椿姫★フィレンツェ歌劇場~♪ [フィレンツェ]

残念ながらの初回 12 & 15日 Placido Domingo プラシド・ドミンゴ氏
体調不良に因るキャンセル[涙] 15 & 17日を選んで救われた\(^o^)/
17日は声 & 体調共に完璧[手(チョキ)] 何が有っても全て受容れOKで赴いて居る 
出張観劇とは云え やはり旅先でキャンセルの憂目に会うのはショック[涙]

幸い17日に素晴らしい美声を聴かせて頂けて救われたが 先月82歳を
迎えられた翁 声を聴けるだけでも幸運か[耳] 艶のある衰えしらずの逸品 
演技伴う美麗な歌唱は 〔キャンセルの憂目〕と背中合わせを想定内の
覚悟で挑戦(苦笑) 無事な時は大当り[かわいい][手(チョキ)][指でOK]

氏の存在でまるで違う公演:演目を観劇している様な 代役との違いは
半端無い [目]  幾ら代役とは云え 声だけ良ければ風な 失礼ながらの
〔木偶坊〕表情も硬く想定内では有るが『もう少し誰かアドヴァイス
して上げて』と心の中で叫んでいた(苦笑) 

1960年代 アヴァンギャルドの巴里を背景にした演出?? 意図は深く
考えず【ナイトクラブ:娼婦の館】の雰囲気の中で朗々と美声奏でる
オペラリア受賞者。 アリア毎に観客はブラボーと拍手の嵐。 歌唱力
抜群 豊富な声量に酔い知れる天井桟敷のファンを魅了[るんるん]

若手が其々美声を奏でるアリア集:コンサートの様相に 歌手自身も
自己満足に浸って居る様な(笑)エンタメを愉しむ観客 まぁ声聴く
だけの演奏会風公演としては満足を得られただろう[耳][演劇] 

我々ドミンゴファンにとっては 氏の存在がまるで違う演目を魅せ
られるのは想定内では有るが余りの違いに驚嘆( ゚Д゚) 氏の存在で
悲哀ドラマ[ TRAVIATA椿姫] 開幕。 是を観ずに帰仏した 友人達
『声は良いけど 代役観に態々遠路遥々訪れた訳では無い』と失望[涙]

一回のキャンセルでも半端ないショックなのに 12 &15日の二回
遭遇した友人はお気の毒[涙] 片やウィーンのご高齢者軍団は3回の
日程で3度目の正直を射止めた[手(チョキ)] 『リスクの大き過ぎる出張観劇
もう止める』と云う同世代の仏友人。 個人的にも同感では有るが
生を追掛ける上で 此のリスクは常に避けて通れぬ想定では有る

氏の御年82歳はリスクが多過ぎるが『若しかしたら?』と賭けに出て
しまう 素晴らしい舞台に遭遇した時の感動は半端ない。 美麗な声量と
存在感『もう終りにしよう』と思いながらも叙情的歌唱に喜びの気分を
味わうと『止められない』ギャンブルと同じ様なもの(苦笑) 想定外の
ハップ二ングに遭遇しながらも 素晴らしい公演 氏が舞台を去らない
限り止められる日は訪れないのだろうか(笑)

     ~~~[黒ハート]~~~LA TRAVIATA~~~[黒ハート]~~~

2023年2月15&17日 フィレンツェ5月劇場 ≪椿姫≫
指揮:Zubin Mehta/ 衣装:Mariana Fracasso
演出:Davide Livermore / 舞台装置:Gio Forma
照明:Antonio Castro / ヴィデオ:D-wok
コーラス&オーケストラフィレンツェマッジョミュージカル
Coro e Orchestra del Maggio Musicale Fiorentino
コーラスマスター:Lorenzo Fratini
Violetta Valery:Aida Garifullina
Alfredo Germont:Francesco Meli
Giorgio Germont:Placido Domingo(17)/ Amartuvshin Enkhbat(15)
Gastone, Visconte di Letorieres:Joseph Dahdah
Flora Bervoix:Ana Victoria Pitts
Annina:Caterina Meldolesi
Il barone Duphol:Francesco Samuele Venuti
Il marchese d'Obigny:Matteo Mancini
Il Dottor Grenvil:Volodomyr Morozov

指揮は巨匠:Zubin Mehta ズビン メタ氏 ご高齢にも関らず精力的な
指揮で観客を魅了した[るんるん]  個人的には15日は少々爆音の感も否めず
歌手陣も揃って声を張上げていた[キスマーク]  が 17日 プラシド・ドミンゴ
パパジェルモンの日は 相当ヴォリュームもテンポも落ち着いた感じで
聴き易い音質を醸した(笑)

※ダニエル・バレンボイム氏も同様 同じ演目の中でも 巨匠と若手の
区別を付けて強弱を施して居る。 記憶に焼付いて居るのはベルリン
【スペードの女王】当時 ドミンゴ氏:テナー時代の最終域に入った頃
バレンボイムの忖度は半端無かった。 

バリトンに変更したての頃も ベルリン @ シラー劇場【マクベス】等も
感じられた。 この時は風邪を患って数回キャンセルの後の公演だった
想えば長いお付合い 今年で40周年を迎えた追っ掛け観劇 & 感激[耳][目] 

ヴィオレッタ ヴァレリ:Aida Garifullinaアイダ・ガリフリナ 2017年
衝撃的 @ バスティユの≪雪娘≫ この時 何回もリピートで通ったにも
関わらず 再演もリピート(笑) ロシア人演出家:Dmitri Tcherniakov
ディミトリ・チェルニアコフ あの演出だけはお伽の国の様で愉しかった
然しバイロイト≪オランダ人≫は non mercie 個人的には頂けなかった[NG]

アルフレッド・ジェルモン:Francesco Meli フランチェスコ・メリ
ドミンゴ氏との共演で既に10年以上になると思うが 艶やかな美声
演技力も抜群に向上 今回は半端ない叙情的歌唱を聴かせて頂いた[るんるん]
爆音歌手の増える若手テナーの中で 流石イタリアン巨匠:ムティや
メタに寵愛されるのが理解出来る本格派 貴重なテナー

アルフレッド・パパ代役 Amartuvshin Enkhbat A.アンクバ モンゴル人
オペラリア受賞者 @ フィレンツェ初舞台? ドミンゴ氏の親心は大成功[手(チョキ)] 
フィレンツの観客に素晴らしい歌唱を披露した事で 明るい未来も開けた
だろう。 半端ない声質 & 歌唱力は逸品。 既に何回も聴かせて頂いて
居るが フィレンツェには 初耳観客も多かっただろう。

※個人的には 巴里TCEのコンサート形式≪ナブッコ≫ レオ・ヌッチの
代役を皮切りに ≪エルナニ≫ スカラ座≪アイダ≫ ルカ・サルジの代役、
ウィーン≪ナブッコ≫三幕目 ドミンゴの代役:ピンチヒッター等 数多
大物先輩の代役を難なく勤められ 大喝采に沸いた記憶が蘇る[メモ]

或る日 ヨハン・ボッタの様に バリトン界の一人者に成長されるだろう
体型が似ている事から繊細な演技を望む事は無理だが 幸いバリトンの
役柄としては威厳ある役が多いので今後に期待が掛かる。。

15日の巴里離陸時 フィレンツェの悪天候で 離着陸不可との状況に
因り3時間遅れの到着。 然しこの旅も又 16日のスト:デモ回避(苦笑)
常に何かしらの ハプニング遭遇は仕方ないのか?? 試練を潜り抜け
幸運に辿り着けた事を喜ぶべきだろう[黒ハート]

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。