パルシファル vs エレクトラ★バスティユ~♪ [パリ.fr]

声人の一人 Falk Struckmann ファルク シュトルックマン 再来仏で
愉しみに待った Klingsor クリングゾール拝聴に馳せ参じた。 此方も
バリトンからバス・パートへ挑戦を遂げて 流石のベテラン 存在感発揮

然しながら演出が好みで無い為 気乗りせず その上 歌手陣も心浮立つ
キャストに恵まれず 二回の観劇を予定したが 一度で端折った。
フィレンツェで遭遇した友人と二回目に会う約束をしたが どうも腰
上らず好きな曲 ≪パルシファル≫ でこんな事は珍しかった[?]

終了時間の遅い公演 日曜日のマチネを二回目に選んだが 翌.月曜日
抜歯二本の予定が気乗りしない頭痛の種[考えてる顔] 妹に『たかが抜歯で??』と
呆れられたが当事者にとっては『されど抜歯』と言う訳で初めて二本
一緒の抜歯と云う経験に相当ビビった(苦笑)

※非常に慣れた専門外科医で15分足らずで終了に救われた(安堵)

シュトルックマン以外の時間を持て余すには 余りに長時間?と云う事で
引籠りを選択。 通常 @ ウキウキ♪ランラン気分で出掛けるが この度は
失礼[m(_ _)m] 想像すると遠慮したくなくなると言う逆効果[涙]

何故か? 先ず余り好みでない演出に加え 既に2018年に観劇&感激。
当時の豪華キャストに比べると余りに差が有り過ぎた初日に落胆。
18年は 指揮:Philippe Jordan / Parsifal:Andreas Schager
Kundry:Anja Kampe /Gurnemanz:Gunther Groissbock
Amfortas:Peter Mattei 演出は脇役で気にせず音楽に没頭[曇り][曇り]

今回は先ず アムフォルタス:Brian Mulliganブライアン・ムリガンの
演技が個人的に最悪だった。 昔 パルシファル:プラシド・ドミンゴ氏
以外は アムフォルタス:ファルク・シュトルックマン 目当てで観劇に
馳せ参じた為 アムフォルタスが酷いと それだけで気が滅入る。

ムリガンの演技[生死を彷徨うアムフォルタスよ何処へ]風なイメージで
余りに元気良く走り回り引き摺られる時も半端無い抵抗力。 コメディ
感覚に『こんな筈では?』と初回観劇時 既にマスクの下で笑いを堪えた。

パルシファル:Simon O'Neill シモン・オニル /グルネマンツ: Kwangchul 
Younクワングシュル・ユン/クンドリィ: Marina Prudenskaya マリナ・
プルデンスカヤ等 歌手陣は粒ぞろいでドラマを紡いだ(安堵)[指でOK]
只 気乗りしない時に長編ワグナーと云うのは のめり込めずでパス

 ***~**~**~**~*PARSIFAL*~**~**~**~***

2022年5月24日 バスティユ≪パルシファル≫
指揮 : Simone Young
演出 : Richard Jones / 舞台装置&衣装 : ULTZ
照明 : Mimi Jordan Sherin / 振付: Lucy Burge
Chef des Choeurs コーラスマスター : Ching-Lien Wu
Amfortas : Brian Mulligan / Titurel : Reinhard Hagen
Parsifal :Simon O'Neill / Gurnemanz :Kwangchul Youn
Klingsor :Falk Struckmann / Kundry : Marina Prudenskaya

指揮:Simone Young シモンヌ・ヤング女史 ワグナー演目で数少ない
女性指揮者として独逸圏中心に豊富な経験を積んで居られる一人者 [るんるん]
情感籠る柔和な音質から強烈に盛上げるコントラストが素晴らしかった[指でOK]

唯々 目的 クリングゾールの出番が少な過ぎで半端な時間を費やす
には背景の壁に掛けられた前支配人:シュテファン・リスナー似の
大型肖像画が邪魔になり 名曲に浸る雰囲気では無かった[涙]
総体的に普通の ≪パルシファル≫ に終り魅力は希薄。 

※全公演のチケットが半端なく残って居た。 今思うと個人的好みでは
無く 誰もがキャストに期待しなかったのだろうか? 18年はチケット
完売だった。 当時のフィリップ・ジョルダンのワグナー人気も半端
無かったのだろう。 本当に素晴らしかった[るんるん]

※シュトルックマン・ファンとしては ≪エレクトラ≫ のオレスト並み
聴きたい声質鑑賞目的には非常に出番少なく残念至極[涙] 
≪ヴォゼック≫の[ドクター]然り。

…‥[晴れ]……‥[晴れ]…‥…‥[晴れ]…‥‥[晴れ]…‥

さて意気消沈の別件 ≪エレクトラ≫ 此方も[寄る年波]??で 早々に
キャンセル通達着信[涙] ワルトラウト・マイヤー[エレクトラの母]を
聴く為 年間予約したが残念ながらの降板となった。 今公演で最後
だろうと想像したが公演前の降板に[涙][涙] 

久々のAngela Denoke アンゲラ・デノケが代役を務めたが マイヤーの
美麗な歌唱伴う妖艶な演技に比べ貫禄不足は否めなかった。 大スターの
引退 容赦なく吹く隙間風 残念ながら続く次世代に味のある歌手が見当
たらない[涙]

幸い大成功に導いた巨匠 Semyon Bychkov セミョン・ビシュコフに
感謝観劇 流石の大御所 徹頭徹尾半端ない演奏でドラマを紡いだ[るんるん]

Robert Carsenロベール・カルセンの演出は既に何回も観劇させて
頂いて前回の マイヤーの素晴らしさをもう一度と云う希望叶わず
だったが 終了時には感激に満ちていた[るんるん]

^:^^:^^:^^ ELEKTRA^^:^^:^^:^

2022年5月22日 バスティユ≪エレクトラ≫
指揮者: Semyon Bychkov
演出 : Robert Carsen / 振付 : Philippe Giraudeau
舞台装置: Michael Levine / 衣装 : Vazul Matusz
照明 : Robert Carsen & Peter Van Praet
コーラスマスター:Alessandro Di Stefano
Orchestre et Choeurs de l’Opera national de Paris
Elektra : Christine Goerke
Chrysothemis : Elza van den Heever
Klytamnestra : Angela Denoke
Orest : Tomas Tomasson /Aegisth : Gerhard Siegel

振返れば既に一月前の観劇[光陰矢の如し] 4月帰仏以来色々
多種多様の身体検査に因り気分停滞。 その上医療関係者の如何
わしいトラブル等も気の抜けない仏の現況。 残念ながら 若い
高学歴者に因る詐欺紛い横行は何処の国も変わらない様な。 
我々仏に於いて外見:解り易い外人の高齢者はカモにされ易い?
呉々も要注意と云う事か?(苦笑)

昔からの医師は同年齢で引退の危機[涙] 是から必要になる我々世代に
取って困った世代交代。 人を騙す事に罪悪感を感ぜず稼ぐ事に精出す
最近の若者。 3Dとか何やら解らないIT用語で錯乱 知らず知らずに
搾取され要注意で防ぐ知恵比べ?? ボケてはいけない〓高齢者

・・・・・・・・・・・・・・・

先週は38/40℃と云う猛暑に見舞われたフランス。 家の中は32℃でも
『別に』と暮らせる状況では有るが 頭上半分は 熱気が漂って居る様な[?]
夕食の準備で台所に立って居る時 急にガス漏れ探知機が鳴り始めピー
半端無い強烈な音に消し方 解らず 一瞬狼狽え[何事か?]と物知り管理人
[電話]で問い合わせるも『マダム誰か呼びなさい』と云う事でとっさに
GDF仏ガス会社へ[電話]

緊急事態で直ぐに対応:10分足らずで技術者到着と云う速さ( ゚Д゚)
流石:ガスは一番要。 技術者点検後 何でも無かった事が判明。
然し彼らの義務で消防署へ連絡『エッ?』家の前で迎えに出て( ゚Д゚)
家から徒歩5分の距離に関らず サイレン鳴らし消防車到着:大好きな
立派な制服姿の若い消防士:4人現れ[驚き桃の木山椒の木]探知機
持って家中検査。
 
手分けしてガス漏れ検査に当たって居たが それにしても4人も??
唯 若し何かあった時の為の通常規定なのだろう( ゚Д゚) 傍で
観ながらお洒落で 格好良い仏消防士の制服に 胸はドキドキ
是が好きで毎年 消防署のカレンダーを購入=市民に対する献身的
サーヴィスへの助成金として納められる。 今年の年末は少し奮発
しようと今から感謝を胸に[黒ハート]

いつの世も良い人と悪い人が存在するが 近年の悪い人は通常
想像し難い方々の犯行に腹立たしさと情けなさを感じさせられる
詐欺紛い。 お金持ちが未だそんなにお金が欲しいかな[ドル袋][ドル袋] 
今月は 開いた財布の口が 塞がらない (苦笑)

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