演に追込まれた。
巴里:ベルリン:ミュンヘン:ウィーン[家]  8日:日曜日に文化大臣から通達
された仏国では1000人以上の劇場閉鎖を余儀なくされた[涙][涙]  
因って今夜のコンサート【フィリップ・ジョルダン*マーラー 】キャンセル[涙]

※追記:バルセロナ ≪ ローエングリン≫ 初回から3公演キャンセル[涙]
19日の初日観劇予定で検討中だったが劇場側の決断で安堵!
西班牙のコロナ状況が報道されない為、余り感染者居ないのだろうと安易に
考えて居たが西班牙人のコンシェルジュに『オォォマダム危険だから[NG]
流石物知り コンシェルジュ \◎^●^◎/ 多種多様の情報管理者~天晴[モータースポーツ]

※バルセロナから何度も修正[mail to]着信 ≪ ローエングリン ≫ 終に全公演中止の
お知らせ 先月 TCE の第九で フォクト & グロワスボックの美声を聴かせて
頂き愉しみだったが。。。 

2700席余りのオペラ座[涙] シャトレ劇場:2000席余 /シャゼリゼ劇場:1900席
オペラコミック:1100席 [×][×] 其々に手段を講じて対応。 シャンゼリゼ劇場
は現在販売済は其の侭、今後は予約受付無。辛うじて救われた対応に安堵~ホッ。 
然し是が良いか悪いか個人の判断に委ねられる?? 又は今後の状況で全面休演に
追込まれるか?

※追記:13日の金曜日 @ 頼みの綱 TCEから4月1日迄の休演[mail to]着信[涙] 
今シーズンの眼玉 NY. METで聴いた≪Roberto Devereux ロベルト・ デヴルー ≫
David MacVicar ダヴィド・マックヴィカーの豪華演出:再聴 & 再観劇を
心待ちにして居たが残念無念[涙][涙]

※1000~100人の集客と大幅削減の為、上演不可[×] ルーヴル美術館初め
ヴェルサイユ宮殿:劇場:美術館:宮殿等々 観光地も軒並み閉鎖:70歳以上の
外出自粛と言う事で何か外歩くのも肩身が狭い[涙] 引籠っても仕事は沢山あるが
2月から子供服6枚を仕上げ是からもミシンに向い創作意欲が増すだろう[晴れ]
[転んでもただは起きぬ] 何かしてないと居られない性分(苦笑)

危機一髪で難を逃れた7日:土曜日 コロナに躊躇はするが歌手陣も体を張って
頑張って居るしと勝手な応援も兼ねて赴いた。 只、狭いボックスオフィスで
格安チケットに1時間待ちは回避。 何処でも良いと開演15分前に飛込み内心
『一列目の端辺りが良いけどまぁ無理ね?』と微かな期待を持ちながら頂いた席
@っと驚く[一列目中央:指揮者の真後ろ??] から僅かに外ずれた特等席を手に
疾風の如く入場口へ[雷] こんな状況の中観劇する観客も極小なのだろう[いす][目][耳][いす]
との思惑も外れ三分の二以上の入場者~天晴[モータースポーツ] と言ってよいのか??

新演出は悪くないとの事前情報を入手済でスルー出来ず心躍らせ開幕に臨んだ
1920年代 アールデコ調:George Barbier ジョルジュ・バルビエ 銅版画集
[アルマニャック] を紐解く如く彷彿とさせる舞台装置 & 衣装に惹き込まれた[アート]

≪マノン≫ 何時聴いたか? 曲も想い出さない程に古『睡魔に襲われない様』に
と覚悟の予防線も開幕同時に消え失せた[曇り] パステル調のロマンティックな色彩
アールデコの代表:Paul Poiret ポール・ポワレ風衣装デザイン:目の前に広がる
大好きな時代にタイムスリップ:一緒に潜り込んだ アール凸の世界 [バー][バー]

[ハート][スペード]… MANON…[ハート][スペード]

2020年3月7日 バスティーユ ≪マノン≫
指揮:Dan Ettinger / 舞台装置:Aurelie Maestre
演出:Vincent Huguet / 衣装:Clemence Pernoud
照明:Bertrand Couderc / 振付:Jean-Francois Kessler
脚本:Louis Geisler / コーラスマスター:Jose Luis Basso
Manon:Amina Edris / Lescaut:Ludovic Tezier
Le chevalier des Grieux:Stephen Costello
Le comte des Grieux:Roberto Tagliavini

≪マノン≫ のキャラクター自体が好みで無い為、勇んで行く程の演目では
無いが曲を聴きながら懐かしいメロディーが蘇る[るんるん] 嫌いなのは主人公
何と云っても富豪のパトロンになびきカジノで身を亡ぼす様な娼婦紛い
恋する若い娘の清純さからは程遠く純粋な騎士デグリュを二度も誑かす
魔性の娘 ▼△▼ 物語ではあるが許せない (苦笑)

[マノン]Wキャスト:Amina Edrisアミナ・エドリス @ エジプト出身
若いソプラノ:強敏な低音 & チャーミングな高音域と自在にコントロール
聴き易いクリアーな仏語も良かった[手(チョキ)] 元気な現代っ子で少々我儘風に演技力も
有り豪華なドレスをエレガントに着こなし優雅な振舞で将来性を感じさせる立居
堂々巴里デビューを成功させた\(^o^)/

二幕 @ Delacroixドラクロワの絵画二枚で表現されたサンシュルピス教会の
礼拝堂:内部修復で蘇った天使の絵が印象的に栄える[アート] 黒い神聖な神父の
礼服がスマートな長身に精悍さと寂しさを漂わせた 騎士デグリュ:Stephen
Costelloシュテファン・コステロ 叙情的で微妙なニュアンスが心に響く甘美な
音質素晴らしかった[黒ハート] 最後の処刑場では真に迫った自然体の放心状態が
涙を誘った[涙]

※メトで拝聴のアンナ・ボレナ:アンナ・ネトレプコの元許嫁:リカルド・
パーシー卿を演じた時からのファン:悲しみに打ちのめされた誠実な青年:
絶望的な歌唱 & 演技に心打たれた[涙] 記憶が残る[曇り]

父デグリュ伯爵 バス:Roberto Tagliavini ロベルト・タリアヴィニ
ロマスグレーのエレガントな初老紳士:伯爵の気品漂う豊かな音質
深みある低音の響き艶やかな声質 & 抜群のカリスマ[るんるん]

出番少ない役柄に関わらず息子デグリュ-に対する父親の優しい
ノスタルディックな表現:反面ホテルの賭博場へ取締りに乗込む
威厳ある厳しい態度 半端ない存在感をご披露頂いた\(^o^)/

※コロナに躊躇せず滑り込んだ公演:S.コステロ & R.タリアヴィニが
お目当だった[耳][目] 両者共、数他の役で聴かせて頂いて居るが常に
想定内を上回る感動に浸れるΦΨΦ 演技伴う美麗な声質と繊細な
歌唱力保持者 (^^♪

マノンの従弟レスコー仏バリトン:Ludovic Tezier ルドヴィク・テジエ
従妹マノンを上手く操る遊び人:華やかで音色豊かに如才なく演じ若手
歌手陣の中で年季の入った貫録発揮ドラマを紡いだ [本]

※1998年[オペラリア入賞者]一月の[ドミンゴ・コンサート東京]で
特別出演のソプラノ森麻季さんと同期入賞者[王冠] 

アール凸様式のお洒落な演出で申し分ない公演を堪能させて頂いたが最期
本来:ル・アヴル港から米植民地へ流刑になる予定のマノンが処刑される
と言う残虐なシーン 個人的にはノン・メルシー[涙]

近年物語詐称で脚本が塗り替えられる事がしばしばだが、パトロンの妾:
売春婦?? カジノ出入り程度で銃殺の重刑は如何なものか?
本物では無いが銃弾は耐え難く思わず耳[耳]を抑え目を瞑った[涙]

豪華ホテルや華やかな社交場 [Josephine Baker:ジョセフィン・バッケー]
如き当時の象徴人物を登場させたり脇役の振付も愉しさ満載
コメディタッチで面白かったが多勢過ぎ些か賑やかだったΣ(・□・)[あせあせ(飛び散る汗)] 

目の前で揺れ動く指揮者:Dan Ettinger ダン・エッティンガ-のパンク風
刈上げ獅子の様な白金髪 モダンなお兄さんも舞台にマッチする登場人物の
様に違和感なく リズミカルにテンポ良くドラマを展開させた[るんるん]

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初耳 ≪マノン≫ は1982年録音カセット:Michel Plassonミッシェル・
プラソン指揮 / マノン:Ileana Cotrubasuイレアナ・コトルバス
デグリュ:Alfredo Kraus アルフレド・クラウス / レスコー:Gino Quilico
ジノ・キリコ / 伯爵デグリュ:Jose Van Dam ジョゼ・ヴァン・ダム
当時は物語に沿って舞台を想像しながら愉しんだ[曇り][るんるん]

そう云えば2001年 @ バスティーユ公演を薄れた記憶から呼起した[目]
2001年7月12日 バスティーユ≪マノン≫
指揮:Jesus Lopez-Cobos
演出:Gilbert Deflo / 振付:Ana Yepes
舞台装置&衣装:William Orlandi / 照明:Joel Hourbeigt
Manon Lescaut:Renee Fleming / Lescaut:Jean-Luc Chaignaud
Le Chevalier des Grieux:Marcelo Alvarez
Le Comte des Grieux:Alain Vernhes / De Bretigny:Franck Ferrari

マノン:ロネ・フレーミング& デグリュ:マルチェロ・アルヴァレツ
[ そう云えば ] 程度しか想い浮かばない程、印象が希薄だった?? でも
想い出せただけでも良かった!!
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個人的経験からカジノの雰囲気は好みでは無い。 80年代初期:バブル時代
現地法人を任されて居た頃、会社の幹部からアテンドを依頼された株屋さん
『株は畑で育てるのが良い』と気軽な冗談の出る方で面白かった。

仏では≪マノン≫の様に賭博場で身を亡ぼす庶民が多く売春や賭博禁止で
巴里から100㎞以内には作れず[アンギャン]が一番近かった。 然し本格的
では無くルーレットやスロットマシーンと呼ばれる簡単なもの?? とか。
曰く田舎のカジノ風とか~ 初めて足を入れたカジノで比較は出来なかったが。

ラスベガスやUSAで遊び慣れた友人は嬉々として遊んで居たが興味皆無で
ルーレットの四つ角に置いた侭:覚めた気分で時を過ごした。 帰りがけ
彼女曰く『頂いた1000[チケット]で足りず自腹も併せて全部摩っちゃった』そうな
個人的には何もせず増やして帰宅。 
 
次はやや遠出:ノルマンディ地方のドーヴィル 列車で巴里から二時間[電車]
海辺に面した白亜の館:エレガントな雰囲気でヴァカンス客の軽い遊び場
フランスの上流階級が集う雰囲気で気後れ。。今は寂れて居る様な???

本格的はモナコのカジノ広場:ホテルド巴里の一角 此処は色々聞くと
ブラックジャックとかテーブルで何やら[スペード]カード広げて~ 愉しみ乍ら
お金を賭けて稼ぐ風な風貌の方とかが多く高級感覚は有るがマネー
ロンダリングの香り漂う胡散臭い雰囲気も素人ながら感じ取れた[ドル袋][ドル袋]

到着時慣れない場所で探して居る時、直ぐ脇に車が横付け登場人物は
モナコのアルベルト王子だった。 モナコ/モンテカルロは街自体が品の
良い歓楽街?? いずれにしてもカジノ:賭博場に興味は皆無。 仕事の
アテンドだったが[百聞は一見に如かず]と言う訳で過去の経験から
横浜カジノ計画は絶対反対 [×][×]

日本に来て賭博する人は賭博の名人:マフィア的な方も多いでしょう。
観光客が態々日本でカジノに浪費するとは想像し難い [スペード][ドル袋][ドル袋][クラブ]

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