イゴール公*エレナ・スティキナ★バスティユ~♪ [パリ.fr]

物語 & 曲は初耳[耳] 聴いて観たいと惹き付けられたのはリリック・ソプラノ
Elena Stikjina=エレナ・スティキナ:素敵な名前の通り驚嘆の美声奏でる[るんるん]
天高く大空に羽ばたく雲雀のさえずり~ 霞みの様なシフォンを纏う天女が舞う
如く澄み渡る繊細な響き:輝かしい音質に惹き付けられうっとり聴き惚れた[黒ハート]
観客は誰も眼を離せない声の主:イァロスラヴナ=エレナの姿を追った[目]

過去にこれ程の音色を聴いた事が無かった。。近年は驚かされる声が普通に
出現する時代になった様な想像を絶する若者が増え続けている。 特に女性
歌手に多い想定外の美声との遭遇~[キスマーク][るんるん] 美人でスタイル抜群の容姿端麗:
演技力も備え絵になる独り芝居に天晴~[モータースポーツ]

ジョルダンも興奮状態か想定外にインパクト強く久々派手なジェスチャーを
伴いパワフルな指揮に終始~(^^♪ ほゞ出ずっぱりのコーラス軍団も総勢で
雄大な歌唱をご披露頂いた~[キスマーク] ロシア音楽は初耳でも違和感なく退屈せず
聴ける[耳] 特にコンサートで聴きなれている【韃靼人の踊り】もどんな振付か?
鵜の目鷹の目[ひよこ] 興味津々期待したが 残念ながら創造とは遥かに乖離した
ストリートダンス:ヒップ〓ホップ調でロマン & 期待は儚く消え去った[涙][涙]

物語としてはドラマが生まれない構成の為、演奏と歌唱に集中~ では有るが
まぁ美的感覚ゼロに近い演出にブーイングの嵐[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]  唯一期待を託した
【韃靼人の踊り】はヒップポップと云うのか? ストリートダンスと云う代物
良く存じ上げ無いが若者が街中で何だか分からない動きのダンスをグループで
踊る様な複雑な振付:練習するのは大変だろうと思いながらも逆に『 適当に
踊っても誰も気が付かない:間違ってずれても目立たず解らない だろう?』と
勝手な憶測[曇り]〓〓

然しこの演出家:帰宅して経歴調べて驚嘆 [目]Σ(・□・)[あせあせ(飛び散る汗)] バイロイトの
≪マイスタージンガー≫ を手掛けた独逸人演出家だった[雷] バイロイトでは
特筆と言う訳では無いが公演目全体的に酷い中では、まぁ一番真面??に想えた
作品だったが同じ演出家でもこれ程大差ある酷い能力を発揮出来るという事か?

≪イゴール公≫ ドラマ性欠如でアイディアが浮かばず?? 人物を如何に動かす
か? だけのアイディアで殺風景な舞台に現代流行りの難民風衣装=捕虜なので
仕方ないかもしれないが(最近常に参考に駆出されるスタイル):

片や軍隊は勿論迷彩服:双方の衣装を身に纏った合唱団が交互に舞台でうごめく
振付と云うか勝手な動作と云うか? 何か手抜きの様な(失礼)
 
  …Φ…Φ…LE PRINCE IGOR…Φ…Φ…

2019年11月28日 バスティユ≪イゴール公≫
指揮:Philippe Jordan / 舞台装置:Rufus Didwiszus
演出:Barrie Kosky / 衣装:Klaus Bruns / 照明:Franck Evin
振付:Otto Pichler / コーラスマスター:Jose Luis Basso
Prince Igor : Ildar Abdrazakov / Ovlour : Vasily Efimov
Iaroslavna : Elena Stikhina / La Nourrice : Marina Haller
Vladimir : Pavel ?ernoch / Prince Galitski : Dmitry Ulyanov
Kontchakovna : Anita Rachvelishvili / Skoula : Adam Palka
Kontchak : Dimitry Ivashchenko / Ierochka : Andrei Popov

久々のマエストロ:Philippe Jordan フィリップ・ジョルダン の力作??
メリハリ良く相当力の入った作品に仕上がり素晴らしかった [るんるん]

タイトルロール:イゴール公=Ildar Abdraskov イルダー アブドラザコフ
昨年の仏版≪ドン・カルロ≫ フィリップ二世以来のご登場[王冠] あの演出も
酷くお気の毒だったが、今回も戦いに負け自由利かぬ囚われの身:イゴール公
そんな中で存在感発揮:辛うじて物語を紡いだ[本] 返す返す演出の酷さが
腹立たしかった(# ゚Д゚)

反面、一幕:二場の舞台装置は美しかった。 舞台正面に二条城:二の丸御殿
大広間:正面奥の障壁画:金地に描かれた狩野探幽の立派な松の木を彷彿と
させた [クリスマス][クリスマス]

素晴らしい歌唱力:輝かしい美麗な音質:イゴールの後妻Iaroslavna=Elena
Stikhina エレナ スティキナ 若干32歳 2016年 オペラリア入賞 以来
各国で大活躍ロシア女性[わーい(嬉しい顔)] 演技も抜群 @ 活躍目覚ましいロシアの若手
女性群~[るんるん] フィギュア界?に置いても半端ない躍進をご披露頂く昨今:
目が離せない[目][桜][目] 優秀な人材オンパレード

※来春 2020年 @ バスティーユ ≪ ラ ボエム≫ でミミを演ずる予定 [るんるん]
隣席のご婦人曰く『前シーズン観劇したけれどもう二度と観たくない演出』
と悪評高い新演出:丁度 Jonathan Millerジョナサン・ミラーの 他界された
27日の翌日だった為、1995年巴里に相応しい演出 バスティユ ≪ラ ボエム≫
に話が及びその素晴らしさを讃え合い懐かしさが蘇った[涙]
享年85歳。
    【謹んでご冥福をお祈りいたします】

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