ミラノ.it ブログトップ
- | 次の10件

二人のフォスカリ ★ スカラ座~♪★♪ [ミラノ.it]

波に揺れるゴンドラの舳先が並ぶ海の向こうに霞むムラノ島か~ 見慣れた
穏やかなヴェネツィアの風景とは裏腹に、無実を訴えるヤコボ・フォスカリを
無慈悲に流刑地へ護送~¶¶ 護送船内で命を落とした愛息に心痛:悲しむ父・
フォスカリ総監に追討ち掛けるヤコボ・ロレダノ & 10人会議~▼Ψδ▽

総監の座を剥奪され壮絶な最期を遂げる 【フランチェスコ・フォスカリ】
胸打つ劇的なドミンゴの迫真の演技:父フォスカリの姿に~ 何故か昔日の
≪ オテロ ≫ がダブり感涙~[涙][涙][涙]

15世紀のヴェネツィアを舞台に繰広げられる悲劇の実話 & 物語:一声惚れの
若く精悍なテナー ≪ オテロ ≫ から30年余り時を隔てた:年老いたバリトン
≪フランチェスコ・フォスカリ≫ を演ずる [ドミンゴ ] 心情深く読取れる総監の
座を剥奪した非道への怒り露わに~ 無実の罪:最愛の息子を天国へ先発たせた
自身の後悔と遣る瀬無い苦脳~ 寝台の柱の脇に立つ:父フォスカリ~ 対面の
柱の陰に [ オテロ ] の影が霞み~ 悲愴な運命を辿った二人の壮絶な最期に思い
馳せた~[曇り][曇り][曇り]

最前列:遮るもの無く表情に釘漬け、過去数多の想いが脳裏を過り感慨深い
作品に遭遇した印象深い場面の情景を回想~[曇り][王冠] 込上げるノスタルジーに
胸熱く~ 二度と聴けないだろう~ 貴重な一公演ずつが脳裏に刻まれて行く@

≪ 二人のフォスカリ ≫ 二幕:ヤコボ & ルクレッティア:情感籠る美麗な
メロディ 『エェッ~暗い牢獄でこの浪漫を奏でる~♪』唯一救われる牢獄の
二重唱:大好きなこの美曲と場面に何時も目頭を抑える~[涙][黒ハート][涙] 老いた父の
訪問を労り:切実な思いを告げる息子夫婦~ 三重唱が切なく心に響く~[涙][曇り]

護送船:乗船前:妻 & 家族への別れ~ 哀愁帯びつゝも力強く、自身の潔白を
唱え誇り高く生きる様:ルクレッティアに託す【ヤコボのアリア】が美しく
涙を誘う~[涙]

フォスカリ父子 & 嫁:三者で織りなす悲壮なドラマ~Ю ドミンゴの強烈
且つずば抜けた存在感:音域広いドラマティック歌唱 & 演技~ 愛弟子*
フランチェスコ・メリと益々意気投合:フォスカリ親子を因りリアルに演じ
最大限に作品の魅力をご披露頂き~ 芸術的公演に感動~♪★♪★♪~☆彡

演出家は既にザルツブルグ ≪ イル トロヴァトーレ ≫ で、ドミンゴ氏と
経験済み、美術館:絵画等からのインスピレーション:演出意図は相互
理解 & 意思の疎通が感じ取れ~ 総体的に夢現の色彩感覚が豪華さを醸し
スカラ座に相応しい公演だった@@@

フランチェスコ・アィエツ作:絵画:【フォスカリ】が舞台の原画となり
伝統的な時代背景を尊重し再現され~ 中世の絵画が動き出す様に舞台が
展開されルネサンスの柔らかな色調が装置 & 衣装に反映された~☆彡

オーソドックスで壮麗な演出:オートクチュールの様な繊細な職人技を
駆使した衣装:込んだディテールの装置、初日の中継放送ではクラシック
過る面を案じたが映像に映り出されない~ 黒子に因るコミカルで軽快な
振付 & モダンなバレーの動きが随所でバランス良く挿入され、ドラマを
盛上げ視覚的にも、悲観的な暗いシーンに終始せず、心浮き立つ満足感を
味わえた~ΘΨΘ

年明け早々巴里バスティーユの公演に心奪われ~ 初めての出張観劇となった
スカラ座 ≪二人のフォスカリ≫ バスティーユ ≪ イル トロヴァトレ≫ に
続き素晴らしいヴェルディ作品を立続けに~ 充実した歌手陣に因る贅沢な
公演を観劇出来、感謝 & 感動~\(^o^)/

余談:
そう云えば~ 既にうっかり忘れた昨年暮のヴァレンシア ≪ マクベス ≫ を
皮切りにスカラ座 ≪ ジャンヌ・ダルク ≫ ストラスブール ≪ トラヴィアータ ≫
全てヴェルディ作品~ふぅっ!! 個人好みの美声揃いで聴かせて頂けた何て
宝くじに当った様な幸運~有難き幸せ~◎[晴れ]

   ~~~~~ I DUE FOSCALI ~~~~~

2016年3月9日 ミラノ*スカラ座 ≪ 二人のフォスカリ ≫
指揮:Michele Mariotti / 脚本:Olivier Lexa / 振付:Alla Sigalova
演出 & 舞台装置:Alvis Hermanis / 衣装:Krist?ne Jurj?ne
照明:Gleb Filshtinsky / Video:Ineta Sipunova
Teatro alla Scala Chorus and Orchestra
スカラ座:コーラス & オーケストラ
Students of the Academy's Ballet School
アカデミーバレースクール生徒
New Teatro alla Scala Production:スカラ座 / 新演出
Francesco Foscari:Placido Domingo / Servant:Till Von Orlowsky
Jacopo Foscari:Francesco Meli / Foot soldier:Azer Rza-Zade
Lucrezia Contarini:Anna Pirozzi / Pisana:Chiara Isotton
Jacopo Loredano:Andrea Concetti / Barbarigo:Edoardo Milletti

☆フランチェスコ・メリ:素晴らしい歌唱力~ 演技も頑張って
居るが [ 演技 ] していると言う感じで、自然体のニュアンスの
表現が難しく:ドラマティックにあと一歩届かない~( 苦笑 )
演技力が未熟な点が、存在感を希薄にしているのだろう~ЮΘ

★二幕 @ 牢獄で死者の亡霊に怯えるヤコボ~ 獅子の台座に
寝転でご登場『おいおい~ 寝転んでて良いのかい?』風[曇り]
気を失いルクレッティアに抱起される時、膝枕風で悲壮感を
伴わない~( 苦笑 ) 妻への最期の別れも哀愁が感じられず~
ちょっと元気過ぎで表情が歌詞と合わない面も~ ご愛敬!!

☆初日、天井桟敷からブーイングのシャワーを浴びたソプラノ
アンナ・ピロッテイ:この役はハードな歌唱を強いられる曲:
この日は、ブラボーの嵐を浴びた~ブラボー!!!

☆初日のライブ放映を観劇した時は、≪ シモン・ボッカネグラ ≫ の
舞台構成や総監の衣装が相似の為 ≪ シモンB ≫ を思い出すシーンも
否めなかった~◎▽Ю◇● 然しライブは、まるで想定外だった~[m(_ _)m]

追記:
『この演出家:相手が巨匠:プラシド・ドミンゴになると、これ程違う
創作を出来るのか~? 前代未聞の最悪な≪ファウストの劫罰≫ の後に?』
『 あの演出は、ドミンゴも妥協しなかったであろう~』 と嘆き節を語る
仏評論家。 個人的には当初から興味なく公演スキップ:観劇してない為、
評判だけでは何とも判断出来ないが~▽×◇×

※若手指揮者:ミケーレ・マリオッティ曰く『 ドミンゴは我々若手と
生徒の様に気楽に接して、アドヴァイス呉れるので、非常に良い経験が
得られる』と @ インタヴューで~ \\◎^●^◎//

>>>~~~<<<~~~>>>~~~<<<

※ヴェルディ作品:ポピュラーな曲は、ほゞ全て何回も観劇したが、
残念ながら機会無く聴き損なったライブ ≪ ジャンヌ・ダルク ≫
≪ 二人のフォスカリ ≫ を聴く機会を得られた事は、バリトンに転向
した、ドミンゴ氏のお蔭だろう~( 笑 )

≪ 二人のフォスカリ ≫ は1989年に、フィリップスのCD入手
フォスカリ父:Piero Cappuccilli /
フォスカリ息子:Jose Carreras /
妻:ルクレッティア:Katia Ricciarelli /
ロレダノ:Samuel Ramey

※好きな歌手陣で構成されて居た為、購入:当時は良く聴いた。
今、聴き直すと本当に素晴らしい配役に恵まれたCD~☆彡
特にカティアの [ ルクレッティア ] は、美しい声質の高音を
奏でる~*(^^♪*

仕事と懐事情から、当時は巴里*オペラ座さえも足を踏み入れる
機会は少なく、まして他国への追っかけ観劇等、ドミンゴ出演目に
限られ序に前後で可能な日程挿入が予算的にやっとだった ( 苦笑 )
オペラ三昧に暮らせる老後~ 幸せな観劇に感謝感激~[黒ハート]

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

ジャンヌ・ダルク ★ スカラ座 @ 開幕公演~(^^♪ [ミラノ.it]

想い叶って~ 待ち侘びた ≪ ジョヴァンナ・ダルコ ≫ スカラ座:開幕公演:2日目
観劇 & 感激~☆彡(^^♪  素朴で愛らしい羊飼い【ジャンヌ】天声に導かれる侭に
勇ましい戦士へ闘志を燃やす 少女ジャンヌ の夢を追った ? と云うより狂気を帯びた
妄想をリアルに描いた演出と云うべきか~◎★*

各楽器から惹き出される単独パート:美しい自然の描写~ 激しい戦い~ 哀愁漂う
親子の情へと、職人技の振るタクトから繊細に湧き出る一音一音:微妙なニュアンス
伴う演奏~ マエストロ:リカルド・シャイのタクトと共に観客の空想は広がる~(^^♪
変化する舞台~ ジャンヌの衣装 & CG映像で物語を紡いだ~ΨД¶

殺風景な部屋の一室で展開される [羊飼いジャンヌ ⇒ 戦士ジャンヌ・ダルク]へ *
ベッドに横たわるジャンヌ~ 往診を終えた医者が立去る場面で開幕 ≪椿姫≫
最終章が思い浮ぶ ⇒ 演出設定だった様な~▽

マエストロ*リカルド・シャイは想定内:久々と云うより何十年ぶりに聴く
オペラ指揮だったが、イタリアン熟知のマエストロ 醸すニュアンスは絶品~♪^^♪
ジャンヌ*アンナ・ネトレプコ:磨きの掛るテクニック駆使の繊細な美声は輝き
見事だった~(^^♪  仏王カルロ七世を演ずるフランチェスコ・メリ:エレガントで
リリカルな安定感のある音色~ 三役揃い踏み:外れる訳が無い?~☆彡 
優雅な一夜を更新~ 感謝観劇~有難う! grazie mille!!

~~~~~^*^~~~~GIOVANNA D’ARCO ~~~^*^~~~~~

2015年12月10日 ミラノ*スカラ座≪ジョヴァンナ・ダルコ≫
指揮:Riccardo Chailly / 演出:Moshe Leiser / Patrice Caurier)
装置:Christian Fenouillat / 衣装:Agostino Cavalca
照明:Christophe Forey / ヴィデオ:Etienne Guiol
振付:Leah Hausman / コーラス:Bruno Casoni
Teatro alla Scala Chorus and Orchestraスカラ座オーケストラ&コーラス
New Teatro alla Scala Production:スカラ座 / 新演出
Carlo VIIカルロ七世:Francesco Meli
Giovannaジョヴァンナ:Anna Netrebko / Delil:Michele Mauro
Giacomo父ジァコモ:Devid Cecconi / Talbot:Dmitry Beloselskiy

プロローグ演奏途中で幕が降り始め次なる展開が楽しみ~ と期待する中
途中、左端が何かに引掛り降幕せず~ 仕方なく再度全体を揚げたが~
修正:成す術無かったのか~? 幕が開いた侭、ジャンヌは寝た侭~ 中途
半端な状態で 只々演奏が続いた~^●^

初日から二日目:公演、時にこんなハプニングも起こり得る~ふぅぅっ!
病の床 ? から呼び覚まされ立上るジャンヌ:アンナ・ネトレプコ:ドラマが
動き始める*@* チュニックタイプの白い長い部屋着姿から裾を切離し
ミニ:チュニック & 白いタイツの少女:長い髪を無造作に切り落とし~
徐々に戦士ジャンヌダルクへ変身~ЮΨ

金箔の巴里 @ ピラミッド広場のジャンヌ・ダルク像の様な衣装でご登場~ 仏王
カルロ七世:フランチェスコ・メリ~ 立派では有るが金箔メイクは超大変そうで
お気の毒~[涙][涙] 軽い素材では有ると思うが、動き難そうな鎧姿にも拘らず~
益々演技上達:頑張っていらした現代の若手ホープ~☆彡

ザルツブルグ @ コンサート形式で聴いてから、いつの日か舞台を観劇したい
と祈った~が、まさか願っても無い:スカラ座、シーズン開幕:公演と伺って
朗報に歓喜~◎^●^◎ 更に好きな指揮者 & 聴きたい歌手陣と云う豪華
キャスト☆彡 願い叶って感激 \(^o^)/

今一盛上りに掛けた舞台構成、開幕公演としては地味でコンパクトに収められ
インパクトに欠け残念だったが、充実した演奏 & 歌唱に救われ、素晴らしい
一夜を満喫させて頂いた~(^^♪(^^♪ 昨年から始まった?? 初日のライブ放映
バックステージは非常に興味深く、知らない舞台裏のご苦労に頭が下がる~[m-.-m]

仏演出家のインタヴューで『物語展開の背景が余りに広範囲の為、ステージで
リアルに表現する事は難しく、全てを夢の中に閉じ込めた』そうな~[曇り][曇り][曇り]

そんな訳で悪魔に身を捧げた娘:ジャンヌを心配する父:ジャコモ家の寝室 @
夢物語~? の幕が開くと病に伏す ≪ 椿姫 ≫ の最終場面をダブらせた??
幻の仏王も解り易い金箔創痍で、ご登場~!?! 今回は多少の予備知識で赴き
解り易く、充実してポジティヴに舞台を楽しめた~\(^o^)/

只、本来~ バリトンが揃って三役であるが、今回:カルロ・アルヴァレス:
父・ジァコモが風邪でキャンセル。 初日~3回程:ダヴィッド・チェッコニが
代役を務め音質声量共に良かったが、急な代役 & 演出の関係も有るのだろうか、
存在感希薄で残念だった。

大聖堂の精巧な模型や楽屋で起す爆破(テロのご時世に)聖堂の魔除け怪物の
衣装等:舞台製作責任者のインタヴューから伺った表舞台を支える裏方さんの技
技術と時間 & 莫大な費用等に加え、オケ / コーラス等、携わる多勢の人件費~*
気の遠くなる様な作業 & 頻繁なリハーサル~ 総合芸術が生まれる工程 & 情報を
頂き、舞台が成立って居る事を改めて心に刻んだ~** チケット代が高額になる
のは当たり前~ 愚痴など云っては罰が当たりそう~( 苦笑 )~[m(*/*)m]

>>> 補足:変な夢から覚めた朝、何となくあの演出が理解出来た~( 苦笑 )
物語に準じ色々ごちゃごちゃ登場したが、良く考えるとしっかり構成されて居た。
馬にまたがる金箔のカルロ七世が床に沈んで消えて行き、殺風景な部屋に戻り~
終幕を迎えたシーンに物足りなさを感じた~¿ 然し振返ると総合的に素晴らしい
公演だった~☆彡 <<<

~~~~~~^*^~~~~~~~~~~^*^~~~~~~~~~~^*^~~~~~~

オートクチュール & プレタポルテのファッションショーの仕事に携わった頃を
思い出しながら~ 準備の慌ただしさ緊張感等思い出しつゝ~ あの舞台裏とは
単純比較は出来ないが非常に興味深いインタビューを伺い、たった2時間足らずの
上演時間にも拘らず、初日を迎える迄の気の遠くなりそうな膨大な人間技の集結
オペラの醍醐味を改めて感動:感謝~☆彡

……….>>>…………<<<…………>>>…………<<<………

余談:
時差ライブ放映を観た友人『ネトレプコ:映像で観る限り相当太りましたネ』と
云われたが、生の舞台は遥に異なる事が判明~▽◆ カメラの捉え方にも因る
だろうが広い舞台で全身を観ると、少年の様なジャンヌの姿は下半身スリムに
引締りバランス取れた体系、太ったとか~ 感じさせず役に馴染んで居た~*★
気取らず愛嬌のあるオープンな性格が、伊ファンに好かれるのだろう~☆彡

フランチェスコ・メリ:巨匠を離れ堂々の存在感を身に着け、ネトレプコとの
共演も多く、息の合った演技:歌唱:特にデユエットは美しかった~◎^●^◎
何時もドミンゴの陰で遠慮がちだったが~ 今後の飛躍が益々楽しみなメリさん~[黒ハート]

其々感想は色々異なる。。 昨年の≪ フィデリオ ≫ を好むとか~ 然し、ヴェルディ
とは云え長年上演されずに放置された無名に近い作品:随所に美しいパートを
含みながらも派手な盛上りは少ないが、個人的には好きな曲~(^^♪
情感豊かに繊細なニュアンスを醸す、リカルド・シャイの指揮は、勢いで振り切る
ダニエル・バレンボイムとは根本的に違うだろう~(^^♪

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

フィデリオ * シーズン開幕公演 ☆ スカラ座~♪♪ [ミラノ.it]

≪ フィデリオ ≫ 音楽の素晴らしさに感動~ 初から終りまで惹きつけられる
大好きな曲~☆彡 命を懸けた夫婦愛~ 絆~ アニヤ・カンプに感涙~仝ΨД
スカラ座も日替りメニュー~ 心配をよそにオリジナルメニューを満喫~ホッ(^^♪

お目当ては勿論*ファルク・シュトルックマン @ドン・ピザッロだったが~
フロレスタン=クラウス・フロリアン・フォグト澄んだ美声が何か物悲しい印象を醸し
ドラマティックで無い所が逆に 『 長年囚われの身~ 茫然と諦めの胸中 』 侘しさが
伺え非常に良かった☆

初日から日替り迄、毎日聴いて居る関係者:同じ声質好みの感想は~??
『 観客は、ヨナス・カウフマンと云う事で歓声が上がったが、声としては何聞いても
同じヨ~』 と想像通りの意見だった~!! 何れにしてもTECのコンサート形式で既に
聴いて居るが~ 別にカウフマンの唸り声に興味も魅力も感ぜず。 ドラマ性には
欠けるが無理せず伸びる:ピュア-な音質 @ フォグトの美声が遥に好い~♪(^^♪

特に今回の二幕目 @ ペーター・ホフマン(生で聴いては無いが~) を彷彿させる
雰囲気で非常に良かった?? 余りに綺麗すぎて軽々高音が出る為、衰弱した力の
なさを感じさせ~ 舞台:衣装:演技共~ 個人的イメージ ≪フィデリオ≫ らしい
公演で満足感を得られた~◎●◎

戦時中の憲兵:悪い奴風が益々板に付いたシュトルックマン~ ドン・ピザッロ:
スカルピア:イヤーゴ ~と悪役は逸品~!! 一回り太くなった独逸製:樽腹~
時代劇の悪代官とダブル~(笑)▼◆ その凄みとカリスマたるや半端では無い~!!
レオノーラ @ アニヤ・カンプの歌唱力が相応~ & 益々貫禄を付けたロッコ:
クワングシュル・ユン 三者の~ 強力な声量 & 演技で激しいドラマを展開~
少ない出番で存在感が心配だったが十分な力量発揮~フォグト:フロレスタン~ΨЮ¶

想い思いに心情を奏でる四重唱の多い ≪ フィデリオ ≫ 随所で美しく
& ドラマティックな情感あふれる心地良いハーモニーを聴かせて頂いた~◎♪●♪◎
特にマルツェリネ:モュカ・エルドマン〈と発音するのか?? Mojca Erdmann〉
役柄:雰囲気 相応の愛らしい美声を奏で:マルツェリネを好演~◎☆◎
レオノーレに恋するはにかみ~ 正体を知りやるせない思い~ 打ちひしがれる
ミニスカートの女学生:風貌~ 純粋な恋心が身につまされる~@@@

初日:オンタイムのバックステージを興味深く鑑賞したが~ 途切れ途切れの
放映で実態は掴めず~ 朗々と奏でる声質は美しいが心に響かず~ 捉われの身
レオノーレに逢えない苦悩が感じ取れない:フロレスタンが心配だった~ ψξ¶
男装して迄、必死に探し求め~ 救出を模索するレオノーレに対し少々物足りなさが
否めなかった~ が既に調子を崩してられた様な~▼■▲

舞台で生で聴いて居ると~ 長い月日:陽の当らない地下牢で~ 生気を無くした
と解釈出来るそんな雰囲気が漂っていた~◎▽● フォクトの美声はピュア過ぎて
時代劇:殿様役の様に~ ローエングリン:パルシファルが金髪の容姿からも適役
と納得させられる~☆???☆

『本調子では無いけれど今夜は歌う~』と本人に聞いた関係者談~ にも拘らず
素晴らしい美声を奏で~ 闇の中に涙を誘うフロレスタンが横たわって居た***

最終場面を観ればフォグトだけでなく、誰もが声 & 喉を痛めるだろうと理解出来る
凄まじい量の埃~ 天井を見上げライトに照らされ降り注ぐ砂埃~ 此方も口元を
抑える程に~~■◆×◆■ 問われる演出家の良識~¿?
只、時代詐称した割に全体的には纏まり~ 特に二幕目は歌手陣の素晴らしい
歌唱 & 演技でドラマを成功させた~☆♪♯※♪♭★ 感動的な公演だった~◎◎

   ************* Fidelio *************

2014年12月13日 ミラノ*スカラ座 ≪ フィデリオ ≫
★指揮:Daniel Barenboim / 演出:Deborah Warner
舞台装置&衣装:Chloe Obolensky / 照明:Jean Kalman
Leonore:Anja Kampe / Don Fernando:Peter Mattei
Don Pizarro:Falk Struckmann / Rocco:Kwangchul Youn
Florestan:Klaus Florian Vogt / Erster Gefangener:Oreste Cosimo
Marzelline:Mojca Erdmann / Jaquino:Florian Hoffmann
Zweiter Gefangener:Devis Longo
New Teatro alla Scala Production:新演出ミラノ:スカラ座
Teatro alla Scala Orchestra and Chorus:スカラ座合唱団 & 管弦楽団

☆ダニエル・バレンボイム:スカラ座最期の開幕指揮になるが
まぁバイタリティは凄い~ 特にシュトルックマンはエネルギッシュな
声量なので~ ドン・ピザッロの時 @ ダニエルは馬鹿力で思い切り
振り過ぎの感は否めず~ 腹立たしかった〈不平〉

……………………………………….
余談
何だかんだ個人的に色々振り回された一週間~フゥッ~ ミラノ出発前日11日
PCチェックイン終了 & プリント・アウト @ 5分後:緊急??メール着信
『エッ~?? 嘘~』狐に抓まれた様なお知らせ~▽×◆

[ 明日の搭乗予定フライト:キャンセル]??? 驚きより 『 何是~冗談~??』
としか思えず~ 幸いこう云う時:効用を発するAF顧客回線へ @ 待たずに
状況確認 及び 情報取得『 ミラノ管制塔のスト 』寝耳に水の返答~
ミラノの社会情勢まで知る由も無く~ 個人的予定変更に奔走~フゥッ※

と言う訳で13日の早朝フライトで一路ミラノへ @ 無事着~ホッ~ΨДΨ
今更ながら~ こんな事も有るんだ風に受止め~ 同時発生した携帯問題も
出発が一日延びたお蔭でクリアー 【 災い転じて福~?!!?】と云うべきか〈苦笑〉

スカラ座:平土間一列目 @ ファルク歌う真正面:邪魔無しで集中して聴ける
幸運にも恵まれ~ 素晴らしい宵を満喫~☆☆彡 不運にめげず【振返れば~】
運も向いて呉れるのかな~??と~感謝感激~!!!!
レオノーラ & フロレスタンの様に最期まで諦めず~ 幸せを掴む物語と自身を
勝手に重ねた~〈笑〉!◎^●^◎!

**************************************
スカラ座 @ 開幕シーズンは、ドミンゴ ≪ オテロ≫ 初日観劇以来~
あの晩は、スカラ座リニューアル:オープンも兼ねて華やかだった~♪♪
演出:舞台:衣装が豪華だった事に加え~ リカルド・ムティ:
プラシド・ドミンゴ:バルバラ・フリトリ~と我々の時代の知名度
スター性カリスマ保持者が揃い~ 昨今の コンテンポラリ @ 味気ない
演出とは違い~ 初日に相応しい雰囲気を醸して居た~!◎^●^◎!

其の後、スカラ座:オープ二ングに興味は薄れ~ 特に演出:歌手陣に
惹かれる公演も無く~ ラジオ中継も聴か無くなった~@@@
が、今年は既に追っ掛け18年となる~ ファルク・シュトルックマン
スカラ座:開幕公演~ 見過ごせず現地へ跳んだ≪フィデリオ≫~☆※★
と云うか~ドン・ピザッロでは有るが~(苦笑) 何回聴かせて頂いたか~??

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

1997年4月27日 ベルリン:シュタッツオパー≪フィデリオ≫
★指揮:Sebastian Weigle / 演出:Stephane Brauschweig
レオノーラ:Inga Nielsen / ロッコ:Rone Pape
フロレスタン:Sergej Larin / ドン・ピザロ:Falk Struckmann
マルツェリナ:Gabriele Fontana / ジャッキノ:Andreas Schmidt

1997年12月12日 ベルリン:シュタッツオパー≪フィデリオ≫
★指揮:Sebastian weigle / 演出:Stephane Braunschweig
レオノーラ:Gabriele Maria Ronge / ロッコ:Rene Pape
フロレスタン:Reiner Goldbeg / ドン・ピザロ:Falk Struckmann
マルツェリナ:Carola Hohn / ジャッキノ:Par Lindskog

1999年6月30日 ベルリン*シュタツオパー ≪ フィデリオ ≫
★指揮:Sebastian Weigle / 演出:Stephane Braunschweig
舞台装置:Stephane Braunschweig & Giorgio Barberio Corsetti
衣装:Bettina Walter / コーラスマスター:Ernst Stoy
Leonore:Inga Nielsen / Don Fernando:Hanno Muller-Bracmann
Don Pizarro:Falk Struckmann / Rocco:Rone Pape
Florestan:Johan Botha / Erster Gefangener:Bernd Riedel
Marzelline:Carola Hohn / Jaquino:Stephan Rugamer
Zweiter Gefangener:Devis Longo

2000年10月21日  NY :メトロポリタン ≪フィデリオ≫
★指揮:James Levine/ 演出:Jurgen Flimm
レオノーラ:Karita Mattila / ロッコ:Rene Pape
フロレスタン:Ben Happner / ドン・ピザロ:Falk Struckmann

2000年11月17日 ウィーン*シュタツオパー ≪ フィデリオ ≫
★指揮:Leopold Hager / 演出:Otto Schenk /衣装:Leo Bei
舞台装置:GuntherSchneider-Siemssen / 照明:Ernest Dunshirn
Leonore:Gabriele maria Ronge / Don Fernando:Geert Smits
Don Pizarro:Falk Struckmann / Rocco:Franz-Josef Selig
Florestan:Gosta Winbergh / Erster Gefangener:Bernd Riedel
Marzelline:Ildiko Raimondi / Jaquino:Herwig Pecoraro
Zweiter Gefangener:Friedrich Springer

```````````````````````````````````````````````````````
1985年6月29日 ウィーン*シュタツオパー≪フィデリオ≫
★指揮:Uwe Mund / 演出:Otto Schenk / 衣装:Leo Bei
舞台装置:Gunther Schneidr-Siemssen
Florestan:Gerd Brenneis / Jacquino:Helmut Wildhaber
Leonore:Gwyneth Jones / Marzelline:Edith Mathis
Don Pizarro:Peter Wimberger / Don Fernando:Hans Helm

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

シモン・ボッカネグラ*プラシド・ドミンゴ★ スカラ座~♪♪ [ミラノ.it]

ドミンゴ氏の ≪シモン・B≫ もう何回目になるだろう~●◎● パート2
とか~ 書いて有ったが、、 ベルリンSOB & スカラ座 = 共同企画 @ 舞台
装置に多少の手直しが加えられて居た~!! 勿論、キャストに変化も~▼◆

今やミュンヘンで売れっ子 @ アニャ・ハルテロス~ そろそろ親離れ~¿?
そして減量無しのガブリエルに愛想尽かし~ 今回は離婚かなぁ~(苦笑)
シモンは新しい娘:タチアナ・セヤン と出会う事に~ まぁ個人的には、
どちらかと云えば、ファビオ・サルトリに変って欲しかった。。変らぬ
一本調子で自己陶酔調に迫力の美声を奏でていらした~♪☆♪

ドミンゴの ≪ シモン ≫ 個人的には『 氏の声で聴くシモン~ 』
通常のバリトンが出せない高音域~ 情感を伴う声域のバリトン~
逆にテナーの出せない低音域まで~ 生の舞台で演技と共に発せられる音質
幅広い音域を自在に操るドラマティック歌唱好きファンを魅了~ 感動を
与えて呉れる~!!☆♪♪☆!!

この間、20年余りの友人:ドミンゴファンの仏女性が電話口で『 ねぇ~
如何思う~¿? プラシドのバリトン~¿? 何だかんだ言う人が居るけど~』と
意見を求められ『 個人的にはバリトンとしての評価対象で聴いて無いヮ~!!
バリトンの役柄を通して生の舞台で演ずる声が好き~ シモンはオテロと
同じ感動を受けるし~』と云うと、彼女『完璧に同じ意見~!! 私もそう~
心に響かない歌手は趣味じゃないの~!!』

歌に取って付けた様に演じ美声を奏でる~ 自己満足:陶酔型歌手も多い中
未だ希少価値の貴重な存在だろう~☆ カリスマと云うか、オーラと云うか
その場で~ 空気を通して感じ受ける雰囲気は言葉で表せない感触~☆
今回 @ ロンドン ≪ 二人のフォスカリ≫ を終えて日も浅く~ 精力的に
歌って居られたが多少:疲労感は否めなかった~ΨψΣ 然しながら
信じられないバイタリティを発揮~ 素晴らしい精神力と体力に脱帽~◎●◎

何回見ても美しい演出~ 舞台装置:衣装:色彩:デザイン感覚~ 改めて
イタリアン・センスに賛辞を送りたい~☆★☆ これ程の仕事を出来る
職人を抱える劇場は欧州では少ないだろう~** 贅沢な感性を駆使した
作品に巡り合える幸せ~ 観られるだけ & 聴けるだけ通いたい~ 好きな
声人が歌う限り~!♪☆♪☆!

*******SIMON*****BOCCANEGRA******

2014年11月6日 ミラノ*スカラ座 ≪ シモン・ボッカネグラ ≫
★指揮:Daniel Barenboim / 演出:Federico Tiezzi
舞台装置:Pier Paolo Bisleri / 衣装:Giovanna Buzzi
照明:Marco Filibeck
Simone:Plácido Domingo / Fiesco:Orlin Anastassov
Amelia:Tatiana Serjan / Gabriele Adorno:Fabio Sartori
Paolo:Artur Rucinski / Pietro:Ernesto Panariello

☆残念ながら今公演は、3月 @ ヴァレンシア程の感動は希薄だった。
キャストに因る面は否めない~▼◆▲ シモンとアメリアの親子の名乗り
& 最終場面:シモンに対するアメリア & ガブリエルに情緒無く~
ドミンゴに追従出来る演技派不在が、要因だろうか~ΨψηΩΣ¶

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

西部の娘 *プラシド・ドミンゴ ★ スカラ座 @ ミラノ~♪♪♪ [ミラノ.it]

そう云えばダフ屋で思い出したが~ たった一度~ スカラ座前のダフ屋からチケット
調達経験をした。 1991年2月:海外渡航自粛が発令された湾岸戦争勃発の折~
『当社は自粛したら秋冬は食べて行けない~』とのトップ命令でミラノ出張決行~!!!

雪のちらつく厳寒の中~ 凍て付く歩道に足を取られながら取引先を訪問途中、偶々
通り掛ったスカラ座前でダフ屋に遭遇~!! 渡航自粛は日本のみならず各国同様 ??!!
お気の毒なダフ屋のおじさん~ プラシド・ドミンゴ ≪西部の娘≫ でさえ チケット
売れない程~ 観光客も冷え込み~ トホホ状態~!! 

割引こそ無かったが~ 一割増し程度の価格に飛びついた~!! 同行の出張者に
『今夜オペラ行くけど~』 と云うと『 一緒に観たい 』と此の晩、平土間正面:視界
良好席で思いがけずドミンゴの ≪ディック・ジョンソン≫を堪能~♪♪ 
ジョナサン・ミレー演出で舞台 & 衣装の素晴らしい公演を満喫~*★☆★*

ピンチにチャンス~!! 悲壮な状況下の出張も一瞬に癒され~ホッ~(微笑)*♪*♪*

* ****♪********♪********♪********♪********♪*****

この略一月前、1月17日 フィレツェ&ミラノ出張から帰宅した深夜11~12時頃:
ニュースを聞こうとラジオのスイッチ・オン 『 ボンボン~ダダァ~ン~!@! 』
いきなり爆撃の音が耳に飛び込み驚く間もなく 『 聞こえますか~?!! 今 イラクに
空爆が落されました~』 “エェッ~??” 現地からの開戦実況中継だった~*XX*
戦争生中継~?? まさかの衝撃~生まれて初めて身近に【戦争】を感じた瞬間~
こんな風に簡単に起きてしまうもの~?? と改めて戦争の恐ろしさを認識させ
られた~¶ΨΣ§ΩΘ¶

その後の⇒2月ミラノ出張 & 3月:日本出張~と渡航自粛せず業務遂行~ 一緒に
来日した取引先:仏人と『二階のビジネス席~ がら空きだったよネェ~ でも
あの時の方が安全対策がしっかりして~ 今のテロより安心だったかも~』と
昔日を振返る~`@`@` 幸い、お互い未だ元気に生きて居る~ふぅぅっ~!Σ!Σ! 

*****@********♯********♭********★*******@*****

1991年2月7日  ミラノ:スカラ座 ≪西部の娘≫
★指揮:Lorin Maazel / 演出:Jonathan Miller / 衣装:Sue Blane
Dick Jonson:Placido Domingo / Jack Rance:Juan Pons
Minni:Mara Zampieri /Nick:Sergio Bertocchi
Sonora:Antonio Salvatori / Larkens:Pieto Spagoli

☆演出:舞台装置&衣装は美しく~レトロ感覚のマカロニ・ウエスタン~ 皮の
ロング・カウボーイコートを羽織った~ディック・ジョンソン:ドミンゴは格好
良く~ まるで本場の西部劇を観て居る様だった~!♪!♪ 

☆お人好しの人柄が演技にも出て~?? 人情味ある保安官になってしまった
ジャック・ランスを好演のファン・ポンス~~*@* ジョナサン・ミラー:
ほのぼのマカロニウエスタンには~ぴったりだった~!!

☆色彩感覚&デザインが素敵な衣装に~ 内容も初心者に解り易く~ 生まれて
初めてオペラ観劇した同行者も喜んで居た~*** 

     *****@*********@**********@**********@*****
1984年5月26日  バルセロナ:リセウ ≪西部の娘≫
★指揮:Romano Gandolfi / 演出:舞台&衣装:Piero Faggioni
  Dick Jonson:Placido Domingo / Jack Rance:Silvano Carroli
  Minni:Marilyn Zschau / Nick:Piero di Palma / Sonora:Enric Serra

☆バルセロナ:リセウ劇場の火災前~ ≪オテロ≫ 後、2度目のドミンゴ舞台鑑賞~ 
当時、未だ40代前半の頃で~ 迫力の美声は例え様の無い程の圧巻~!!!  
以来30年ドミンゴに匹敵する容姿& 力強い広音域の豊かな美声~ドラマティックな
名演技を伴うテナーに巡り合っていない~~!Ψ¶§! 

☆ディック・ジョンソンが捕り縛り首になる前『自由になって遠くへ行った~と
ミンニに伝えて呉~』と熱唱~@★@ 情感籠った美声~ 感動のアリア~ 今尚、
背筋をゾクッとさせる~!!! 鳴り止まぬ拍手&ブラボー『ビス~!! 』の嵐~♪♪  
エェッ~!!  変らぬ声量で余裕のビス披露~ 此の晩の貴重な体験は生涯忘れ
られないだろう~!@!!@!

☆ロンドン:ROHの演出~ 西部劇は昔から大好き~ イメージが膨らみ~何回も
リピートした好きな演目:ドミンゴのディック・ジョンソンは素晴らしかった~♪♪
他の歌手で聴いたのはスカラ座91年演出をリピートした一回だけ~ 然し覚えて
居るのは観たと云う事だけ~***
   、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
1988年4月15日 ウィーン:シュタツオパー≪西部の娘≫
★指揮:Leonard Slatkin / 演出:Wolfgang Weber
  Dick Jonson:Placido Domingo / Jack Rence:Silvano Carroli
  Minni:Mara Zampieri / Nick:Helmut Windhaber / Sonora:Georg Tichy

☆昔の欧州人がイメージした西部劇風~と云う印象で影の薄い演出だった~*
然し歌手陣は~ 迫力の美声を奏でたディック・ジョンソン:ドミンゴ~ 適役
ジャック・ランス:カローリ~ 体当りミンニ:ザンピエリ~ 申し分無い三役が
揃い好演~!!@!! ディックがたばこを吸って~ 咽た記憶も~~?!!
     、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

1991年10月23,26 & 29日 NY:メトロポリタン≪西部の娘≫
★指揮:Leonard Slatkin / 演出:Giancarlo del Monaco / 舞台&衣装:Michael Scott
Dick Jonson:Placido Domingo / Jack Rance:Sherrill Milnes(George Fortune 29)
Minni:Barbara Daniels / Nick:Anthony Laciura / Sonora:Kim Josephson

☆流石:NY:メト~ 開拓時代【 OK牧場の決闘 】?!! デル・モナコ演出は西部劇
映画を彷彿させた~** このメンバーで聴いたのは23日だけ~ 26日:ドミンゴ:
キャンセル~ 29日:ミルンズ欠演~と云う事で残念ながら3回聴いたが~この
配役の23日だけが最高だった~!!

☆ミルンズ & シルヴァノ・カローリはジャック・ランスとして声と表情に凄みを
感じさせた~* 此の二人~≪トスカ≫ スカルピアも聴いた事が有るが、何時も
怖い位の凄みを利せた迫真の演技に圧倒された。
     ¶********§********Ψ********Σ********Ω********♪

最期の【ディック・ジョンソン】を聴いてから既に20年余り~ あの美声は戻らない
もう聴けない~ 今聴ける声を大事に聴こう~!♪!♪! とか云いながら又、出張観劇に
拍車が掛る~ 直ぐ目の前に迫り来る2013年の幕開けや如何に~*☆*☆*

    ♪****★****♪*********@****☆****♪*********@****★****♪
        *****@********♯********♭********★*******@*****
         ¶********§********Ψ********Σ********Ω********♪


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

ヴェルディ:リゴレット★スカラ座~♪♪♪ [ミラノ.it]

パワフルでエネルギッシュな~ マントヴァ公に魅了された~ スカラ座 ≪リゴレット≫
11月6日:初日~ 先日のマラガのコンサートに比べれば~ 少々固まって居た感も
否めない~♪!!!♪ どんな歌手も初日は相当緊張すると伺ったが~ 舞台慣れした
ヴィットリオ・グリゴロも~ やはりスカラ座のヴェルディ ≪リゴレット≫ ともなれば
緊張も半端では無いかも~★@★@★

今宵はオペラファン~ ヴェルディ・ファン & ヴィットリオ・ファン~?!!! 満足な
夕べに酔いしれたメロマンが集い音楽好きの幸せな空気が漂っていた~** 完璧に
時代を再現した様な見事な演出:舞台装置:衣装~ 素晴らしいとしか表現出来ない
美しさ~♪★♪ スカラ座の演出は芸術的センスを極め~ レトロな美的感覚は最高~
舞台&衣装は素材も色彩感覚も豪華~ 流石>>スカラ座~ ミラノ迄出向く価値のある
総合芸術に遭遇出来る喜びが~ 更なる興味を掻き立てる~!!*!! 

特筆はジルダ:エレナ・モシュック~ 感情の籠ったドラマテックな美声の素晴らしい
歌唱&演技に心打たれ~ 幕を追う度に引込まれて行った~♪@♪
リゴレット:ジョルジュ・ガニツェも良かったが~ ダブルキャスト:シュテファン・
ポップと組んでいる ゼリコ・リュシック~ 巴里で聴いた時の印象が強く~ 声により
ドラマ性を感じた記憶が残る~ 今年聴いたリゴレット3人の中では個人的に一番
[ リゴレット] の哀愁を感じさせた気がした:Zeljiko Lucic *** 

元気溌剌のヴィットリオ・グリゴロ:マントヴァ公~ まるでスパイダーマンか
バットマンの様な鮮やかな身のこなし~*** リゴレットの館に忍び込む時~
肩に掛けた外套をなびかせ暗闇を矢の如く走り過ぎた~ 一瞬『アッ~!! 』と云う間に
階下に降りて忍び込んだ早業⇒ 幾らエネルギッシュと捉えて居ても~ マンドヴァ公
としては少々元気良過ぎ~?!  最速すぎかな~(苦笑)*@*@* 

千秋楽迄にはもう少し、深みを増して安定した落着きの有る声 & 動作が期待できる
だろう~!!! 本当は諸事情に因り最終日17日が希望だった~ が今回も苦難の挑戦の末、
入手出来たのは、初日6日をゲット~ホッ!! 其の後は全公演チケット0 の侭~
公演日直前迄~リターンは 出無いのだろう***  

取れただけでも幸運と感謝すべき~ 素晴らしい公演に陶酔~!!★♪♪★!! 一幕一場は
本当におとぎの国~ 夢の様な美しい舞台で感激だった~*@*@ 『やっぱり来て
良かった~!!☆!! 』こうした貴重な歴史美術館:博物館に展示されそうな~ 舞台装置:
衣装の演出が何時迄も継続され~ 公演される事を祈りつゝ~!!! 今回は二階の
ボックス席 @ 一列目~ 舞台被り付きでは無かったが~ 全体を通しての動き& 離れた
位置からの声を堪能出来た~♪***♪

お隣は、ミュンヘンからの大オペラファン~?!! ヴィットリオのファンでは無かった
が少々難しそうな~ 玄人オペラファンの独紳士 に『どうしてミラノまで~?? 』~と
面接風に質問され『現代のオペラ公演でこれ程素晴らしい舞台演出を観られるのは
ミラノくらい~ 特にエジォ・フリジェリオの舞台装置は見事、残念ながらグロテスク
な現代演出:モダンと云われても興味半減~』 と率直に申し上げると。。『同じく
実は私もそうです』 と今回は歌手陣も然る事ながら、舞台演出ファンも多勢だった
様だ~!!*!! 

初日の為、舞台挨拶に立たれた演出家:デフロ&フリジェリオ両氏~ 可愛い息子?!
孫~?? の様にヴィットリオの頭を撫で抱擁して居た~ЮΨ 舞台関係者に可愛がられ
舞台稽古でも評判良いのだろうと察する~!! 心持ヴィットリオへの拍手は何時も程
伸びなかった~!! 初日の観客を察してか?!~ヴィットリオも何時もの様に、派手に
はしゃいだ挨拶は無く~静かに終えた~!!!!! 

ヴェネゼラ出身の若手指揮者:グスタヴォ・デュダメルもよかった~!!! 舞台挨拶時、
指揮者が揃った所でひと声『ブーイング』が出たが~誰に対して~?? 若し指揮者に
対してで有れば~イタリアは意外と外国人差別意識が強いので~ 嫌みだろう~か~??

残念ながら来シーズン~ ヴィットリオ不在で再訪はお預けかも~!! でもスカラ座~
伊オペラファンでもう 『 ヴィットリオ・グリゴロって誰~? 』 と云うイタリア人も
居ないだろう~!!! 今春のロンドンROH ≪トラヴィアータ≫ でキャンセルの時~ 
隣席のご婦人方が伊人だったので 『 Sig グリゴロ~キャンセルで残念ですネ~!! 』と
話すと 『エェッ~? 誰~? 知らないゎ~!!』 との返事~??!!! 此方が驚いた~@`@`@

ご婦人方はスカラ座:アボネ(年間チケット購入) のオペラファン~にも拘らずだった。
其の上『最近のスカラ座は面白くないゎ~』と嘆いて居たが~なんと贅沢な~***
でもきっと ≪ボエム≫ & ≪リゴレット≫ で、グリゴロの存在に気付いた筈~@`@`@ 

久々のスカラ座~ 今年は3回も訪れる機会に恵まれ、満足行く歌手の公演を観劇出来
幸せだった~♪♪ スカラ座は同じ演目を立て続けに、一日置き位に公演するが大掛な
舞台装置の関係も有るのだろう~ 最近は一幕毎に休憩する舞台装置が少なくなって
いるが~ 古いスカラ座の演出は休憩を取らないと無理な装置~?!! 歌手は日替り
配役に気を付けないと大事に至る~***

スカラ座が日替り配役を明確に表記する様になったのは、つい最近ネット導入から 
昔は年間公演プログラムに日替り歌手の名の明記は無く、出演者情報と日程だけ
だった。 出演者に名前を連ねてもキャンセルした後の情報は得られない~!! 
ネットの発達に因り便利な世の中になって安堵~!!! 大事に至った経緯は又機会が
有れば~!!!
    。。。♪。。。。。。。。♪。。。。。。♪。。。。。。♪。。。

2012年11月6日 ミラノ:スカラ座 ≪リゴレット≫
★指揮:Gustavo Dudamel /
演出:Gilbert Deflo / 舞台装置:Ezio Frigerio / 衣装Franca Squarciapino
マントヴァ公:Vittorio Grigolo / ジィオヴァンナ:Anna Victorova
ジルダ:Elena Mosuc / マッダレーナ:Ketevan Kemoklidze
リゴレット:George Gagnidze / スパラフチル:Alexander Tsymbalyuk

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

グリゴロvsリュスティオニ*ラ・ボエム★スカラ座~♪♪ [ミラノ.it]

個人的好みとしては消化不良に終ったミラノ:スカラ座 ≪ラ ボエム≫出張観劇~* 
いつもの様な感激に浸れず少々残念~@*@ 余り期待せず出掛けたのが救いかも。 

夏の野外劇場の公演とオペラ座で聴く雰囲気は根本的に違う~ それも歴史的伝統を
持つスカラ座で聴く ヴィットリオ・グリゴロ~ 初観賞と云う感動~ 勿論期待した
≪ラ・ボエム≫♪♪  特に伝統の重み独特の雰囲気が漂う客層~ 他劇場に比べ装いも
シックで~ リべラル& カジュアル派の多い現代的な巴里オペラ座とは~空気も
ひと時代違う~!!!

各国からオペラファンが駆付ける~ 本場イタリアで聴くイタリア演目~ 伊スター
歌手が歌う公演となれば場内はより盛上る~?!!? 紳士淑女の熱狂的なファン~??
~が一堂に集まった様なスカラ座に遭遇するのは久々~☆★ 

然しお目当てが有名☆歌手 ⇒ アンジェラ:ゲオルギュ?? 未だ人気あったとは
想定外~と云うか意外だった~!!@!! 終演後、ホールに並ぶ観客の列~情報収集家
として無視出来ず『 何か有るんですか~?? 』 ⇒ 『 アンジェラ・ゲオルギュの
サイン会です~』『 エェェッ!~未だ☆だったの~???』 驚きと共にすかさず
『 グリゴロもですか~?』『 ノン! ソロ・ゲオルギュ~!!』 ノン・グラッツェ~!X! 
チャオ~!! アリヴェデルチ~!! ボナセラ~!! >>> 早々に引き揚げた~!!

~と云うのも個人的消化不良の原因はゲオルギュ~ 声は特筆するほど素晴らしくは
無いがそれ程~悪くも無い普通の美声~* ~が極めつけは如何にもならないワン
パターンの演技 『 何とかしてェ~ 』と劇場の中で叫びたい~ 幾らヴィオレットを
ショルティに褒められた? とは云え~ 声&美貌だけで有ろう~と思いたい~!! 
あれから15年余りも小手先クネクネ:演技を繰返し~ 若いロドルフォを色仕掛で
誘惑する風~のミミを平然と演ずるのは困ったものである~X▼X  グリゴロも
お気の毒~ 先輩スターに一苦労~フゥッ~??!!!

1994年頃NY:メトで初めて彼女のミミを聴いた時から演技が上達して居ない~
どうにもならない?! ヴィオレッタ風⇒ミミ~は青春物には不似合い~ と云う
個人的見解で等々最期迄、陶酔出来ずに終った スカラ座 ≪ラ ボエム≫!! 彼女の日
だけは避けたかったと云う予想的中~当らないで欲しかったが~ 売出し即完売の
状況で他の日入手困難~トホホ~*v*v 多少の上達を祈りつゝ 一途の希望を胸に
一路ミラノへ~ あぁぁっ~ 残念何も変って居なかった~★
 
御歳87歳巨匠:フランコ・ゼフィレリの演出は素晴らしいが~ 既に骨董的要素は
否めない。 幸運にも演ずる4人の若者の活気溢れる動き&力強い歌唱力に加え
演技派の超美人&美声を備えた:コケティッシュな≫ ムゼッタの存在が最高~♪!!♪ 
古臭い中で活き活きと小道具を活性化させた~若手チームワークに感謝~!!! 

繊細な魅惑の美声を十二分に発揮した ロドルフォ:ヴィットリオ・グリゴロ 初め、
存在感抜群深みのある響きを放つ貫禄のバリトン/バス:マッシモ・カヴァレッティ
等~ 男性陣4人ほぼ相等の力量で青春謳歌する歌唱を披露~!!! マッシモ の
マルチェロ を聴きたかったが~ ショナーも良かった!!! 
 
3大巨匠:ロッシーニ:ヴェルディ:プッチーニ~イタリア人日常生活の中に浸透~
日本の演歌の様な親しみの深い曲だろう~!! 鼻歌交じりに口ずさむ知りつくされた
台詞:メロディー& 物語~ そんな厳しい感性を持つ観客に認められ~ 後押しされる
イタリアン★歌手陣~♪♪ 因みにタクシーで 『 何処の国から~ 何しに来たの~』
と会話が弾み『 オペラ聴きに~』 と応えると鼻歌を歌い出す~ 運転手さんさえも
居る⇒ 脱線~♪♪

愛嬌振撒くヴィットリオ~ 胸を肌蹴て膝間付く挨拶 ≫ 然しやり過ぎでは?! と廻りの
雑音が聞こえて居た。 オランジュの様な開放的エンタメ劇場と観客層も違うケース
バイ・ケースも考慮しないと~ 飽きられそうな気配も感じた~** 

今回はゲオルギュの無駄な動きに翻弄され~?! 従来の感情移入の美声&演技の端々に
感じられる繊細な感性が損われたのが惜しい~* 最後に悲しみを深く表現する様に
寝台の脇でひれ伏し顔を沈め 静に肩で悲しみを演じた後ろ姿が印象に強く残る*@* 

平土間一列目の左端~ 最近は老眼が強度進行の為?! 最期の一枚だったとは云え
被り付きで観劇出来る席を得た事は演技好みにとって幸運だった~!!! 表情:表現力
豊かな ヴィットリオの様な役者は特に目が離せない~♪♪ まぁ今回はゲオルギュの
ワンパターン演技が目に付く裏目も出たが~** 早速:ロンドンのロンディーヌは
遠慮とキャスティング:チェック~ 何と既にグリゴロ:キャンセル~△*@*@* 

12月のミュンヘン:アナ・マリア・マルティネスとの共演は、絶対素晴らしいミミ
感動的な舞台を期待出来るがドイツでは既にアイドルのヴィットリオ~ チケット
入手困難だろうと意気消沈~!!! 隣席の独女性~ミュンヘンから30人のツアーで
グリゴロを聴きに来た~と興奮して一列目ながら双眼鏡を離さず観劇~!!

   ****************************************************

2012年10月8日 ミラノ:スカラ座≪ラ・ボエム≫
★指揮:Daniele Rustioni / 演出:Franco Zeffirelli / 衣装:Piero Tosi
ルドルフォ:Vittorio Grigolo / ミミ:Angela Gheorghiu
ショナー:Massimo Cavalletti / マルチェロ:Fabio Capitanucci
ムゼッタ:Ellie Dehn / ブノワ:Domenico Colaianni    

ダニエレ リュスティオニ 若干29歳と云う若手指揮者 スカラ座デビュを飾った
叙情的繊細な音色を漂わせ ミミの最期 ヴィットリオが涙する劇的なシーン
静かに奏でる演奏が印象深かった。
  。。。。。。。。。。。。。。。。

2012年7月7日 プロヴァンス:オランジュ ≪ラ・ボエム≫
★指揮:Myung Whun Chung / 演出:Nadine Duffaut / 衣装:Karita Duflot
  ロドルフォ:Vittorio Grigolo / ミミ:Inva Mula
  マルチェロ:Ludovic Tezier / ムゼッタ:Nicola Beller-Carbone

☆色々観たがやはり総体的にはこの公演が好き ≫ キャスト:演出&舞台~ 特に
衣装は印象派独特の光と影 ≫ オギュスト・ルノワールの絵画から脱け出た様な
【ストライプ】ポンポン釦のアクセント~ 時代背景を想像させるロマンティック
な雰囲気を醸し~☆ インヴァ・ムラの薄幸な可憐さ~ 乙女の恋心~ 病に侵され
つつも周りを気遣い旅発つ~ ミミの儚い運命がひしと感じられた~** 
静寂の闇に取り残された若き詩人の切なさが胸を打つ~ ロドルフォの心境を汲み
とり静かに去る仲間~ 爽やかな美しい青春ドラマ ≪ ラ ボエム ≫ 終演と共に目頭を
押さえた感動の夏の想い出~*★*

   。。。。。*。。。。。。。。。。*。。。。。。。。。。*。。。。。

1985年5月24日  ロンドン:ROH ≪ ラ ボエム ≫
★指揮:Silvio Varviso / 演出:John Copley
ロドルフォ:Denes Gulyas / マルチェロ:Gino Quilico
ミミ:Ana Maria Gonzalez / ショナー:William Shimell
ムゼッタ:Nelly Miricioiu /ブノワ:Brian Donlan

☆1974年の演出とか~当時、プラシド・ドミンゴ&カティア・リチァレリ~他に
トマス・アレン:ペーター・グロソップ等、蒼々たるメンバーが共演~*☆○
こんなメンバーで聴きたかった~ きっと素晴らしかっただろうと思い及ぶ~!!!☆♪♪

☆出張者の 【 ロンドン:バイ:ナイト~バスツアー】 を謹んで辞退させて頂き~
 ジ-ノ~の名に惹かれ~ ROHへ直行~ 美声に浸った 2 時間余り~♪♪

1986年7月11日 パリ:ガルニエ ≪ ラ・ボエム ≫
★指揮:Uwe Mund / 演出:Gian-Carlo Menotti / 舞台&衣装:Pierluigi Samaritani
ロドルフォ:Giacomo Aragall / ショナー:Michel Philippe
ミミ:Ileana Cotrubas / マルチェロ:Giorgio Zancanaro
ムゼッタ:Michele Lagrange

☆コトルバスの可憐な儚さも涙を誘った~ 声:演技共に素晴らしいミミそのもの~
オペラファン・デビュータントの頃~ 巴里で巴里を舞台にした物語~と云う演目に
感動もひとしおだった想い出が脳裏をよぎる~!!

☆アラガルは舞台に立つ前に一杯飲まないと上がってしまうと云う噂も耳にした
シャイな方、シャンソン歌手:ジルベル・べコ-も同じ噂を聞いた~が活躍する
外見からは想像出来ない、繊細な感性の持ち主が多いのだろう~*@*

****@********@*********@*********@*********@*****

1990年9月24日オープニング& 28日 NY:メトロポリタン≪ ラ ボエム ≫
★指揮:Christian Badea / 演出&舞台:Franco Zeffirelli / 衣装:Peter J Hall
ロドルフォ:Placido Domingo / マルチェロ:Brian Schexnayder
ミミ:Mirella Freni / ショナー:Richard Cowan
ムゼッタ:Barbara Daniels / ブノワ:Renato Capecchi

☆ドミンゴ&フレーニのキャリアコンビ~ 演技&歌唱に自然な感情移入が感じられ
頬を伝う滴を拭う~ 感動の公演~!!! 初めて経験するメト・オープニングと云う
豪華な雰囲気の中~感激に浸った素晴らしい一夜~!!! 

☆ゼフィレリ演出は意外とスカラ座と共同企画が多いが~ メトでは浪費演出と
呼ばれスカラ座より派手さを増した~ ミミが息絶える部屋が舞台より少し高めに
設定され~巴里の屋根裏部屋の雰囲気が良かった。 スカラ座より少し明るめで~
窓からさす光が上手く演出され~ 原作の忠実さを感じさせた~☆
  ------------------------

1994年 ミラノ:スカラ座 ≪ ラ・ボエム ≫
★指揮:Gianandrea Gavazzeni / 演出:Franco Zeffirelli / 衣装:Piero Tosi
ルドルフォ:Roberto Alagna  マルチェロ:Stefano Antonucci
ミミ:Mirella Freni / ショナー:Nicolai Ghiarov

☆出張中に天井桟敷一列目に潜り込んで聴いた~ ロベルト・アラニャの評判が
出始めの頃~ どんな歌手か情報も無く~ 然しながら声は上階まで通らず~ 個人的
には物足りない歌唱に多少失望~と共に興味は湧かなかった~* 

☆此の時は、フレニ&ギアロフを聴きたくて飛び込んだが~ 流石の歌唱力持続の
フレーニ & ギアロフ の存在感抜群~ 遥か遠い舞台~ 聴くだけだったが~*☆*

1993~4??年 NY: メト ≪ ラ・ボエム ≫
☆ミミ:Angela Gheorghiu のメト・デヴューの頃、演技をしている印象だけは
覚えているが~ 何も残らない日だった~!! NY在住:ジュリアードの学生だった
友人は『誰かのヴィデオを観て演技を真似て居るんでしょうネ~ 声も通らない~』
と鋭い分析~!! 専門的な事は良く解らないが自然体好きな直感型~模倣の演技は
一目瞭然~◆ 
  ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

2001年11月某日 巴里:バスティーユ ≪ ラ ボエム ≫
★指揮:Daniel Oren / 演出:Jonathan Miller
ロドルフォ:Roberto Alagna / マルチェロ:Ludovic Tezier
ミミ:Angele Gheorghiu / ショナー:Stephane Degou / ムゼッタ:Elena Evseeva

☆この公演~ 演出は好きだったが演技力皆無の自己中&自己満カップルに苛立ち~
一幕で席を離れ~ 帰宅途中のバスがシャトレ劇場傍を通り掛った際に思い出した
ダブルブッキングのチケット~ 運良く休憩の終る時間に遭遇~ と云う訳で~
後半は、ワルトラウト・マイヤーのピアノ伴奏リートで美声に酔いしれ~♪♪ 
ストレス解消して無事帰宅~~ホッ♪★♪

☆オペラファンの仏友人も同日では無いが~ 此のカップルの演技に苛立ち其れ以来
聴く気がし無い~と。。 70年代ガルニエで~ドミンゴ & フレニのコンビを聴いて
良い想い出が壊れない様~ 十分中身を吟味して出掛けるとか ⇒ 同感~!!☆!!

     ***********************
果てさて~ 如何云う訳か~ グリゴロ君キャンセル続出~??!! 2月のバルセロナ
≪ホフマン物語≫⇒【ホ不満物語】チケット⇒ ダストシュートへ~トホホ?! 幾ら
曲が好きとは云え~ナタリ・デッセィ夫妻で ヴィットリオ不在 ≪ ホフマン物語 ≫を
バルセロナ迄、出張観劇する気は毛頭無い~X@X@X 
 
7月ロンドン ≪ ロンディーヌ≫ シャルル:カストロノ-ヴォに譲り~?? 問題無し
チケット売出し前で救われた~ホッ!!

5月ウィーン ≪ トラヴィアータ ≫ は未発表~? ロンドンで振られたアルフレッドは
是非聴き度いが~ 如何なる事やら~~??!! 
 
代りにと云うか~ 派手なイベント好き~?! 未だ一年足らずの追っ掛けで勉強不足
良く知らないが~ ドレスデン≪バル≫とか~ ≪ホフマン≫振って~?! イベントで
世界を駆け巡り勉強不足~?? 又はオペラで声を酷使し無い方が良いとの判断~??
周りに専門家揃い~?! 叔父さん元テナー~?! お父さん歌手~?! (インタヴュー談)

高い代償~?? 先行投資は慎重に~と云う教訓か~?! 然し魅力的な声との出逢いを
求め旅は止らない~!! どなたかの様に 『 なんにも云えネェ~ 』 のかな~△○▼□X

nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

影の無い女★スカラ座~♪♪♪ [ミラノ.it]

≪影の無い女≫ 終って見れば皇后の夢物語~??!! スカラ座の新演出は勿論
ブーイングの嵐に晒され [ 関係者] ⇒サクラは一生懸命ブラボーを発して居た !!

いつもの様な俗悪では無く モダンと云えばモダン~?! まぁどちらかと云えば
ブーイング支持派~?!! 何しろベッド中心に事が運んで居る≫≫ 
エミリ・マギーは既に夢遊病者か 妄想乙女と云う演技を観た事がある~♪☆♪
ドイツ人が安易に物語をデフォルメする方法として採用する『終って見れば夢』
だった風が好きなのかも~?!! 創造性が無く単なる想像 ?? 単純に~??!!

演ずるのが如何云う訳か?? 又しても ソプラノ:エミリ・マギーと云うのも
笑ってしまう~♪☆♪ ベッドが主要デコレーション( 舞台装置) 其処で悪夢に
うなされながら寝て居る皇后:マギー 夢の中には化身:カモシカ~伝令の鷹
物語の登場動物が全て仮面を冠って現れ~ 絶えずベッドの周りを彷徨い
皇后を脅かす~♪♪ 乳母も黒い羽を背に付けて皇后を取り仕切る~~♪ 是等、
舞台で起る全てを舞台に出ずっぱりの皇后:マギーが演じながら第三者的に
見届ける ≫≫ 皇后:マギーの夢物語に終始する~ めまぐるしい回転舞台~??!!

幸い声量抜群の歌手揃い~ボリューム全開で聴かせた圧巻~♪☆♪ 
悪くは無かった~ 皇帝:ヨハン・ボータ、皇后:エミリー・マギー、バラク:
ファルク・シュトルックマン、乳母:ミカエラ・シュスター、難を云えば
バラクの女房:エレナ・パンクラトファが 我物顔に~ありったけの声を張り
上げて居た事位、然し下品な染物屋の女房と云う点ではバッチリだったので
好演と云うべきか~!??!

急遽ビシュコフの代役としてオケを鳴らした若手指揮者:マーク・アルべリッヒ
力任せに振って観客を唸らせ [ ブラボーの嵐 ] を呼んで居た~♪♪ 
然し冷静に聴くと、この曲は圧巻の歌手に負けじと力任せに振る曲かな~??!! 
演出が単なる夢物語のエンタメにすり替えられ~ 音楽的にも情緒や繊細さを
要求するのは無理な話だろうか~~??!!

≪影の無い女≫ 長い物語の中に試練:教訓:天と地~ 色々な思惑と駆け引きが
≪影を得る為≫ に影を潜めて居る ☆★ 故 ジェゼッぺ・シノポリ指揮で聴いた
初めての舞台 @ ウィーンフィルの一音一音の美しさ~ ハープの奏でる~
ポロン~♪ ポロン~♪ とこぼれ落ちる水の滴り~ 滴を感じさせる音色が何とも
言えず印象深く心に残る物語の内に秘められた美しい曲に陶酔~[曇り][曇り]
シュトラウスの中でも想い出深い好きな曲である~♪☆♪♪ 

其々が我が身を振り返り自我を捨て愛する人を想い身を投じる覚悟を語り
試練に打ち勝ち全てが許され幸せの喜びに浸る~ 最期の四重唱は壮麗な
輝きを放つ ♪♯♪ ウィーン:シュタツオパー≪再建50周年記念ガラコンサート≫で
この四重唱を聴いた時~ 終了と共に思わずブラボーを叫んでいた~♪★♪ 
ウィーン出身の指揮者:フランツ ヴェルセール-モストの振るシュトラウス~
曲を理解した美しさが伺えた~♪♯☆ 昨年9月に≪アラべラ≫を聴いた時も
感動した~☆♪★♪

美意識欠如~繊細さの感じられなかった~エンタメ公演:皇后の夢物語
≪影の無い女≫ 個人的には少々残念な~シュトラウスに終った。。。 
エンタメ好きを自称しては居るけれど~ 時には頂けないエンタメも~♪♪

シュトラウスは甘い香りのほとばしる≪薔薇の騎士≫ 大好きな女性三重唱 
官能的魅惑溢れる ≪サロメ≫ そしてロマンと神秘的要素を秘めた繊細な
美しさの ≪ 影の無い女 ≫ 然しそんなデリカシィを感じられない舞台に、
現代人のシュトラウス解釈と自身の隔たりを 感ぜざるを得なかった ♪♯♭★

爆音を立てて演奏する中~ 大声を張り上げて歌い~ 繊細な感性が失われて
行くオペラ~ 進化するオペラとはこう云うものか??!!~と自問自答する
一幕、二幕、三幕~と減って行く観客の心情を理解した。 本当に音楽を
愛する人々~特にスカラ座の新演目:公演初日アボネ(常連観客)~ ご年配の
メロマン(音楽愛好家)が多い中~ 納得出来ずに去り行く観客に想いを馳せる!!♪!!

ヴェルディ、ロッシーニの国、イタリアでシュトラウスを理解されるのは難しい
と云う声も聞くが古くからの歴史を写真入りで紹介する為、超ヘビーのスカラ座
プログラムを観ると上演回数も多く~ 大物演出家:歌手陣~イタリア人が
シュトラウスを理解し無い~ 好みでは無い~と云う問題では無いだろう~♪♪ 
デリカシィの欠如した演出家の勝手な解釈に因る現代演出~ デフォルメされた
公演を好む愛好家が少ないと思うべきでは無かろうか~~!!!

   ~~~~~^~~~~~~~~~~^~~~~~~~~~~^~~~~~

2012年3月11日 ミラノ:スカラ座 ≪影の無い女≫ 
★指揮:Marc Albrecht / 演出:Claus Guth
皇后:Emily Magee / 皇帝:Johan Botha / 乳母:Michaela Schuster
バラク染物師:Falk Struckmann /バラクの女房:Elena Pankratova

☆演出家:クラウス・グッスはハンブルグ・オペラのリングを手掛けて
居るが俗悪な演出で シュトルックマンのヴォ―タンも残念ながら聴きに
出掛ける気にならず謹んでお断り~ 今回も予想して居たが案の定、
好むタイプでは無かった。 

☆エミリー・マギーの夢物語は、ベルリン:シュタッツオパーのクップファ―
演出 ≪ ローエングリン ≫で既に経験済み~ あの時も死んだ筈のテルラムンドが
最期に オルトルートと二人で血の付いた白鳥を持って現れた~★
【夢遊病エルザ】 と 揶揄された演出を思い出す。。。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1996年12月15日 ベルリン:シュタッツオパー ≪ローエングリン≫
★指揮:Daniel Baremboim / 演出:Harry Kupfer
 ローエングリン:Peter Seiffert / エルザ:Emily Magee
テルラムント:Falk Struckmann / オルトルート:Debrah Polaski

☆このクプファー新演出の初日、テルラムントのシュトルックマンは杖を
付いてご登場『へェ~今回は杖を付いたテルラムントを演出か~』と 何の
疑問も抱かず 演出と信じ込んで観て居た。 休憩時間に隣席の女性が
『シュトルックマン怪我して居るが~歌うと書いて有りますね 』と言われ
読めない印刷物に目を通したが~ 怪我を感じさせない演技に感心した

☆≪エルザの妄想≫の為、箱入りの [ ローエングリン ] がお気の毒だった[涙]

 
1998年1月14&17日ベルリン:シュタッツオパー≪ローエングリン≫
★指揮:Daniel Baremboim / 演出:Harry Kupfer
ローエングリン:Stig Anderson / エルザ:Emily Magee
テルラムント:Falk Struckmann / オルトルート:Deborah Polaski

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

☆同劇場で同クップファ演出 ≪彷徨えるオランダ人≫ も【夢見るゼンタ】?!! 
この演出も舞台に出ずっぱり~ 額を抱えた夢見るゼンタだった~~!!!☆!!!

2001年4月8 & 15日 2002年3月24日 ベルリン:SOB ≪ 彷徨えるオランダ人 ≫
★指揮:Daniel Baremboim / 演出:Harry Kupfer
オランダ人:Falk Struckmann / ゼンタ:Anne Schanewilms / 
ダラント:Robert Holl

  ~~~~♪~~~~~~~~♪~~~~~~~~♪~~~~~~~~♪~~~~

1999年12月19日 ウィーン:シュタッツオパー ≪影の無い女≫
★指揮: Giuseppe Sinopoli / 演出:Robert Carsen
皇后:Devorah Voigt / 皇帝:Johan Botha / 乳母:Marjana Lipovsek
バラク染物師:Falk Struckmann / バラクの女房:Gabriele Schnaut

☆ 故シノポリ指揮も色々聴いた 好きな指揮者のひとりだった 亡くなる
ほんの数年前の 公演だったが、非常に若くしてこの世を去り残念[涙]
あの繊細な音色をもっと聴きたかった[耳] バイロイトの≪オランダ人≫ も
良かった~[演劇]

☆シノポリ:指揮 & 演出:カルセンに加え抜群の歌手陣~と全て揃った
素晴らしい公演だった。心に残る感動の舞台は本当に少い~ カルセンの
演出もウィーン & パリで色々な演目を観たが、20世紀後半ではグラハム・
ヴィックと並んで好きな演出家~ ★☆ 

歌手陣も、デボラ・ボイト:皇后 & 皇帝:ヨハン・ボッタのカップルは、
良く伸びる素晴らしい美声[るんるん] ドラマティックな シュトルックマンのバラク
& 女房:ガブリエル・シュナウト の組合せも声の相性が良く経験を積んだ
貫禄有る 歌唱の乳母:リポシェック~ 是だけ全て揃う公演に巡り合うのは
中々難しい~♪♯★♭♪♯★

2000年5月14日 ウィーン:シュタッツオパー ≪影の無い女≫
★指揮:Giuseppe Sinopoli / 演出:Robert Carsen
皇后:Deborah Voigt / 皇帝:Ben Heppner/ 伝令:Wolfgang Bankl
バラク染物師:Falk Struckmann / バラクの女房:Gabriele Schnaut
乳母:Jane Henschel

2000年12月16&25日ウィーン:シュタッツオパー ≪影の無い女≫
★指揮:Simon Young / 演出:Robert Carsen
皇后:Susan Anthony / 皇帝:Johan Botha / 伝令:Wolfgang Bankl
バラク染物師:Falk Struckmann / バラクの女房:Deborah Polaski

2005年11月5日 ウィーン:シュタッツオパー≪再建50周年記念ガラコンサート≫
★指揮:Franz Welser-Most ≪影の無い女≫ :3幕終盤 コンサート形式
バラク染物師:Falk Struckmann / バラクの女房:Deborah Polaski
皇帝:Johan Botha / 皇后:Ricarda Merbeth

☆大好きな四重唱 @ ヴェルセー-モストのシュトラウスは~指揮しながら
陶酔している様に振って居るのが良い~ オケ脇の指揮者が良く見える席で
聴いた事が有るが~~[耳][目][るんるん]
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽
- | 次の10件 ミラノ.it ブログトップ