ドン・ジョゼ Vs ロベルト・デ・ビアジョ★ マッジョ音楽劇場~♪  [フィレンツェ]

弦を弾く様に憂い含む精密な響きの音色:一音一音丁寧に優雅な響きを放つ~[耳]
音域広く上品な音質奏でる ドン・ジョゼ:ロベルト・デ・ビアジョ~[るんるん]
ドン・ジョゼには 些かエレガンス過ぎたかもしれないが 情緒豊かに繊細さ極める
ニュアンス醸す歌唱:類稀な魅惑の美声:自然体で抜群の演技:魅了される個人好み
唯一無二のテナー[黒ハート] 約半年ぶり @ 愛しの声人再聴に感動 [バー][バー]

カルメン:マリナ・コンパラト 軽やかな演技伴うリズミカルな若いメゾ・ソプラノ
二人の声質がマッチして 美麗な素晴らしいハーモニーに酔いしれた [ビール]

ミカエラ:ローラ・ジォルダノ、エスカミョ:レオン・キム 等々若手で構成された
脇キャストも経験豊富な美声 & 歌唱力発揮:総体的にバランスの取れた歌手陣等
充実した満足の公演に恵まれた~[るんるん]

マッテオ・ベルトラミ 指揮は場面毎、物語を語る如くドラマティックに構築され
素晴らしい指揮をご披露頂いた [バー][演劇][バー]

村から町~ 移住するキャラバン隊のジプシー Vs 国境を掻い潜る移民:根本的に
民族的な背景は異なるが 現代社会の問題に相通ずる状況を時代詐称の演出に
重ねる演出家が増えている様な 余りに身近で最近は違和感無く受入れる [目]

浮かび上がるアンダルシアの情景 うっとり惹きこまれ余韻に浸る前奏から
一変 幕が上がると、そこには昨今の巴里事情?:機動隊を思わせる黒装束の
兵隊が金網で仕切られた柵の向こう:大型キャンピングカーで移動生活する
ジプシーを取締っている [涙] そこへ荷物を抱えた移民風? 行列が加わる。。

現実的な舞台に些か苦笑:昔を今に置き換えると『こんなものかな~』二年前
シシリア:マッシモ劇場 & 昨年の巴里:バスティーユ: Calixto Bieito 演出の
解釈に似通って観えてしまうのは 観客の勝手な想像か??

然しながら創造的な終盤サプライズ ( 苦笑 ) カルメンが発砲 @ドン・ジョゼ射殺
駆け付ける警官から愛するカルメンを守る為:ピストルを握った ドン・ジョゼ
『私がやりました~逮捕して下さい』とカルメンの罪を救い事切れる[涙]
厳密には台詞と?合わない部分もあるが 最後までカルメンを愛した:ドン・ジョゼ
[ 純粋な愛の証明 ] ?!!?

サンタフェ以来、ジェノヴァ:パレルモ:パリ:フィレンツェと、ほゞ毎年
各地で、お目に掛って来た ≪ カルメン≫ [桜] 時代詐称ではあるが 昨今
流行りの酷いデフォルメ作品でなかった事は救いだった~ホッ[あせあせ(飛び散る汗)](安堵)

? ・・[車(RV)]・・・CARMEN・・・[車(RV)]・・?

2018年11月28,30日 マッジョ:ミュジカル:フィオレンティノ≪カルメン≫
指揮:Matteo Beltrami
演出:Leo Muscato / 舞台装置:Andrea Belli
衣装:Margherita Baldoni / 照明:Alessandro Verazzi
Carmen:Marina Comparato / Morales:Patrizio La Placa
Don Jose:Roberto Di Biasio / Escamillo:Leon Kim
Micaela:Laura Giordano / Frasquita:Eleonora Bellocci
Mercedes:Giada Frasconi/ Dancairo:Dario Shikhmiri
Remendado:Manuel Amati/ Zuniga:Adriano Gramigni
Orchestra e Coro del Maggio Musicale Fiorentino 
コーラスマスター:Lorenzo Fratini

画期的構造の超モダンな新設劇場:著名建築家を多勢輩出しているイタリア建築!!
館内は広く大きく高く~ 階段を上がるのも一仕事(苦笑):迷路の様なボックス席
ふぅぅっ~[涙] 音響の為か木製の重い立派なドアで何重にも閉ざされている

勿論、音響は良いが、この街にこれ程の装置を施した劇場が功を奏するか??
との疑問は観客のお喋り& 鼻歌 [キスマーク][耳][るんるん] カルメン程のポピュラーソングに
なると勿論、日常生活の延長の様な気軽さで自然に鼻歌を奏で、お喋りしながら
足踏みまでしてしまう(爆笑)  

隣人には迷惑な話ではあるが 是が [ イタリア人の楽しみ方 ??] である事は
86年のスカラ座 @ ボックス席で経験済 ≪ セビリアの理髪師 ≫  想えば
あれから30年近く経た今日:音響装置抜群の設備を施したにも関らず観客の
嗜み方は依然、昔と変わらないというのも如何なものか ? (苦笑)

初回はサイドのボックス席を予約、入室??すると立派な座り心地良いスカイ
ブルーでソファ感覚の座席:まるで [ 豪華な近代映画館並み] 薄茶の木目と
マッチして美しいフィレツェ風:色彩感覚~[いす]  が、目の前に広がるワイドで
高めの手摺に『エェッ~ 嘘、舞台観えないじゃない~』と驚き心密かに嘆き
いざ腰かけると、目の前に広がる空間、脇席に関わらず舞台がすっぽり見渡せる
驚嘆のデザインに天晴!![モータースポーツ](・□・)

前後左右の間隔も欧州の古い劇場と違い、ゆっくりリラックス出来るゆとり
と喜びも一入、然し一幕目が終わり後座席の若者カップルに『眠ってないから
起こして頂かなくても大丈夫ョ』 休憩時間に冗談交じりに仏語でさり気なく
一言、分かった様で笑って頷いて居た。。。

※リヨンの時は付添の先生に注意されていたが、前席を故意に足で蹴る訳では
無いが発育の良い若者:ついつい足が長くて椅子の背にぶつかってしまう
健康優良児 ? 然し背中に刺激を感じながらの観劇は注意散漫になり傍迷惑。

二回目は平土間の見通し良い席。 演奏が始まると老紳士は早速鼻歌で対応 [耳] 
幕が開くと演出を観ながら奥方二人の意見交換? お喋りは尽きぬ ふぅぅ[目][耳][キスマーク]

休憩時間に偶然遭遇の関係者に愚痴を零すと『変っても良いけど 私の後ろも同じ』
彼女曰く『此処はいつもそう~』と、、、[郷に入っては郷~~]と言う事なのか¶
音楽鑑賞の感覚は持ち合わせて居るだろうが、地元民にとっては知ってる芝居
エンタメに興ずる娯楽なのだろう [目][るんるん][耳][手(チョキ)] 所変われば~独逸では摘まみ
出されそう (笑)

フィレツェでのオペラ鑑賞は遥か昔:2000年頃 ≪トリスタン & イゾルデ ≫
音楽監督:ズビン・メッタ指揮:クルヴェナル:ファルク・シュトルックマン 
演出は、ザルツブルグで鑑賞したものと同じ、イゾルデは、デボラ・ポラスキィ
当時:何かイタリアで聴くワグナーと云う感じでちょっと印象に薄い。。。[船]

その後 [ ピッティ・ビンボ ] 子供服展示会に訪れた折、出張前にチェックして
当時難しかったチケット購入『今夜、オペラ観に行くので夕飯パス:ご免なさい』
と同行バイヤーに断り入れると『えぇっ、一度観たいです』との申出に出張者2人
伴って鑑賞へ赴いた [目][耳] 休憩時間毎に粗筋説明で内容把握出来たスタッフに
愉しんで貰えた\(^o^)/ 

ズビン・メッタ指揮 ≪トーランドット≫ 華やかな舞台に初観劇の社員も大感激 !!
2006年1月 [トリノオリンピック ] の年 このひと月後の2月23日、荒川静香さん
フィギュアで優勝 〓 フリーの曲が偶然にも≪トーランドット≫ 初耳だったとは
言え印象深い曲に同行のスタッフも感激:喜びのメール着信 [メモ][メモ]

今回、頭の中は当時の面影だけで何の疑問も持たず早めに会場に赴いた。出掛に
『劇場まで徒歩では遠いからタクシーが良い』とホテルの方のアドヴァイスに
『大丈夫、行ったことあるから』と勇んで目的地へ~[ブティック] 

到着すると:劇場はもぬけの殻『エッ~嘘』の話では収まらず、急遽地図確認
通行人に伺うと『あと10分ほど先』余裕を持って出掛けたにも関わらず、とんだ
ハプニング~ それでも開幕時間10分前に無事着~ホッ

40年近くオペラ劇場通いしたが、まさかオペラ劇場が引っ越しするとは想い及ばず
新設劇場何て想定外の驚き [目]Σ(・□・)

そんなこんな 何が起こるか分からないハプニングに遭遇しながらも素晴らしい
滞在日程を終えて帰路へ [車(RV)][飛行機] [カバン]  気分爽快で無事着陸に安堵~ホッ§ΨΦ
然し厳しい試練はこの後だった [涙] 出掛けに一応:想定内ではあったが、、、
[黄色いベスト=安全ベスト= シンボル]の過激デモ行動でバス不通 [涙]
幸い空港で事前情報入手:パリ市内安全地帯まで立派な大型バスに乗客3人と云う
貸切状態で渋滞にも遭わず順調に辿り着いた~ホッ

が下車後は自宅までの市内バスが不通:見通し良い一直線とは言え、小雨降り
しきる中、荷物引きつゝ徒歩を強いられた [涙] でもあの美声が心に蘇り[黒ハート]
[雨]雨にも負けず デモにも負けず[るんるん] 成るようにしかならない状況を受け入れ
つゝ生きる [ 老婆の休日 ] [カバン][バス][飛行機][雨][晴れ] 行きは良い良い:帰りは怖い ^へ^[雷]


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