ジャンヌ・ダルク ★ スカラ座 @ 開幕公演~(^^♪ [ミラノ.it]

想い叶って~ 待ち侘びた ≪ ジョヴァンナ・ダルコ ≫ スカラ座:開幕公演:2日目
観劇 & 感激~☆彡(^^♪  素朴で愛らしい羊飼い【ジャンヌ】天声に導かれる侭に
勇ましい戦士へ闘志を燃やす 少女ジャンヌ の夢を追った ? と云うより狂気を帯びた
妄想をリアルに描いた演出と云うべきか~◎★*

各楽器から惹き出される単独パート:美しい自然の描写~ 激しい戦い~ 哀愁漂う
親子の情へと、職人技の振るタクトから繊細に湧き出る一音一音:微妙なニュアンス
伴う演奏~ マエストロ:リカルド・シャイのタクトと共に観客の空想は広がる~(^^♪
変化する舞台~ ジャンヌの衣装 & CG映像で物語を紡いだ~ΨД¶

殺風景な部屋の一室で展開される [羊飼いジャンヌ ⇒ 戦士ジャンヌ・ダルク]へ *
ベッドに横たわるジャンヌ~ 往診を終えた医者が立去る場面で開幕 ≪椿姫≫
最終章が思い浮ぶ ⇒ 演出設定だった様な~▽

マエストロ*リカルド・シャイは想定内:久々と云うより何十年ぶりに聴く
オペラ指揮だったが、イタリアン熟知のマエストロ 醸すニュアンスは絶品~♪^^♪
ジャンヌ*アンナ・ネトレプコ:磨きの掛るテクニック駆使の繊細な美声は輝き
見事だった~(^^♪  仏王カルロ七世を演ずるフランチェスコ・メリ:エレガントで
リリカルな安定感のある音色~ 三役揃い踏み:外れる訳が無い?~☆彡 
優雅な一夜を更新~ 感謝観劇~有難う! grazie mille!!

~~~~~^*^~~~~GIOVANNA D’ARCO ~~~^*^~~~~~

2015年12月10日 ミラノ*スカラ座≪ジョヴァンナ・ダルコ≫
指揮:Riccardo Chailly / 演出:Moshe Leiser / Patrice Caurier)
装置:Christian Fenouillat / 衣装:Agostino Cavalca
照明:Christophe Forey / ヴィデオ:Etienne Guiol
振付:Leah Hausman / コーラス:Bruno Casoni
Teatro alla Scala Chorus and Orchestraスカラ座オーケストラ&コーラス
New Teatro alla Scala Production:スカラ座 / 新演出
Carlo VIIカルロ七世:Francesco Meli
Giovannaジョヴァンナ:Anna Netrebko / Delil:Michele Mauro
Giacomo父ジァコモ:Devid Cecconi / Talbot:Dmitry Beloselskiy

プロローグ演奏途中で幕が降り始め次なる展開が楽しみ~ と期待する中
途中、左端が何かに引掛り降幕せず~ 仕方なく再度全体を揚げたが~
修正:成す術無かったのか~? 幕が開いた侭、ジャンヌは寝た侭~ 中途
半端な状態で 只々演奏が続いた~^●^

初日から二日目:公演、時にこんなハプニングも起こり得る~ふぅぅっ!
病の床 ? から呼び覚まされ立上るジャンヌ:アンナ・ネトレプコ:ドラマが
動き始める*@* チュニックタイプの白い長い部屋着姿から裾を切離し
ミニ:チュニック & 白いタイツの少女:長い髪を無造作に切り落とし~
徐々に戦士ジャンヌダルクへ変身~ЮΨ

金箔の巴里 @ ピラミッド広場のジャンヌ・ダルク像の様な衣装でご登場~ 仏王
カルロ七世:フランチェスコ・メリ~ 立派では有るが金箔メイクは超大変そうで
お気の毒~[涙][涙] 軽い素材では有ると思うが、動き難そうな鎧姿にも拘らず~
益々演技上達:頑張っていらした現代の若手ホープ~☆彡

ザルツブルグ @ コンサート形式で聴いてから、いつの日か舞台を観劇したい
と祈った~が、まさか願っても無い:スカラ座、シーズン開幕:公演と伺って
朗報に歓喜~◎^●^◎ 更に好きな指揮者 & 聴きたい歌手陣と云う豪華
キャスト☆彡 願い叶って感激 \(^o^)/

今一盛上りに掛けた舞台構成、開幕公演としては地味でコンパクトに収められ
インパクトに欠け残念だったが、充実した演奏 & 歌唱に救われ、素晴らしい
一夜を満喫させて頂いた~(^^♪(^^♪ 昨年から始まった?? 初日のライブ放映
バックステージは非常に興味深く、知らない舞台裏のご苦労に頭が下がる~[m-.-m]

仏演出家のインタヴューで『物語展開の背景が余りに広範囲の為、ステージで
リアルに表現する事は難しく、全てを夢の中に閉じ込めた』そうな~[曇り][曇り][曇り]

そんな訳で悪魔に身を捧げた娘:ジャンヌを心配する父:ジャコモ家の寝室 @
夢物語~? の幕が開くと病に伏す ≪ 椿姫 ≫ の最終場面をダブらせた??
幻の仏王も解り易い金箔創痍で、ご登場~!?! 今回は多少の予備知識で赴き
解り易く、充実してポジティヴに舞台を楽しめた~\(^o^)/

只、本来~ バリトンが揃って三役であるが、今回:カルロ・アルヴァレス:
父・ジァコモが風邪でキャンセル。 初日~3回程:ダヴィッド・チェッコニが
代役を務め音質声量共に良かったが、急な代役 & 演出の関係も有るのだろうか、
存在感希薄で残念だった。

大聖堂の精巧な模型や楽屋で起す爆破(テロのご時世に)聖堂の魔除け怪物の
衣装等:舞台製作責任者のインタヴューから伺った表舞台を支える裏方さんの技
技術と時間 & 莫大な費用等に加え、オケ / コーラス等、携わる多勢の人件費~*
気の遠くなる様な作業 & 頻繁なリハーサル~ 総合芸術が生まれる工程 & 情報を
頂き、舞台が成立って居る事を改めて心に刻んだ~** チケット代が高額になる
のは当たり前~ 愚痴など云っては罰が当たりそう~( 苦笑 )~[m(*/*)m]

>>> 補足:変な夢から覚めた朝、何となくあの演出が理解出来た~( 苦笑 )
物語に準じ色々ごちゃごちゃ登場したが、良く考えるとしっかり構成されて居た。
馬にまたがる金箔のカルロ七世が床に沈んで消えて行き、殺風景な部屋に戻り~
終幕を迎えたシーンに物足りなさを感じた~¿ 然し振返ると総合的に素晴らしい
公演だった~☆彡 <<<

~~~~~~^*^~~~~~~~~~~^*^~~~~~~~~~~^*^~~~~~~

オートクチュール & プレタポルテのファッションショーの仕事に携わった頃を
思い出しながら~ 準備の慌ただしさ緊張感等思い出しつゝ~ あの舞台裏とは
単純比較は出来ないが非常に興味深いインタビューを伺い、たった2時間足らずの
上演時間にも拘らず、初日を迎える迄の気の遠くなりそうな膨大な人間技の集結
オペラの醍醐味を改めて感動:感謝~☆彡

……….>>>…………<<<…………>>>…………<<<………

余談:
時差ライブ放映を観た友人『ネトレプコ:映像で観る限り相当太りましたネ』と
云われたが、生の舞台は遥に異なる事が判明~▽◆ カメラの捉え方にも因る
だろうが広い舞台で全身を観ると、少年の様なジャンヌの姿は下半身スリムに
引締りバランス取れた体系、太ったとか~ 感じさせず役に馴染んで居た~*★
気取らず愛嬌のあるオープンな性格が、伊ファンに好かれるのだろう~☆彡

フランチェスコ・メリ:巨匠を離れ堂々の存在感を身に着け、ネトレプコとの
共演も多く、息の合った演技:歌唱:特にデユエットは美しかった~◎^●^◎
何時もドミンゴの陰で遠慮がちだったが~ 今後の飛躍が益々楽しみなメリさん~[黒ハート]

其々感想は色々異なる。。 昨年の≪ フィデリオ ≫ を好むとか~ 然し、ヴェルディ
とは云え長年上演されずに放置された無名に近い作品:随所に美しいパートを
含みながらも派手な盛上りは少ないが、個人的には好きな曲~(^^♪
情感豊かに繊細なニュアンスを醸す、リカルド・シャイの指揮は、勢いで振り切る
ダニエル・バレンボイムとは根本的に違うだろう~(^^♪

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