曽根崎心中 ☆ 杉本文楽 ★ 巴里市立劇場~★*★ [パリ.fr]

人形浄瑠璃 @ 舞台版~と表現すべきなのか~?? 広い舞台 @ 3名の黒子が一体づつ
人形を操る人形浄瑠璃~ 観劇は初めての経験だった~!!! 相当昔に観劇経験のある
人形浄瑠璃はもっと簡素で紙芝居の様に下半分が隠れる~ 所謂マリオネット的な
雰囲気だった記憶がある~@

今回は人形である事を忘れる程に~ リアルな心理描写が感じ取れる深みのある
繊細な動き人形を通して操作する人形遣いのテクニックに驚かされる~◎●◎
暗闇の中、行燈程の灯りに浮かび上がる @ 表現出来る筈の無い人形の顔に=
悲しみ:喜び:怒り:哀れみ:様々な喜怒哀楽の表情や変化が汲み取れる情緒を
醸し出す演技~ 操る人形遣いの巧みさに驚かされた~Ω¶¶Ω。

物語進行の太夫の語り & 会話を聴きつゝ筋を追うと~ まるでミニチュア歌舞伎を
観て居る如く、人形が目の前で自力でお芝居をして居る様な錯覚にさえ陥る~¶ф¶ф¶ф
多彩な動きを表現出来る絡繰り操作の機械を身に着けた人形~ どんな絡繰りが取付
られて居るのか~??!! 操り人形創作者 & 舞台演出家~ 双方の努力の結集により生れ
加えて物語を語る太夫 & 若い人形遣いの方々~ 老若が一体となって構築するこの
素晴らしい芸術~ 総立ちの観客 & 惜しみない絶大な拍手が送られた~★☆★

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   42e edition @FESTIVAL D’AUTOMNE A PARIS
   第42回 巴里@秋のフェスティヴァル : パリ市立劇場
2013年10月17日 巴里市立劇場 ≪ 杉本文楽 ★ 曽根崎心中 ≫
★創作 & 演出*写真 & 美術家:杉本博司
原作:近松門左衛門 / 演目:曽根崎心中

☆人形で有りながら繊細で細やかな表現:立ち居振る舞いに目が離せなかった~‘@‘@
☆帰り掛け 『 ロメオとジュリエット 』日本版だね~ と同行の仏友人に声かけられ ~
現世で成就しない悲哀に満ちた恋は~ 三途の川を渡り来世で~@*@*@
『 この世の名残~ 夜もなごり~ 死に行く身をたとふれば~ あだしが原の道の霜~』
『未来成仏うたがひなき恋の手本となりにけり~』

☆21歳:はつと25歳:徳兵衛~ 健気な年頃、一途な二人の最期~ リアルで感動的な
シーン~ 胸に熱いものが込上げた。。。。。

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人間が直接演ずるオペラ&歌舞伎等を観劇する機会には恵まれて居るが、抱き抱える
人形遣いの巧みな操作を通して演じられる、舞台を観劇したのは生まれて初めて~
圧巻だった~!!!

一隅の幸運を得たのは運良く:トリノ出発 2日前 @ 20年余りの取引先の仏人
デザイナーからお誘いを頂き、勿論即答でOK~!! 70年代 読み漁った @ 日本文学
全集~取分け好きだった 近松門左衛門。 歌舞伎や人形浄瑠璃で観る機会の多い
≪ 曽根崎心中 ≫ 人形の演じた今回の公演は歌舞伎で演じられる舞台因り~ 遥かに
心を打たれ涙を誘った。

今回の様に舞台一面で繰広げられる~ 大掛かりな人形浄瑠璃は本当にお見事~
仏友人に誘われ思いがけず~ 想像し難い貴重なチャンスを頂き~ 素晴らしさを
目の当たりにして感謝感激~ 来仏さえ知らなかった公演~$%& 
大好きな ≪ 近松門左衛門 @ 曽根崎心中 ≫ 奇遇な縁に喜びもひとしお~★@*

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只、この市立劇場 ( T H V ) で上演の場合~ 普通の一階から三階くらいの階段状の
観覧席~!! 仏友人は招待席だった為、前から5番目と云う肉眼で人形操作 & 演技が
良く見える席に恵まれた。 然しながら上階観客を想うと~ あの小さな人形の動きが
どれ程に見えたか~?? 人間が演ずる時でさえ~ この劇場は上階になると相当小さく
見える距離。

其処で思い付き対策としては~ 今年のバイロイト @ ニューリングの垂れ幕映写~!!
この劇場の状況でこそ、あの垂れ幕映写を活用出来なかったのか??~と残念に思う~*
次回は多くの観客に、より身近な感動を得て頂く工夫を考慮すべきでは無いかと~
余計な心配をしてしまう程~ 舞台好きな個人的感想ではある。。。。。
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