ラインの黄金 ★ バイロイト音楽祭~♪ [バイロイト.de]
≪ラインの黄金≫ 指輪 第一夜 歌唱力抜群 & 美声の若手歌手陣に因る
輝かしい幕開け 降幕同時に嵐の様なブラボー 素晴らしい歌手陣に誰もが
感激 反面 激しく抵抗する様な 凄まじいブーイング 此方は演出に
対してだろう 個人的にも納得
カーテンコールで歌手陣:登場人物 個々に惜しみない拍手とブラボーが
繰返された〓〓 些か素気無さはあるにしても 何れにしても意味不明
理解困難な演出に対し 感情表現:叙情的雰囲気等 演技:振付等 不要??
声質も響きの良い美声揃いでは有るが 似通ったトーンで テナー:バス
バリトンの差も無く 今流行りのバリ・テナー並みに『まぁ出せる高音
低音を適当に織交ぜて』風な 気持ちの良い歌唱を聴かせて頂いた(笑)
共通の趣味:嗜好を持つ世界中の老若男女が ワグナーに 吸寄せられ
この日の為に 盛装して一堂に会す ワグナー詣でと云う儀式(苦笑)
想えば 贅沢極まりない 人生の伴侶の様な趣味に幸な時を謳歌
再訪出来た バイロイト音楽祭 2020年からコロナ禍により二年延長
≪ ニュルンベルクの指輪 ≫ 新演出開幕。 昨年に続きまさか今年も
取れるとは嬉しい想定外のバイロイト 涼しい木立の中 見上げる丘を
目指し 夏は寛ぎ気分で ワグナーを拝聴したい
そんな気持ちが通じたのだろうか 呼んで頂いて【有難うワグナー様】然し
未だにコロナ禍が続く中 あちらこちら影響を及ぼす 感染の波が半端ない
先ずは≪RING≫ を振る予定だった指揮者:Pietari Inkinenピエタリ・
インキネンが新型コロナに感染 重篤な冠状動脈疾患 発症と云う事で無情な
降板を余儀なくされた
代役はCornelius Meister コルネリウス メイスター お気の毒なピエタリ
インキネンは昨年 コンサート形式 ≪ワルキューレ≫で バイロイト音楽祭
デビューを飾ったが 残念ながらの本番 キャンセルとなってしまった
※そう云えば 昨年 ≪ワルキューレ≫ でペンキアートを手掛けられた
パーフォーマンス芸術の翁 Hermann Nitschヘルマン・ニッチ氏が他界
されたそうな 謹んでお悔み申し上げます 合掌。 舞台挨拶では車椅子で
ご登場 仙人の様な白髭で 大分お年を召されて居た様に見受けられた。
そして当初:ノミネートされていたヴォタンGunther Groissbock グンター
グロワスボックの名前も何時の間にか消え 代役となった:John Lundgren
ジョン ルングレンも降板 日替りヴォータンとなった。
多種多様 未だ脅威を振るうコロナ禍ウイルス 明日は何が起きるか各自が
気を引き締めて生きねばならない時代。
~~~~~~~ DAS RHEINGOLD~~~~~~~
2022年7月31日 バイロイト音楽祭≪ラインの黄金≫
指揮:Cornelius Meister
演出:Valentin Schwarz
舞台装置:Andrea Cozzi/衣装:Andy Besuch
脚本:Konrad Kuhn / 照明:Reinhard Traub
Wotan:Egils Silins/ Donner:Raimund Nolte
Froh:Attilio Glaser /Loge:Daniel Kirch
Fricka:Christa Mayer/ Freia:Elisabeth Teige
Erda:Okka von der Damerau /Floshilde:Katie Stevenson
Alberich:Olafur Sigurdarson / Mime:Arnold Bezuyen
Fasolt:Jens-Erik Aasbo/ Fafner:Wilhelm Schwinghammer
Woglinde:Lea-ann Dunbar/ Wellgunde:Stephanie Houtzee
輝かしい幕開け 降幕同時に嵐の様なブラボー 素晴らしい歌手陣に誰もが
感激 反面 激しく抵抗する様な 凄まじいブーイング 此方は演出に
対してだろう 個人的にも納得
カーテンコールで歌手陣:登場人物 個々に惜しみない拍手とブラボーが
繰返された〓〓 些か素気無さはあるにしても 何れにしても意味不明
理解困難な演出に対し 感情表現:叙情的雰囲気等 演技:振付等 不要??
声質も響きの良い美声揃いでは有るが 似通ったトーンで テナー:バス
バリトンの差も無く 今流行りのバリ・テナー並みに『まぁ出せる高音
低音を適当に織交ぜて』風な 気持ちの良い歌唱を聴かせて頂いた(笑)
共通の趣味:嗜好を持つ世界中の老若男女が ワグナーに 吸寄せられ
この日の為に 盛装して一堂に会す ワグナー詣でと云う儀式(苦笑)
想えば 贅沢極まりない 人生の伴侶の様な趣味に幸な時を謳歌
再訪出来た バイロイト音楽祭 2020年からコロナ禍により二年延長
≪ ニュルンベルクの指輪 ≫ 新演出開幕。 昨年に続きまさか今年も
取れるとは嬉しい想定外のバイロイト 涼しい木立の中 見上げる丘を
目指し 夏は寛ぎ気分で ワグナーを拝聴したい
そんな気持ちが通じたのだろうか 呼んで頂いて【有難うワグナー様】然し
未だにコロナ禍が続く中 あちらこちら影響を及ぼす 感染の波が半端ない
先ずは≪RING≫ を振る予定だった指揮者:Pietari Inkinenピエタリ・
インキネンが新型コロナに感染 重篤な冠状動脈疾患 発症と云う事で無情な
降板を余儀なくされた
代役はCornelius Meister コルネリウス メイスター お気の毒なピエタリ
インキネンは昨年 コンサート形式 ≪ワルキューレ≫で バイロイト音楽祭
デビューを飾ったが 残念ながらの本番 キャンセルとなってしまった
※そう云えば 昨年 ≪ワルキューレ≫ でペンキアートを手掛けられた
パーフォーマンス芸術の翁 Hermann Nitschヘルマン・ニッチ氏が他界
されたそうな 謹んでお悔み申し上げます 合掌。 舞台挨拶では車椅子で
ご登場 仙人の様な白髭で 大分お年を召されて居た様に見受けられた。
そして当初:ノミネートされていたヴォタンGunther Groissbock グンター
グロワスボックの名前も何時の間にか消え 代役となった:John Lundgren
ジョン ルングレンも降板 日替りヴォータンとなった。
多種多様 未だ脅威を振るうコロナ禍ウイルス 明日は何が起きるか各自が
気を引き締めて生きねばならない時代。
~~~~~~~ DAS RHEINGOLD~~~~~~~
2022年7月31日 バイロイト音楽祭≪ラインの黄金≫
指揮:Cornelius Meister
演出:Valentin Schwarz
舞台装置:Andrea Cozzi/衣装:Andy Besuch
脚本:Konrad Kuhn / 照明:Reinhard Traub
Wotan:Egils Silins/ Donner:Raimund Nolte
Froh:Attilio Glaser /Loge:Daniel Kirch
Fricka:Christa Mayer/ Freia:Elisabeth Teige
Erda:Okka von der Damerau /Floshilde:Katie Stevenson
Alberich:Olafur Sigurdarson / Mime:Arnold Bezuyen
Fasolt:Jens-Erik Aasbo/ Fafner:Wilhelm Schwinghammer
Woglinde:Lea-ann Dunbar/ Wellgunde:Stephanie Houtzee
ワルキューレ★バイロイト音楽祭~♪ [バイロイト.de]
久々納得の[ジィグムンド]を拝聴させて頂いた Klaus Florian Vogt
クラウス・フロリアン・フォクト 輝かしいデビュ 素晴らしかった[☆]
澄んだ美声で軽々高音域を奏でる美麗な音質 情感籠る歌唱
魅悪の演出&舞台装置の中で しっかりドラマを紡いだ。 金髪&長身
スカイブルーのデニムシャツ & チノパンでラフな着こなしのフォクト
遠目にペーター・ホフマンを彷彿とさせた。
パルシファル:ワルター:ローエングリン:ジーグムンド・デビュと
バイロイトに 於けるワグナーテナーの確固たる 存在感を築いた。
穏やかで謙虚な自然体のフォクトの評判はパーフェクト。 誰からも
賛辞しか聞かれない
酷評オンパレードの演出でも爽やかに演じる人間性 素晴らしい大スター
★★★ 彼の声を聴くだけでも価値ある≪リング≫二日目だった
※ホテルの朝食客の情報を得ている 顔見知りの独デザイナーバイロイト
住人曰く『悪評の感想しか聞かないのに貴女だけ良かったって?? 何故?』
との問『フォクトだけ良かったから 素晴らしかったわ 彼の妹も勿論』と。。
妹ジィグリンデ:Lise Davidsen リズ ダヴィッドセンも酷い演出に堂々と
受けて立ったと言う逞しさを感じさせた。 体型からも感じ取れる逞しさ
長身のフォクトを超す長身( ゚Д゚) 二人並ぶと彼女の方が大きく見える程
美声の歌唱力はオペラリアお墨付きで 安心して拝聴出来た。 既に昨年の
≪タンホイザー≫ ≪ワルキューレ≫の経験から想定内だった
※妊婦姿で1幕登場に『役の上で?? 将又 実際に??』と疑惑が飛んだが
役柄だった事が判明。 然し余りに酷い設定に驚嘆( ゚Д゚)
その上 子供に銃を持たせたり 休憩時間の意見交換で 既に観客の
ブーイングは絶えなかった(苦笑)
~~~~~~DIE WRKYRE~~~~~~
2022年8月1日 バイロイト音楽祭 ≪ワルキューレ≫
指揮:Cornelius Meister
演出:Valentin Schwarz
舞台装置:Andrea Cozzi/衣装:Andy Besuch
脚本:Konrad Kuhn / 照明:Reinhard Traub
Siegmund:Klaus Florian Vogt
Sieglinde:Lise Davidsen
Wotan:Tomasz Konieczny / Mikael Kupfer Radecky (3幕)
Hunding:Georg Zeppenfeld
Brunnhilde:Irene Theorin / Rossweisse:Katie Stevenson
Fricka / Schwertleite:Christa Mayer
Gerhilde:Kelly God / Grimgerde/Marie Henriette Reinhold
Ortlinde:Brit-Tone Mullertz / Waltraute:Stephanie Muther
Siegrune / Stephanie Houtzeel / Helmwige:Daniela Kohler
新演出@初回となれば 時にハプニングは止む負えないとは云え 障害に
遭遇した歌手に取っては想定外の災難に直面 @ 2幕目 フリッカの小言を
聞くヴォタン モダンな背もたれの付いた椅子に腰掛けた途端 椅子が破壊
ヴォタンは勢い良く椅子と共に背後に投出された
このアクシデントに因る負傷の為 3幕目降板のTomasz Konieczny トマス
コニエツニィに変り Mikael Kupfer Radecky ミカエル クプファ ラデッキィ
が 無事代役を収め 大事に至らず 公演終了(安堵)
※緊急事態に良く代役が揃う物と感心したが 未だ猛威を振るうコロナ禍の
状況の中 感染降板:隔離と云う非常事態を想定 十二分の準備が施されて
いるとの関係者情報 流石のバイロイト@スタンバイOK
演出は若いオーストリア人 Valentin Schwarz ヴァランタン シュワルツ
多くの賞を獲得されている様では有るが 衣装はコスプレ?? 日本のメイド
カフェだか? の制服。漫画の影響?? ワルキューレは エクサントリックな
色彩の超アヴァンギャルドなスーツ 煌くジルコン&スパンコールの刺繍や
ブレードでシャネルタイプ。 着せられている歌手陣も開き直って派手な
演技に徹していた。
此処は整形外科の設定?? 派手な衣装のワルキューレ嬢達 然し鼻や頭に
包帯巻き付けて整形手術の客と云う 整形して売春:ナイトクラブで働く
女性の設定か?? 女性を徹底的に馬鹿にした様な下品な構想??
隣席の仏紳士は ジグリンデが 妊婦である事に納得行かず気になった様な
『ジィグムンドに会う前から妊婦と云う設定は不可解』(苦笑)まぁ当然
非常に矛盾した設定で 本来 ジィグムンドの子供がジィグフリッドで有る
訳で ジィグムンドに会う前 既に妊婦と云う事は フンディングの子供??
3幕初めには既に出産して ノートンの代りに赤ん坊を抱えて立ち去る。
何しろ[ノートン]が 〓ピストルと云う事も物議を醸したのは当然。
現代社会に於ける暴力的設定は 如何な物か誰もが憤慨していた
一夜目≪ラインの黄金≫で子供がピストルを手にする設定も批判的で
此の侭 許されるものか 社会道徳からの問題を如何に対処するか??
独逸語新聞は解読困難の上 翌朝:朝食後レセプションを訪れると新聞は
既に完売だった
クラウス・フロリアン・フォクト 輝かしいデビュ 素晴らしかった[☆]
澄んだ美声で軽々高音域を奏でる美麗な音質 情感籠る歌唱
魅悪の演出&舞台装置の中で しっかりドラマを紡いだ。 金髪&長身
スカイブルーのデニムシャツ & チノパンでラフな着こなしのフォクト
遠目にペーター・ホフマンを彷彿とさせた。
パルシファル:ワルター:ローエングリン:ジーグムンド・デビュと
バイロイトに 於けるワグナーテナーの確固たる 存在感を築いた。
穏やかで謙虚な自然体のフォクトの評判はパーフェクト。 誰からも
賛辞しか聞かれない
酷評オンパレードの演出でも爽やかに演じる人間性 素晴らしい大スター
★★★ 彼の声を聴くだけでも価値ある≪リング≫二日目だった
※ホテルの朝食客の情報を得ている 顔見知りの独デザイナーバイロイト
住人曰く『悪評の感想しか聞かないのに貴女だけ良かったって?? 何故?』
との問『フォクトだけ良かったから 素晴らしかったわ 彼の妹も勿論』と。。
妹ジィグリンデ:Lise Davidsen リズ ダヴィッドセンも酷い演出に堂々と
受けて立ったと言う逞しさを感じさせた。 体型からも感じ取れる逞しさ
長身のフォクトを超す長身( ゚Д゚) 二人並ぶと彼女の方が大きく見える程
美声の歌唱力はオペラリアお墨付きで 安心して拝聴出来た。 既に昨年の
≪タンホイザー≫ ≪ワルキューレ≫の経験から想定内だった
※妊婦姿で1幕登場に『役の上で?? 将又 実際に??』と疑惑が飛んだが
役柄だった事が判明。 然し余りに酷い設定に驚嘆( ゚Д゚)
その上 子供に銃を持たせたり 休憩時間の意見交換で 既に観客の
ブーイングは絶えなかった(苦笑)
~~~~~~DIE WRKYRE~~~~~~
2022年8月1日 バイロイト音楽祭 ≪ワルキューレ≫
指揮:Cornelius Meister
演出:Valentin Schwarz
舞台装置:Andrea Cozzi/衣装:Andy Besuch
脚本:Konrad Kuhn / 照明:Reinhard Traub
Siegmund:Klaus Florian Vogt
Sieglinde:Lise Davidsen
Wotan:Tomasz Konieczny / Mikael Kupfer Radecky (3幕)
Hunding:Georg Zeppenfeld
Brunnhilde:Irene Theorin / Rossweisse:Katie Stevenson
Fricka / Schwertleite:Christa Mayer
Gerhilde:Kelly God / Grimgerde/Marie Henriette Reinhold
Ortlinde:Brit-Tone Mullertz / Waltraute:Stephanie Muther
Siegrune / Stephanie Houtzeel / Helmwige:Daniela Kohler
新演出@初回となれば 時にハプニングは止む負えないとは云え 障害に
遭遇した歌手に取っては想定外の災難に直面 @ 2幕目 フリッカの小言を
聞くヴォタン モダンな背もたれの付いた椅子に腰掛けた途端 椅子が破壊
ヴォタンは勢い良く椅子と共に背後に投出された
このアクシデントに因る負傷の為 3幕目降板のTomasz Konieczny トマス
コニエツニィに変り Mikael Kupfer Radecky ミカエル クプファ ラデッキィ
が 無事代役を収め 大事に至らず 公演終了(安堵)
※緊急事態に良く代役が揃う物と感心したが 未だ猛威を振るうコロナ禍の
状況の中 感染降板:隔離と云う非常事態を想定 十二分の準備が施されて
いるとの関係者情報 流石のバイロイト@スタンバイOK
演出は若いオーストリア人 Valentin Schwarz ヴァランタン シュワルツ
多くの賞を獲得されている様では有るが 衣装はコスプレ?? 日本のメイド
カフェだか? の制服。漫画の影響?? ワルキューレは エクサントリックな
色彩の超アヴァンギャルドなスーツ 煌くジルコン&スパンコールの刺繍や
ブレードでシャネルタイプ。 着せられている歌手陣も開き直って派手な
演技に徹していた。
此処は整形外科の設定?? 派手な衣装のワルキューレ嬢達 然し鼻や頭に
包帯巻き付けて整形手術の客と云う 整形して売春:ナイトクラブで働く
女性の設定か?? 女性を徹底的に馬鹿にした様な下品な構想??
隣席の仏紳士は ジグリンデが 妊婦である事に納得行かず気になった様な
『ジィグムンドに会う前から妊婦と云う設定は不可解』(苦笑)まぁ当然
非常に矛盾した設定で 本来 ジィグムンドの子供がジィグフリッドで有る
訳で ジィグムンドに会う前 既に妊婦と云う事は フンディングの子供??
3幕初めには既に出産して ノートンの代りに赤ん坊を抱えて立ち去る。
何しろ[ノートン]が 〓ピストルと云う事も物議を醸したのは当然。
現代社会に於ける暴力的設定は 如何な物か誰もが憤慨していた
一夜目≪ラインの黄金≫で子供がピストルを手にする設定も批判的で
此の侭 許されるものか 社会道徳からの問題を如何に対処するか??
独逸語新聞は解読困難の上 翌朝:朝食後レセプションを訪れると新聞は
既に完売だった
ジィグフリィド★バイロイト音楽祭~♪ [バイロイト.de]
今年の ≪ リング ≫ は音響重視の公演となった様な 初日&二日目を
鑑賞した後 もう誰もが演出無視を徹底? 物語の詐称でも何でもなく単に
舞台装置の前で 歌手陣が美声をご披露頂くと言う 背後の造作には無関心。
時折 派手に椅子でも壊れれば 驚きハッと眠気から覚めるご老人も 其々
演出家同様 客席に身を置いて好きな様に時間を過ごす 是も一種の
贅沢だろう。。。 従来の登場人物の他に メイドカフェの制服姿で女性が
ティタイム:サーヴィスをアレンジ。 銀食器のポットからお茶を注いで
メインキャストに差し出す~粋な計らいとでも云うので有ろうか(苦笑)
ロン毛:刺青:派手なロックンローラースタイルの ジィグフリドは
カップラーメンの様なパックの蓋を開け お箸でラーメンだか
スパゲティだか 何しろ麺を食べながらの演技 時々こぼし乍ら ミーメに
投げ付けながらと云った 食べ物を粗末に扱う舞台は情けない
舞台装置に使われるディテールに何か日本の[漫画オタク]を匂わせる
演出家群団?? 何故か大きなハートの風船[HAPPY BIRTHDAY]
最近流行の子供の誕生日を祝うグッズセットの様なものまで 幼稚傾向
若い演出家群団のご愛敬@
そんなこんな パンク容貌の男女が舞台を駆け巡り ピストル振回しつつ
時折 子供の団体も出演者リスト? 何故の疑問は解けない侭に 演出構想を
読む気にもならない。 まぁ一見して理解出来なければ『あぁそうなんだ!!』
とプログラムを読んだ所で理解不可能だろう。
昨年の≪オランダ人≫は幾ら酷くても単なる詐称で筋書きが出来て居た。
然し≪リング≫ は 神々の世界と云う架空世界が割込んで 制御不能な
若者が斬新的なアイディアを駆使して居る様に見せて頑張っても水の泡
※想えば80年代のファッション業界が 斬新的な変身を遂げる際 従来の
洋服と云う形を壊し変形させたデザインオンパレードで着られない服が
ショーを賑わした。 奇抜なアイディアでジャーナリスト:評論家の興味を
そそり宣伝に利用して 名前を売ったデザイナーが軒並み誕生〓〓
そんな経験が蘇る 奇抜で不可解な≪リング≫ 個人的に余韻を残しつゝ
後ろ髪も惹かれず ≪神々の黄昏≫を端折って帰仏の途に就く お疲れ様[m(_ _)m]
~~~~~~~~ SIEGFRIED ~~~~~~~~
2022年8月1日 バイロイト音楽祭 ≪ジィグフリィド≫
指揮:Cornelius Meister
演出:Valentin Schwarz
舞台装置:Andrea Cozzi/衣装:Andy Besuch
脚本:Konrad Kuhn / 照明:Reinhard Traub
Siegfried:Andreas Schager
Mime:Arnold Bezuyen
Der Wanderer:Tomasz Konieczny
Alberich:Olafur Sigurdarson
Fafner:Wilhelm Schwinghammer
Erda:Okka von der Damerau
Brunnhilde:Daniela Kohler
Waldvogel:Alexandra Steiner
流石のバイロイト 無名とは云え素晴らしい歌手陣は逸品揃い。 初耳歌手
オンパレード その声質:声量:優美な歌唱はうっとり聴かせる
数年前の単なる爆音張上げる 力任せで耳をつんざく音響はほゞ消え 情感
籠るニュアンスを駆使した歌唱力は 一歩前進。 この度の様な演技不要の
演出でも 奏でる歌唱でドラマを紡いだ。。。
是は指揮者の存在が多大だろう。 開幕前の指揮者交代に白羽の矢 若手
マエストロ:Cornelius Meister コルネリゥス メイスターの感性が演出を
凌いだと言っても過言では無いだろう。 同年代の若い指揮者にはきっと
演出家からの直接構想が説明され指揮者なりに理解した表現で奏でた演奏。
舞台にマッチして 不可解な舞台を忘れさせる様な 演奏形態。天晴!!
ジィグフリド:Andreas Schager アンドレアス シャゲー このコミック風
演出に体当りで演じた独り舞台。馬鹿馬鹿しく思える演出にも拘らず場を
盛上げた流石のコメディアン 周りに語り掛ける様に演技伴う説得力の有る
歌唱は素晴らしかった。 終盤 ブリュンヒルデとの ロマン溢れる二重唱
美麗なメロディーに乾杯
ブリュンヒルデ:Daniela Kohler ダニエラ コォレー 初耳歌手だったが
音質の良い美声 粗野な ジィグフリドに対し 黒子?? 風男性にエスコート
され 白のロングドレスで優雅に振舞った。 タキシードのシックな黒子
では有るが 麻原彰晃を想い浮かばせる髪型 & 髭に何か違和感を感じた(苦笑)
※原作外登場人物があちこちらに配置され失業対策か?と思われる程に
無用の長物に想えた 其の為 曲を聴き物語を読んで来ただけの観客
には 不可思議な物語を増長。
旅人:Tomasz Konieczny トマス コニェツニィ 此の章ではヴォタン
の貫録をほゞ失った旅人では有るが それにしても影が薄くスーツ姿で
ナイトクラブ?? のサロンで寛ぐ普通の[企業オーナー]風で威厳没落
※当初ノミネートされていたヴォタン:Gunther Groissbockグンター
グロワスボックの名前が消えた事情が気になり 野次馬としては情報が
欲しかった 関係者の話では 単に女性支配人 Katharina Wagner??
カタリナ ワグナー女史との意見不一致だった様な??
※日本の漫画的感性を思わせる演出:舞台装置 (個人的にそう観える)
休憩時の会話で『後ろの席の若者は凄く喜んでいた』と我々には理解
出来ない演出でも受容れに年代差が生じている様な? 因みに関係者に
『日本へ行った事ある??』の質問に『あぁ カタリナに付き添って二週間
程行って来た』との返答。
カタリナは若い演出家の構想と舞台装置を理解して居たのだろう?
(勝手な想像) 創造は重要であり世代交代も良いが 無理して不可解な
現代版に結び付ける必要が有るのだろうか
鑑賞した後 もう誰もが演出無視を徹底? 物語の詐称でも何でもなく単に
舞台装置の前で 歌手陣が美声をご披露頂くと言う 背後の造作には無関心。
時折 派手に椅子でも壊れれば 驚きハッと眠気から覚めるご老人も 其々
演出家同様 客席に身を置いて好きな様に時間を過ごす 是も一種の
贅沢だろう。。。 従来の登場人物の他に メイドカフェの制服姿で女性が
ティタイム:サーヴィスをアレンジ。 銀食器のポットからお茶を注いで
メインキャストに差し出す~粋な計らいとでも云うので有ろうか(苦笑)
ロン毛:刺青:派手なロックンローラースタイルの ジィグフリドは
カップラーメンの様なパックの蓋を開け お箸でラーメンだか
スパゲティだか 何しろ麺を食べながらの演技 時々こぼし乍ら ミーメに
投げ付けながらと云った 食べ物を粗末に扱う舞台は情けない
舞台装置に使われるディテールに何か日本の[漫画オタク]を匂わせる
演出家群団?? 何故か大きなハートの風船[HAPPY BIRTHDAY]
最近流行の子供の誕生日を祝うグッズセットの様なものまで 幼稚傾向
若い演出家群団のご愛敬@
そんなこんな パンク容貌の男女が舞台を駆け巡り ピストル振回しつつ
時折 子供の団体も出演者リスト? 何故の疑問は解けない侭に 演出構想を
読む気にもならない。 まぁ一見して理解出来なければ『あぁそうなんだ!!』
とプログラムを読んだ所で理解不可能だろう。
昨年の≪オランダ人≫は幾ら酷くても単なる詐称で筋書きが出来て居た。
然し≪リング≫ は 神々の世界と云う架空世界が割込んで 制御不能な
若者が斬新的なアイディアを駆使して居る様に見せて頑張っても水の泡
※想えば80年代のファッション業界が 斬新的な変身を遂げる際 従来の
洋服と云う形を壊し変形させたデザインオンパレードで着られない服が
ショーを賑わした。 奇抜なアイディアでジャーナリスト:評論家の興味を
そそり宣伝に利用して 名前を売ったデザイナーが軒並み誕生〓〓
そんな経験が蘇る 奇抜で不可解な≪リング≫ 個人的に余韻を残しつゝ
後ろ髪も惹かれず ≪神々の黄昏≫を端折って帰仏の途に就く お疲れ様[m(_ _)m]
~~~~~~~~ SIEGFRIED ~~~~~~~~
2022年8月1日 バイロイト音楽祭 ≪ジィグフリィド≫
指揮:Cornelius Meister
演出:Valentin Schwarz
舞台装置:Andrea Cozzi/衣装:Andy Besuch
脚本:Konrad Kuhn / 照明:Reinhard Traub
Siegfried:Andreas Schager
Mime:Arnold Bezuyen
Der Wanderer:Tomasz Konieczny
Alberich:Olafur Sigurdarson
Fafner:Wilhelm Schwinghammer
Erda:Okka von der Damerau
Brunnhilde:Daniela Kohler
Waldvogel:Alexandra Steiner
流石のバイロイト 無名とは云え素晴らしい歌手陣は逸品揃い。 初耳歌手
オンパレード その声質:声量:優美な歌唱はうっとり聴かせる
数年前の単なる爆音張上げる 力任せで耳をつんざく音響はほゞ消え 情感
籠るニュアンスを駆使した歌唱力は 一歩前進。 この度の様な演技不要の
演出でも 奏でる歌唱でドラマを紡いだ。。。
是は指揮者の存在が多大だろう。 開幕前の指揮者交代に白羽の矢 若手
マエストロ:Cornelius Meister コルネリゥス メイスターの感性が演出を
凌いだと言っても過言では無いだろう。 同年代の若い指揮者にはきっと
演出家からの直接構想が説明され指揮者なりに理解した表現で奏でた演奏。
舞台にマッチして 不可解な舞台を忘れさせる様な 演奏形態。天晴!!
ジィグフリド:Andreas Schager アンドレアス シャゲー このコミック風
演出に体当りで演じた独り舞台。馬鹿馬鹿しく思える演出にも拘らず場を
盛上げた流石のコメディアン 周りに語り掛ける様に演技伴う説得力の有る
歌唱は素晴らしかった。 終盤 ブリュンヒルデとの ロマン溢れる二重唱
美麗なメロディーに乾杯
ブリュンヒルデ:Daniela Kohler ダニエラ コォレー 初耳歌手だったが
音質の良い美声 粗野な ジィグフリドに対し 黒子?? 風男性にエスコート
され 白のロングドレスで優雅に振舞った。 タキシードのシックな黒子
では有るが 麻原彰晃を想い浮かばせる髪型 & 髭に何か違和感を感じた(苦笑)
※原作外登場人物があちこちらに配置され失業対策か?と思われる程に
無用の長物に想えた 其の為 曲を聴き物語を読んで来ただけの観客
には 不可思議な物語を増長。
旅人:Tomasz Konieczny トマス コニェツニィ 此の章ではヴォタン
の貫録をほゞ失った旅人では有るが それにしても影が薄くスーツ姿で
ナイトクラブ?? のサロンで寛ぐ普通の[企業オーナー]風で威厳没落
※当初ノミネートされていたヴォタン:Gunther Groissbockグンター
グロワスボックの名前が消えた事情が気になり 野次馬としては情報が
欲しかった 関係者の話では 単に女性支配人 Katharina Wagner??
カタリナ ワグナー女史との意見不一致だった様な??
※日本の漫画的感性を思わせる演出:舞台装置 (個人的にそう観える)
休憩時の会話で『後ろの席の若者は凄く喜んでいた』と我々には理解
出来ない演出でも受容れに年代差が生じている様な? 因みに関係者に
『日本へ行った事ある??』の質問に『あぁ カタリナに付き添って二週間
程行って来た』との返答。
カタリナは若い演出家の構想と舞台装置を理解して居たのだろう?
(勝手な想像) 創造は重要であり世代交代も良いが 無理して不可解な
現代版に結び付ける必要が有るのだろうか
ローエングリン★バイロイト音楽祭~♪ [バイロイト.de]
霧に霞む神秘の世界 白鳥に牽かれ美麗な響きを奏でつゝ大衆の心に衝撃を
もたらす澄んだ美声 エルザの救世主 ローエングリン 演出が不可解でも
天を舞う歌唱で情景が描かれ 実在するかの様に現れる Klaus Florian Vogt
クラウス フロリアン フォクト @ ローエングリン その感動に浸る
『彼は素晴らしい今最高のローエングリンだね』 感激を語る帰仏便同乗の
仏紳士 ≪ローエングリン≫ の為だけに バイロイトへ赴いたそうな(微笑)
バイロイト迄 追っかけのエレガントなMonsieurだった〓 魅悪の演出
≪神々の黄昏≫ 振って後ろ髪惹かれず稀有な ≪ローエングリン≫ 余韻を
胸に帰仏 個人的には[是で良かった]\(^o^)/
新演出発表時から公演の度に日替りメニュ?? キャスト変更も多く加えて
コロナ禍キャンセルと云う憂目に遭遇しながらも 無事最期の年を迎えた。
誰もが認める世紀の ≪ ローエングリン ≫ に巡り会えた幸運
ブルー系で統一された自然環境重視の演出とか? 意図は良く掴めなかった
が凍て付く静寂の森林を背景に マエストロ Christian Thielemann
クリスティァン ティレマン構築する最高のメロディと共に移り行く舞台
夢現の時が流れた 余りに酷い≪ ジィグフリィド ≫ の翌日に一服の
清涼剤 ほっとする演出に感慨も一入。
初演当時から色々ハプニングも多く物議を醸した公演では有ったが 最期は
正真正銘のタイトルロールを迎え マエストロも万来の拍手を浴び千秋楽を
飾る事だろう ハプニングや コロナ禍災害に見舞われた不幸な状況も
速やかに対処 @ 流石の ティレマン 功績は半端ない
※想い起せば 当初スターティングメンバーだった ロベルト・アラニャ
リハーサル開始早々準備不足が露呈 降板となった 。 急遽代役を担い
背水の陣を救ったピョトル ベチェゼラ 好演で難を逃れた そんな
こんな曰く付き公演だった(苦笑)
~~~~~~~~LOHENGRIN~~~~~~~~
2022年8月4日 バイロイト音楽祭 ≪ ローエングリン ≫
指揮者:Christian Thielemann
演出:Yuval Sharon / 舞台装置&衣装:Rosa Loy / Neo Rauch
照明:Reinhard Traub / コーラスマスター:Eberhard Friedrich
Lohengrin:Klaus Florian Vogt
Elsa von Brabant:Camilla Nylund
Friedrich von Telramund:Martin Gantner
Ortrud:Petra Lang
Heinrich der Vogler:Georg Zeppenfeld
Der Heerrufer des Konigs:Derek Welton
1. Edler:Michael Gniffke / 2.Edler:Tansel Akzeybek
3.Edler:Raimund Nolte / 4.Edler:Jens-Erik Aasbo
マエストロ:Christian Thielemann クリスティアン ティレマン指揮
≪ローエングリン≫ は初耳であったが想定内 素晴らしかった
個人好み ≪ローエングリン≫ の筆頭は巨匠:James Levine
故ジェムス レヴァイン @ NYメト公演。 湖水に寄せるさざ波の如く
穏やかな水の音 壮麗な騎士に追従 厳かに進む白鳥 今尚 鮮明に
蘇る忘れ難き音質
ローエングリン:Klaus Florian Vogt クラウス・フロリアン・ヴォグト
誰もが称賛する現代最高峰のワーグナー・テナー 様々な公演を
聴かせて頂いたが筆頭 ≪ ローエングリン ≫ は半端ない そして続く
マイスター [ワルター] [パルジファル]オランダ人 [ エリック ]
ワルキューレ [ ジーグムンド ] ect
ワグナー以外にも涙無しに聴けない情感籠る [ フィデリオ ] 他に感情
稀薄な [プリンス @ ルサルカ ] [バッカス@アリアドネ・ナクソス]
[テートの慈悲 @ テート] 等 叙情的な作品も聴き逃せない。 是からも
機会求め色々な役柄を聴きたい 自然体の演技伴う珠玉の美声 [☆]
エルザ:Camilla Nylund カミラ ニィルンド 特筆は無いが役相応の
歌唱をご披露頂いた。 ニィルンドも 巴里:ベルリン:バイロイト等
各地で フィデリオ[レオノラ][ルサルカ]マイスター[エファ]等
演技伴う美声で存在感発揮 何時も愉しませて頂いて居る
※そう云えば2019年@バスティユ≪ルサルカ≫ 21年@バイロイト
≪マイスタージンガー≫ で二人は共演。
テルラムント:Martin Gantner マルタン ガントネー & オルトルート
Petra Lang ペトラ ラング 無難に役を熟した。 この役は その昔
タイトルロールも霞む圧巻のカップル マイヤー&シュトルックマン
以来 残念ながら未だこのカップルを凌ぐ魅惑ある歌唱に巡り会えない
ハインリッヒ:Georg Zeppenfeld ゲオルグ ゼッペンフェルド 専属??
かと想われる程に バイロイト音楽祭では 各種演目で出ずっぱり。
昔のハンス・ゾゥトンに匹敵。
昨年の厳しい コロナ禍規制も解消され 細やかでは有るが華やかさ戻り
つゝある音楽祭 ホテルも今年の朝食は マスクチェック無し(苦笑)
とは云え宿泊客は自主的にマスク着用。 セルフサーヴィスも元に戻り
好きな物を好きなだけ選べた(笑)
≪リング≫ の様にセットで購入の観客同氏 何時しか顔見知りに朝食は
意見交換のサロンさながら 特にこの度の様な演出は皆 興味深く感想
と云いつゝ愚痴になる。 誰もが解らない成りに 其々の創造力を働かせ
個々に分析(苦笑)
マルセイユから遥々初訪の仏人ご夫妻。 長年憧れたバイロイト音楽祭
『でも もう是っきりで』と演出の失望のみならず会場の雰囲気も南仏
気質の奥様にはちょっと馴染みが薄かった様な。。その昔 ヴェローナで
パバロティのデビュ公演に遭遇されたと 大感激したお話を伺った
≪リング≫だけでローエングリンは スルーされたが 是を観れば少しは
印象も変わったかも??
数年前のオランジュで お会いしたご夫妻の様に この方も『 主人の
誕生祝いに』と趣味の合うご主人に巡り会えたご幸運 今年は往
復路共に送迎バスを手配して頂けたが 相変わらず帰路は自力で余韻に
浸りながら 煌々と輝く満月に見守られ夜道を辿った
・・・・・・・・・・・・・・・・
会場への往復は問題は無かったが想定外の問題発生。 ニュルンベルク
バイロイト間の路線一部が工事中に因る 途中下車を強要され 乗換と
云う事態に遭遇( ゚Д゚) 昨年 訪れたばかりでまさかのハプニングに
驚嘆
昨年の経験から自動販売機操作も問題なくクリアー 無事 乗車券購入。
フライト同乗の仏人女性も同じルート目指し 勝手知ったる風に同行。
然し列車のホームが見つからず 問い合わせる係員は英語解らず。
何とか行先 @バイロイトは通じたものの 先方の説明が理解不可能。
結局 通常の列車では無く 駅から外へ出て 駅前ロータリーからトラム
ウェイで10分程で下車。 乗換て寂れた車庫の様な駅から バイロイト駅
目指し出発 車内ではビール片手の若者群団が盛上がり 騒々しく
不安増長『本当にバイロイト行きか?』 終着駅ではポリスの警戒??
この日は バイロイト:スタジアムで行われる数少ない サッカーの
試合だったとか そうバイロイトは ワグナー音楽祭だけの街では
無い事も証明された(笑) 老婆も歩けばに当たる欧州の人気!!
今年も又 色々な想い出を刻んだ バイロイト音楽祭 [ もう良いかな ]
と思いつつも 又来年を期待してしまう ワグネリアンでは無いが 夏はやはり
ワグナーを聴きたい [Wagnerien] とフランスから呼称が生まれたのか
と思える程に 仏人の多かった今年のバイロイト音楽祭
前回 隣席だった顔見知りも目が合うと挨拶。 新たな隣席観客同士の会話が
進む 地方からの訪問者と情報交換等 様々その場限りで生まれるワグナー
嗜好者 『でもそれが良いのよ』 と逢ったその場限りでも事欠かない話題を
愉しむ仏人にとってバイロイト音楽祭は “ ワグナー社交界”
『また何処かで バスティユかもね』
感激から既に二週間 今尚素晴らしい声が胸に蘇る 騒々しい孫を伴い
夕暮の美しい丹沢連峰を眺めながら 雲間から射す沈みゆく印象派の
絵画?? 将又 日本画の様な趣も 雲の配置により左右対称的に異なる
自然の風景 いつもと違う趣のある雲と思ったが 18日早朝の激しく
叩きつける雨脚を聴きながら 前夜の雲の異常さを想い起した
もたらす澄んだ美声 エルザの救世主 ローエングリン 演出が不可解でも
天を舞う歌唱で情景が描かれ 実在するかの様に現れる Klaus Florian Vogt
クラウス フロリアン フォクト @ ローエングリン その感動に浸る
『彼は素晴らしい今最高のローエングリンだね』 感激を語る帰仏便同乗の
仏紳士 ≪ローエングリン≫ の為だけに バイロイトへ赴いたそうな(微笑)
バイロイト迄 追っかけのエレガントなMonsieurだった〓 魅悪の演出
≪神々の黄昏≫ 振って後ろ髪惹かれず稀有な ≪ローエングリン≫ 余韻を
胸に帰仏 個人的には[是で良かった]\(^o^)/
新演出発表時から公演の度に日替りメニュ?? キャスト変更も多く加えて
コロナ禍キャンセルと云う憂目に遭遇しながらも 無事最期の年を迎えた。
誰もが認める世紀の ≪ ローエングリン ≫ に巡り会えた幸運
ブルー系で統一された自然環境重視の演出とか? 意図は良く掴めなかった
が凍て付く静寂の森林を背景に マエストロ Christian Thielemann
クリスティァン ティレマン構築する最高のメロディと共に移り行く舞台
夢現の時が流れた 余りに酷い≪ ジィグフリィド ≫ の翌日に一服の
清涼剤 ほっとする演出に感慨も一入。
初演当時から色々ハプニングも多く物議を醸した公演では有ったが 最期は
正真正銘のタイトルロールを迎え マエストロも万来の拍手を浴び千秋楽を
飾る事だろう ハプニングや コロナ禍災害に見舞われた不幸な状況も
速やかに対処 @ 流石の ティレマン 功績は半端ない
※想い起せば 当初スターティングメンバーだった ロベルト・アラニャ
リハーサル開始早々準備不足が露呈 降板となった 。 急遽代役を担い
背水の陣を救ったピョトル ベチェゼラ 好演で難を逃れた そんな
こんな曰く付き公演だった(苦笑)
~~~~~~~~LOHENGRIN~~~~~~~~
2022年8月4日 バイロイト音楽祭 ≪ ローエングリン ≫
指揮者:Christian Thielemann
演出:Yuval Sharon / 舞台装置&衣装:Rosa Loy / Neo Rauch
照明:Reinhard Traub / コーラスマスター:Eberhard Friedrich
Lohengrin:Klaus Florian Vogt
Elsa von Brabant:Camilla Nylund
Friedrich von Telramund:Martin Gantner
Ortrud:Petra Lang
Heinrich der Vogler:Georg Zeppenfeld
Der Heerrufer des Konigs:Derek Welton
1. Edler:Michael Gniffke / 2.Edler:Tansel Akzeybek
3.Edler:Raimund Nolte / 4.Edler:Jens-Erik Aasbo
マエストロ:Christian Thielemann クリスティアン ティレマン指揮
≪ローエングリン≫ は初耳であったが想定内 素晴らしかった
個人好み ≪ローエングリン≫ の筆頭は巨匠:James Levine
故ジェムス レヴァイン @ NYメト公演。 湖水に寄せるさざ波の如く
穏やかな水の音 壮麗な騎士に追従 厳かに進む白鳥 今尚 鮮明に
蘇る忘れ難き音質
ローエングリン:Klaus Florian Vogt クラウス・フロリアン・ヴォグト
誰もが称賛する現代最高峰のワーグナー・テナー 様々な公演を
聴かせて頂いたが筆頭 ≪ ローエングリン ≫ は半端ない そして続く
マイスター [ワルター] [パルジファル]オランダ人 [ エリック ]
ワルキューレ [ ジーグムンド ] ect
ワグナー以外にも涙無しに聴けない情感籠る [ フィデリオ ] 他に感情
稀薄な [プリンス @ ルサルカ ] [バッカス@アリアドネ・ナクソス]
[テートの慈悲 @ テート] 等 叙情的な作品も聴き逃せない。 是からも
機会求め色々な役柄を聴きたい 自然体の演技伴う珠玉の美声 [☆]
エルザ:Camilla Nylund カミラ ニィルンド 特筆は無いが役相応の
歌唱をご披露頂いた。 ニィルンドも 巴里:ベルリン:バイロイト等
各地で フィデリオ[レオノラ][ルサルカ]マイスター[エファ]等
演技伴う美声で存在感発揮 何時も愉しませて頂いて居る
※そう云えば2019年@バスティユ≪ルサルカ≫ 21年@バイロイト
≪マイスタージンガー≫ で二人は共演。
テルラムント:Martin Gantner マルタン ガントネー & オルトルート
Petra Lang ペトラ ラング 無難に役を熟した。 この役は その昔
タイトルロールも霞む圧巻のカップル マイヤー&シュトルックマン
以来 残念ながら未だこのカップルを凌ぐ魅惑ある歌唱に巡り会えない
ハインリッヒ:Georg Zeppenfeld ゲオルグ ゼッペンフェルド 専属??
かと想われる程に バイロイト音楽祭では 各種演目で出ずっぱり。
昔のハンス・ゾゥトンに匹敵。
昨年の厳しい コロナ禍規制も解消され 細やかでは有るが華やかさ戻り
つゝある音楽祭 ホテルも今年の朝食は マスクチェック無し(苦笑)
とは云え宿泊客は自主的にマスク着用。 セルフサーヴィスも元に戻り
好きな物を好きなだけ選べた(笑)
≪リング≫ の様にセットで購入の観客同氏 何時しか顔見知りに朝食は
意見交換のサロンさながら 特にこの度の様な演出は皆 興味深く感想
と云いつゝ愚痴になる。 誰もが解らない成りに 其々の創造力を働かせ
個々に分析(苦笑)
マルセイユから遥々初訪の仏人ご夫妻。 長年憧れたバイロイト音楽祭
『でも もう是っきりで』と演出の失望のみならず会場の雰囲気も南仏
気質の奥様にはちょっと馴染みが薄かった様な。。その昔 ヴェローナで
パバロティのデビュ公演に遭遇されたと 大感激したお話を伺った
≪リング≫だけでローエングリンは スルーされたが 是を観れば少しは
印象も変わったかも??
数年前のオランジュで お会いしたご夫妻の様に この方も『 主人の
誕生祝いに』と趣味の合うご主人に巡り会えたご幸運 今年は往
復路共に送迎バスを手配して頂けたが 相変わらず帰路は自力で余韻に
浸りながら 煌々と輝く満月に見守られ夜道を辿った
・・・・・・・・・・・・・・・・
会場への往復は問題は無かったが想定外の問題発生。 ニュルンベルク
バイロイト間の路線一部が工事中に因る 途中下車を強要され 乗換と
云う事態に遭遇( ゚Д゚) 昨年 訪れたばかりでまさかのハプニングに
驚嘆
昨年の経験から自動販売機操作も問題なくクリアー 無事 乗車券購入。
フライト同乗の仏人女性も同じルート目指し 勝手知ったる風に同行。
然し列車のホームが見つからず 問い合わせる係員は英語解らず。
何とか行先 @バイロイトは通じたものの 先方の説明が理解不可能。
結局 通常の列車では無く 駅から外へ出て 駅前ロータリーからトラム
ウェイで10分程で下車。 乗換て寂れた車庫の様な駅から バイロイト駅
目指し出発 車内ではビール片手の若者群団が盛上がり 騒々しく
不安増長『本当にバイロイト行きか?』 終着駅ではポリスの警戒??
この日は バイロイト:スタジアムで行われる数少ない サッカーの
試合だったとか そうバイロイトは ワグナー音楽祭だけの街では
無い事も証明された(笑) 老婆も歩けばに当たる欧州の人気!!
今年も又 色々な想い出を刻んだ バイロイト音楽祭 [ もう良いかな ]
と思いつつも 又来年を期待してしまう ワグネリアンでは無いが 夏はやはり
ワグナーを聴きたい [Wagnerien] とフランスから呼称が生まれたのか
と思える程に 仏人の多かった今年のバイロイト音楽祭
前回 隣席だった顔見知りも目が合うと挨拶。 新たな隣席観客同士の会話が
進む 地方からの訪問者と情報交換等 様々その場限りで生まれるワグナー
嗜好者 『でもそれが良いのよ』 と逢ったその場限りでも事欠かない話題を
愉しむ仏人にとってバイロイト音楽祭は “ ワグナー社交界”
『また何処かで バスティユかもね』
感激から既に二週間 今尚素晴らしい声が胸に蘇る 騒々しい孫を伴い
夕暮の美しい丹沢連峰を眺めながら 雲間から射す沈みゆく印象派の
絵画?? 将又 日本画の様な趣も 雲の配置により左右対称的に異なる
自然の風景 いつもと違う趣のある雲と思ったが 18日早朝の激しく
叩きつける雨脚を聴きながら 前夜の雲の異常さを想い起した