ヨセフ・カレヤ&ナヴァラ交響楽団★ TCE@巴里~♪♪♪ [パリ:TCE.fr]

冬将軍の寒波テロにも負けず~満員の観客を魅了したヨセフ・カレヤ:コンサート~♪
正直驚いた~!! 降雪の中、殆ど空席が見当たらなかった~!! 夕刻19時過ぎ家を出ると
ちらほら粉雪が舞い始めて居た。14日を思い出し帰りの為に傘は持ったが~見る見る内
容赦なく白く塗り替えて行く降雪を見て~?! ゴム長に履き替えるべく一旦帰宅⇒⇒

19時半、バスは安全上の問題から既に終点まで辿り付けず行先変更~幸いシャンゼリゼ
劇場:アルマ・マルソー迄と聞いて 『ホッ~』 として乗車~!! 然し瞬く間に積もる
雪 & のろのろ運転を強いられる車の列~ やっとアルマ橋まで辿り着きあと一歩
『 終点です。皆さん降りて下さ~い』 『エッ~?! 橋渡らないの~?!』 降車後~美しい
幻想的な景色を眺めつゝも足早にセーヌを渡りTCEへ~ たった30分足らずで既に辺り
一面5㎝以上積り激しさを増す降雪~ 帰宅時にバスは無い~ 好みで無いメトロに頼る
べきか~トホホ~?!! 

そんな悪天候の夕べにも拘らず~ コンサート会場は満席で熱狂に包まれた~!! 
雪に怯える引籠りは居ない [ 中・高齢者 ] が多かった~!! 雪の吹雪く中:足を運んで
呉た観客に感謝の弁 『太陽と来られなくてご免なさい~!!』 謙虚で優しい心遣い~
カレヤのコメントに会場は沸いた~!! 正統派:テナーの素晴らしい声量&声質~
美声に喜ぶ多勢 帰宅を急ぐ観客『久々満足の行く良い声を聴いたヮ』と称賛 & 満足
感を語る会話が耳に飛び込んだ~!! 

≪イタリアン&フレンチ≫を上手く混合した選曲~ ドイツ:リートと違い ポピュラー
で観客に受けた~♪♪ 挿入のオケ演奏も【 カルメン 】から ≪ トレアドーレ ≫
二部【 マスネ 】の [ タイス ] から ≪ 瞑想 ≫ と申し分のない選曲 & 構成~!! 
オケの名演奏も堪能出来た選曲~指揮者:フレデリック・シャスランの配慮が行き
届いていた~♪★♪ 

10人十色とは良く言ったもの~ 星の数ほどの現代若手中堅テナーの存在~!! その
声質は千差万別~ 然し残念ながら燦然と輝く☆スターのカリスマ要素を持つ声は
極少:稀少な存在である~♪♪ 

ヴィットリオ・グリゴロ ( 77 年生れ ) と同年代のヨセフ・カレヤ ( 78年生れ)~
誰が好きか~?! ファンになるのは観客の好み~!!★!! 選り取り見取り目白押しの
若手テナー陣~!!

舞台で聴いて気になる存在の次世代:若手テナー:個人的選択の十色は~!! 
前述二人の他 、マチュ・ポレンザニ、シュテファン・カステロ、ヨセフ・カイザー
マッシモ・ジョルダニ、ピョトル・ベチェザラ、シャルル・カストロノヴァ、
ロベルト・デ・ビアッジョ、ファビオ・サルトリ~ 声質:声量、演技、容姿を
備え持つ高レベル~ 団栗の背比べでは有るが~今一☆スター性カリスマに欠ける
感は否めない~@*@ 【注:サルトリの容姿は例外~】

メディアに因ってスターに押上げられ~ ポスト3大テナーと騒がれた:ヴィラゾン
アラニャ、ファン・ディエゴ~ 名前は未だスターとして残るが~~!!  
当初から何故騒がれるのか~? 少々疑問だった。個人的には声質に魅力を感じ
なかったポスト3テナー??

今の若手テナーは騒がれないが力量のある歌手が多い~人気で声を潰した先輩を
観て線香花火に終らない様~ 地道に賢明な道を歩んで居るのだろうか~?? 又は
競争率が激しく~ 中々恵まれない舞台公演~?? スターとしてキャリアーの終焉:
息の短いテナー歌手~ 厳しい職業なのだろう~?!!!

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2013年1月18日 テアトル・シャンゼリゼ≪ヨセフ・カレヤ*コンサート≫
★指揮:Frederic Chaslin / 演奏:Orchesta Sinfonica de Navarra
テナー:Joseph Calleja

演目:前半
Edouard Lalo / Le Roi d’Ys :≪Ouverture≫orchestre
Amicare Ponchielli / La Gioconda : ≪Cielo e mar]≫Enzo
Georges Bizet / Carmen : Suite N01:≪Les Toreadores≫orchestre
      ≪La fleur que tu m’avais jetee≫ Don Jose
Giacomo Puccini / Le Villi : ≪La Tregenda≫ orchestre
   Tosca / ≪Recondita armonia≫ Cavaradossi
≪E lucevan le stelle≫ Cavaradossi
後半:
Giuseppe Verdi / Les Vepres siciliennes : ≪Ouverture≫ orchestre
Rigoletto : ≪La donna e mobile≫ Il Duca
Pietro Mascagni / Cavalleria rusticana :
  ≪Mamma, quel vino e generose ≫Turiddu
Jules Massenet / Thais : ≪Meditation≫ orchestre
Werther : ≪Pourquoi me reveiller≫ Werther
Le Cid : ≪Ah! Tout est bien fini.. O souverain, ojuge,o pere≫ Rodrigue

アンコール:Be my love / E lucevan le stelle (Tosca)

ゆったりと何処までも伸びる高音~ パバロッティとは違う繊細なニュアンスを
伴いリリックな情緒を醸し出す音色~♪♪ 

オケ演奏も Ys王:チェリスト / カルメン:トランペット / 瞑想:ヴァイオリン
~と其々のソリストの実力が映える選曲は良かった~!! 

物静かな落ち着いた人柄を現す様な美声のヨセフ・カレヤ~ 熱気を帯びた
総立ちの観客~ またまた素晴らしい一夜を満喫~♪♪♪ 然し外はかなりの冷込み
だった~!*! 積もった雪路にバスは車庫へ退散~ タクシーもまばら、人々は
メトロへ吸い込まれて行った。 この気持ち良い余韻の侭、我先と詰め込まれる
満員メトロ~を想像すると幻滅~XXX

感激に浸りつゝ歩き始めた~*** 降雪に霞むエッフェル塔を眺めながら
アルマ橋を渡り~新雪の中に歩を進めながら~ ゴム長でサクサク心地良く楽し
かった~!!! 今聴いた曲を思い出しながら~ 誰も居ない辺り一面:真っ白な~
音の消えた街~ 左手遠方にコンコルド広場の観覧車が淡い光を放ち~ 右手に
アンヴァリッド~ 左にグランパレ~ 続く右に外務省:国会を通り過ぎ [ 雪の
パリ・バイ・ナイト ] 幻想的風景の中を歩く幸せに浸りつゝ~ 自宅への道を
辿った~!!!

幸いTCEからサンジェルマンまでは歴史的建造物に恵まれた一本道~!! 人影無い
神秘的な街を独り占め出来る幸運に感激~!!*!! 昨年~ 丁度2日違いの1月16日
グリゴロを聴いた日を想い浮かべながら~ 2013年の良い年開けに感謝感激 !@!@! 

それにしても何時まで居座るのだろう~ 厳寒の冬将軍は~!! 未だ突発的に来そうな
寒波テロ~ 気を許せない巴里~!!! バスティーユさえも遠く感じる~トホホ~‘@‘

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