リゴレット★ヴィットリオ・グリゴロ~♪♪♪ [ロンドン.uk]

あゝゝッ~♪♪(感嘆の声) 素晴らしかった~ 行って良かった~!! 聴いて良かった~!! 
観て良かった~!! 念願叶って初舞台~?!! ヴィットリオ・グリゴロ:マントヴァ公
初めて演技を通して聴く声:コヴェント・ガーデン≪リゴレット≫ !♪♪! フッ~
本当に素晴らしかった~♪★♪

若手歌手の多い近年、こんな感激は中々味わえない~!!★!! 美声のイタリアン・テナー
パヴァロッティ以来の満足感を味わった~ グリゴロ:マントヴァ公~♪*♪ 音域広く
抜群の演技力を伴う歌唱~ グリゴロの演じたマントヴァ公は新鮮な印象を受けた★♪♪★
舞台で伸び伸び活き活きと~ 表情豊かに自然体でドラマティックな声を伴い~
演ずる事が出来るのは素晴らしい~ 役になり切って居た~♪☆♪★♪☆♪

以前、インタヴューで『デュッカのパーソナリティが好き~ アクティブで~
エネルギッシュで、女性に対しても~ でもジルダに会って内面に何かプラスの
感情を持った~』と語って居た~ 表情に感じ取れたのはそんな彼の【マントヴァ公】
解釈だったのか~??!! 心情が汲取れる繊細な表現力が印象的だった~!!♪!!

平土間一列目~演技のみで無く言葉に伴う表情が読み取れ~ 音域広い美声は最高~
台詞をほとばしる様に歌う情感籠った歌唱~ 久々に感動的な若手テナーに巡り合えた
幸せな一日~*☆♯♪  ジルダには甘美を帯びた優しい調べ~誘拐に怒りと悲しみ~
案ずる想い力強い高音~ 全ての感情がストレートに心に響く~眠りに着くデュッカ:
あくびを織り交ぜた 《ラ・ドンナ・エ・モビレ》 は中々聴けない~ グリゴロの
芸の細かさを物語る~♪*♭

『 ヴィットリオ~ 好きな様に演りなさい~ 必要の無い部分を私が取り除くから~
とフランコは何時も云って呉た~ とてもやり易い好きな監督だヨ~ 』 とフランコ・
ゼフィレリとの経験を語って居たが~!!*!!  

是を聞いて思い出したのは『初めてロラン・プティと仕事した時《二コラ・好きな様に
踊りなさい~ 必要な時に指示を出すから 》 とプティに云われた 』 と~ ロラン・
プティの追悼映写会で挨拶した二コラ・ル・リシュの談話~!★! 演出:振付の巨匠の
言葉:指導に共通点を感じた~ 二コラ&ヴィットリオ 双方共~ 当初から巨匠に素質を
見出されて居たのだろうか~★♪*☆♪* 

好きな様に踊る~好きな様に演ずる~ 自由な様に聞こえるが [ 好きな] 本質~役を
理解して演じられる素質が無ければ~其れは如何に難しい課題か~!!!  自由に踊る~
演じられる素質【想像:創造:表現】を此の二人が備えて居る事を~ 両巨匠は既に
認識して居たのだろう~!!! 

オペラ座・ダンサー:トップに立つ二コラ~エトワール20年目と云うキャリア~ この
先、未だ々~挑戦する姿が伝わる謙虚で静な語りのインタヴューが印象的だった~★☆ 
グリゴロもどの様に伸びて行くか~ 可能性を秘めた楽しみな舞台だった~★☆★ 
少々アクションオーバーの面が時に誤解される事も~然し生来の明るさとお人好しが
正直で好感℃~!!★!!
  ・・・・・*・・・・・・・・・・*・・・・・・・・・・*・・・・・・・・・・*・・・・・・・・・・*・・・・・
先日 『 1月のTCEは~ 調子乗り過ぎ~ 軽いキャラ~ 』 と在仏友人の声を聞いたが~
人其々受止め方が違うのは当然~!!  如何本質を理解するか~?! 上辺~観た目で判断
するとそう誤解を受けるかも知れない~** 観客に対する熱心な心遣い繊細な感性は
内に潜む天性と感じ取れる思い遣り~ 演技では出せ無い~ 内面から湧き出る自然体
だと思う~!!! 買い被りかも知れないが~♪*♪*

美声を張り上げる若い歌手に【自己陶酔~自己満足~】的な~面を強く感ずる昨今~
ヴィットリオは若い頃のドミンゴのファンサービスに、似た素質を備えて居る様に
感ずる~★ 期待されているプレッシャーは潜在的にあるだろう~頑張り過ぎ、
アクションオーバーでも良い~ 只、声を酷使して壊さない様に注意して楽しませて
欲しいと願う~♪♪♯♭★ 

1日で巴里⇔ロンドン往復~ 東京⇔大阪間と略同じ~と云う事で此方も頑張って試みた
~ が往復5時間弱の所要時間~ 車内で休息出来るとは云え、観劇時間を入れると殆ど
一日中座って居た事になる~フゥ~ッ!!! 然しこんな素晴らしい舞台だったら、次の
機会もきっと挑戦するだろう~~!!!

21日迄、待ち切れず~ 老体に鞭打って~ 頑張って聴きに出掛けた甲斐あった~!!!
14日:マティネが通常より早い開演~ 12時半と知って急遽1日で往復を~と無謀な??
計画~!! チケットは相当入手し易く~ 平土間一列目の割安で~!★! 被り付きが良い
ロンドンは3列目でも小柄体型には、前方視界遮断に遭遇する事が殆ど~!! 遮る物の
無い視界良好の最前列、音楽と演技に陶酔出来る~♪

今回は音に声に陶酔出来て良かった~ 演出が余りにグロテスク:ハーレムかと詮索の
及ぶ演出~ 是があのNYの ≪アンナ・ボレナ≫ と 同じ演出家とは思えない程の違い
に何を表現したかったのか~?? 意図は掴めない~ 歌手がお気の毒の気もするが~ 
英国メディアの評は観て居ないが~観客は納得して居るのか~ フランスで有れば相当
叩かれそう~ 現在進行中(公演中) ≪ドン・ジョヴァンニ≫ も社内レイプとか~ 批評は
最たるもの~ 行く気は毛頭無かったが~!!★

     ***♪**********♪**********♪**********♪**********♪***

『 リゴレットを演じて居る時は、ヌッチで有る事を忘れて居る 』 と云う~ ヌッチの
イメージとは程遠く~ 此方も世代交代~?? この演出では若手が合う気がするが~ 
誰に~何に~ 重きを置いて聴くかに因って~物語の内容が違って観えるのが興味
深い~♪★♯ 今回は≪リゴレット≫と云う因り~ ≪マントヴァ公≫ が輝き過ぎ~!!★!!  

リゴレットは哀愁を帯びた面が余り感じられず、残念ながら美声を思い切り張り上げて
頑張って歌う事に専念した様だった~!!! 観客には満足の行く歌唱~万雷の拍手~!!!
~が丁度昨年の今頃、日本で聴いた《ドミンゴ・コンサート》ジルダとのデュエットで
復讐に燃える激しさ~ ジルダへの愛情を伴う微妙な感情移入で聴かせ感激のデュオ~
自然に役を演じて居た~★♪★  グリゴロにもドミンゴの様な自然に滲み出る感情
表現が重ねてみえる~♪☆ 是からも色々な役に挑戦して新たなパーソナリティを
創造して欲しい~♪★

ジルダは急遽代役:開幕前の紹介で、苦手の英語と名前を聞き取れず~ 控えて無い~
声は抜群《ルチア~》を歌ったら綺麗だろうと思われる歌唱:美声で代役をこなした♪ 

高水準の美声&歌唱力抜群の歌手陣~ 然しグリゴロ不在だったら~ ワサビ抜きだった
だろう~ あの溢れる若さ~ 張りの有る声質~ 力強い声量~ 演技を伴う表現に繊細な
ニュアンスを醸すグリゴロ~ 個人的には圧巻~ 思わずブラボーを叫んでいた~★ 

  ~~~@~~~~~~~~~~@~~~~~~~~~~@~~~~~~~~~~@~~~
2012年4月14日 ロンドン:コヴェント・ガーデン≪リゴレット≫
★指揮:John Eliot Gardiner / 演出:Dvid Mcvicar
 マントヴァ公:Vittorio Grigoro / ジルダ:Désirée Rancatore
 リゴレット:Cimitri Platanias /マッダレーナ:Christine Rice

☆又チャンス~!! アフター・サーヴィス付きの公演だった~!! 公演後:ROHの
ショップでレコードの販売促進の為~?? サイン会が催された。 出掛け前情報
キャッチ~!! 今迄に購入したCDジャケット持参で行列~★ 帰りのユーロ★の
時間が~とか言いながら並んだ≫≫≫ 

『エッ~? 是だけ~』 と云う簡単な VG サイン~ でも 『是が好きなんだよ~』 と
言いながら~ スマイル・マークもサインして呉れて~  最初の数人終って丁度番に
なった時 『 ちょっと待って手袋するから~ ガラスにぶつけて~ 』 と~お気の毒に
左手の指の爪が全て真っ黒~ に血豆になって居た~!!!  21日迄に治ります様に!!!

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keyaki

aimeloperaさんのROH「リゴレット」鑑賞レポートを心待ちにしていました。
このマクヴィカー演出の「リゴレット」は、2001年から定期的に演奏されている定番の演出なんですが、プレミエは、NHKBSでも放送されて、DVDにもなっているんです。私もこの演出には吃驚、ここまでやっていいの....と思いましたが、ここまでやらないと演出家の意図がなかなか伝わらないのかもしれないと思いました。公爵は単なる好色な権力者ではなく、性格が歪んでいるというか性格破綻者として描かれていて、この演出は、公爵に焦点をあてているのではないかと思いました。

>ジルダは急遽代役
シウリナの代役は、デジレ・ランカトーレDésirée Rancatoreで、シチリア出身のソプラノです。グリゴーロとは、ルチアでも共演したことがあります。よく来日していますので、日本での知名度は高いようです。

>左手の指の爪が全て真っ黒~ に血豆になって居た~
これ、私も気になってました。4月7日のカーテンコールの写真をロンドン在住の方からいただいて、爪が真っ黒...ドアにでもはさんだのかしら....痛そう...でも大事にいたらなくて良かった....と思っていたんです。17日には各国(日本は含まれません)の映画館でライヴ上映されますが、写っちゃいますね。

by keyaki (2012-04-17 10:10) 

aimelopera

Keyaki さま~ 
いつも沢山の情報~コメント有難うございます感謝です~!! ジルダの名前も~  『エッ~?』って云う間に挨拶終って居て~ 特に横文字の名前は苦手~ ≪グリゴロ≫で無い事だけ確認したら 『 ホッ~! 』 として、休憩時間に隣席の方に確認するのも忘れ~ 陶酔しました(笑)  本当に素晴らしかったです~♪♪ 

グリゴロの≪ルチア~≫も聴き度いですネ。 先ずは少しずつクリア~♪
サインの時、一生懸命場所を探して楽しそうに描く≪スマイル ・マーク≫微笑ましい姿は~ 南イタリア: 灼熱の太陽のほほ笑みでした~!!!

演出:2001年の演出だった何て一昔も前~ もう観客は慣れっこだったんですネ。 グリゴロが居なかったら~きっと観ない演出だったでしょう。でも演出家の意図する性格破綻者を無視して?!~グレゴリ自身の解釈強調~?!~ 何か“スカッ~”と清々しく演じていて~ 少々元気過ぎ~?!! 終盤、二階に上がる階段も公爵である事を忘れ~?? 運動選手の様に軽々跳ね上がっていました~(苦笑) 

21日は又、どんな発見が有るか楽しみです。。。 独断と偏見の勝手な『自己満~』ブログですが読んで頂けて嬉しいです。 有難うございます、今後もどうぞ宜しく~ (^b^) /


by aimelopera (2012-04-17 22:31) 

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