追記:訃報 & シャムニーのリンダ★マッジョ歌劇場~♪ [フィレンツェ]
追記 @ 訃報【 10月18日 ラジオの報道着信 】
バイエルンのラジオは夕方、スロバキアのソプラノ歌手Edita Gruberova
エディタ・グルヴェロヴァ 偉大な歌姫の死を発表。 74歳の彼女は
チューリッヒで亡くなりましたと家族から報せを受けたとの事
【 心より ご冥福をお祈りいたします 】 合掌
未だつい最近までお元気で歌っていらっしゃいましたが 2020年9月に
引退表明された様で。 個人的最期のライヴは2014年 @ ミュンヘンの
≪ ルクレツィア・ボルジア ≫ 2016年@ ベルリンDOB ≪ ノルマ ≫
コンサート形式で鍛錬の美声を ご披露頂いた
1984年ロンドンの ≪カプレティ&モンテッキ≫ でアニエス・バルツァと
共演が最初だった気もする。86年 @ ウィーン ≪ 蝙蝠 ≫ ≪椿姫≫
メト ≪ ルチア ≫ 8-90年代は頻繁に聴く機会に恵まれた
・・・・・・・・・・・・・・・・・
秋深まる巴里17℃ Vs 出向いた先フィレンツェは夏の名残27℃ ふぅぅ
ほゞ一年振りの訪問であった10月3日『エッ Gia finite??:ジャフィニィト
もう終わったの??』と 昨年のコロナ禍時期に比べ人出の多さに驚嘆(・・)
市内は歩行者天国の賑わい 車に気を付けると云う意識は皆無 談笑する市民
タクシーの運転手さんは『ピアノ・ピアノ』と急がず歩行者速度(苦笑)
クラクション鳴したら総勢に袋叩きに逢いそうな雰囲気も??[m(_ _)m]
然し 此方としては 少々急いで欲しかった
果てさて到着から即 駆け足 状態でオペラ観劇への準備。 実はフライト
予約の折に時間を勘違いして居た。 通常 @ 20時開演の所 日曜は開演時間
@ 18時。 本来余裕を持って早朝便か前日に入国が常で有るが 今回は確認スルー
で勘違いして居たのを 出掛けに発覚 遅延の無い事を祈りつゝ無事着では
有ったが頭は昨年のコロナ禍期 閑散とした街中をイメージした認識不足
それでも急遽 準備万端 急ぎホテルを出発したが 是また 道をそぞろ歩く家族連れ
カップル等 唯でさえ狭い歩道は人で溢れ『Permesso ペルメッソ』を連呼して
道を開けて頂いた ふぅぅ 不謹慎では有るが昨年の人気の無いコロナ禍期が
懐かしい
何とか時間通り無事着 テアトロ・マッジョ・フィオレンティノ聳える如く雄大な
近代建築に再会できた喜び\(^o^)/ 初晩は初耳演目ガエタノ・ドニゼッティの
作品に挑戦 ≪シャモニィのリンダ≫ 物語の粗筋だけ予習して赴いた
『まぁドニゼッティなので曲は大丈夫』風な安易さで
フランスのシャモニィから世間的?? 問題回避の為 遥々上京した巴里を背景に
物語が展開される。 内容は何時も同じ現代離れした複雑な伯爵:侯爵等 貴族
階級と平民:身分を超えた恋 ボタンの掛け違いを発端にドラマティックに
描かれる内容は良くある話で想定内 曲構成は時折 ≪愛の妙薬≫ の引用かと
想える似通った旋律も随所に感じられた (^^♪(^^♪
物語に添った超クラシックの演出。自然豊かなアルプス @ シャモニィ 簡素な
舞台装置はシンプルを極め コスチュームも素朴な村人風 質素な色彩
成金趣味の悪侯爵 @ シルヴァ-グレーのスーツで派手にご登場 衣装で農民と
貴族のコントラスト 曲も振付も≪愛の妙薬≫いかさま薬売ドゥルカマラを彷彿
させる雰囲気だった(笑)
ほゞ全員初耳歌手陣。 唯一知った名前は村長を演じた:Michele Pertusi
ミッシェル・ペルチュジ のみだったが 総体的に まぁ無難なキャストに安堵。
リンダ:Jessica Pratt ジェシカ・プラットの高音域は素晴らしく 無邪気な
村娘から 巴里の伯爵の館で隠れた貴族風に生活を送るリンダ。 此処で色々
誤解が生じ 父を怒らせたり 伯爵が他の女性と結婚するという噂に正気を
失ったり 痛々しい姿でシャモニーへ
シャモニーに向うリンダ失恋の失意から狂気の雰囲気を漂わせ虚ろな姿で
辿る姿 演技伴う繊細な歌唱で放心状態のリンダを演じ 終盤は狂気から
我に返り歓喜に包まれる\(^o^)/ リンダの哀れな姿に悲壮感漂わせる
村長 @ 流石 ペルチュジ 奏でる渋い壮麗なバス音質が村長の威厳を感じさせた
公演初日だけ 伯爵カルロをFrancesco Demuro フランチェスコ・デムロが
演じた様で有るがこの日は WキャストのGiulio Pelligra ジゥリォ・ぺリグラ。
心持貫禄欠如で無難に収めた。 近年のデムロは メリ:ピルグ 三者共々
素晴らしい音質を奏でるが この度は拝聴出来ず残念
※何れにしても≪椿姫≫の序(失礼)だった為 ドミンゴ氏 出演日と離れて居た
初日スルー 状況に合わせて選んだ日程
旅芸人ピエロット:Teresa Iervolino テレザ・イエルヴォィノ美声では有るが
朗々と聴かせて頂いた。
・・・( ^ω^)・・・LINDA DI CHAMOUNIX・・・( ^ω^)・・・
2021年10月3日 フィレンツェ五月歌劇場 ≪ シャモニのリンダ ≫
指揮:Michele Gamba / 照明:Luigi Saccomandi
演出:Cesare Lievi / 舞台装置&衣装:Luigi Perego
コーラス&演奏 マジョ ムジカル フィオレンティノ管弦楽団
Coro e Orchestra del Maggio Musicale Fiorentino
コーラスマスター:Lorenzo Fratini
Linda:Jessica Pratt / Pierotto旅芸人:Teresa Iervolino
Carlo伯爵恋人:Giulio Pelligra / Il Prefetto村長:Michele Pertusi
Antonioリンダ父:Vittorio Prato / Maddalena母:Marina De Liso
Il marchese Boisfleury侯爵恋敵 :Fabio Capitanucci
L'intendente del feudo執事:Antonio Gares
指揮者:Michele Gamba ミッシェル・ガンバ 初め 皆様 総体的に歌唱 &
演技共に流石のイタリア 充実した公演をご披露頂いた。
ガエタノ・ドニゼッティの作品は 悲 & 喜劇 約30曲近く作曲されて居るが
公演を観たり 聴いた作品は10曲程度 例え巨匠と云えども全て逸作とは
云い難い作品や 上演しやすい作品/し難い作品等 色々当たり外れが有るの
だろう。 [ ベリサリオ ] を聴いた感想では もう少し 発売されて居ても
良いのでは無いかと思われる曲だったが
バイエルンのラジオは夕方、スロバキアのソプラノ歌手Edita Gruberova
エディタ・グルヴェロヴァ 偉大な歌姫の死を発表。 74歳の彼女は
チューリッヒで亡くなりましたと家族から報せを受けたとの事
【 心より ご冥福をお祈りいたします 】 合掌
未だつい最近までお元気で歌っていらっしゃいましたが 2020年9月に
引退表明された様で。 個人的最期のライヴは2014年 @ ミュンヘンの
≪ ルクレツィア・ボルジア ≫ 2016年@ ベルリンDOB ≪ ノルマ ≫
コンサート形式で鍛錬の美声を ご披露頂いた
1984年ロンドンの ≪カプレティ&モンテッキ≫ でアニエス・バルツァと
共演が最初だった気もする。86年 @ ウィーン ≪ 蝙蝠 ≫ ≪椿姫≫
メト ≪ ルチア ≫ 8-90年代は頻繁に聴く機会に恵まれた
・・・・・・・・・・・・・・・・・
秋深まる巴里17℃ Vs 出向いた先フィレンツェは夏の名残27℃ ふぅぅ
ほゞ一年振りの訪問であった10月3日『エッ Gia finite??:ジャフィニィト
もう終わったの??』と 昨年のコロナ禍時期に比べ人出の多さに驚嘆(・・)
市内は歩行者天国の賑わい 車に気を付けると云う意識は皆無 談笑する市民
タクシーの運転手さんは『ピアノ・ピアノ』と急がず歩行者速度(苦笑)
クラクション鳴したら総勢に袋叩きに逢いそうな雰囲気も??[m(_ _)m]
然し 此方としては 少々急いで欲しかった
果てさて到着から即 駆け足 状態でオペラ観劇への準備。 実はフライト
予約の折に時間を勘違いして居た。 通常 @ 20時開演の所 日曜は開演時間
@ 18時。 本来余裕を持って早朝便か前日に入国が常で有るが 今回は確認スルー
で勘違いして居たのを 出掛けに発覚 遅延の無い事を祈りつゝ無事着では
有ったが頭は昨年のコロナ禍期 閑散とした街中をイメージした認識不足
それでも急遽 準備万端 急ぎホテルを出発したが 是また 道をそぞろ歩く家族連れ
カップル等 唯でさえ狭い歩道は人で溢れ『Permesso ペルメッソ』を連呼して
道を開けて頂いた ふぅぅ 不謹慎では有るが昨年の人気の無いコロナ禍期が
懐かしい
何とか時間通り無事着 テアトロ・マッジョ・フィオレンティノ聳える如く雄大な
近代建築に再会できた喜び\(^o^)/ 初晩は初耳演目ガエタノ・ドニゼッティの
作品に挑戦 ≪シャモニィのリンダ≫ 物語の粗筋だけ予習して赴いた
『まぁドニゼッティなので曲は大丈夫』風な安易さで
フランスのシャモニィから世間的?? 問題回避の為 遥々上京した巴里を背景に
物語が展開される。 内容は何時も同じ現代離れした複雑な伯爵:侯爵等 貴族
階級と平民:身分を超えた恋 ボタンの掛け違いを発端にドラマティックに
描かれる内容は良くある話で想定内 曲構成は時折 ≪愛の妙薬≫ の引用かと
想える似通った旋律も随所に感じられた (^^♪(^^♪
物語に添った超クラシックの演出。自然豊かなアルプス @ シャモニィ 簡素な
舞台装置はシンプルを極め コスチュームも素朴な村人風 質素な色彩
成金趣味の悪侯爵 @ シルヴァ-グレーのスーツで派手にご登場 衣装で農民と
貴族のコントラスト 曲も振付も≪愛の妙薬≫いかさま薬売ドゥルカマラを彷彿
させる雰囲気だった(笑)
ほゞ全員初耳歌手陣。 唯一知った名前は村長を演じた:Michele Pertusi
ミッシェル・ペルチュジ のみだったが 総体的に まぁ無難なキャストに安堵。
リンダ:Jessica Pratt ジェシカ・プラットの高音域は素晴らしく 無邪気な
村娘から 巴里の伯爵の館で隠れた貴族風に生活を送るリンダ。 此処で色々
誤解が生じ 父を怒らせたり 伯爵が他の女性と結婚するという噂に正気を
失ったり 痛々しい姿でシャモニーへ
シャモニーに向うリンダ失恋の失意から狂気の雰囲気を漂わせ虚ろな姿で
辿る姿 演技伴う繊細な歌唱で放心状態のリンダを演じ 終盤は狂気から
我に返り歓喜に包まれる\(^o^)/ リンダの哀れな姿に悲壮感漂わせる
村長 @ 流石 ペルチュジ 奏でる渋い壮麗なバス音質が村長の威厳を感じさせた
公演初日だけ 伯爵カルロをFrancesco Demuro フランチェスコ・デムロが
演じた様で有るがこの日は WキャストのGiulio Pelligra ジゥリォ・ぺリグラ。
心持貫禄欠如で無難に収めた。 近年のデムロは メリ:ピルグ 三者共々
素晴らしい音質を奏でるが この度は拝聴出来ず残念
※何れにしても≪椿姫≫の序(失礼)だった為 ドミンゴ氏 出演日と離れて居た
初日スルー 状況に合わせて選んだ日程
旅芸人ピエロット:Teresa Iervolino テレザ・イエルヴォィノ美声では有るが
朗々と聴かせて頂いた。
・・・( ^ω^)・・・LINDA DI CHAMOUNIX・・・( ^ω^)・・・
2021年10月3日 フィレンツェ五月歌劇場 ≪ シャモニのリンダ ≫
指揮:Michele Gamba / 照明:Luigi Saccomandi
演出:Cesare Lievi / 舞台装置&衣装:Luigi Perego
コーラス&演奏 マジョ ムジカル フィオレンティノ管弦楽団
Coro e Orchestra del Maggio Musicale Fiorentino
コーラスマスター:Lorenzo Fratini
Linda:Jessica Pratt / Pierotto旅芸人:Teresa Iervolino
Carlo伯爵恋人:Giulio Pelligra / Il Prefetto村長:Michele Pertusi
Antonioリンダ父:Vittorio Prato / Maddalena母:Marina De Liso
Il marchese Boisfleury侯爵恋敵 :Fabio Capitanucci
L'intendente del feudo執事:Antonio Gares
指揮者:Michele Gamba ミッシェル・ガンバ 初め 皆様 総体的に歌唱 &
演技共に流石のイタリア 充実した公演をご披露頂いた。
ガエタノ・ドニゼッティの作品は 悲 & 喜劇 約30曲近く作曲されて居るが
公演を観たり 聴いた作品は10曲程度 例え巨匠と云えども全て逸作とは
云い難い作品や 上演しやすい作品/し難い作品等 色々当たり外れが有るの
だろう。 [ ベリサリオ ] を聴いた感想では もう少し 発売されて居ても
良いのでは無いかと思われる曲だったが
2021-10-17 00:24
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