空オケ @ 椿姫★テアトロ・マッジョ歌劇場~♪ [フィレンツェ]
『こんな事も有るの ??』風な奇遇の公演 文字通り[空オケ]奏者不在
驚愕の経験に遭遇 無人のオケピットに グランド・ピアノ一台
巨匠:Zubin Mehta ズビン・メタ指揮に因る 単独ピアノ伴奏で公演を
大成功に導いた [☆]\(^o^)/[☆]
崇高な演奏ご披露頂いた ピアニスト Andrea Severiアンドレア・セヴリの
伴奏だけで無事に公演を終えた [空オケ]でも公演は コンサート
形式では無く通常の演出で公演。 半端無い歌唱力&演技力の歌手陣揃い
贅沢極まりない≪椿姫≫に 耳鼓 ピアノだけとは想えない迫力 純粋に
声を堪能 何の違和感もなく豪華な宵に陶酔
ヴィオレッタ・ヴァレリ:Nadine Cierra ナディヌ・シエラ、アルフレッド
ジェルモン: Francesco Meli フランチェスコ・メリ 逸品の若手歌手陣に
支えられた 老練パパジェルモン:Placido Domingo プラシド・ドミンゴ &
奏者不在の指揮台に立つ ズビン・メタ 巨匠二人の豪華共演 奏でる極上の
ピアノ演奏 奇跡的な好演[禍 転じて福]総立の観客ブラボーの嵐と拍手に
沸いた
遅れ馳せながら公演後に事情を知った (LA NAZION紙報道を参考に)
5日の公演はオケ演奏家のストに因り キャンセルの危機に晒されていた。
公演中止を如何にして回避するか?? 浮上したのが ピアノ伴奏で全編通す
と云う苦肉の策。 1995年スカラ座の ≪椿姫≫で公演時に起きた問題に
対応した当時の音楽監督:リカルド・ムティ@ 一人ピアノの前に座り
[空オケ]の危機を乗切った と云う成功例。
2012年には テアトロ・マッジョ でのドニゼッティ ≪アンナ・ボレナ≫を
ピアノ伴奏で公演した前例も 今回のピアノ伴奏に因る公演強行は数他の
経験から実施された様な‥ 結果は想定外の大成功を収めた
・・・・・・・・・LA TRAVIATA・・・・・・・・
2021年10月5日 テアトロ・マッジョ≪ 椿姫≫
指揮:Zubin Mehta
Pianoforte ピアニスト:Andrea Severi
演出:Davide Livermore
舞台装置:Gio Forma / 衣装:Mariana Fracasso
証明:Antonio Castro / ヴィデオ:D-wok
コーラスマスター:Lorenzo Fratini
Coro del Maggio Musicale Fiorentino
コーラス マッジョ・ムジカル・フィオレンティノ
Violetta Valery:Nadine Sierra / Annina:Caterina Meldolesi
Alfredo Germont:Francesco Meli
Giorgio Germont:Placido Domingo
Flora Bervoix:Caterina Piva / Gastone:Luca Bernard
Il barone Duphol:Francesco Samuele Venuti
Il marchese d'Obigny:William Corro
Il Dottor Grenvil:Emanuele Cordaro
巨匠ズビン・メタ氏 1985年から フィレンツェ五月音楽管弦楽団の首席
指揮者に就任して以来 今シーズンで退任 後任にダニエラ・ガッティが
就任。 1936年生まれの85歳。今年の二月 ミラノ @ スカラ座 ≪ サロメ ≫
リハーサル中に体調崩され 心配も有ったが 指揮者に 年齢は関係ないと
思える程に 皆様 壮健でいらっしゃる。
※10数年前 一時体調崩され休養された記憶も残る。 各地で色々聞かせて
頂いた。 フィレンツェ ≪トリスタン・イゾルデ≫ ≪トーランドット≫
ベルリン ≪ 魔弾の射手≫ ≪ アイダ ≫ 最近は記憶が薄れ直ぐに蘇らない
1986年@ガルニエ ≪ 椿姫 ≫が最初だったと思うが??? ウィーン@
ミュージックフェラインでのコンサートは 勢い良く 軍隊の行進かと思える
程の強烈な印象を持った。
ヴィオレッタ・ヴァレリ:ナディヌ・シエラ 巴里で色々聴いた記憶は有る
が 余り印象に残らない声質だった為 期待せず赴いたが この度は思いの外
素晴らしい天まで届く響きの良い迫力の美声を聴かせて頂けた
※2016 & 17年 巴里の≪リゴレット≫でIrina Lunguイリナ・ルング
Lisette Oropesaリゼッテ・オロペサ と トリプルキャストで聴いた際
シエラの印象が一番薄かった為 想定を覆す 大声変に驚嘆 輝かしい
音質のヴィオレッタをご披露頂いた ブラボー ナディヌ
只 病に蝕まれる病弱のヴィオレッタとしては 少々元気良すぎは
否めなかった(苦笑)
アルフレッド:フランチェスコ・メリ スター街道まっしぐら存在感抜群
益々磨きの掛った美声 @ コロナ禍休暇??に鍛えたか? と勝手な想像(笑)
演技力伴い大物テナーへ確実に歩を進めている
心持 存在感の薄かったメリ と云うか A.ネトレプコ や P.ドミンゴ 等
大物スターとの共演で影が薄かったのかも? 何時もカーテンコールの
親しみやすい笑顔についつい惹き込まれる好青年
プラシド・ドミンゴ のジョルジォ・ジェルモン:アルフレッドパパ
テナー時代を彷彿させる美麗な高音域は衰えておらず 片や響きの良い
深みのある高貴なバリトン音域も完璧 アルフレッド:メリとは真の
父息子になり切って 壮麗なデュエットを奏でた〓 ドミンゴ氏の
お気に入り?? メリとは10年余り前から共演が多く阿吽の呼吸が感じ
取れる信頼の厚い師弟関係 ??!!
洗練されたピアノ伴奏だけで是ほど馴染んでしまうのかと素人の思惑に
『トラヴィアタだから可能なのよ』とオペラ通のイタリアンマダム談
何れにしても想定外の感動的な経験が出来た事は幸運だった\(^o^)/
是だからライブは避けて通れない(笑) 然し危機一髪: との
瀬戸際だった事も侮れない。
マッジョ・ムジカ・フィオレンティノに取ってこの公演は絶対に
キャンセルしたくなかった最大の要素は ズビン・メタ&ドミンゴ
と云う二大巨匠の共演を一大イベント並みに捉えていたのだろう。
2&5日 ドミンゴ出演の この2公演は完売 海外からの観光客も
多かった筈。
※旧知のウィーンからのファンと 劇場の入り口で遭遇。 この晩の情報
『今宵はピアノフォルテだけで公演』と伺ったが 片言英語で詳細は知らない
様だった。 開幕同時にマイク片手の支配人の説明も伊語で難解状態。
と言う訳で海外の高齢ファン言葉通じずもドミンゴ・サポーターは健在。
劇場の売上に貢献(笑)
劇場としては 返金を避けたかったであろう このコロナ禍期
翌日 空港行タクシーの運転手さんに旅の目的を聞かれ『オペラ‥』
と告げるや否や『今朝の新聞一面に大々的に取り上げられていたわ
ストで演奏家不在をピアノでカバーした事』空港着後 キオスクで
新聞求め詳細確認 ふぅぅ
そして又もや ストカーと間違えられそう(笑) な偶然に遭遇
チェックインを終えて通関へ『エッ嘘』ドミンゴ様ご一行が
の前に立ちはだかって居られた(苦笑)
そんな訳で知らぬ振りも出来ず 昨晩の素晴らしい好演に感謝の意を
述べさせて頂いた。 前日の公演終了は23時半 深夜迄の仕事にも
拘らず翌日ゆっくり休まれる事無く ウィーンへ離陸。
12日にはロシア公演と相変わらずの強硬日程
ロシアはUSAと違い ドミンゴ氏のロシアオペラ界への貢献を尊重
このコロナ期に ドミンゴ氏とネトレプコ女史の公演は途切れなかった。
80年代からヴァレリ・ゲルギエフの要請で協力関係を結び マリンスキの
顧問を受けて以来 ロシアと強固な絆で結ばれて居る。
何だかんだ歴史のある国と開拓者の作り上げた歴史の無い国とは
文化を尊重する人間の倫理観や価値観が違うのだろう。
追記:ベルリンの【マクベス】 日本でも観劇出来る事を祈りつゝ
観賞期限 @ 2021年 11月 16日 迄の様です。上:仏サイド/ 下:独サイド
双方同じ動画です。
……………◎…………………◎……………..◎……………◎………….
追記:
演出家:Davide Livermore ダヴィド リヴェルモァ 上流階級の男性が
入り浸る娼婦の館をテーマにドラマを繰広げた。 トリノ出身で長年 各地:
各国の劇場でご活躍の演出家。
※開幕同時に『アール凸調の雰囲気』を漂わせ大好きな ファッション画家
ジョルジュ・バルビエの画集を紐解く様な場面毎の構図:構成:色彩感覚に
興味深く惹き込まれた。[娼婦の館][淫乱]も上品で爽やかな雰囲気醸す
お洒落感覚抜群。
※演出家の経歴拝読『若しかしたら??』と 何となく気になり記憶を辿ると
2015年 @ ジェノヴァの洗練された ≪ カルメン ≫ が氏の作品だった。
あの演出は克明に脳裏に焼付いて居る 大好きな作品。
ナディアのヴィオレッタ 繊細さとか 情緒に欠け元気良すぎるドライな
現代っ子風でも気にならなかったのは演出に即して逆に自由奔放に生きる
体当たり演技が適役だった。
幕が開くと静かな前奏と共に レトロ感覚香るコスチュームの遊び人風
紳士が数か所 並んだドアから入替り立代わり入出を繰返す ???
金髪にパープルの派手目なスーツ着こなす アルフレッドご登場。
躊躇しながらもドアを押して中へ消える。 宴会のメロディーと共にドアが
上昇し消えると其処は ヴィオレッタの娼婦の館だった(^^)
巴里のクレージーホースやムーランルージュに登場する様な超ミニ
ボディコン:ジルコンやスパンコールの耀く セクシーなドレスに身を
包んだ女性達が男性諸氏と戯れている。 アルフレッドは館の中で ガストンに
ヴィオレッタを紹介される
とまぁそんな感じで病弱 ヴィオレッタは想像に難く病と云うより
“アル中or薬中”の憶測が妥当か(笑) と思える淫乱な娼婦の館
ナイトクラブ風設定。そんな観点からドライ極まる ヴィオレッタ
繊細な情緒とか憂いを期待するドラマには程遠く ナディアの自然体の
演技 & 溌溂とした高音はお見事
エクサントリックで面白かったが 現実にこんな夜の闇社会も存在するの
だろう? 一幕終盤 パーティお開きで招待客帰宅の場 此処では退散する
雰囲気も無く戯れている所へ オケ両サイドの通路から警官隊が取締りに
入館(笑) 娼婦は連行された
二幕目 フォトスタジオ仕切る アルフレッド?? 巴里へ外出中
パパジェルモンの訪問受けた ヴィオレッタ 品格ある老紳士風貌
此処でやっと見識ある人物登場に安堵。 息子との別れを懇願するパパに
気丈で活発なヴィオレッタ しおらしく別れに応じた
戻った息子アルフレッドを諭す憂愁のアリア[プロヴァンスの海と地平]
父親の情感籠る切実な願いに心痛む 現実に二人の息子持つ ドミンゴに
取って優しい父親がダブル
終了後 ポスター&プログラムの写真に『エッ』コスチュームが違う ??
パパジェルモン 前半Wキャスト:ヌッチの衣装 @ 派手目のアイボリー
ピークラペルのダブル 長めのドレススーツ。 ボタンを留めた狸腹
ヌッチは少々きつそう(笑) ドミンゴも 2日はこのスーツを着用された様な
何となくマフィア風(苦笑)
幸い5日 ベージュのジャケットに焦茶のベストと云う落ち着いた 見慣れた
パパジェルモン衣装。 『2日は風邪気味で不調だったが5日は完璧な美声を
聴かせた』との伊紙報道に安堵
スト:不調:衣装 全て回避と云う幸運に恵まれ感謝感動
神様:仏様:イエス様有難う\(^o^)/ Grazie mille (^^♪^^♪)
驚愕の経験に遭遇 無人のオケピットに グランド・ピアノ一台
巨匠:Zubin Mehta ズビン・メタ指揮に因る 単独ピアノ伴奏で公演を
大成功に導いた [☆]\(^o^)/[☆]
崇高な演奏ご披露頂いた ピアニスト Andrea Severiアンドレア・セヴリの
伴奏だけで無事に公演を終えた [空オケ]でも公演は コンサート
形式では無く通常の演出で公演。 半端無い歌唱力&演技力の歌手陣揃い
贅沢極まりない≪椿姫≫に 耳鼓 ピアノだけとは想えない迫力 純粋に
声を堪能 何の違和感もなく豪華な宵に陶酔
ヴィオレッタ・ヴァレリ:Nadine Cierra ナディヌ・シエラ、アルフレッド
ジェルモン: Francesco Meli フランチェスコ・メリ 逸品の若手歌手陣に
支えられた 老練パパジェルモン:Placido Domingo プラシド・ドミンゴ &
奏者不在の指揮台に立つ ズビン・メタ 巨匠二人の豪華共演 奏でる極上の
ピアノ演奏 奇跡的な好演[禍 転じて福]総立の観客ブラボーの嵐と拍手に
沸いた
遅れ馳せながら公演後に事情を知った (LA NAZION紙報道を参考に)
5日の公演はオケ演奏家のストに因り キャンセルの危機に晒されていた。
公演中止を如何にして回避するか?? 浮上したのが ピアノ伴奏で全編通す
と云う苦肉の策。 1995年スカラ座の ≪椿姫≫で公演時に起きた問題に
対応した当時の音楽監督:リカルド・ムティ@ 一人ピアノの前に座り
[空オケ]の危機を乗切った と云う成功例。
2012年には テアトロ・マッジョ でのドニゼッティ ≪アンナ・ボレナ≫を
ピアノ伴奏で公演した前例も 今回のピアノ伴奏に因る公演強行は数他の
経験から実施された様な‥ 結果は想定外の大成功を収めた
・・・・・・・・・LA TRAVIATA・・・・・・・・
2021年10月5日 テアトロ・マッジョ≪ 椿姫≫
指揮:Zubin Mehta
Pianoforte ピアニスト:Andrea Severi
演出:Davide Livermore
舞台装置:Gio Forma / 衣装:Mariana Fracasso
証明:Antonio Castro / ヴィデオ:D-wok
コーラスマスター:Lorenzo Fratini
Coro del Maggio Musicale Fiorentino
コーラス マッジョ・ムジカル・フィオレンティノ
Violetta Valery:Nadine Sierra / Annina:Caterina Meldolesi
Alfredo Germont:Francesco Meli
Giorgio Germont:Placido Domingo
Flora Bervoix:Caterina Piva / Gastone:Luca Bernard
Il barone Duphol:Francesco Samuele Venuti
Il marchese d'Obigny:William Corro
Il Dottor Grenvil:Emanuele Cordaro
巨匠ズビン・メタ氏 1985年から フィレンツェ五月音楽管弦楽団の首席
指揮者に就任して以来 今シーズンで退任 後任にダニエラ・ガッティが
就任。 1936年生まれの85歳。今年の二月 ミラノ @ スカラ座 ≪ サロメ ≫
リハーサル中に体調崩され 心配も有ったが 指揮者に 年齢は関係ないと
思える程に 皆様 壮健でいらっしゃる。
※10数年前 一時体調崩され休養された記憶も残る。 各地で色々聞かせて
頂いた。 フィレンツェ ≪トリスタン・イゾルデ≫ ≪トーランドット≫
ベルリン ≪ 魔弾の射手≫ ≪ アイダ ≫ 最近は記憶が薄れ直ぐに蘇らない
1986年@ガルニエ ≪ 椿姫 ≫が最初だったと思うが??? ウィーン@
ミュージックフェラインでのコンサートは 勢い良く 軍隊の行進かと思える
程の強烈な印象を持った。
ヴィオレッタ・ヴァレリ:ナディヌ・シエラ 巴里で色々聴いた記憶は有る
が 余り印象に残らない声質だった為 期待せず赴いたが この度は思いの外
素晴らしい天まで届く響きの良い迫力の美声を聴かせて頂けた
※2016 & 17年 巴里の≪リゴレット≫でIrina Lunguイリナ・ルング
Lisette Oropesaリゼッテ・オロペサ と トリプルキャストで聴いた際
シエラの印象が一番薄かった為 想定を覆す 大声変に驚嘆 輝かしい
音質のヴィオレッタをご披露頂いた ブラボー ナディヌ
只 病に蝕まれる病弱のヴィオレッタとしては 少々元気良すぎは
否めなかった(苦笑)
アルフレッド:フランチェスコ・メリ スター街道まっしぐら存在感抜群
益々磨きの掛った美声 @ コロナ禍休暇??に鍛えたか? と勝手な想像(笑)
演技力伴い大物テナーへ確実に歩を進めている
心持 存在感の薄かったメリ と云うか A.ネトレプコ や P.ドミンゴ 等
大物スターとの共演で影が薄かったのかも? 何時もカーテンコールの
親しみやすい笑顔についつい惹き込まれる好青年
プラシド・ドミンゴ のジョルジォ・ジェルモン:アルフレッドパパ
テナー時代を彷彿させる美麗な高音域は衰えておらず 片や響きの良い
深みのある高貴なバリトン音域も完璧 アルフレッド:メリとは真の
父息子になり切って 壮麗なデュエットを奏でた〓 ドミンゴ氏の
お気に入り?? メリとは10年余り前から共演が多く阿吽の呼吸が感じ
取れる信頼の厚い師弟関係 ??!!
洗練されたピアノ伴奏だけで是ほど馴染んでしまうのかと素人の思惑に
『トラヴィアタだから可能なのよ』とオペラ通のイタリアンマダム談
何れにしても想定外の感動的な経験が出来た事は幸運だった\(^o^)/
是だからライブは避けて通れない(笑) 然し危機一髪: との
瀬戸際だった事も侮れない。
マッジョ・ムジカ・フィオレンティノに取ってこの公演は絶対に
キャンセルしたくなかった最大の要素は ズビン・メタ&ドミンゴ
と云う二大巨匠の共演を一大イベント並みに捉えていたのだろう。
2&5日 ドミンゴ出演の この2公演は完売 海外からの観光客も
多かった筈。
※旧知のウィーンからのファンと 劇場の入り口で遭遇。 この晩の情報
『今宵はピアノフォルテだけで公演』と伺ったが 片言英語で詳細は知らない
様だった。 開幕同時にマイク片手の支配人の説明も伊語で難解状態。
と言う訳で海外の高齢ファン言葉通じずもドミンゴ・サポーターは健在。
劇場の売上に貢献(笑)
劇場としては 返金を避けたかったであろう このコロナ禍期
翌日 空港行タクシーの運転手さんに旅の目的を聞かれ『オペラ‥』
と告げるや否や『今朝の新聞一面に大々的に取り上げられていたわ
ストで演奏家不在をピアノでカバーした事』空港着後 キオスクで
新聞求め詳細確認 ふぅぅ
そして又もや ストカーと間違えられそう(笑) な偶然に遭遇
チェックインを終えて通関へ『エッ嘘』ドミンゴ様ご一行が
の前に立ちはだかって居られた(苦笑)
そんな訳で知らぬ振りも出来ず 昨晩の素晴らしい好演に感謝の意を
述べさせて頂いた。 前日の公演終了は23時半 深夜迄の仕事にも
拘らず翌日ゆっくり休まれる事無く ウィーンへ離陸。
12日にはロシア公演と相変わらずの強硬日程
ロシアはUSAと違い ドミンゴ氏のロシアオペラ界への貢献を尊重
このコロナ期に ドミンゴ氏とネトレプコ女史の公演は途切れなかった。
80年代からヴァレリ・ゲルギエフの要請で協力関係を結び マリンスキの
顧問を受けて以来 ロシアと強固な絆で結ばれて居る。
何だかんだ歴史のある国と開拓者の作り上げた歴史の無い国とは
文化を尊重する人間の倫理観や価値観が違うのだろう。
追記:ベルリンの【マクベス】 日本でも観劇出来る事を祈りつゝ
観賞期限 @ 2021年 11月 16日 迄の様です。上:仏サイド/ 下:独サイド
双方同じ動画です。
……………◎…………………◎……………..◎……………◎………….
追記:
演出家:Davide Livermore ダヴィド リヴェルモァ 上流階級の男性が
入り浸る娼婦の館をテーマにドラマを繰広げた。 トリノ出身で長年 各地:
各国の劇場でご活躍の演出家。
※開幕同時に『アール凸調の雰囲気』を漂わせ大好きな ファッション画家
ジョルジュ・バルビエの画集を紐解く様な場面毎の構図:構成:色彩感覚に
興味深く惹き込まれた。[娼婦の館][淫乱]も上品で爽やかな雰囲気醸す
お洒落感覚抜群。
※演出家の経歴拝読『若しかしたら??』と 何となく気になり記憶を辿ると
2015年 @ ジェノヴァの洗練された ≪ カルメン ≫ が氏の作品だった。
あの演出は克明に脳裏に焼付いて居る 大好きな作品。
ナディアのヴィオレッタ 繊細さとか 情緒に欠け元気良すぎるドライな
現代っ子風でも気にならなかったのは演出に即して逆に自由奔放に生きる
体当たり演技が適役だった。
幕が開くと静かな前奏と共に レトロ感覚香るコスチュームの遊び人風
紳士が数か所 並んだドアから入替り立代わり入出を繰返す ???
金髪にパープルの派手目なスーツ着こなす アルフレッドご登場。
躊躇しながらもドアを押して中へ消える。 宴会のメロディーと共にドアが
上昇し消えると其処は ヴィオレッタの娼婦の館だった(^^)
巴里のクレージーホースやムーランルージュに登場する様な超ミニ
ボディコン:ジルコンやスパンコールの耀く セクシーなドレスに身を
包んだ女性達が男性諸氏と戯れている。 アルフレッドは館の中で ガストンに
ヴィオレッタを紹介される
とまぁそんな感じで病弱 ヴィオレッタは想像に難く病と云うより
“アル中or薬中”の憶測が妥当か(笑) と思える淫乱な娼婦の館
ナイトクラブ風設定。そんな観点からドライ極まる ヴィオレッタ
繊細な情緒とか憂いを期待するドラマには程遠く ナディアの自然体の
演技 & 溌溂とした高音はお見事
エクサントリックで面白かったが 現実にこんな夜の闇社会も存在するの
だろう? 一幕終盤 パーティお開きで招待客帰宅の場 此処では退散する
雰囲気も無く戯れている所へ オケ両サイドの通路から警官隊が取締りに
入館(笑) 娼婦は連行された
二幕目 フォトスタジオ仕切る アルフレッド?? 巴里へ外出中
パパジェルモンの訪問受けた ヴィオレッタ 品格ある老紳士風貌
此処でやっと見識ある人物登場に安堵。 息子との別れを懇願するパパに
気丈で活発なヴィオレッタ しおらしく別れに応じた
戻った息子アルフレッドを諭す憂愁のアリア[プロヴァンスの海と地平]
父親の情感籠る切実な願いに心痛む 現実に二人の息子持つ ドミンゴに
取って優しい父親がダブル
終了後 ポスター&プログラムの写真に『エッ』コスチュームが違う ??
パパジェルモン 前半Wキャスト:ヌッチの衣装 @ 派手目のアイボリー
ピークラペルのダブル 長めのドレススーツ。 ボタンを留めた狸腹
ヌッチは少々きつそう(笑) ドミンゴも 2日はこのスーツを着用された様な
何となくマフィア風(苦笑)
幸い5日 ベージュのジャケットに焦茶のベストと云う落ち着いた 見慣れた
パパジェルモン衣装。 『2日は風邪気味で不調だったが5日は完璧な美声を
聴かせた』との伊紙報道に安堵
スト:不調:衣装 全て回避と云う幸運に恵まれ感謝感動
神様:仏様:イエス様有難う\(^o^)/ Grazie mille (^^♪^^♪)
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