ワルキューレ★バイロイト音楽祭~♪ [バイロイト.de]

久々納得の[ジィグムンド]を拝聴させて頂いた Klaus Florian Vogt
クラウス・フロリアン・フォクト 輝かしいデビュ 素晴らしかった[☆]
澄んだ美声で軽々高音域を奏でる美麗な音質 情感籠る歌唱 [るんるん]
魅悪の演出&舞台装置の中で しっかりドラマを紡いだ。 金髪&長身
スカイブルーのデニムシャツ & チノパンでラフな着こなしのフォクト
遠目にペーター・ホフマンを彷彿とさせた。 

パルシファル:ワルター:ローエングリン:ジーグムンド・デビュと
バイロイトに 於けるワグナーテナーの確固たる 存在感を築いた。
穏やかで謙虚な自然体のフォクトの評判はパーフェクト。 誰からも
賛辞しか聞かれない[耳][耳]

酷評オンパレードの演出でも爽やかに演じる人間性 素晴らしい大スター
★★★ 彼の声を聴くだけでも価値ある≪リング≫二日目だった[指輪][指輪]

※ホテルの朝食客の情報を得ている 顔見知りの独デザイナーバイロイト
住人曰く『悪評の感想しか聞かないのに貴女だけ良かったって?? 何故?』
との問『フォクトだけ良かったから 素晴らしかったわ 彼の妹も勿論』と。。

妹ジィグリンデ:Lise Davidsen リズ ダヴィッドセンも酷い演出に堂々と
受けて立ったと言う逞しさを感じさせた。 体型からも感じ取れる逞しさ
長身のフォクトを超す長身( ゚Д゚) 二人並ぶと彼女の方が大きく見える程
美声の歌唱力はオペラリアお墨付きで 安心して拝聴出来た。 既に昨年の
≪タンホイザー≫ ≪ワルキューレ≫の経験から想定内だった[手(チョキ)][指でOK]

※妊婦姿で1幕登場に『役の上で?? 将又 実際に??』と疑惑が飛んだが
役柄だった事が判明。 然し余りに酷い設定に驚嘆( ゚Д゚)
その上 子供に銃を持たせたり 休憩時間の意見交換で 既に観客の
ブーイングは絶えなかった(苦笑)

  ~~~[指輪]~~~[指輪]DIE WRKYRE~~~[指輪]~~~[指輪]

2022年8月1日 バイロイト音楽祭 ≪ワルキューレ≫
指揮:Cornelius Meister
演出:Valentin Schwarz
舞台装置:Andrea Cozzi/衣装:Andy Besuch
脚本:Konrad Kuhn / 照明:Reinhard Traub
Siegmund:Klaus Florian Vogt
Sieglinde:Lise Davidsen
Wotan:Tomasz Konieczny / Mikael Kupfer Radecky (3幕)
Hunding:Georg Zeppenfeld
Brunnhilde:Irene Theorin / Rossweisse:Katie Stevenson
Fricka / Schwertleite:Christa Mayer
Gerhilde:Kelly God / Grimgerde/Marie Henriette Reinhold
Ortlinde:Brit-Tone Mullertz / Waltraute:Stephanie Muther
Siegrune / Stephanie Houtzeel / Helmwige:Daniela Kohler

新演出@初回となれば 時にハプニングは止む負えないとは云え 障害に
遭遇した歌手に取っては想定外の災難に直面 @ 2幕目 フリッカの小言を
聞くヴォタン モダンな背もたれの付いた椅子に腰掛けた途端 椅子が破壊
ヴォタンは勢い良く椅子と共に背後に投出された[涙]

このアクシデントに因る負傷の為 3幕目降板のTomasz Konieczny トマス
コニエツニィに変り Mikael Kupfer Radecky ミカエル クプファ ラデッキィ
が 無事代役を収め 大事に至らず 公演終了(安堵)

※緊急事態に良く代役が揃う物と感心したが 未だ猛威を振るうコロナ禍の
状況の中 感染降板:隔離と云う非常事態を想定 十二分の準備が施されて
いるとの関係者情報 流石のバイロイト@スタンバイOK 

演出は若いオーストリア人 Valentin Schwarz ヴァランタン シュワルツ
多くの賞を獲得されている様では有るが 衣装はコスプレ??  日本のメイド
カフェだか? の制服。漫画の影響?? ワルキューレは エクサントリックな
色彩の超アヴァンギャルドなスーツ 煌くジルコン&スパンコールの刺繍や
ブレードでシャネルタイプ。 着せられている歌手陣も開き直って派手な
演技に徹していた。

此処は整形外科の設定?? 派手な衣装のワルキューレ嬢達 然し鼻や頭に
包帯巻き付けて整形手術の客と云う 整形して売春:ナイトクラブで働く
女性の設定か?? 女性を徹底的に馬鹿にした様な下品な構想?? 

隣席の仏紳士は ジグリンデが 妊婦である事に納得行かず気になった様な
『ジィグムンドに会う前から妊婦と云う設定は不可解』(苦笑)まぁ当然
非常に矛盾した設定で 本来 ジィグムンドの子供がジィグフリッドで有る
訳で ジィグムンドに会う前 既に妊婦と云う事は フンディングの子供??

3幕初めには既に出産して ノートンの代りに赤ん坊を抱えて立ち去る。
何しろ[ノートン]が 〓ピストルと云う事も物議を醸したのは当然。
現代社会に於ける暴力的設定は 如何な物か誰もが憤慨していた[メモ]

一夜目≪ラインの黄金≫で子供がピストルを手にする設定も批判的で
此の侭 許されるものか 社会道徳からの問題を如何に対処するか??
独逸語新聞は解読困難の上 翌朝:朝食後レセプションを訪れると新聞は
既に完売だった

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