感動のトリスタン ★ バスティユ～♪

衝撃的 Θ 感動の最終公演　≪トリスタン & イゾルデ≫ 圧巻だった～ 情熱的で
ダイナミックなドラマ展開［トリスタン］を拝聴したのは初めてといっても過言
ではないだろう：アンドレアス・シャゲー 絶唱：素晴らしかった～☆
若し、バイロイトで感動した [ イゾルデ ] ワルトラウト・マイヤーと同時期共演
出来ていたら壮絶な ≪トリスタン & イゾルデ≫ だっただろう～

どっぷり浸かり航海を共にした様な～ ほゞ毎週通うと云う些か狂気沙汰の感も
否めないひと月 ?　@ 10月09日：最終公演は最高潮に達した ＼(^o^)／

繊細で精力的な歌唱力を発揮：アンドレアス～ 二幕のデュエット：最終幕の
熱唱は背筋に激震走り格別～? 想像絶する迫力で最後まで優美に自然体の
演技伴う歌唱、まるでトリスタンが存在するかのような、空気漂う表情：動作に
我を忘れ惹き込まれ：偉大なドラマにのめり込んだ～観劇に感激

マエストロ：フィリップ・ジョルダン：就任からのワグナー公演はバイロイト
以外で聴くワグナーとしては最高～ 会場の大きさとデザイン構造に因るもの
だろうか～?

過去には、巴里ガルニエ座に始まり：ウィーン：NY.メト：ベルリンSOB/DOB：
ロンドンROH：ミュンヘン：バルセロナ～と欧米各劇場で聴いて来たが～
ワグナーに馴染む劇場の大きさと雰囲気 & 迫力は個人的にバスティユ好み\\△//

更に、マエストロ・ジョルダンの音楽的感性は抜群 歌手陣に対する要求も
きっと繊細なのであろう ★★★ アンドレアスの歌唱も日を追う毎に変化した。

2012年のリング開始の後、16年からほゞ毎シーズン：ワグナーを一曲ずつ公演
ご披露頂ているが、その度：興味はエスカレート～　マイスター：4回 /
ローエングリン：4回 / パルシファル：3回 そして今公演：トリスタン：5回と
云う半端ないバスティユ通い～

回数聴けば良いと云うものでは無いが、聴きたい衝動に駆られ：つい足が向いて
しまう 荘厳なパワー：ダイナミックに弾ける華麗な音の祭典～　
掴めそうに音が舞う～〓　

穏やかな海～ 砕かれそうに激しく打寄せる荒波～ 頭の中に描く風景は
まるで巨大なキャンバスに豊かな色彩を散りばめ塗り潰し描く如く～ 煉合せ
創出された画期的な音色を駆使して構成される @　マエストロ：ジョルダン
驚異的なエネルギー保持者～ΣΦΞ

観客のみならず、楽団員の“アイドル”的存在でもある！　舞台挨拶に見る相互
関係は一目瞭然 　オケピットに総立ちの楽団員：指揮者を歓待 & 讃る団員の
興奮状態～　マエストロ然り、団員其々に目配せ労う姿～ 成功の喜びを分かち
合う如き素晴らしいコミュニケーションが感じ取れる～　　奏者も比較的若い
顔ぶれが揃い～ 観客にも若者の姿が目立つ

若い音楽家 & オペラファン育成に多大な貢献をもたらせていると感じられる
ジョルダンの人柄だろう～！　エレガントな燕尾服に身を包み、常に完璧な
身嗜み、ダンディな立居振舞のスマートさ～ 全てに配慮した包容力のある
自然体の人間性、諸々が繊細かつダイナミックな音質に滲み出るのだろう

~~~~~~~~ TRISTAN ET ISOLDE ~~~~~~~~

2018年10月9日 巴里：バスティーユ ≪ トリスタン & イゾルデ ≫
指揮 : Philippe Jordan / 衣装 : Martin Pakledinaz
演出 : Peter Sellars /ヴィデオ : Bill Viola
照明 : James F. Ingalls / コーラスマスター : Jose Luis Basso
Tristan : Andreas Schager / Kurwenal : Matthias Goerne
Konig Marke : Rene Pape / Melot : Neal Cooper
Isolde : Martina Serafin / Brangane : Ekaterina Gubanova
Ein Hirt / Ein Junger Seemann : Nicky Spence
Ein Steuermann :Tomasz Kumiega